Dilettante @PR_Dilettante
サークル・Dilettanteはゲーム作りが目的のサークルです。
おユ~ロな内容とシチマロによるかわいいデザインによる新しい価値観の提示が自慢です🤔
主にツイッターにてサポート・広報を行います。
よろしくお願いいたします。
ブログ一覧
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- 双天九龍干支合のカードデザインの良さ!
- はいこんにちは。みなさんはやってますか?天九牌。天九牌って、難しいですよね。まず、牌が覚えられない!!何を出せばいいか、まったくわからな~い!見たことない人はまずは見てみてください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%8C%E4%B9%9Dドミノ稗がモチーフなのですが、2個で役とかを作るのでめっちゃ大変なんですよね。同じような2種の構成や出し方になっている双天九龍干支合も、ここは難しいところでした。漢字のカードと干支のカードがあり、どちらもパッと見では数字というより文字なので強弱ってわかりづらいんですよね。かといってわかりやすくをしすぎて、これがトランプのスートみたいな記号での分け方だったら味がしなくなっちゃう~。 じゃあどうするか、シチマロです!!シチマロはこの問題を解決するために、スマートな方法として、左右にランク表をのっけてしまいました。 これ、すごくスマートですよね。こちらからは指定していなくて、完全お任せでこうなったんです。ゲームはシステムとデザインが分離されているように特にボードゲームでは語られがちですけど、全然そんなことないんですよね~。 デザインがあまりに良すぎたため、双天九龍干支合は百倍くらいいいゲームになってしまいました。これはシチマロ自体がボードゲームの経験値が高いためというのも大きいでしょう。 つまり何が言いたいかっていうとゲーム作りっていうのはセッションなんですよね…。
- 2024/11/14 17:41
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- ゲームマーケット大阪2021の持ち込み詳細について
- 直前のため、ベタ書きお許し下さい。 3/28(日)ゲームマーケット大阪の頒布予定紹介です。 ・惑星たちの帰り道 箱版 たくさん 1800円 ・THEE SILVER BULLET (2019マニュアル大修正版)ちょっとだけ 2500円 ・シチマロ特製ステッカー 7種類くらい 一個 200円+「惑星たちの帰り道」とのまとめ買い割引有! って感じです。 あんまりお釣り用意していないので、「惑星たち~」とステッカー1つ買ってくれたら嬉しいです!笑 また、これは今日決めたことなので突然ではありますが…。 ゲームマーケット2021春(4/11)に出展する「くまきちファミリーの最高のティータイム」に関して、 本来はゲームマーケット大阪に間に合わせたかったものでもあり、2週間の差で買えるか買えないか決まるのはかなり悲しい話だと思うので、 ブースで予約を受け付けます。 ただの予約ではないです! 送料無料予約です!400円くらいをこちらが持つことになるので、かなりお得です。 もし、ゲームマーケット東京に来れなくて、「くまきちファミリーの最高のティータイム」を買おうかなやんでる人はブースに来てください。 専用の予約フォームにアクセスできるQRコードをお渡しするので、それにて予約してください。 よろしくお願いいたします
- 2021/3/28 0:40
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- 【ゲムマ春土-X16】Dilettanteです。お品書きとか。
- サワディーカ!Dilettanteです。 . 今回、大阪と日程近いし無理かなと思っていましたが申し込む時は半年前なんですよ。 そりゃその時は苦労とか知りませんからね……。 なのでなんとなく申し込んでみたゲムマ東京春ですが……。 やっぱりしんどかったです!!! ですが、今年の秋は出るかわかりません。1つずつの機会を大事にしよう!ということで頑張りました。 . 特に今回は「三桁ゲーム」としてのエリア?が新設されており、 いきおいそこに登録してしまいました。 いつもお値段は頑張っているのはご存知かと思うのですが、ですが、三桁はむずかしい! いやーむずかしかった。 でもなんとかなりました。 . その名も「いきなり!最終局面」!!!!!!!!!!!!!! TCG風の??陣取りのゲームです。 最初は「いきなり!最終ターン!」だったのですが(よりゴロもよい)、色々とバグが起きてしまい最終ターンではなくなりました。これはいいアイデアだったので、誰か名前から中身を類推して作ってください。 900円です。お釣りをそんなに持っていかないので、100円で支払って頂いても嬉しいです。 そして、お釣りがなくなったらすみませんが…950円、50円玉がなくなったら990円、10円玉がなくなったら995円…と最大1000円まで値上がりしますことご了承ください。(また、100円玉復旧次第また安くなることもご了承ください。) http://gamemarket.jp/game/%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%82%8A%EF%BC%81%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%B1%80%E9%9D%A2/ . もう一つは、「トリゴナル・ソー・クライマー」こちらはゲムマ大阪で販売した品です。1500円。 ガンシュンクレバーにインスピレーションを得たというか、そのまんまのそれです。 でも、こだわっているんです。 ガンシュンクレバーには2にあたる、ドッペルソークレバーという作品があります。 では3は?3を勝手に妄想しよう!そういう感じの、二次創作です。 二次創作ですが、2より面白いものを目指しました。ロールアンドライターはヨロです。 http://gamemarket.jp/game/trigonal-so-crimber%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC/ . 最後に!ゲムマ大阪でも少数持ち込みました。 「THEE SILVER BULLET」を持ち込みます。二年ぶりです。 最初に持ち込んだバージョンは、私のマニュアル作成が間に合わず多大なご迷惑をおかけしました。 今回は絶賛修行中のシチマロさんの渾身の作で、とうとう沢山の方に面白いといってもらえたので再度販売します。 また、二年前のバージョンとマニュアルしか違わないので、マニュアル(マニュアル・サマリー・修正シール)だけを持っていきますので、すみません!遊べなかった方、今更ですが持って行ってください。 ゲームジャンルは、なんだろう??ミクスチャーロックです。 日本ぽさ、アメリカぽさ、TCGぽさ、デッキ構築ぽさ、フレーバー直焼き…色々混ぜて割っていないThe Mars Voltaのようなバンドです(?) それなりに理由のあるシステムの集合なんですが、荒々しいゲームで楽しいと思います。 ゲムマ大阪では、有名な海外の人が試遊したい!といって1ラウンドで帰っていって記事にもならなかったです。 シチマロさんのマニュアルで胸を張って、遊べる価値がある!面白い!と言えるようになりました。 今では珍しくもないかもしれない2人専用協力ゲームです。 最終形は、原作の小説がつきます。近いうちに…がんばります。 2500円です。 . あ、最後じゃなかった。 えーっと、そのDilettanteの誇るアートディレクターシチマロさんがイラストを担当した こっち屋様の最新ゲーム「SAMEMAN」を委託させていただくことになりました!! 2019ゲムマ春新作「サメマン」のご紹介 https://t.co/upyxFH0n7J お題に関してみんなであーだこーだ雑談して票の談合するゲームです。可愛いアートワークはシチマロさん(@o7maro)に描いて頂きました。予約受付も開始中(5/21まで)。よろしくお願いします!#ゲムマ #ゲムマ2019春 pic.twitter.com/Y70ym4ejWN — ゆお@5/26ゲムマ春-日W14 (@yuo_7) 2019年5月4日 今回、当ブースにはシチマロ成分(?)が少ないので、シチマロファンはそっちを買ってください。 日曜日にも行くかたはこっち屋様で買えます。W14です。 . よろしくお願いいたします。
- 2019/5/18 20:57
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- ゲムマ大阪2019【F12】Dilettanteです。
- ギリギリの告知になり、すみません! いつもありがとうございます、Dilettanteです。 ホーム大阪…となるとやはり新作を告知したいところじゃないですか。 完成するか微妙だったTrigonal So Crimberが完成したので、ようやく告知できます! 新作は、Trigonal So Crimber(トリゴナルソークライマー)です。 http://gamemarket.jp/game/trigonal-so-crimber%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%b4%e3%83%8a%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%bc%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%83%bc/ 1500円です。 もし、すぐ遊ぶなどペンが必要なら4本100円でお付けします。(50限なのでそうなりました) そんなにすごいゲームじゃないんですが、かる~く遊ぶ感じのやつで、どうです、悪くないと思いますね。 他、東京で一度だけ販売した「THEE SILVLER BULLET」も持ち込みできると思います。 前回はたいへんご迷惑をおかけしました。 今回は、シチマロさんによる渾身のマニュアルに差し替わっています。 これでわかんなきゃルールが悪い! 東京で販売した分も含め、これ以後は東京販売分に無償での差し替えも行うつもりです。 更に宣伝!! なんと今回は「Santiago-de-Compostela」をお預かりしています。 http://gamemarket.jp/game/santiago-de-compostela/ mor!様による渾身のアートワーク、すごい! 最後に、グッズ販売として、 九龍飲茶楼の新作描き下ろしアクキーがあります。 シチマロさんによる渾身の描き下ろしなのですごいです。 他、カードに使った絵柄のアクキーも少量ご用意するつもりです。 九龍飲茶楼自体の販売は、ありません…。 以上、よろしくお願いいたします。
