itten @itten_games
ittenはアナログゲームを作っています。一点を競うゲームを通じて、その場の状況が一転するような楽しい体験を。
ブログ一覧
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- ittenの新しい『ファンブリックシリーズ』5タイトル同時リリース!
- itten(エリアA-28)は、新しいゲームシリーズ『ファンブリックシリーズ(Funbrick Series)』をリリースします。 今回のゲームマーケット2021秋では、5タイトルを同時リリース! アナログゲームの魅力をスリムでポータブルな白い箱にギュッと詰め込んでいます。 いつでもどこでも、気軽に遊べて、しっかり楽しいゲームシリーズです。 ittenらしい、趣向を凝らした立体コンポーネントにもご注目ください。 各タイトルは、国内外のボードゲームデザイナーによる、協力・バランス・ブラフ・スピードアクション・目測、とバラエティ豊かな内容になっています。 世界的に著名なゲームデザイナー、ライナークニツィア氏の新作もラインナップされます。 ご期待ください!
- 2021/11/13 23:24
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- クラッシュオクトパス をリリースします
- 巨大タコ、荒れる海域、結末は予測不能! 「クラッシュオクトパス」をリリースします。 「クラッシュオクトパス」は、巨大タコによって海上にひっくりかえされた荷物を、誰よりも早く自分の船に回収することを目指すフリッキング(おはじき)ゲームです。 みんなでタコを動かして、アタックされたり、し返したり、結末は最後までわかりません。荒れる海域を乗り越えろ! 笑あり、涙あり、のアクションゲームです。 ゲームの流れをダイジェストでご覧いただけます。 クラッシュオクトパスを、さらに面白くするオプションキットが同梱されています。 「名無しの島」を追加すると、“荷物の回収”のバリエーションが増えゲームがさらに面白くなります。 クラッシュオクトパスの基本スキルが上手になるミニゲームを用意しました。 船が港を出航してから巨大タコに襲われるまでを、2つの簡単なミニゲームで楽しめます。 クラッシュオクトパスの世界に浸りながら、ゲームのスキルを磨いてください。 もう一つ、おまけのゲームも。 小さなお子様も一緒に盛り上がることができる、ボーリングゲームです。 ゲームマーケット2020秋では、試遊も用意する予定です。 ぜひ、エリアC04のittenにお立ち寄りください。
- 2020/11/11 23:30
- itten
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- ネッシーの正体 2nd Edition をリリースします
- 永遠の謎をつくれ。あばけ。 「ネッシーの正体」が装いも新たに登場! 昨年発表したマッチ箱サイズの「ネッシーの正体」の新装版をリリースします。 ネッシーや船のコマのサイズが大きくなり、証言カードやメモボードを新しく追加、ルールも一部改編され、ゲーム性と遊びやすさがアップしました。 また、一つのコンポーネントを持っていれば、ZOOMなどのリモートサービスを使って、遠隔地の友達や家族と遊ぶことが可能です。 実際リモートで遊んでみた様子を以下よりご覧いただけます。 ゲームマーケット2020秋では、試遊も可能です。 エリアC04のittenに、ぜひお立ち寄りください。
- 2020/11/11 22:50
- itten
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- TOKYO HIGHWAY CARS & BUILDINGS
- TOKYO HIGHWAYのビルと車のバリエーションが入った「TOKYO HIGHWAY CARS & BUILDINGS」を ゲームマーケット2019春にて発売します。(特価2,000円) お持ちのTOKYO HIGHWAYのコマと、交換または追加してゲームをお楽しみいただけます。心と手をふるわせて、より賑やかなハイウェイを! ※本製品だけでは、ゲームプレイはできません。「TOKYO HIGHWAY 2nd EDITION」か「TOKYO HIGHWAY 4Players Version」のいずれかと組み合わせてお楽しみください。なお、本製品を使った特別なルールはありません。
- 2019/5/22 23:30
- itten
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- 新作『MOON BASE(ムーンベース)』リリース情報
