Dimidium + 木星文庫 DimidiumB
楽しくゲームを作ろう! 「COOKPOT!」、「expedition」、「のっぽの金づる」、「FakeLover!」などのゲームを制作/発売しました。 企画からアート、制作まで独自に開発します。 (ゲームマーケット2023春にはサークル「木星文庫」も合同ブースとして参加します。)
ブログ一覧
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- 木星から挨拶を伝えます。
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 夜明けの飛行機で木星に戻りました。 一つ一つ折りたたんで組み立てた「木曜日だった者」が、 言語の壁を越えて他の世界のゲーマーに届いたことに、感慨深いものがあります。 楽しさ、感謝、申し訳なさが入り混じったこの複雑な気持ちをどう表現したらいいでしょうか。 ビッグサイト、海の向こう、宇宙の辺境、そこがどこであれ、 それぞれの場所でこの巨大な祭りを一緒に楽しんだ、 そして今も楽しんでいる皆様に心より感謝申し上げます。 「その次」の答えを見つけるのはいつも難しい問題ですが、 今日は今日の貴重な体験に集中したいと思います。
- 2023/5/16 12:37
- Dimidium + 木星文庫
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- 刻々と繰り広げられるイベント
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった者」では、ミッションに成功するたびに、 公開されている4種のイベントの中から1つを選択して獲得することができます。 イベントの効果はタイプによってすぐに適用されたり、 好きな時点で1回適用されたり、 ゲーム中ずっと適用されることもあります。 すべてのイベント効果はアイコンによって要約されており、 原作小説をアレンジしたフレーバーテキストを読むのも楽しみの一つです。 多数のイベントカードは原作小説「木曜日だった者」から多くのインスピレーションを受けましたが、 他の小説からインスピレーションを受けたカードも存在します。 例えば「入れ替わった人格」と「錆びた歯車」はそれぞれウェルズの小説「故エルヴシャム氏の話」と「タイムマシン」、 「幸運のカード」はプーシキンの小説「スペードの女王」に対するオマージュです。 小説「故エルヴシャム氏の話」で、 主人公は老紳士からすべての遺産を譲るという甘い申し出を受けます。 申し出を受け入れた彼は、紳士から渡されたピンク色の粉を食べた後、予想外の体験をすることになります。 映画「ゲット・アウト」を彷彿とさせる結末が魅力的な作品です。 ゲーム内の「入れ替わった人格」は、プレイヤーのエージェントを別のエージェントと交換できる効果です。 小説「スペードの女王」で主人公は不当に手に入れた秘技を利用して2度の賭博で勝利しますが、 3度目の賭博では勘違いあるいは呪いのため敗北し狂ってしまいます。 ゲームの中の「幸運のカード」はこれを反映し、 ターンごとに最大2回までサイコロを再び振ることができる効果を提供します。 ただあなたにだけ許された機会だから安心してサイコロをもう一度振ってください。 ただ、その結果が以前よりさらに悲惨になる可能性があるという点は肝に銘じてください。 詳しい情報はリンクから確認できます。ゲームページ
- 2023/5/11 12:39
- Dimidium + 木星文庫
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- 『うちの豚の貯金箱を盗んだ!』のルールブックを公開します。
- 2023年東京ゲームマーケットまであと一週間です。 多くの方が我が家の豚貯金箱を盗んだボードゲームを予約してくれました。 ありがとうございます。今日はボードゲーム「我が家の豚貯金箱を盗んだ」のルールブックをご紹介したいと思います。 日本語/英語/韓国語のルールブックがゲームに含まれています。 我が家の豚貯金箱を盗んだ 2-6人 | 5-15分 | 難易度 簡単 我が家の豚貯金箱を盗んだという器用さと瞬発力が必要なパーティーゲームです。 コインを使って誰よりも早く甘いおやつを購入し、小銭を少なめに残す方が勝ちです。 (デザイナーのコメント: 思ったより小さな子供や家族連れのプレーヤーに人気がありました。 教育としてゲームを活用することは好みませんが、子供たちに数字とお金の概念について簡単に教えられるという評価がよく聞かれます。) -------------------------------------------------------------------------- 画像と一緒に簡単なルールの説明をします。 ルールブックをご覧になりたい方はスクロールの下に添付しておりますので、どうぞご確認ください。 -------------------------------------------------------------------------- それぞれポケットとすべてのコインを種類別に4つずつ持って行ってください。 コインをポケットに入れ、やたらと混ぜます! カードは15枚だけ混ぜて真ん中に置けば準備完了! 最近おやつを食べたプレイヤーがカード1枚を公開します。 公開されたカードの価格だけコインを取り出して、全部取り出したら誰よりも早くタッチ! 最も早くタッチしたプレイヤーがカードを取得します。 価格よりコインを多く払った場合は、差だけお釣りをもらいます。 ただし、おつりコインの個数が6個以上ある場合はおやつを購入することはできません。 上記の手順を繰り返しながら、カードが切れるまでゲームを行います! 今回一番早くタッチしたプレイヤーが次のカードを公開するプレイヤーになります! ゲーム終了時にコインの数が少ないほど、より多くのボーナス点数が得られます。 -------------------------------------------------------------- 以下はゲームに同封されたルールブックです。 ルールについてのご質問やご意見がございましたら、@dimidiumBアカウントまでDMをお願いいたします。
- 2023/5/5 12:43
- Dimidium + 木星文庫
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- CDを焼く夜です。
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった者」には、CD形式の参照表が同封されています。 ゲームのキーポイント情報をいつでも簡単に確認できる用途ですが、 見ているとどんどんCDプレーヤーに入れてみたいと思うでしょう。 それならいい考えです。 木星文庫はゲームと同じくらい音楽にも本気だからです。 (ただし、映像にはあまり本気ではありません。) 参照表CDを再生するとBGMが聴けます。 楽しいものをできるだけ混ぜていくと、 たまには新しい楽しみが生まれることもあると思います。 初めて焼いたCDを木星の隠れ家で再生してみましたので、 以下の映像を一緒にお楽しみいただければ幸いです。 最初の曲のタイトルは「Let's go」です。 混沌のロンドンへ、一緒に突入しませんか? 詳しい情報はリンクから確認できます。ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/4/29 23:47
- Dimidium + 木星文庫
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- 「木曜日だった者」の予約受付を開始しました。
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 厳密には予約はすでに受け付けていましたが、生産が完了しておらず、正式に告知できていませんでした。 生産を終え、直接製品の完成度を確認しましたので、安心して予約受付をご案内いたします。 「木曜日だった者」はDVDケース2つにゲームとOSTが一緒に入っています。 テーマにふさわしく、まるで映画のような、あるいは一冊の長編小説のような感覚を与えたかったのです。 ただ木星文庫の旧作よりかさばる関係で、木星から東京まで持ち帰れる数量が限られています。 そのため、現場で販売する数量は少ないと思います。 もし購入をご希望でしたら、予約しておくことをお勧めします。 ゲームマーケットの楽しみは、購入や販売だけでなく、ゲームを媒介とした出会いにあると思います。 ゲームを購入しなくてもいいので、お気軽に「コ26」ブースに来てサンプルをご覧ください。 挨拶を交わすだけでも木星の人には大きな喜びですからね。 詳しい情報はリンクから確認できます。ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/4/24 22:41
- Dimidium + 木星文庫
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- 今日はコーナーカットの重要性を学びました。
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 何度もサンプルを印刷した末、最終的にカード生産を控えています。 カードのコーナーカットの結果が気に入らなくて悩んだ末、自分で切り取ることにしました。 とがっていたカードのコーナーが丸く切られていくたびに感じられる奥ゆかしい快感! (でも面倒です…) コーナーカッターを購入して使用しました。 今年私が購入したものの中で一番役に立つと思います。 いや、この世のためには自分より役に立つくらい··· それでは、さらに滑らかになった木星からまたご挨拶をお伝えします! 詳しい情報はリンクから確認できます。ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/4/21 15:38
- Dimidium + 木星文庫