- 2019/3/9 15:48
- Dilettante
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- トマトラキュラ「コンポーネント」[GM2018秋・G08]
- グラーシアス! ようやく箱詰めが終わりましたので、 お渡しするものそのものの写真の掲載させていただくことができます。 でーでん! すごいですね!なんですかこの豪華なコマは…(自画自賛) そうなんです、今回のトマトラキュラ…… なんと、自分のシフトボードにプロットするのは バッジ!!!! ゲームジャンルについて「シフト作成ゲーム」と書きましたが、 いやいやどうして、 このゲーム、世界初の「「バッジ・プレイスメント」」なんですよ!! そのバッジはなんと書き下ろし13種類!!! ご、豪華…。 遊んでたのしい、眺めてうれしい。 トマトラキュラ、みなさんの感想待っています。 その代わりなんですが… 今回は箱がめちゃくちゃ質素です。 いつもだと、シチマロさんのデザインする箱もとてもいい感じ(九龍飲茶楼は世界最高の小箱パッケージの一つと言われています)なのですが、今回は箱を簡素にして内容の製作に極振りしています。 というのもですね。 今回の作品は、中量級とはいえ、かなり要素が複雑でコンポーネントも多いゲームです。 そして箱などに拘るときに一番の問題となるのは一回で刷る部数なんです。 といっても箱の大量生産をしてしまったら当然中身も大量に作らなければいけません。 ですが、この中身を含めた全ての大量生産にはすごいお金とすごい人の時間を使うのです。あと場所も。 当然大量に作るほど安く作れるので、そうすべきなのですが、 今回は色々と秤にかけた結果、少部数・簡易パッケージ生産という手法を試みました。 その結果としてゲームマーケットになんとか間に合わせることができました。 実際、今回の2018秋のゲームマーケットで私たちのゲームを手にしていただける方はわずかだと思います。(関西では12/1の盤祭にも出品しますので、二度チャンスはあるわけですが…) ですが、面白い!とか、良かった!と言って貰えれば、いやいや、かわいい!でもなんでもいいです。 そういった声があれば恐らくパッケージも含め、大量配布用のバージョンが作れると思います。 なので、これはお願いなのですが、遊んだ方はプレイ風景をつぶやいたり、いろいろしてくださいね。 最後は楽しそうなプレイ風景とカードでお別れです。 では!
- 2018/11/21 15:10
- Dilettante
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- トマトラキュラ「おおまかなゲームの流れについて」[GM2018秋・G08]
- ブエノスディアス! トマトラキュラのルールを公開するにあたって、 それを読まずともルールがわかる感じのブログを作りたいと思いました。 ちょっと足りないところがあるかもですので、継ぎ足すつもりですがわからないところはお気軽に聞いてください。 下記で、この作品の「シフト作成ゲーム」というのがどういったものかはお伝えしています。 ・トマトラキュラ「シフト作成ゲームとは??」[GM2018秋・G08] 個人ボードに、そのラウンドの使い魔パワーをセットするということでしたね。 さて、では全体の流れとしてはどうなのでしょうか。 ゲームの最初から簡単に流れを追っていきましょう。 ラウンドの最初に、全体での準備として「本日のトマト」が現れます。 これは巾着から出された色を振った、ランダムなトマトたちになります。 こんな感じですね。 他のところ、ラウンドマーカーとかはちょっと省略ということで・・・。 (今回の説明は概要なのでそういうところが多くでると思います。) 本日のトマトは「しゅうかく」のコマンドで早いものがちです。 サイコロの「目」はトマトパワーとして、中間決算・最終決算で高い人に勝利点が入ることになります。 毎ラウンドの積み重ねが大事そうですね! なるほどこれを奪い合うゲームか!!!というと……これだけではないんです。 むしろこれも色々あるうちの1つ、って感じですね。 このゲーム、様々な得点手段があり、そのどれもが大事になっています。 さて、ここでもう一つのボードを見てみましょう。 むむ…研究? そうです、使い魔たちは研究を行ってトマトジュースの美味しさを研究したりする盤面で、 この上のトマト研究点と書かれたトラック上にあるサイコロに対応する各色のコマを「使った数」が流行を表しています。 下のマーケティングトラックは「けんきゅう」に割り振った使い魔パワー分だけ、 上のコマを配置していけるんです。 今なら、青のコマが3つ使われていますね。 このとき、青色のサイコロ一個が2点になります。 黄色のコマの場合はなんと、一個3点! これが5つもあれば…うっひっひ。 そういう感じなんですね。 ただし! このマーケティングトラックは戦場なんです。 相手のコマを研究コマ置き場に戻すことも可能なんです。 つまり一色で染めるのは、 いい夢を見れる点数を独り占めできるかもしれない! でも、敵を作るかもしれない! そういう部分です。 先程の、トマトパワーの順位による得点、 そしてこの、色ごとにつけられた研究点。 この2つはこのゲームの大きな戦略的ポイントとなっております。 とりあえず、おおまかな対人的なやりとりは以上です。 詳しいルールブックは、下記にあるので、興味があったら読んでみてね! マニュアル 畑仕事、楽しんでね!
- 2018/11/19 1:35
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- トマトラキュラ「使い魔たちと客人たち①」[GM2018秋・G08]
- ¡Hola! 今回のゲームマーケットで 「シフト作成系ボードゲーム」トマトラキュラで参加するDilettanteです。 前回は、シフト作成ゲームとは?についてお話しました。 http://gamemarket.jp/blog/tomatolacula_1/ 本日はこのゲームの世界観について私、使い魔の使い魔、下っ端の下っ端の私からご説明します。 舞台となるのは、あるヨーロッパのお城なんです。 そこにはドラキュラが住んでいて… …寝ています。 ”お嬢様”は近年では一年の半分くらい寝ています。 そんなわけで、基本的にお城はそのドラキュラ”お嬢様”の使い魔たちが しっかり管理して…好き勝手遊んでいるんですね。 今日はそんな使い魔たちの紹介です。 「……。」 わっびっくりした。 さっきから横にいたみたいですが気づきませんでした。 この寡黙な使い魔はアルルさんです。 一番最近に使い魔となった、ふくろうの使い魔です。 いつもマイペースに本を読んでいる、ちょっとノリの悪いサトリ世代ってやつですね。 まだまだ若く、200歳ほどです。 「わたしも紹介してー!」 この声は… ポンちゃんですね。 ポンパリーナ、通称ポンちゃんは一番古い使い魔で1000歳を超えているとか。 最年長なのにちょっと抜けてます。 「早く紹介しないとミイラになるまで血を吸うわよ?」 おーこわ。この方は…。 ヘビのロザさんです。ちょっと怖いです。 怖いですが、実はけっこう寂しがり…あ、いやナンデモナイデス…。 「ロザ!いじめちゃだめだよ!」 おぉ、この方は… ルシエラ様です。 ルシエラ様は私どもこうもりの憧れです。 今回のトマトジュースでの使い魔ナンバーワン決定戦も、私からしたらやはりルシエラ様に分があるように思いますね…。 おっと、長くなってしまいました。 来客者に関する情報は、また次ということで。
- 2018/11/18 0:53
- Dilettante
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- トマトラキュラ「使い魔たちと客人たち②+宣伝」[GM2018秋・G08]
- シフト作成ゲームってなに?? という方向けのはこちら http://gamemarket.jp/blog/tomatolacula_1/ 前回の、プレイヤーの分身となる使い魔の紹介はこちら http://gamemarket.jp/blog/tomatolacula_1-2/ です。 さて今回は客人の紹介なんですが… さすがはモンスター界!! アクが強い方ばかりです。 この客人を「せったい」することで、特殊な効果を得ることができます。 ユーロゲームではよくある系のやつですね。 この方々も見てるだけで面白いです。 そういえば、絵の雰囲気が少し違いますね…。 そう、Dilettanteの作品では いつもはほとんど全てシチマロさんに描いて頂いているところ、今回はgoboriさんに客人カードのデザインをお願いしています。 シチマロさんの可愛い成分とまた違った形でアクセントになっているのではないでしょうか。 goboriさんは知る人ぞ知る?? ゲームクリエイターで、代表作に「大ラビットぼうや」という携帯向けアプリがあります。 こういった、とても好意的なレビューも沢山ある作品です。 http://iphoneac-blog.com/archives/9281481.html 無料でも結構遊べるので、もしよかったらやってみてくださいね。 よかったらそちらもよろしく!という広告でした。
- 2018/11/18 0:53
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- トマトラキュラ「シフト作成ゲームとは??」[GM2018秋・G08]
- ブエノスディアス! Dilettanteは2018秋は<a href="http://トマトラキュラというゲームを持っていきます。 このゲームは「シフト表作成ゲーム」です。 え!? シフト表作成ゲームってなに? さあてなんでしょう! マニュアルの公開を前にここではボードなども交えてゲームの根幹を説明しましょう! 今回のゲームのイメージはこれです。 ?! そうなんです。 HUNTER×HUNTERでいうところの攻防力の変化…それこそが、このゲームなんです。 実際には、プレイヤーには同じ量の使い魔パワーが与えられています。 みなさんは、自ボード A.K.A シフト表を持っているので… 自分の使い魔パワーを… 配分!!! そう~なんです。 色々やりたい!でもやれることは限られている…。 そんなときに、どういう配分で、なんの仕事に力を入れるのか?? というのを迷うゲームです。 他にもルールはありますが、このゲームは手番やアクションの選択などはなく、すべてこのシフト表次第であなたのラウンドにやることは決まります!! 逆に、どのシフトについても損するようなものはないです。 今、やるのはトマトジュース研究なのか?それとも、貴賓の接待か?? そういったリソース配分で、相手を出し抜くゲームです! 中間管理職のみなさま、 これからバイトリーダーとしてシフト表作りをやらされそうなみなさま、 「流」を学ぶ念使いのみなさまにおすすめです!
