ブラックヒストリー



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【サークル紹介】

我らは秘密結社”ブラックヒストリー”を称す者だ。
汝らの欲望を【ボードゲーム】に落とし込むことを生業とす。
諸賢らの内に眠る厨二心を呼び覚ますことを目標に、日夜暗躍を続けている。
我らの秘儀は先端技術を惜しみなく投下すること。
レーザー加工機を用いて表現されたプロダクトの数々は多くの同志を獲得しているぞ!

「明かされる黙示録」@我らが黒歴史~ゲームマーケット回顧録~
2023/11/1 23:18
ブログ

 親愛なる同志諸君よ、ご機嫌よう!
 我らは秘密結社【ブラックヒストリー】である。
 【厨二病の感染拡大】を目途に、左手が疼くボードゲームを制作・頒布している。
 ゲームマーケットには2年ほど参戦しているが、ブログのために筆を執るのは初めてのことだ。
 それゆえ、今宵、我らを周知した者も少なくないだろう。以後お見知り置きをば。

 さて、厨二病特有の回りくどい弁舌はここまでだ。
 140字ほどの短文であれば修辞に塗れた文章を紡ぐのは容易い。
 なにせ執筆者はもとより長年の厨二病患者だ。
 だがブログほどの文章量となるとテンションが持たず、息切れしてしまう。
 なので軽妙に語っていく。読者の皆様も肩の力を抜いて緩く読んでほしい。

 ――私とボドゲの出会いは大学のゼミだった。
 弊学にはクリエイティブマネジメントプログラム(通称:MaCOP)と呼ばれる、ゲーム業界のマネジメント人材の育成を目標に掲げるゼミがある。
 その課題としてボードゲームの分析を行った。それが沼への入口とも知らずに。
「これはあくまでゼミの課題だから」と誰になく弁明し、ゼミの友人たちと講義をサボってのめり込んだ。

 テストプレイなんてしてないよ、はあって言うゲーム、ガイスター、人狼、探パンなどの軽ゲーから始まり、カタン、ドミニオン、カルカソンヌ、街コロ、シャドウレイターズ、宝石の煌めき、残念なカラス、スコットランドヤードなど、中〜重ゲーを夜を徹して遊んだ。
 ……テスト勉強なんてしてないよ。(ゆえに4年次にも苦しむのだが)

 単位と引き換えにいっぱしのボドゲプレイヤーとなったある日のこと。
「ゼミで同人ボドゲを販売することになったっちゃん」と先輩が言い出したのはカタンの最長交易路を手にしたときだった。
 聞くに「一人前のマネジメント人材となるにはゲームの制作から販売までを経験するのが良い」というおヒゲの先生が掲げる理念のもと、ゼミの一環としてゲームマーケットに出展することになったという。
 それを聞いた私は胸の高鳴りを抑えながら、冷静を装い、先輩に交渉を持ちかけた。
「羊3枚とゲームマーケットの出展証、交換しませんか?旅費は自分で持ちますので」


 結果、初めてのゲームマーケットは出展者として迎えることになった。といっても単なる雑用係としてだが。
 けれども、このゲームマーケット2021秋こそが一転機であり、ブラックヒストリーの原点だった。
 同人ボードゲームという底知れぬ大沼を知り、ゲームマーケットという死屍累々が跳梁跋扈する戦場に大学生活を捧げるようになるのは、このときの体験の影響だ。
 今でも思い出せる。あれは11月20日のこと。

 ……なのだが、事の経緯を語り始めると長くなる。
 雑用係の私が見た先輩たちの惨状はまたの機会に語るとしよう。

 ゲームマーケット2023秋が開催されるまで、残り40日ほどある。
 その期を用いてブラックヒストリーが紡いできた【黒歴史】について語っていく予定だ。
 大学生の過ごした丸2年。面白い話も、苦々しい話も、今だに語れる話もある。
 到底語り尽くせるとは思えないが、筆が続く限り書き記していきたい。


 不肖の面倒を見てくれたゼミは今後も講義の一環としてゲームマーケットに出展するという。
 右も左もわからぬ後輩たちが徒に時間を費やさずに済むよう、私の経験談を残したい。
 これを見ている、名前も声も知らない後輩諸君よ。
 上手くいったところだけパクれ。そして先輩たちと同じ轍を踏むな。
 私の屍を超えて羽ばたいてほしい。

 ――なんて書くとめちゃくちゃカッコいい先輩に見えてしまうので、好感度を調整しておく。
 私は自画自賛は好きだが人から礼賛されるのは趣味じゃない。
 重ねて申し上げるが、「後輩たちのためにゲームマーケットの体験談を残したい」というのは間違いなく本心だ。
 しかしながら「サークルの内情を赤裸々に記すことで、顧客の興味関心を惹き、新作の予約につなげたい」という下心こそ、より本心に近い。

 今から半年前、ゲームマーケット2023春にて私が指導にあたった「1ヶ月で大学生が死ぬ気でボドゲ作ってみた。」(通称:死ぬ気ボドゲ/BrainCandy)はその名が示す通り、「大学生が一ヶ月で死ぬ気でボードゲーム制作を行う様子をありのままコンテンツとして発信する」という手法を用いた広報戦を展開した。
 その赤裸々な様子が注目を浴びた結果、黒字化を成していた。その裏側を知っている身としては「よくここまで」と感嘆する他ない。
 今だから打ち明けるが、ゲムマ本番を二週間前に控えた段階でルールは決定しておらず、パッケージの注文もまだだった。
 後輩よ、決して真似する事なかれ。

「私の経験談を契機に自作の宣伝を展開する。なるほど、悪くないやり方だ」
 そんなゲスい魂胆のもと、私はキーボードを叩いている。

 というわけで、ここまで読んでいただいた同志諸君よ!!!
 なかでも最新作にして最終作(予定)であるParadiceShift(パラダイスシフト)の存在を知らぬまま、この場にたどり着いた者よ!
 どうか、ゲームの詳細を確認してほしい。ないしはX(旧Twitter)のポストをチェックしてくれないか?
 これから語るゲームマーケットでの体験を存分につぎ込み作り出された遊戯の有り様、その目で確かめてほしい。