ブラックヒストリー @blackhistory_jp
【頒布作(2023秋) 一覧】
- ・【新作】『ParadiceShift(パラダイスシフト)』
- ・『異世界チート神狼 痛 BestPrice』(パッケージ簡素版)
- ・『異世界チート神狼 1+2ラグナロクedition』(セット)
- ・『パラケルスス:コード』
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【サークル紹介】
我らは秘密結社”ブラックヒストリー”を称す者だ。
汝らの欲望を【ボードゲーム】に落とし込むことを生業とす。
諸賢らの内に眠る厨二心を呼び覚ますことを目標に、日夜暗躍を続けている。
我らの秘儀は先端技術を惜しみなく投下すること。
レーザー加工機を用いて表現されたプロダクトの数々は多くの同志を獲得しているぞ!
ブログ一覧
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- 「スマした顔して中二病!」@我らが黒歴史〜ゲムマ回顧録〜
- 《【我らが黒歴史】とは?》 ・大学生のボドゲサークル【ブラックヒストリー】がゲームマーケットに2年間、参加するなかで得た知見を赤裸々に語る、文字通り「黒歴史」なブログ。新作《ParadiceShift》の宣伝は二の次。(みんな予約してね!) 《前回までの黒歴史!》 ・三者三様、魅力的なボドゲを制作した先輩たち ・しかし現実は甘くない。広報の不足が足を引っ張り、在庫を抱えることに。 ・先駆者(3金、+1ドロー、+1アクション)の失策を目撃した私はどんな策をもってゲムマに臨むのだろうか? 《今年のゼミ生は黒字化してよね》 21年12月上旬。ゲムマ21秋後のゼミにて。ヒゲの先生の私達に対する言葉である。曰く、「暗中摸索だった先輩と異なり、ゲムマの市場調査をしているのだから、一定の成果は出せるものだろう」とのこと。 そんな殺生な。私達に分かった事といえば、ゲムマは通常とは異なる市場原理が働いているということくらいだ。原価ギリギリ、というか、赤字覚悟で頒布する(良い意味で)イカれた競合他社で溢れた市場で黒字化など不可能だ。それも一介の学生風情となれば尚更。もっといえば即売会で儲けるってのも賛否あるのだ。 しかし断るという選択肢はない。なにせこれはゼミ課題だ。単位になる。それを盾に取られた以上、やるしかない。まったく、学生という身分も楽じゃない……。私は頭を抱えることになる。 《心から欲した欲望を形にしませんか?》 時は戻り、21年7月頃。高橋晋平氏(代表作:∞プチプチなど多数)による言葉だ。私達のゼミでは氏を講師に迎え、ボードゲームの制作ワークショップを開催していた。とても贅沢な体験だった。学んだことは無数にあるがあまり他所に公開して良いものかわからないため、一部分だけ抜粋させていただく。氏によれば「自身が心の底から”こういう体験をやりたい””こういう商品がほしい”と思ったモノゴトを同じく欲する人はこの世に1000人はいる。なので、まずは自身の欲望を満たせるボドゲを企画しましょう」という。(たしかそういう意味で仰ったと思うが、なにぶん記憶がはっきりしないので、一部誤りがあるかもしれない) なるほど、とても面白い考え方だ。好きなものであれば、その良さについても造詣が深い。「そのゲームなにが面白いんですか?」と問われても、きちんと理由を添えて答えられる、コンセプトが明確なゲームが作れるだろう。しかし裏を返すと、「自分はこれが好きだ!これが面白い!」と言い切れるナニカがないと企画が進まない難しさがある。果たして、僕はナニを欲し、ナニを好んでいるのか??? その問いへの回答はなかなか見つからない。薄く浅くオタカルチャーを信仰する私にとって、他に代えがたい”欲望”はなかった。 窮地に追い込まれた私は”欲望”を偽ることにした。ゲーミフィケーション(ゲームを通して学習を図るジャンルのこと)を提案。ゲームと学習は市場がありそうだし、先生たちのウケも悪くなさそう。無難で丸い企画だが、悪くはない。……まあ、私が買うかと言われれば首を傾げるが。しかし、赤字は許されないのだから仕方ない。対案も出そうにないし、無難にまとめちゃえ! そうした甘えた考えをもっていた私だったが、横からぶん殴られることになる。欲望マシマシ中二病ボドゲの企画書によって。 