- 2018/11/10 20:31
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- 【九龍飲茶楼】ストーリー(E21:Dilettante)
- キャラ紹介 ← 亞夢(ヤーモン) 春燕(チュンイェン)→ ピカピカ・ドカーン 時は、ちょっと昔。 香港の返還期限が迫る中、ちょっと困ったことが中国人と英国人の間であった。 それは九龍城……。 この九龍城、スラムだったはずが、どんどん流れ者が居着き、仕事をはじめ、さらに大きくなり、 要するに… 九龍城は……栄えてすぎていた! もはや九龍城という一つの国!うわさでは、九龍城には裁判所や警察までいるという……。ここに立ち入ったりすれば、もう戦争になっちゃうだろう。 そんなわけで香港政府は頭を悩ませていた! うううーん、これじゃあ、返還できない!!しかしあの流浪の民たちは住民権もなにもない! もし例えばイギリス国籍をもったままだと……困ってしまう!返還後に全員を不法入国扱いにすると……それはそれで問題だ!! 返還するからには、ちゃんと香港人と内省人を分けていかにゃ! そこで香港政府が考えたのが、陽美食氏への依頼だ。 陽氏はなんと、これまでも世界のサミット・会議などでその料理のおいしさだけで和平を成し遂げたりした人物。 すごいのだ。 その力をもって、九龍城をみんなの心をホロホロにし、みんなが満足しきったところで気持ちよく出て行ってもらってするっと返還するのだー。 一通り九龍城を見て回った陽氏はこう言った。 「いいでしょう、では、この味園地区の今は使われていないキャバレー「小宇宙(ユニバース)」を使わせてください。 沢山料理を作っておくので、それを各地区の代表に取って帰らせればいいでしょう」 ―――一方そのころ。 陰氏も同じ仕事を請けていた…。中国政府からの依頼によって! 理由は同じだった。九龍城のいかつい面々を黙らせるには料理の力しかない! 陰氏は、一口食べればあまりの美味しさに他のものが食べたくなくなる、「痩身食」で世界のVIPを痩せさせてきたスーパーシェフだ。 つまり、同じ料理の依頼でもその理由はぜんぜん異なる…。 香港政府はポジティブな気持ちによって出て行ってもらう、こっちの陰氏に頼んだ理由は、もう何も食べたくないと疲弊したところで無理やり中国政府がお外に引っ張り出そうとしていたのだ。 しかも!陰氏も一通り九龍城をみてこういった。 「ふーむ、一気に全員分の料理を作るとなるとそれなりに広い広間がいるから……。この「小宇宙(ユニバース)」ってところ使わせてもらうぜ」 つまり!! 陽氏の料理と陰氏の料理、二人がまぜこぜで提供されるのだ! ハイパーポジティブ料理とハイパーネガティブ料理! 陰と、陽! 勝つのはどっちだ!! ゲーム1!!! 「袋の中の龍フィロン」!! キャバレー小宇宙に集まった九龍城の各氏族の面々は、その香りにまずびっくり、一口味見してのたうちまわってしまった。 「こ、こんなにうまいもん食べたこたあねえ」 「うおーーーー全部俺のだ!!おまえらにやるか!3万九龍ドルだ!」 「そうはいくか!4万出す!くれ!」 そんなわけで、もう殴り合いの大ゲンカが始まった!!てんやわやだ。 そこで、というか、九龍城というのはよくできたもので、血の気が多いからこそすぐにルールも生まれた。 バンバン出てくる料理から、自分が持ち帰りたいやつをオークションで落とそう。 でも、お金の上乗せあいになると料理が冷めちゃうから、出せる額を一発でこっそり決めよう。 落とした人は、今度は配膳の手伝いね。 オッケー! ゲーム2!!! 「ヤムヤムテーブル」 「やっはっはー。ようけ取れたでー」 「やったね父ちゃん、今夜はハンバーグだ!」 「ハンバーグはないけどなー」 そんなわけで、持ち帰った料理の数々をどっさり、テーブルに置いていきます。 氏族の中の各家庭でわけていきましょう。でも…。 「あーあっちのほうがおいしそう」 「そっちばっかりカニとってんじゃないわよ」 ここでも喧嘩です。 喧嘩は、ダメ!というわけで、各テーブルは公平に分けるように、それぞれの家族で順番を守るようにしました。 そんで、欲しいタイミングで、このテーブルをもらう!とやって、競りをするわけです。 公平ですね。 ただちょっと、部屋の端のほうが暗くて、何がおいてるかわからないテーブルが一個あります。 まあいいでしょう。 ゲーム3!!!!「愛のスカール」 そうして、沢山の料理をおうちに持って帰ることができました。 「今日の晩飯は豪華だなーなんかあったのか?」 「ようしらんが、もらえるいうのでもらってきた」 (ほんまは金も結構つこてもた) 「お、おわっ、これおいしい!!!いくらでも食べれる!!!全部たべていい?」 「あかん!食べれる分だけ食べなさい!!」 というわけで、最後は家族でとりわけ…なのですが、美味しすぎて、もう話になりません。 もうできるだけ食べようと、みんな必死に取り合いです。 胃袋に収まるだけをちょうど食えたら、クリアー。 もし胃袋に収まらない、おなかバーストしてしまった場合は… エンディング!!! 陽氏のポジティブ、陰氏のネガティブ、これらをあさましく腹いっぱい食べ過ぎた人たちは、これまでいなかった。 ポジ・ネガ。陰・陽。意地汚さと高貴なる美食パワー…。 そう、最後に勝利した、ギリギリお腹いっぱいで終えたプレイヤー以外も含むすべての住人は なんと… モンスターとなってしまいました!!! 「う、うわあああ、力が勝手にぃ~~!」 というわけで、各氏族、各区画、九龍城のあちこちからモンスター達があふれ出て、 九龍城は一気にサバイバルの世界です。 「この料理を作ったのは誰だ…!!あいつに聞かねば…!」 全モンスターがキャバレー小宇宙(ユニバース)に向かいます。 ―――その少し前。 九龍の氏族達の中でも長老たちはあまりに美味しい料理に感謝感謝の嵐だ。 「こんなに元気になる料理食べたことがない!ありがとう陽さん、私たちはまだまだ九龍で頑張れるよ! いろんな所から早く出ろと圧力をかけられているが、こんな素晴らしい場所からは絶対ここは出ないからな!」 焦る春燕「えっ、なんか失敗しちゃった?みんなにここから出てもらわないと契約破棄になっちゃうよ!」 だが満足げに陽は言う。「誰のためでもなくこれほどの料理を作ったのは久々で満足した。 御代はもう頂いた……それはおまえたちの笑顔だ」 春燕「おいおいお金は~~!!タダ働きは嫌~!!」 夕日をバックに去っていく陽氏ととぼとぼ歩く春燕。 ・・・・・・。 ・・・。 さて、その後の九龍城はどうなったか、だって? モンスター達が大暴れの末、結局その原因はもぬけの殻。香港警察との死闘。中国軍とのバトル。 九龍城砦はそうして三日三晩の狂乱の末に崩壊したのであった。 陽氏は最初からこれを狙っていたのか。今となってはそれは全くわからない。 だが歴史は証明する。 かつてここには九龍城があったこと、一夜の狂乱の末に現在では普通の公園になっていることーー。 そしてその城塞跡公園の隅には「美味狂乱」と書かれた、一つの上海蟹を取り合う意地汚い姿を描いた像があるそうだ。 ~ THE END ~ …。 ……。 (九龍城の瓦礫がボコッと蹴飛ばして下から一人の女の子がでてくる。) 亞夢「……いや~何も終わってないでしょこれ……片付けはどうすんのよ~」
- 2018/4/1 0:18
- Dilettante
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- 九龍飲茶楼「箱と説明書と公式サイトと」
- ニーハオ!Dilettanteです。 すんばらしいコンポーネント・外箱の写真が着ましたのでお披露目しま~す。 す、すごい!これが1500円なんてすごすぎる! 本当なんですか?本当なんです。嘘なんですか?嘘ではないです! 公式サイトも出来たヨ。やけにギラギラしたサイトだがストーリー等先行で載っているらしい。 http://dilettante.webcrow.jp/main/main/dim-sum-at-kowloon/ 初参加のキンメダイから一年間・・・、 トリテ一日一万ディール、 ワーカープレイス三千回、 競りゲーム一日二万ラウンド、 パニックマンション一日四万部屋……。 ボードゲームは万里を越える! あの修行の日々がこの結果に~~という感じです。 正直一年目時点ではこの価格でこんなものを出すのは不可能だったのですが 皆さんのあったかめの視線のおかげで値段とクオリティのバランスを両立させることが出来たと思います。 ありがとうございました。シェイシェイ。 また、公式サイトも整備したことに伴って、ゲムマのゲームページも更新しました。 http://gamemarket.jp/game/%e4%b9%9d%e9%be%8d%e9%a3%b2%e8%8c%b6%e6%a5%bc/ では、サイッツェンホッフェン!