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- 「木曜日だった者」のルール説明書を公開します。
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった者」のルール説明書を公開します。 気軽に読んでいただければ幸いです。 木星の人は日本語が苦手なので、不器用な表現があるかもしれません。 少しでもご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。 英語の説明書も現在翻訳中です。 ルール説明書(日本語) / rulebook(ENG) 詳しい情報はリンクから確認できます。ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/4/14 23:11
- Dimidium + 木星文庫
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- 幻想の中のヴィクトリア朝
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった男」に登場する5人のエージェントは、それぞれの得意分野を駆使してロンドンを混乱に陥れます。 「憎しみだけを活力の源にしているようだった。」 「月曜日」は火炎のように赤いマントを巻いた人物です。 彼はロンドンに純粋な火の洗礼を下すつもりです。 画像はFord Madox Brownの作品をら借用しました。 「すべての陰鬱なものからもたらされたあの暗い形状。」 「火曜日」の毛皮のコートにはいつも黄色い爆薬の粉が付着しています。 爆音が鳴り響く場所で彼の後ろ姿を見つけることができるでしょう。 画像はWilhelm Trübnerの作品をら借用しました。 「一時、自分の奴隷たちを所有した王だったのだろう。」 「水曜日」が羽織るローブの中には、強烈な香りのする緑色のボトルがいっぱいです。 彼が差し出すボトルを受け取るのは決して良い考えではありません。 画像はJoanna Mary Boyceの作品をら借用しました。 「それは松葉杖で地獄の底を引きずっている音だった。」 「金曜日」の青いドレスは鮮やかに目立ちます。 それは一種の警告色なので、彼の銃弾が届かないほど遠くに逃げたほうがいいです。 画像はJohn Everett Millaisの作品をら借用しました。 「刻一刻大きくなるあの鳥肌の立つ笑顔を見ろ。」 「土曜日」の紫色の仮面の下を覗き込むのは無駄なことです。 一つの仮面の下には、別の仮面が無限に隠れているからです。 画像はWilhelm Trübnerの作品をら借用しました。 「木曜日だった者」はヴィクトリア朝の後期を時代背景とし、 その雰囲気を生かすために、当時描かれた約40点の絵画作品を借用しました。 既存の作品を別の文脈の中で借用することは常に慎重にならざるを得ませんが、 作品への敬意と美しさを一緒に盛り込もうとした努力が伝われば幸いです。 時代の魅力を反映したアートワークとともに、 ロンドンの混沌をお楽しみいただければ幸いです。 では、こっそりあなたのエージェントカードを確認してください。 詳しい情報はリンクから確認できます。ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/4/10 18:06
- Dimidium + 木星文庫
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- 今日は何曜日ですか?
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった者」では、プレイヤーは怪しい秘密結社に 自分が担当するエージェントを潜入させます。 結社は、各曜日にちなんで名付けられた7人のエージェントで構成されます。 このうち「日曜日」はアナキストを代表する総裁、「木曜日」は秘密警察です。 したがって、プレイヤーの秘密エージェントは 「月曜日」、「火曜日」、「水曜日」、「金曜日」、「土曜日」のいずれかに決定されます。 秘密エージェントの正体は、そのプレイヤーだけが知ることができます。 それぞれのエージェントは自分の色と対応する属性を持ち、 プレイヤーはこれらの属性をサイコロと組み合わせてミッションを解決します。 例えば「水曜日」は毒薬を使った毒殺の達人、「土曜日」は仮面を使った変装の達人です。 ミッションごとにそれぞれ異なる属性を要求するので、 プレイヤーは限られた条件の中で最適なエージェントを活用しなければなりません。 ターンごとにプレイヤーは現在の日付の曜日に対応するエージェントを1~4マス分移動させ、 エージェントが移動したマス数だけ日付ディスクも移動させます。 こうして移動した日付ディスクの位置によって、 次のターンのプレイヤーが移動させるエージェントが決まります。 エージェントは移動時に他のエージェントを1人連れて一緒に移動することができます。 このような移動条件がゲームで解決すべきパズルの核心です。 