《魔法を恥ずかしげもなく叫びたい》 邪王真眼の使い手のような欲望をもとに企画書を書き上げたのは同じゼミの女子だった。(以後、彼女のことは六花さんと呼称す)六花さんは「アニメや漫画のセリフはカッコいい!だけど、それをシラフで叫べばヤバイ奴。だけど、ゲームで中二病セリフを叫ぶことを要求すれば、「そういうゲームだから仕方ないなぁ」という言い訳ができる。シラフで中二病を発散できる!」とプレゼン。その瞬間、私は衝撃を受けた。これを遊んでいる人の顔が想像できたからだ。アニメや漫画は好き。同好の士はいる。だけど中二病な一面をさらけ出すのは恥ずかしい。そんな相手とこのゲームを遊べば盛り上がること間違いなし。これは売れる!だって、私も欲しいもの!!! そこから話は早かった。六花さんの意見に賛同したメンバーは多かった。なにせオタクが多いゼミだ。中二病患者も少なくない。「ならどういう魔法を詠唱すればいい?」「単語は色々あったほうが面白い?」「ターゲットは中二病患者っと」「なら、サークル名はブラックヒストリーで」「安直wでも、わかりやすくていいかも」トントン拍子で決まっていった。いま振り返ると、「サークル名はあと2年は使うのだから、もう少しこだわれよ」とツッコミを入れたくなるのだが。こうして、六花さんの中二病的な願望をもとにして、ボードゲーム制作が始まった。このとき、ボードゲーム制作が友情さえ破壊することを私達はまだ知らない……。 ≪今日の赤裸々≫ 転生勇者の魔術大戦では中二病漢字(例:煉獄、常闇、輪廻転生など)を入れるか否かで一週間、激論を交わした。結局漢字は採用せず終わる しかしその影響でいいことがあった。 英語をカタカナにしただけなので英語圏のユーザーが買ってくれた!どこに商機があるか分かんないものだねぇ。
- 2023/11/22 0:46
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- 「戦う前に終わってた」@我らが黒歴史~ゲームマーケット回顧録~
- 《【我らが黒歴史】とは?》 ・大学生のボドゲサークル【ブラックヒストリー】がゲームマーケットに2年間、参加するなかで得た知見を赤裸々に語る、文字通り「黒歴史」なブログ。新作《ParadiceShift》の宣伝は二の次。(みんな予約してね!) 《前回までのに黒歴史》 ・大学の講義がキッカケでボドゲ沼にハマり、単位を落とした。 ・先輩がゼミ課題でボドゲを制作し、ゲームマーケット2021秋に出展することに。 ・雑用係としてサークル参加した私が目にしたものとは―― 《先輩のゲーム、マジオモロイっす!》 21年10月下旬。先輩たちが完成させたゲームを試遊した際の感想である。一応、断っておくが後輩特有の世辞ではなく本心だ。 先輩たちはゼミのなかで3つのグループに分かれて、各々でボードゲームを制作したらしい。以下、簡単ながらゲームの説明をさせていただく。 【どうしたんだい?オタクくん】 →オタクのあるあるネタを題材にしたコミュニケーションゲーム。 「悲しんでいるゲームオタク」はなぜ悲しんでいるのか、「かきくけこ」など指定された50音を頭文字にしたうえで回答する。 「[か]きんで大爆死」みたいに。もっとも納得のいった解答ができたものが勝利! 【おつかいWARS】 →誰よりも早くおつかいを完成させるゲーム。 マップ上で必要な分だけお小遣い稼ぎをし、お家に持ち帰れ! お店で買える妨害アイテムの使い方が勝利を分ける。 マップボードがフェルト生地であり手触り抜群で所有感が満たされる。ちなみにゲムマ頒布時はミープルを選択できた。 【COUNT!】 →ひつじ、ひつぎ、しつじ。イイ間違えそうなワードを正しく処理する反射神経ゲーム。 カードをめくり描かれているお題の絵を数えて誰よりもの先に叫べ! ひらがな、カタカナ、漢字が混ざると大混乱! 文字にすると簡単そうだが、一筋縄ではいかない。言い間違えると不思議と笑っちゃう。 なるほど、1年の制作期間を投じた自信作というだけある。いちボードゲームプレイヤーとして、金を払って遊びたい。そう思わせるクオリティ! これは勝ったな、風呂入ってくる。 となればよかったのだが……。 回想から始まった以上、負けフラグである。 最近の呪術廻戦がそれを教えてくれているだろう? 《値下げしよっか》 土曜日、13時頃。