- 2018/3/22 15:36
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- 九龍飲茶楼「袋の中の龍フィロン」:GM大阪
- ニーハオ! 新作:九龍飲茶楼でゲームマーケット大阪に参加するDilettanteです。 http://gamemarket.jp/game/%E4%B9%9D%E9%BE%8D%E9%A3%B2%E8%8C%B6%E6%A5%BC/ 九龍飲茶楼では、競りっぽい軽いゲームを三つ通しでプレイします。 ここではゲーム1に当たる「袋の中の龍フィロン」にフォーカスしましょう。 「ストーリー」 今日は無料で九龍城に住む全員にご飯が振舞われる特別な日!!! しかし九龍の氏族達が一同に介するとなると、とてもではないが、レストランに入りきりません。 そんなわけで代表者だけでレストランに集まり、料理の予約権を取りにいくのですが、それでも全員に料理が間に合うはずもなく、美味しそうな料理はいつも取り合い潰しあいです。 あちらがまとめて一万元だといえば、こちらはまとめて十万元だと、最後はもう殴り合いの大喧嘩。 これじゃあ埒が明かない!その為、出される料理につける値段が他の人にはわからない競り形式が考案されました。 最高の料理を楽しみに待つ氏族たちの為に頑張って料理を沢山持ち帰りましょう。 「どんなゲーム?ルールは?」 このゲームは「袋競り」をテーマにしています。 袋競りとは、ふぐの競り市場で使われている、「入札額の見えない競り」です。 それだけだとただのブラインドベット、裏向き同時出しでは? いえいえ、順番が大事なんです。同額の場合早いもの勝ちになります。 こういう感じかな~。 *ベルは付属しません そんでもって、親の指を握る感じで、幾ら出せるかを表明します。 人差し指から何本握ったかで入札しています。上の絵だと、「2」ですね。 このゲームのキモは、言っちゃうと、ゲーム終了の条件にあります。 ゲームの終了は「2人競りから抜けた時」競りから抜ける条件は「残り金額が1以下」です。 ゲーム中はお金が増えないので、いったいどのタイミングで抜けるのか?といっても、親以外は幾ら支払ったかは見えていません。 そして、たぶん、できればお金を余らせなかったほうが得です。 がんばって抜け駆けしよう!
- 2018/3/4 0:38
- Dilettante
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- 【I005】Dilettante12/2のお品書き(新情報多数)
- どうも!ギリギリになりましたが当日の弊サークルの情報です。 まず運営形態ですが、試遊は暇なら行いますが、午前中は基本的に販売のみを考えています。 販売のみといってもコンポーネントを見たりは対応させて頂きたいと思っています。 流れがゆるくなってきたあたりから試遊に徐々に移行したいです。 お品書きとしては以下です。 …… えっ…… ボ、 ボードゲーム図鑑……!?!?!?!?!?! くわしくは別ページで…。 さて、ステッカーとバッジです。 す、すげーーーー! ステッカー3種は30枚ずつ、バッジは15枚ずつくらいが6種です。 早いもの勝ちで、出来れば自分もほしいくらいの出来のよさです。 今回グッズ作りをしたのは、原価率的に本体がすごい領域にいってしまったことがあります。 本体価格にはこだわりがあり、余り変えたくないのですが(これは別ブログで書きます) おひねり的に買っていただけるものは、と作りました。結局これらも原価率は高いです笑 (バッジはテカリのない素材感…ステッカーは耐候性三年モノ…なんです) でも喜んで頂けるものになっていると自信を持っていえます。 これも総数90なら十分数かと思っていますが、売り切れはごめんなさい。 足して三千円なのでお支払いしやすいのもポイントです。 また、在庫情報他です ・THEE SILVER BULLET 搬入数は200個くらいです。 ・キンメダイ 15個くらいです(在庫ラスト30弱です、本当にありがとうございました) ・LOVE(LA)PLACE 15個くらいです(こっちはまだあります) 旧作は、テンデイズゲームズ卸分と手売りの分は全部角丸くんProのMにて ポチポチ角丸しているのですが、今回の在庫分は時間がなくてできていません。 (一個くらいは角丸あるかも) 角丸くんもっていく余裕あれば、セルフサービスでやってもらってもいけるようにしようかな~と思ってます。 また、すんませんがマニュアル等は改版行っているので私どもの公式サイトから見てくれたほうがいいです。 新作は全数300です。 200で売り切れることはないと考えていますが、もしもの時はメールかツイッターで予約して在庫分を後日送付で対応します。 かなり手間とお金をかけて作った作品なので同じ値段で同じものを作るのはかなり難しいです。 また、イベント価格2500円ですが委託するときは3000円か少し超えるくらいを想定しています。 ・おまけ・ ここまで読んで頂いた方限定のオファーとして A・ゲームマーケットでブースに使うA1サイズ布ポスター(箱絵) B・ゲームマーケットでブースに使うA1サイズ布ポスター(ゾーイ) C・スタッフが着てるのと同絵柄のシルバレSDキャラシャツ(Mサイズ) を販売します。 AとBが5000円、Cが2500円です。どれも一点ものです。 A、Bはお役ごめんとなってからなのでお渡しが四時以降もしくは郵送となります。 これらはブースで予約ください。 よろしくお願いいたします。
- 2017/11/30 20:45
- Dilettante
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- 【THEE SILVER BULLET】ルール的なやつ。
- ルールの希望が多かった!ので期待に応えるべくルールを公開します。 といっても、私はなんとなく全編のルールだけ貼るのも変だなと思うんです。 そりゃ全くわからないのも嫌ですけど、かといって全編乗ってて本当に中身わかります??読み込みます?? 別に馬鹿にしてるわけじゃあないんですけどォ・・・。 ハンターハンターっていう漫画で、鎖を具現化するのに毎日舐めたりするんですけど。 それでももう何年も修行が必要なんですね。 ルールから見てもないものを具現化するのってそれくらいのパワーいると思うんです。 なので 遊べるだけのルールって最終的に現場なり、お金出してくれた人だけでいいんじゃないかな~と・・・・・・。 で、考えたのですが、折衷案というか、実験的ではありますけど ルールの一部(二つのフェーズがあるという説明)とそのルールの一部のチュートリアルを作ってみました。 このチュートリアルの方は描き下ろしでかなり頑張ったので、是非頑張って読んで下さい。 結構頭使うかもしれません。 では。 ルールの一部 エクイップリボルバー詳細 エクイップリボルバー詳細を2017/11/29一部差し替え(間違い修正:梟老堂様ありがとうございました) #ルールに少し書いてありますが、このエクイップリボルバーをパーフェクトにこなせば なんと「ずっと俺のターン!」です。どうしますあなた。ずっとあなたのターンなんですよ。 これはヤバイですよ。 ちょっと考えてくださいよ。カルカソンヌで自分だけタイル引いて置いてを何度も出来たら…。 はっきりいってゲームが崩壊します。 でもなんとかなってるんですねえ。すごいですねえ。
- 2017/11/22 0:13
- Dilettante
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- 美味しんボ
- 「はい俺のターンね、飛行機探検家探検家、ほら上がり」 「え〜山オカさんずる〜い」 ここは昼下がりの大阪中津はボードゲームスペースDDD。いつも賑わうこの店は当然今日も超満員だ。 名作エルドラドを今ちょうど終えて、勝利の余韻に探検家コマを撫で回してるのが俺、山オカ士郎。 こうみえても天下の西東新聞社の文化部社員なんだぜ。 「も〜!また勝ったからってコマを舐め回して!お店の備品なんですよ!」 勝ちに導いてくれたコマは甘くてうまい。負けたコマは涙のしょっぱい味がする。 そんな当然のこともわからず情緒もなく怒るこの女は同僚のウヴェ田ユー子。すぐに俺に頼る癖にヤらせてはくれない、いけ好かない女だ。 「私達文化部は今日は取材で来てるんですよ!? 今はデッキ構築ゲームがブームだからってことで…」 「んなこたわーってるよ。 ウヴェ田くんがデッキ構築はやったことないっていうから、最近じゃ一番人気で良く出来ていると言われているエルドラドで揉んでやったんじゃないか」 「ええ、山オカさんの最初のマップのインディアンでデッキを圧縮し続けて最後だけ走り抜ける寒いプレイはつまらなかったですがゲームはとても面白かったです!わたしもっとデッキ構築をやってみ……」 「わーっはっはっは、笑わせおるわ!」 と、突然店に入ってくる紫の着物の……まさかあいつは……… 「あぁっ!カナイバラ雄山さんだ!」 一気に湧き上がる店内。だが俺の心は冷え切っていた。 カナイバラ雄山は会員になるのに審査が必要で、それも並みの政治家クラスですら平気で弾かれるという伝説のクローズ会「美食倶楽部」を主催する美ボドゲ家でありながら同時にゲーム作家としても超一流、そのセンスは天性のものといわれている。 