ミッションを解決したエージェントは当局の注目を集め、監視数値が上昇します。 エリアマジョリティで同点の場合、秘密エージェントの監視数値を比較することになるので、 プレイヤーは自分のエージェントの監視数値を低く保つほど有利です。 つまり、自分のエージェントを隠して相手のエージェントを推理することで勝利に近づきます。 推理の手がかりはターンごとに発生する数々の選択の瞬間です。 プレイヤーは相手の行動を観察し、 それがなぜ相手にとって最善の選択なのかを見抜く必要があります。 これに集中していると、自分のターンを待つダウンタイムも自然に埋まっていきます。 原作小説を反映して、それぞれのエージェントを 描写したフレーバーテキストもちょっとした楽しみです。 小説の主人公「木曜日」は、エージェントたちに初めて会ったとき、 その奇妙な容姿にまるで悪魔を見たような恐怖を感じます。 しかし、恐怖を乗り越えて彼らの素顔に直面した後、 自分が感じた恐怖が偏見と無知による虚像であったことに気づきます。 さて、あの怪しいエージェントの中で、このゲームであなたと対決すべきは誰でしょうか? 恐れを捨てて集中してください。 彼らも同様にあなたを密かに観察しているはずです。 詳しい情報はリンクから確認できます。 ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/4/4 22:24
- Dimidium + 木星文庫
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- ロンドンの怪物たち
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった者」は、「アナキスト」と「警察」の対立を中心に展開します。 これらは相互に排他的な勢力として、 相手より多くの地域をコントロールするために競争します。 ミッションに成功するたびに各エリアには白または黒のコントロールキューブが配置され、 これらのバランスによってエリアをコントロールする勢力が決定されます。 一方、これらの間には別の目標によって動く勢力が存在します。 まず3人プレイから参戦する「ミダスの手先」は、勢力間の対立そのものを原動力とします。 彼らは色とは関係なく、コントロールキューブが3つ配置された地域をコントロールします。 つまり、「アナキスト」または「警察」と同時に地域をコントロールすることができます。 「ミダスの手先」は時間がゆっくり流れるほどその威力が強くなるため、 時にはミッションを隠蔽したり、日付ディスクを素早く移動させて彼らを牽制する必要があります。 次に「怪しい友人」は4人プレイ時のみ参戦する勢力で、 異なる色のキューブが一緒に置かれた地域をコントロールします。 「怪しい友人」は中盤まで勢力間のバランスを誘導する必要があり、 特殊アクションでキューブの配置を変えることもあります。 これらもやはり他の勢力と同時に地域をコントロールできるため、 プレイヤーの数が増えるほどお互いの牽制も激しくなります。 このように所属する勢力によってプレイの様相が変わるので、 毎回少しずつ違った感覚でゲームを楽しむことができます。 1人プレイの場合、プレイヤーは「警察」になり、 架空の「アナキスト」プレイヤー「グレゴリー」を倒す必要があります。 (もちろん、気分次第で「アナキスト」の味方になって「警察」を相手にしても構いません) 原作小説には「アナキスト」と「警察」以外に第3の勢力が登場しませんが、 私は小説の中の「日曜日」の霧のように曖昧なアイデンティティを 「怪しい友人」という勢力に反映させたかったのです。(なぜか20世紀の少年を思い出しますね。) また、「ミダスの手先」はジャック・ロンドンが書いた同名の小説から借用した名前です。 この勢力はどのような性格でも規定できない資本主義社会の怪物であり、 ゲーム内ではますます大きくなっていくその影響力を通じて存在感を示します。 エリアマジョリティに集中すれば単独で勝利することもできますが、 様々な変数のためにいくらでも同点が発生する可能性があるため、 エージェント管理を無視することはできません。 <木曜日だった者>では、プレイヤーは常にこの点を考慮して最善の選択をする必要があります。 ぜひ、このようなジレンマをできるだけ大きな混沌の中で楽しんでいただければ幸いです。 詳しい情報はリンクから確認できます。 ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/3/30 16:21
- Dimidium + 木星文庫
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- 悪夢への招待状