ブースに蔓延る重い空気に耐えかねた先輩がボソッと呟いた言葉だ。 その視線はテーブル下に押し込まれた段ボールに向いていた。 これ以上語ることがあるだろうか?いやない(反語) もっともブースを訪れて話を聞いてくれた参加者の反応はとても良かったと記憶している。 《ゲムマ当日は当日にあらず》 ゲムマ21秋が終わった日曜日。新橋の居酒屋で先輩のひとりがこぼした台詞だ。 あまりに印象的だったのでたまに夢に見る。 ゲームマーケットには500を超えるサークルが出展し無数のボドゲが頒布される。どんなに良いものを作ったとしても埋もれてしまう。新作だからと無条件に注目してもらえる環境にない。 だから、他のサークルは事前の広報に熱心だったわけだ。ゲムマ参加者に自分たちのボドゲを知ってもらい、購入に繋げるために。 ゲムマ参加者の財布を巡る戦いは事前広報の段階で始まっていた。それに気がつけなかったことが悔やまれる。 先輩はそういって生ビールを仰いだ。 《Twitterは早く始めるだけ得だから》 これは私が先輩たちから教わったことであり、私が後輩たちに教えていることだ。 私のサークルがゲームルールの調整やイラストの依頼などの制作作業に並行して、Twitter(現X)などでの広報を行うスタイルとなったのは、この教えがあったからだ。 「こんな良いものを作っているから、お見知り置きを!」と叫ぶ。 このやり方が正しいのか、今でも迷う。 だが、ここまで読んでくれている同志諸君がいるということは間違ってはないのだろう。 《ここからが本当の黒歴史(二重の意味で)》 さて、先輩方が苦い思いをする様子を身近で見た私達はその後、2つのサークルに分かれて各々、ボドゲを開発し、半年後のゲームマーケット2022春に出展することになる。 ネタバレをすると、書けることがほとんどない。なにせ先輩方とは比べ物にならないほど、大きな失敗をするのだから。ぶっちゃけると今なお遺恨が残るレベルで。 ――いったいなにが起こったのか。 その詳細について、語れる範囲で話していこうと思う。なにせ、それこそ「黒歴史」なのだから。 あるいはチキってキレイなところしか書かないかもしれない。 そのときは、まあ、その、なんだ。察してほしい。 気になった同志諸君は、最終作 ParadiceShiftを予約しておまちあれ! それではまた次回、お会いできるのを楽しみにしております。 ☆本日の赤裸々 ・ここまで、先輩方の体験を語ってきたわけですが、実は無許可です。 ・ゲムマ21秋が終わった後の飲み会で「今後、後輩たちが苦しまないように、今日見たことを語り継いでくれ」みたいなことを言われたので、大丈夫だとは思うのですが。なにぶん、酒が呑まれていたので記憶違いの恐れは十二分に。 ・「黒歴史サークルがヒトの黒歴史晒してるんじゃねーぞ!」等、お叱りがございましたら、お手数ですがゼミ室までお越しください。怒られる覚悟はできておりますゆえ。 ・ちなみに先輩方が頒布したボドゲですが、在庫の一部を私が所持してます。興味をもった同志はブラックヒストリーまでご連絡を。そこで生じた売上は全額、先輩との会食に費やします。
- 2023/11/4 0:11
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- 「明かされる黙示録」@我らが黒歴史~ゲームマーケット回顧録~
- 親愛なる同志諸君よ、ご機嫌よう! 我らは秘密結社【ブラックヒストリー】である。 【厨二病の感染拡大】を目途に、左手が疼くボードゲームを制作・頒布している。 ゲームマーケットには2年ほど参戦しているが、ブログのために筆を執るのは初めてのことだ。 それゆえ、今宵、我らを周知した者も少なくないだろう。以後お見知り置きをば。 さて、厨二病特有の回りくどい弁舌はここまでだ。 140字ほどの短文であれば修辞に塗れた文章を紡ぐのは容易い。 なにせ執筆者はもとより長年の厨二病患者だ。 だがブログほどの文章量となるとテンションが持たず、息切れしてしまう。 なので軽妙に語っていく。読者の皆様も肩の力を抜いて緩く読んでほしい。 ――私とボドゲの出会いは大学のゼミだった。 弊学にはクリエイティブマネジメントプログラム(通称:MaCOP)と呼ばれる、ゲーム業界のマネジメント人材の育成を目標に掲げるゼミがある。 その課題としてボードゲームの分析を行った。