だが、俺はこの男を許すことができない……。 「エルドラドが最高のデッキ構築とは片腹痛いわ!おまえのような効率を機械的にあげるだけに注力するコンビニの夜勤のサボり店員根性向けのゲームではあるがな!」 「な、なにぃっ!じゃ、じゃあおまえはどんなデッキ構築を知っているというんだ!」 「ふっ、少なくともおまえよりは優れた作品で遊んでおる……では逆に聞くがな、そのエルドラドの欠点におまえは気づいているか?」 「なにぃっ!欠点だと!エルドラドは天才クニツィアが作った、これまでのデッキ構築ゲームという大枠をレースゲームの観点からモデル化し、無駄を削いで作ったこの何年かのデッキ構築ゲームに対する名作家からのアンサーのような作品だ!純粋なデッキ構築のシステムだけの面白みでこれより勝る作品は……」 「ふん、たわけた事を。なぁにがモデル化だ。士郎、おまえはいましがたそのゲームに勝ったそうだが。だが、おまえのその勝ったデッキに最初から探検隊にいるメンバーはいるのか?」 「そんなものは居ない!デッキの圧縮はデッキ構築システムの心臓部分だ!最初の要らないクソカードをいかに圧縮するかで勝ちが決まる」 「語るに落ちるとはこのことだ!士郎、ではプレイヤーであるお前は共に南米大陸に上陸した血を分け同じ釜の飯を食った大事な仲間を、わざと無慈悲に何人も殺すことができる、そんなプレイを強いてようやく勝てるゲームが最高だと?」 「!!!」 「プレイは体験だ、エクスペリエンスだ!貴様はプレイ中一度でもおまえの勝利の為に黙って死んでいったその英霊たちを思い出すことがあったか!おまえのその一位の称号は、かたや洗っても落ちない汚れた血に塗れておるのだ!!」 「ぐっ!!」 「わーっはっはっは、この若造め、おまえよりそこのウヴェ田とかいう女の方がよっぽどゲームを楽しんでおったわ!」 「じゃ、じゃあおまえは、おまえの言う最高のデッキ構築とはなんだ!」 「ふぅむ、丁度よい。ここに来たのもドージン先生とちょうどデッキにまつわるゲームを遊ぶ為だったのだ」 このエエ山ドージン先生というのは、大昔、一品づつ全て手作りが自慢のツボオンナというゲームを三億個手作りしたことで人間国宝に選ばれたキワモノだ。いつも若い後妻をはべらしてるいけ好かないやつだ。 「士郎、ちょうどよい、一緒にみていきなさい」 「なんだ、これは……知らないゲームだぞ……」 「や、山オカさん……?」 広げられたのは……これは… 「これはそこにおる中村が作ったシルバーバレットというものだ」 「はっ、お恥ずかしながら作成させていただきました」 このおっさんは中村と言って雄山主催の美食倶楽部というクローズ会の ボードゲーム長をやっている、いつも雄山の金魚の糞のいけ好かないやつだ。 「ところで士郎……デッキ構築の『デッキ』とはなんだ」 「な、なにを……そんなものは決まっている!!一組のカードを指す言葉、転じて自分の山札のことだろう!」 「ふ、ふふ……」 「何がおかしい!」 「士郎、基本的な誤りに気づいておらんな」 「な、なにを……」 「ボードゲームとはそもそもドイツの文化だ。 デッキがその同じ読みの米国英語のわけがないだろう」 「……あっ!!」 「そう、デッキとはローマ字で書けばde tuki。deとはドイツのことだ。 そしてtukiは当然ツキ。運のことだ。つまりデッキ構築とはドイツ流のツキを構築するゲームという意味だ。そこで、おまえが誉めそやすそのエルドラドとかいう作品にそういった運を構築する要素は適度にあるのか?と聞いておる。なかろう。実際のところ1種3枚のカードを誰が何枚買うかであって、ふっ、そこそこのゲーマーならどうせすぐに買えるだけ買うだろう。そういう意味では序盤には大方勝負はついておる。ツキなどではなく、何回転で丁度ゴールになるかを計算するだけだ。」 「ぐ、ぐぐ……」 頭に殴られるような衝撃を受けた。 しまった、こんな基本的な事に気付かなかったとは。 雄山のいう通り、ドイツの国の文化なんだから英語なわけがないことになぜ俺は気づかなかった……。 「山オカさん……」 ウヴェ田が心配そうに俺の顔を覗き込んできた。 俺はというともうこの時点で敗北感でいっぱいだった。もはや言葉も出ず、顔も上げることができない。 俺はボードゲームに対する根本的な理解がなかったのだ。 「漫然とただ周りが名作だBGG高評価だ☆三つフェニックスフォーミーだといわれてるものを貪っておるだけで、実はゲームとはなんだと根本的な部分で考えたこともなかったのではあるまいな?遊ぶだけなら四則演算が出来れば事足りる。面白いだなんだはエルドラドのように結果をボカすだけでも誰もが感じる。だがそうではない。ゲームとは世界のある一側面を切り取ったものか、完全な数字遊びかのどちらかでしかないのだ。そのエルドラドというのはな、いや、貴様の考えるデッキ構築ゲームとよばれるジャンルのほとんどの作品は数字遊びに無理矢理競争のフレーバーを組み入れておる歪さが抜け切れておらん。」 ―そしてそれから一時間― 「どうだ、士郎。本当のデッキというものがわかったか?」 「う、うう……」 「士郎には悪いが今回は雄山の勝ち、だな」 とうとうドージン先生がジャッジをくだす。 「面白さがシャッキリポンだわ!」 ウヴェ田までが俺を責める。炎、俺を焼き尽くす……ゲッチュ! そう俺は間違っていた。 あの時、ゲームマーケット2017秋12/2(土)、I005ブースであのゲーム”ジ・シルバー・バレット”をゲームマーケットで買っていれば……雄山なんかに負けることは……! 「「買おう!シルバーバレット!」」
- 2017/11/16 15:53
- Dilettante
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- 景品表示法を含む法令遵守のための排出率表示について【THEE SILVER BULLET】
- わたしたちディレッタントは、公平公正な商品競争を望むサークルです。 そしてこのゲームマーケットを通じてアナログ・ゲーム界にも法令遵守を呼びかけようと日々活動しています。 突然どうしたんだって思われますよね? 今回は悪習はびこるアナログゲーム界にきっちりとNOを突きつける、そんな話です。 皆様は景品表示法(正確には不当景品類及び不当表示防止法)をご存知でしょうか? この広告過多のえらく窮屈なインターネットという荒波を乗りこなすには知識があったほうがいいかもしれませんので、わたしの説明を読むよりも検索して勉強して頂いたほうがいいかもしれません。 かいつまんで説明すると、「ありもしないものをあるように書くのはルール違反」です。 よく出てくる(実際にあった)例としては「牛の絵が書いた缶詰が実際には鯨肉だった」というものです。 これは景品表示法の中でも優良誤認という、なんかもっと良いものに見せてあかんやつを渡すやつですね。 ちょっとづつゲームに話を近づけていきます。 「ガチャでさも出るように書いて実際出ないのは駄目」 これは実際にあったもので、最近ではグランブリュ・ファンタジーというスマートフォンでポチポチする感じのゲームにて「特定期間確率アップと書かれているが統計的に見て実効性がない」ことで優良誤認ではないかと言われ返金騒動にまで発展していました。 今は、そちらの何やらデータベース・ゲームの世界では自主規制等が行われているようです。 というように、現代の広告社会の中では、明確なルール作りをしないと言ったものがちになってしまいます。 そういったことを理解いただければ、次の話も飲み込みやすくなるかと思います。 実はこれは、ファイア・オブ・ザ・オポサイト・ショア(対岸の火事)ではないのです。 ここで告発することが正しいのかはわかりませんが……。 たとえばアナログゲーム界でもレジェンドと言われているクラウス・トイバー氏。 なんと彼もこの手法でのしあがった一人なのです。 代表作である「カタンの開拓者たち」では、発展カードというガチャシステムを先取りしたようなシステムがありました。 ですがこのゲーム、良いところばかりではございません。 ガチャの悪いところ……優良誤認も含まれていたのです。 発展カードについてマニュアル上排出率の表示はないのですが、その実、内部の排出率は非常に問題が含まれており、例えばほとんど「騎士カード」というコモンカード(たかだかサイコロ二つを振って7を出すのと同じ効果しかないのです)しか出てこないことや、いわゆる「カスレア」と呼ばれる役に立たない「発見」などというカードもあり……。マニュアル上ではまるで引けば勝利点が増えるかのように優良誤認されて、発展カード頼みで勝てると考えたユーザが何度も爆死していると聞きます。 射幸心を煽られたプレイヤーの中には発展カードに身も心も奪われ、ただ無心に毎ターン引くという「廃人」となった姿もチラホラと居るとか……。 怖い話ですよね。 ですが、これらが平然と見過ごされているのが現状です……。 私も、ゲーム・マーケット、つまるところ、日本の最前線でゲーム文化を創り出す立場として、いまやボードゲームカフェの流行として地上波で紹介されたり、最近ではトランプ大統領と絡めて秋葉原のイエローサブマリン様もメディアの突撃取材を受けていたり、そういったゲーム・シーンが盛り上がる機運の中で考えることがあるのです。 