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 「木曜日だった者」はG・K・チェスタトンが書いた同名のミステリー小説からインスピレーションを得たゲームです。 原題は「The Man Who Was Thursday: A Nightmare」で、 日本には『木曜の男』、「木曜日だった男: 一つの悪夢」などのタイトルで紹介されています。 チェスタトンの代表作である「ブラウン神父」シリーズに比べると、 名前があまり知られていない作品だと思います。 作品のあらすじを簡単に要約すると、次のようになります。 作品を読んでみる予定の方にはネタバレになることもありますので、ご注意ください。 主人公ガブリエル・サイムは詩人であり、ロンドンの秘密警察です。 彼は任務遂行中に偶然の事件に巻き込まれ悪名高いアナキスト秘密結社に新しい「木曜日」として偽装加入することになります。 結社は超人のような容貌の総裁である「日曜日」と各曜日を代表する委員で構成されます。 「日曜日」の意により、他の委員はロンドンに混乱を引き起こすテロ計画を立てます。 主人公は自分の正体がばれることを恐れながらも、密かに爆弾テロを防ぐために孤軍奮闘します。 その過程で「金曜日」が主人公を疑って二人は葛藤を生じさせますが、 結局「金曜日」も秘密警察という事実が明らかになります。 これに対し二人は同志になって他のアナキスト委員を一人ずつ除去していこうと思います。 ところが委員たちを処理しようとする度に決定的な瞬間に相手も秘密警察だという事実が明らかになります。 実は「日曜日」を除くすべての委員が警察だったのです。 勇気を得た委員たちは「日曜日」を破るために作戦を行うが、むしろ市民の攻撃を受け、 自分たちを除く世の中皆がアナキスト勢力になったようだと絶望します。 そして絶体絶命の瞬間、彼らは「日曜日」が過去に自分たち皆を秘密警察に任命した神秘的な高位職ボスであることを知ることになる。 みんなを迎えた「日曜日」はこう尋ねます。「汝らは我が飮む酒杯を飮み得るか?」 作品はサスペンスあふれる展開の末、掴み所のない結末に仕上がります。 これは作品の副題である「悪夢」そのものとも同じです。 初めてこの作品を読んだとき、私はその圧倒的な混沌に強く惹かれました。 そしていつか作品特有の雰囲気を違う形、例えばゲームや音楽で再現してみたいと思いました。 よろしければ、そのような作業を一種の読書感想文と呼ぶこともできるでしょう。 時間が経ち、私はこのように自分が書いた読書感想文をゲームの形で紹介しています。 結局、このゲームの出発は規定可能なメカニズムではなく、規定不可能な混沌だったわけです。 もちろん私は混沌そのものをゲームで具現する自信がないので、 ゲームとしての完成度のために多様な要素を融合しました。 その過程で正体隠匿やレーシングがゲームの中心にもなりましたが、 最終的にはパズル、エリアマジョリティ、推理が中枢的な役割を果たすようになりました。 興味深いのは、開発段階でこのゲームをプレイした複数のテスターからのフィードバックでした。 同じプレーでも完全に相反する方向のフィードバックが共存していたのです。 考えてみると、それはテスターがこのゲームで期待したり見つけたりした 楽しみのポイントがすべて違うからだったと思います。 そのような混沌をきれいに取り除けなかったのはデザイナーとしての私の限界かもしれませんが、 もしかしたらこのゲームの宿命のようなものかもしれません。 さて、小さなファブリックボードの上に再現した悪夢、 あるいは奇妙な夢の中のロンドンに皆さんを招待します。 原作小説の最後の台詞を少しひねって招待状を締めくくります。 「汝らは私が楽しんだこの悪夢を楽しむことができますか?」 詳しい情報はリンクから確認できます。 ゲームページ 取り置き予約も受付中です。 予約
- 2023/3/24 11:49
- Dimidium + 木星文庫
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- ブタの貯金箱を奪われた英国紳士の冷静な復讐劇!
- 木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。 (そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...) 「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。 地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。 木星文庫はゲムマ2023春にDimidiumと合同ブースとして参加します。 とりあえずブースカット提出完了! ブタの貯金箱を奪われた英国紳士の冷静な復讐劇が今始まります。(うそです) 1995年に発見された外界惑星「51 Pegasi b」は「Dimidium」と命名され、 天文学的に「熱い木星」に分類されるそうです。 二つの惑星のお互いに引き下がれない戦いが始まる! (うそです) 熱い木星と冷たい木星が出会い、宇宙的シナジー効果が発生するといいですね。
- 2023/3/1 14:51
- Dimidium + 木星文庫
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