それが沼への入口とも知らずに。 「これはあくまでゼミの課題だから」と誰になく弁明し、ゼミの友人たちと講義をサボってのめり込んだ。 テストプレイなんてしてないよ、はあって言うゲーム、ガイスター、人狼、探パンなどの軽ゲーから始まり、カタン、ドミニオン、カルカソンヌ、街コロ、シャドウレイターズ、宝石の煌めき、残念なカラス、スコットランドヤードなど、中〜重ゲーを夜を徹して遊んだ。 ……テスト勉強なんてしてないよ。(ゆえに4年次にも苦しむのだが) 単位と引き換えにいっぱしのボドゲプレイヤーとなったある日のこと。 「ゼミで同人ボドゲを販売することになったっちゃん」と先輩が言い出したのはカタンの最長交易路を手にしたときだった。 聞くに「一人前のマネジメント人材となるにはゲームの制作から販売までを経験するのが良い」というおヒゲの先生が掲げる理念のもと、ゼミの一環としてゲームマーケットに出展することになったという。 それを聞いた私は胸の高鳴りを抑えながら、冷静を装い、先輩に交渉を持ちかけた。 「羊3枚とゲームマーケットの出展証、交換しませんか?旅費は自分で持ちますので」 結果、初めてのゲームマーケットは出展者として迎えることになった。といっても単なる雑用係としてだが。 けれども、このゲームマーケット2021秋こそが一転機であり、ブラックヒストリーの原点だった。 同人ボードゲームという底知れぬ大沼を知り、ゲームマーケットという死屍累々が跳梁跋扈する戦場に大学生活を捧げるようになるのは、このときの体験の影響だ。 今でも思い出せる。あれは11月20日のこと。 ……なのだが、事の経緯を語り始めると長くなる。 雑用係の私が見た先輩たちの惨状はまたの機会に語るとしよう。 ゲームマーケット2023秋が開催されるまで、残り40日ほどある。 その期を用いてブラックヒストリーが紡いできた【黒歴史】について語っていく予定だ。 大学生の過ごした丸2年。面白い話も、苦々しい話も、今だに語れる話もある。 到底語り尽くせるとは思えないが、筆が続く限り書き記していきたい。 不肖の面倒を見てくれたゼミは今後も講義の一環としてゲームマーケットに出展するという。 右も左もわからぬ後輩たちが徒に時間を費やさずに済むよう、私の経験談を残したい。 これを見ている、名前も声も知らない後輩諸君よ。 上手くいったところだけパクれ。そして先輩たちと同じ轍を踏むな。 私の屍を超えて羽ばたいてほしい。 ――なんて書くとめちゃくちゃカッコいい先輩に見えてしまうので、好感度を調整しておく。 私は自画自賛は好きだが人から礼賛されるのは趣味じゃない。 重ねて申し上げるが、「後輩たちのためにゲームマーケットの体験談を残したい」というのは間違いなく本心だ。 しかしながら「サークルの内情を赤裸々に記すことで、顧客の興味関心を惹き、新作の予約につなげたい」という下心こそ、より本心に近い。 今から半年前、ゲームマーケット2023春にて私が指導にあたった「1ヶ月で大学生が死ぬ気でボドゲ作ってみた。」(通称:死ぬ気ボドゲ/BrainCandy)はその名が示す通り、「大学生が一ヶ月で死ぬ気でボードゲーム制作を行う様子をありのままコンテンツとして発信する」という手法を用いた広報戦を展開した。 その赤裸々な様子が注目を浴びた結果、黒字化を成していた。その裏側を知っている身としては「よくここまで」と感嘆する他ない。 今だから打ち明けるが、ゲムマ本番を二週間前に控えた段階でルールは決定しておらず、パッケージの注文もまだだった。 後輩よ、決して真似する事なかれ。 「私の経験談を契機に自作の宣伝を展開する。なるほど、悪くないやり方だ」 そんなゲスい魂胆のもと、私はキーボードを叩いている。 というわけで、ここまで読んでいただいた同志諸君よ!!! なかでも最新作にして最終作(予定)であるParadiceShift(パラダイスシフト)の存在を知らぬまま、この場にたどり着いた者よ! どうか、ゲームの詳細を確認してほしい。ないしはX(旧Twitter)のポストをチェックしてくれないか? これから語るゲームマーケットでの体験を存分につぎ込み作り出された遊戯の有り様、その目で確かめてほしい。
- 2023/11/1 23:18
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