誰もがこの状況を喜んでいますが、私はこのままの意識ではアナログ・ゲーム界は「マズイ」そう感じています。 大人から子供まで。ゆりかごから墓場まで楽しめる、それがアナログゲームの親しみではなかったでしょうか。正しい法令遵守の姿勢こそがあるべき姿なのではないでしょうか。 そこで、今回わたしどもの作りましたThee SILVER BULLETにおいても 「ガチャ」システム搭載を謳っている為、ここに確率表示を掲載することで各種法遵守の態度を貫き、引いては正当な競争を挑むものです。 コモン(☆)排出率50% リソースカード:爪 リソースカード:火 リソースカード:弾痕 アンコモン(☆☆)排出率20% リソースカード:爪2個 リソースカード:火2個 バトルスキル :リボルバー レア(☆☆☆)排出率10% リソースカード:トリオ! バトルスキル :ショットガン スーパーレア(☆☆☆☆)排出率5% バトルスキル :ライフル バトルスキル :マラカス スーパーシークレットレア(☆☆☆☆☆)排出率2% バトルスキル :ガトリング スーパーウルトラレア(☆☆☆☆☆)排出率2% バトルスキル :シルバーバレット 唯1枚 以上となります。(パーセンテージが100%に至らないのは天使の分け前というやつです) また、シルバーバレットなしでは当然このゲームをクリアすることはできません。 そして全てのカードを手に入れられる保障はありませんことをここに添えます。 それでは、よろしくお願いいたします。
- 2017/11/11 0:53
- Dilettante
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- THEE SILVER BULLET-であいへん-(土のみ販売です)
- これは今回、当サークル二作目にして私としても初めての原作ありのゲームになった経緯をかいつまんだ話です。 ・前置き・ 前回のキンメダイ!はノンテーマ的に思われがちでした。 (深宇宙空間での遠未来、宇宙外来種との戦闘がテーマだったのですが。) また、ゲムマ現場でもどういったゲームですか? と同じ程度に、どういったテーマですか?という質問もいただきました。 なので、逆張りというか、今度は物語性を押し出して、かつ、「名刺サイズのゲームは基本的に買わないんだよね~」というお客様(この方はこの振りで買ってくれたのでかなり面白かったのですが)の声も何件もあったので、少し高くなっても、反響に答えてみようとちょっといい素材にしてその素材をちゃんと物語にも反映しようと思いました。 ・考え・ ところでボードゲームに限らずですが、歴史に回帰しない作品はダメ。 僕はそう思います。 ブローデルの地中海を引き合いに出すまでもなく、世界とはそれそのものが幻想的であり、中世風ファンタジーやとってつけたフレイバーは解釈を拒むだけだなと結論付けました。 我々が表現したい物語とは何か。 一旦歴史に回帰すると決めた私は古今の史書に当たりましたが、採られていない題材を探すというのは難しいです。それこそ、とってつけたものになっては意味がありません。 しかしその中で一つ気になるものがありました。 「恋姫無双」と言いますが、この作品は中国は三国時代の最新の歴史解釈を採取しており、 その中では三国志演義の英雄である関羽・張飛・劉備の三人を始めとして武将たちは全て女性として描かれていました。 驚きと共に受け入れられたこの一説も現在では一般的になっており、 例えば最近では市井で人気だと私などにも聞こえ及ぶFateなんていう作品でも真名というこの恋姫無双での研究成果がやはり活かされています。 この歴史人物の存在の根本を真っ向から否定するような斬新なアプローチによる歴史の再解釈は私に大いに刺激を与えました。 歴史には、我々まで続くストーリーは同じでも全く違う真実があるのです。 ・原作との出会い・ さて ここに、一冊の本があります。 「The story of My SilverBullet」 いわゆるペーパーバックの、褪せた表紙に、そう書いてあるようです。 "これ"を手に入れたのはもう八年は前。 海外留学の際の学友との旅行で訪れたニューオーリンズ、とおりに溢れるジャズの選手達(英語では「プレイヤー」、ですが奏者というより現地ではこういう意味合いに近いのです)は各々を常に競い合っており、原宿の服屋・雑貨屋が全て酒場に変わったような、熱気の雑踏は私を毎夜違う場所へ誘いました。 その夜もバーボンストリートを一本入った、小汚いバー(そこいらにきれいなバー、等ありませんが)で、曲名も知らないジャズを肴にテキーラから始めた時、丸机に置かれたままのその本を何気に手にとってしまいました。 「なんだ学士さんよ、ここでもお勉強かい」 マスターはグラスを磨きながらこちらも見ずに言いました。 「いやあ俺は勉強はもう諦めててね。それともカクテルで人生を変えてあげましょうってか」 「おまえの不勉強を俺のせいにするなよ」 それから暫くは私もマスターも接し方は違えどお互いの相手はグラスのみでしたが、忘れ物を取りに戻るような様子もなく私はまたその本を何気なく開いていました。 荒唐無稽な本です。 ちょうどマスターが何かの拍子で私に声をかけました。 「それ、もって帰っていいよ」 この街は酒、音楽、全てが一期一会で出来ており、返すあても取り戻すあてもないことは共通認識のようでした。 その思い出と共に私の頭の中でなにかがスパークすると、慌てて部屋を掘り返しました。 荒唐無稽な本です。 序文には、事実に「少々」脚色をしただけ、だというその本によると、ブッチ・キャシディがサンダンス・キッドと共に歴史上有名な方のワイルドバンチを結成する前にその前身となる組織があり、我々の知っているブッチキャシディを始め、それ以前にはひところ組んでいたこともあったという(それも初耳でしたが)アラン・ピンカートンも、実際は皆女性だったということ、そして彼女らが著者であるゾーイの両親を殺した仇のような存在だったということでした。 始め一読した際には「スラップスティックとしては面白いけど、いかにもペーパーバックだな。今じゃラノベっていうのかな」という感想しかなかったのですが、ここに来てこの作品の背景がもっと知りたくなったのです。 これまでの西部劇の根本が覆る可能性がここにあったのです。 裏表紙に書かれた出版社は既に潰れているのか、色々な形で検索を試みましたがサイトなどもなく、著者名や書名で必死に探した結果ようやく連絡が取れたのが著者の孫の方(Eric Prudhomme氏)でした。 ここからは、公開の許可を取ったのでインターネット上でのやりとりをそのまま掲載します。 ・チャット・ >今回は突然の連絡にも関わらず…突然でしたよね? Eric:あぁ、とても驚いたよ!作品の読者からの連絡というだけでも初めてなのにまさか日本からとはね。いつアニメになったんだい?タイトルは「しるばれ!(訳注:ここは原文ママ)」とかかな lol >日本にはお詳しいようですが否定しなければいけないのが残念です(笑)奥付には1921発行とありますが私が手に入れたのは2010年くらいです。 Eric:そうだよ、僕は日本のカルチャーが好きでね、特にらきすたやAちゃんねるの(ここから脱線し日本では少し前の世代に当たる萌えアニメについて熱の入った言及は省略)、で、なんだっけ?そうだ、The story of My Silver Bulletは私の名づけ親に当たる母方の祖母の作品だね。祖母は特に文筆業というわけではなく、出版に至ったのは少なくともこれ一作だ。彼女はよく「私の伝記」と呼んでいた。当時はやはり西部劇のようなパルプ小説が流行っている時代だったのもあり、物珍しい設定はあるもののいくつかの点では非常にオーソドックスな筋書きで結構な人気があり、何度か増刷もかかっていると思う。 >伝記ということは祖母の名前はゾーイ? Eric:そう、ゾーイばあちゃんだ。彼女は1972年に亡くなっている。私自身は一緒に暮らしていたことはないので記憶といってもそうないのだが、さすがにブッチ・キャシディと戦ったと言われてもピンと来るようなことはない。 >作中では一緒に戦うことになり、師でもあるヴァレッタについては? Eric:すまない、本当に個人的に祖母と親しくしたことはあまりないんだ。交友関係もそこまで詳しくはない。だが、ああちょっと待って、そうだ、確か葬式の時に祖母の棺桶にリボルバーが入れられたのを覚えている、そこにVallettaという銘があったような気がする…違ったかな。 >ありがとうございます、私はこの作品をアナログ・ゲームにしたいのですがよろしいですか?アニメ化でなくてすみません:p Eric:もちろん構わないよ!といっても著作権が私にあるわけではないのだが。かといって誰が持ってるかわからないものだし、ないようなものだし・・・・・・・勝手にしたらいいと思うよ。少なくとも、作品にとってはラッキーな事態だ。僕も楽しみにしている。 >本日はありがとうございました。 Eric:ところでこの君の送ってきたサイトのキンメダイと同じ人が絵を書くの!?本当に!?アメリカにも送れる!? こうしてとんとん拍子に決まり、タイトルは小説のほとんどラストシーンに当たる部分でのヴァレッタの台詞から"Thee Silver Bullet"としました。 インスピレーションのほとんどはこのラストシーンに集約されています。 ワイルドバンチがアジトにしている渓谷で、とうとうブッチ・キャシディを追い詰めるヴァレッタ。 しかし、揉み合いになり谷底へ……追いつくゾーイは、気絶しているヴァレッタに今にも止めをささんというブッチに初めて名乗ります。 "Heyyy!!You bastard!! you SILVER WATCH!! I,I..." Butch had stopped her arm, but still triggered. and said. "huh, you?" At that time zooey will be opened her mouse,Valletta slowly cried out "th, thee , thee silver bullet..." "So, I'm zooey, ZOOEY THE SILVER BULLET!!" "sounds good." Zooey tried to slip out, but Butch was much faster! (略) このeが二つ続くのは印刷の掠れのようにも見えるのですが、theeだとするととてもしっくり来ます。そのあたりの解説はまぁ追々として、とにかくこの場面から着想を得て、今回のゲームは「銀の弾丸を最後のボスに打ち込むまでの過酷な旅」が表現できればと思い、また特に原題にこだわることもないかなと(THEE MICHELLE GUN ELEPHANTだって日本にはあるし、カッコイイし)思いそうしました。 我々Dilettanteは、この冬、いや秋、 アメリカが生んだ最大の”妄想”、マッチョな西部劇の時代を真っ向から否定し再解釈を迫る奇書"The Story of The My Silver Bullet"を元に、カッコかわいい西部劇としてゲーム化し、お届けします。 ブログもゲームマーケットまでに更新できる十本のうち一本ということで 気合が入ってしまいました。実際には三回くらいに分けても良い内容だったのですが……。 それでは、 よろしくお願いいたします。
- 2017/11/8 19:25
- Dilettante
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- キンメダイ・Love(la)place・Dilettante公式サイト
- ゲームマーケット神戸に向けて完成品を売るべく頑張ってきましたが落ち着いてきたので Dilettante公式サイトを作成しました。 既作品のフォローアップ等行います。 特にLove(la)Placeは、もっとルールを増やしますので(書くのが間に合っていませんが!) お見知りおきを~! http://dilettante.webcrow.jp/main/ よろしくお願いいたします。 あと、しつこいですが!!! 忘れ物があります! 「ゲームマーケット神戸の H05ブースの試遊卓下に変幻怪盗J ファントムダイヤの秘密」が帰り際にみつかったので預かっています! 連絡いただきましたら送付しますのでお願いします~。
- 2017/3/18 3:16
- Dilettante
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- 今後・謝辞・それ以外のすべて。
- おはようございます。Dilettanteのyupikaです。 ブースにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。 初の出展だった為、至らない部分も多かったと思いますが皆様のご協力でトラブルなく一日を過ごせました。 とても楽しかったです! 特に、キンメダイのイラストに関しては、買う買わないは別にしてもその場で「かわいい」と言ってもらえて ブースを一緒に運営していたシチマロさんも喜んでいました。 今回の活動では個人的に設定したハードルはクリアできたので、次回も秋?か来年にお会いしましょう。 今後ですが、Love(la)placeのマニュアルには書いているのですが、 ウェブサイトを使ってルール・サマリー(実演した結果、何があればわかりやすいかは見えました!)・通販・またその他問い合わせを行える窓口にするつもりです。 また初めてのことばかりなので、3/24くらいまで待っていただけたらと思います。 ツイッター、またこちらに載せさせていただこうと思います。 角丸について。 すみません、展示の際は角丸くんProで角丸をしましたが、販売品は角が尖っています。 展示物はこちらの商品のSサイズで角丸処理をしています。よかったら買ってください。Mでも大丈夫です。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0076FJ7SS 謝辞 mtmtさん、カードの印刷、丁合、またイラレやフォトショのアドバイスありがとうございました。 クオリティ面で、三か月の制作でここまで持ってくることはmtmt様のノウハウを聞かないとできないことでした。 他、まとめてになりますが、知り合いでブースに応援に来てくれた人たち。 今回のハードルの一つは押し売りというか、身内呼びはしないというものでした。 なので宣伝を除く作品の話は極力しないようにしていました。個人的にもサークルで発表した以上の話は誰ともしていません。 あと、あんまり人望もないほうだと思うのでそれでも来ていただけて、うれしかったです。 その他。 私の設定したハードルはどちらについても自分が価格と関係なく満足行くプロダクトでした。 これについては、クリアできました。私はものすごく満足しています。 また、ゲーム内容もキンメダイについては ・ネタ、一発ものではない・アイスブレイクに使えるレベルまで簡略化されていてきちんと遊べる という出発点から、・ゲームコンテクストがある というハードルをつけたし、つまり「自分だけのもの」といえるものが作りたくて、作りました。 試遊された方から、「これは新しいゲームだな」というのを聞いた時に、この点でも確信を得ました。 新しく、自分のデザイン思想が十分表現された作品になりました。 ラブラプラスは、・かわいい以外 ・テーマそのものの表現 でした。 これをクリアするのは大変でした。作ってるとき丁度話題になったリカーーーリングの箱とか見ると勝てないな~とも思いました。 キャラメル箱の参考で自分の棚を見てると、同じゲームマーケット発の冷飯屋工房様のスプリングブレイクなど この大人向け分野は挑戦する人は少なくても、皆様のクオリティが総じて高いので、難しいところでした。 とはいえ出来上がってみたものは「もし自分がジャケ買いを考えるなら、必ず候補にはあがる」といえるほど素敵なものになりました。 開場三分で最初に真っ先に来て買ってくださったお姉さまがいて、こちらもこの点での確信を得ました。 ルールも、トリテ初めての人にも妙味をわかってもらえたり正着だったと思います。 ありがとうございました。
- 2017/3/13 6:33
- Dilettante
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- Love(la)place、出来上がり~付属トリテの紹介
- できあがりました。 数字は互いに一組しかないってことで、それを推したデザインなんですが… かっこよくないですか!? いやー自分で並べて満足してしまって何度も並べています。 キャラメル箱ってのもいいですね。 僕が好きな箱として「コズミックエイデックス」があります。 もう、なんつーか、古っぽい感じなんですが、そこがいい。キャラメル箱にこそかけられた魔法がある。 買ったのはもう十五年ほど前で、そのころはなんとなくボードゲーム屋っていうとあやしい雰囲気だったんですよ。 しかもインターネットもロクに材料ないわけで、そんな中から何買う問題が発生したときに、迷わず買いたくなる不思議な魅力がコズミックエイデックスにはありました。 そんなわけで、「もし自分が十代で、あやしげな店で何の前情報もなしに見かけたら欲しくなるキャラメル箱」というテーマでデザインしました。 うーん、100%買いますね。 ですが!売りものにする手前一つ謝っておきます。 37cardsって書いてるけど38枚入ってるし、0の左下、ほんの小さな白抜けはたぶんゴミの消し忘れです。。。些細なことですが、すみません。 でも、千円分遊べるし、千円以上の最高のかっこよさはあります!! 付属ゲーム「三角関係」 これは、三頭政治という二人用トリックテイキング的ゲームからの引用です。 色ごとの勝敗を共有で集めるゲームなのですが ラウンドごとに何が勝つか?さらに最終何が勝つか? これが揺れ動いてなかなかわからないんです。 というわけで、揺れ動く彼の心を色とたとえ、それに対して待ち伏せするようなイメージを仕込みました。 せっかくなので「くそー!あの男!赤だっつってんのに青で勝ちやがる!!」とロールプレイしてくださいね。 さらに!元の三頭政治は二人限定トリテなんですが、 三人用アレンジもしています。 ま、こっちのほうがカード枚数が多いのでね。 三人でも思い通りにならない彼の心が楽しめます!!!
- 2017/3/11 3:11
- Dilettante
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- 【キンメダイ!】②運(50%)ってどう思います?
- こんばんは、箱詰め作業が大変すぎて 経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤 あ、魔法の詠唱じゃないですよ。 湿布を腰に貼ったマンことDilettanteのyupikaです。 その大変さや、今回のノウとかハウはいずれ何かで記事にまとめるとして 本来なら今週月曜日にアップしてたはずの文章です。 みなさんはゲームで何を重要視しますか? いろいろあるでしょうが、ひとつにやはり偶発性の介入の程度が多く気にされている方が多いと思います。 この作品は背中に「運50%」とあります。 僕はそのくらいで設定した作りを考えています。 ですがこの部分、実は結構迷いました。人によっては運五割って聞くと、「うーん、大きすぎないかな」と思われるかなと。 というのも、こう言いかえることも出来るのです「*心理戦!」 でもよーく考えると僕は心理戦が嫌いなんですね。 コミュニケーションゲームに近いアップダウンではありますが あくまで、心もなにもなく、完全に数学的処理しても五割くらい運なんじゃないかな? そういうゲームを作ってみたかったんです。 ハゲタカのえじきやら、親しい要素のあるバッティングゲームは沢山あります。 これらも遊ぶ時は僕はいわゆる「人読み」を入れるし、それが面白くもあります。 でも今回はあくまで「ゲーム」として遊べる、というところを推したかったんです。 そんな感じです。 あと二本あるんですが、むずかしそうです!ではまた。
- 2017/3/11 2:56
- Dilettante
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- 当日用サマリー
- こんばんは、Dilettanteでは現在箱詰め作業でひーひーいっています。 そんな中、忘れない内にすきまを縫ってサマリーってやつを作りました! いやーしかし、他の出展者様の手書きのサマリー、いいなあ!と思いましたが 時間で焦りながら適当にやってたら事故りましたね。 でも、事故ってようとなんだろうと、これでいきます。 少部数印刷して、ブースにおいておくかたち(持ち帰りなし)にしようと思います。 もし会場で遊ぶ??(昔遊べましたよね?今みたけど今回はないのかな~。)って人がいるなら貸出くらいはかまいません。 よろしくお願いいたします。。
- 2017/3/9 23:50
- Dilettante
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- 【キンメダイ!】①”7歳以上”のこだわり
- ハローこんにちは。サークルディレッタントのyupikaといいます。 突然ですが、 みなさんは、ボードゲームの対象年齢欄ってどう思いますか? 私はあんまり信じていません。むしろ「これ、要る?」とさえ思っています。 というのも、私には姪がいて、姪が二歳の頃からボードゲームを積極的に楽しんできました。 その過程でどうしても難しいのが理解力です。 最初はすごろく屋で買ったキーチェーンゲーム等からでした。ルールもへったくれもない時代です。神経衰弱しかゲームとしては遊べませんでした。 その後、日本語を解するようになると姪には積極的に色んなゲームを投入してきました。 例えば四歳の頃に一番驚いたのは「はげたかのえじき」です。 4人でのプレイでしたが、なんと姪が1を使って15を3枚討ち取ったのです。手なりからでたものですが、事後とはいえ「勝てた」という認識があったようです。 幼稚園も年長になると相当のゲームができるようになります。 ゲシェンク、珍獣動物園、ドメモ、ラビリンスにハッピードッグまで 小箱の範囲で、ありとあらゆるゲーム”スタイル”を試したところで、ある程度気づきました。 ゲームの複雑性と子供が楽しめるかどうかは別だということに。 例えば「カフナ」があります。 このゲームは、どっちかというとアブストラクトよりのゲームです。対象年齢10歳以上。 しかし姪としてはルールが判ればかなり楽しめたようで、五歳の頃はかなりの回数遊びました。 他に「ローゼンケーニッヒ」もかなりプレイしました。 こちらだと得点計算が累乗方式なので、とても就学前児童には無理…なようで、意外といけるんです。単純につながれば勝てる、という認識で充分プレイできます。 逆に、全然できなかったのがブラフゲームです。 「ファブフィブ」、「ごきぶりポーカー」、「チャオチャオ」……どれもゲームにならなくなってしまいました。 何故これらが”出来ない”のか? 実は嘘をつくっていうのは、ものすごく高度な脳内処理作業なんです。 「リスクとリターン」または「どういった嘘が本当と思われやすいか」 数字も何もないごきぶりポーカーでさえも、ここまで必要とされます。 それに加えて本当の事をいう時にも嘘の振りをしなくてはいけない、というところまで頭が回りません。 また、ブラフゲームは大人がプレイのアシストをできません。 ほとんどのブラフゲームは根幹に非公開情報という存在が有ります。アシストしてしまえば代打ちにはなるでしょうが、それはプレイしているとは言えないのです。 これは私の考えですが、感情の分化も関わってきます。 感情の分化によって、人間は他者の気持ちというのを察するようになっていきます。 相手を察する、というのはかなり高度な感情なのです。 私の見ている限りでは小学三年生くらいで、相手の立場でモノを考えるということができるようになるかと思います。 つまり、アブストラクトよりの「難しい」と一般的に思われるゲームのほうが実は感情が必要ない分成長を問わず誰でも楽しめるのです。 今回出展する私のゲームは、「7歳からのブラフゲー」でもあります。 大人というか、同卓がアシストできる珍しいブラフゲー、とも言えます。 件の姪は先日、3/4に九歳になってしったのでもはやこのルール難度は大したことがなく、ひっかかりもなかったのですが 私は7歳の頃の姪を念頭においてデザインしています。 ブラフは必須ではないです。おまけの要素です。 ですが、あってもいいしなくてもいい、というところで対象年齢7歳と設定することができました。 つまり本ゲームの「7歳以上」はリアルです。 「ドメモ*」「ぴっぐてん」の次のゲームくらいの、本格的な心理戦・ブラフゲームの手前にどうでしょう。 もちろん、人の持つ単純な嗜好性とか、性格的なものはあると思うのです。 姪は若干とろい人間なので、今でも嘘がつけません。 逆に現在三歳の姪二号は、既に、スーパーでお菓子買ってもらいたい時に 「お菓子買って、ママがいいって言った」>事後そのママに確認>「えっ、言ってないけど?」とか こんなトリックを日常で起こすほど性格が悪いので、多分ブラフゲームなんてすぐ出来るようになると思うんですけどね。 *ドメモ ちなみにドメモは凄いゲームです。 何が凄いって、このゲームはブラフゲームでありつつもアブストラクトなんです。逆かも。 数字の推論部分だけでは六歳でもある程度出来るんです。ですが、ここにブラフの要素を足すと一段面白くなる。 なので姪は六歳頃からドメモが好きになってでブラフというものの基礎はこのゲームで学びました。
- 2017/3/5 19:51
- Dilettante