- 人類の月面到着50周年の今年、ittenは新作『MOON BASE(ムーンベース)』をゲームマーケット2019春にリリースします。未来の月面を舞台にした二人用のゲームです。ユニークな月面ボードに基地をつくりながら優位を競います。じっくり悩ましいゲーム性と、抽象化されたミニマムな造形性をお楽しみください。 イメージ動画やルール説明書はHPをチェック! 【プロローグ】 20XX年。人類がアポロ計画のもと月面に降り立ってから半世紀以上の時をへて、ついに各国は協力体制を整え「ムーンベースプロジェクト」を始動させた。移動式研究棟と積層リングモジュールを活用した6カ年にわたる月面基地の構築開始を目前に、開発者たちはプロジェクトの主導権をかけて準備を開始する…。 【ゲーム概要】 このゲームは月面を舞台にした二人用のアブストラクト系ゲームです。6ラウンドで進行します。プレイヤーは、ラウンドごとに「リングモジュール」を補充し、クレーターに配置したり積み重ねたりしながらムーンベースを構築していきます。3色のリングをうまく使って自分の色が有利になるように進めていきます。各ラウンドの終わりに「居住区」「資源施設」を建設するとポイントになりますが、ときに「移動式研究棟」を効果的に動かしながら、6ラウンド終了時に獲得できるボーナスポイントも狙っていきます。最後に合計ポイントが多いプレイヤーが勝利します。 【ゲーム仕様】 ★プレイ人数:2人 ★プレイ時間:30分以上 ★対象年齢:9歳以上 【価格】 ゲームマーケット特価 2,500円 MOON BASEの5つの特徴 <特徴1>ユニークな月面ボード 月面ボードの印象的なクレーターがこのゲームのマス目です。クレーターは重なり合っているため、こちらにリングを置けばあちらの目が、あちらにリングを置おけばこちらの目がつぶれます。リングをどのクレーターに置くか、置かれるかによって、盤面の状況が変化しゲームプランに影響します。気になるクレーターは早い者勝ち! <特徴2>積み重ねる立体ゲーム ムーンベースを構築するリングモジュールは二段三段…と積み重ねていきますが、そのとき置く位置が後々の手番に影響をおよぼします。戦略的なゲームですが、アナログゲームならではのプレイ感がミックスされています。「このリング、もう少し内側に置いておけばよかった!」と楽しく後悔してください。 <特徴3>ランダムなセットアップ アブストラクトなゲームですが、リングモジュールの準備はランダムに行います。 でもゲームが始まってしまえば、自らの選択と決断だけが頼りです。全てのリングモジュールは開示されているので、どのリングを選び取るのか?次のラウンドを見通し相手の動きを読んで、ランダムを必然に変えてください。 <特徴4>終盤になるほど盛り上がる攻防 各プレイヤーは、4手×6ラウンド=計24手だけで競います。最終ラウンド後の状況によってボーナスポイントが獲得できるので、終盤になるほど攻防が熱くなります。逆転を決める意外な一手をみつけてください。 <特徴5>完成した月面基地に未来を想う ゲーム終了は同時にムーンベースが完成するとき。競争の末に出来上がったボード上の見事な光景は、ライバルとの共作です。夜空の月を眺め、やがてくる未来へ想いを。
- 2019/5/17 18:29
- itten
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- TOKYO HIGHWAY 6人用への道
- 「2nd EDITIONと4Player versionを組合わせて6人用にして遊んでみます」という声を、ゲームマーケット2018秋でのご予約を開始したあといくつかいただきました。実際、車の色を塗り直すだけで6人対戦が可能になることを考えると、その遊び方をittenが積極的にサポートし、お薦めするべきではないかと考え始めました。 そこで今回、4Player versionをご予約いただいた方に、6人対戦を可能にする車コマのカラーバリエーション2種を無料でご提供することにしました。なお、2nd EDITIONと4 Player versionは色味や手触りが異なることをご了解ください。 多人数でより賑やかに展開するTOKYO HIGHWAYを、ぜひ楽しんでいただければと思います。 どうぞ宜しくお願いいたします。 ※予約先着順とさせていただきます。ある程度の数をご用意しますが、もし不足になった場合はご容赦ください。 ※ビルコマの追加はありません。初期配置ルールを記載したペーパーも付属予定です。 ※スタッフが塗装作業をするコマになりますので予めご了承ください。 詳細はHPから。 http://www.itten-games.com/th4p/ その他のタイトルについてもお知らせがいくつか。 itten NEWSもご確認ください!
- 2018/11/16 22:02
- itten
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- TOKYO HIGHWAY 4 Player Version
- ついに4プレイヤーバージョンが登場です! 「TOKYO HIGHWAY 4Player version」が、先日のエッセンシュピール18にて、 Asmodee社より世界に向けてリリースされました。昨年春、「2nd EDITION」の発売と同時に「Hello! Expantion Package (税込4200円)」として、2色の追加カラーの車コマと4つのビルディングブロックを拡張セットとして販売しましたが、本製品はそれらを全て含んだ、単体で2人〜4人プレイで遊べるパッケージとなっています。 この「TOKYO HIGHWAY 4Player version」を、このたびの東京ゲームマーケット秋でも数量限定で販売することになりました。先立ってご予約を受け付けいたします。(本製品は英語版ですが、日本語ルールを添付して販売します。なお、次回の入荷は来年春以降となってしまいますのでこの機会にぜひ!) <拡張版についてのおことわりと割引特典について> 多くの方からご要望をいただいておりました「Hello! Expantion Package」について、検討を続けてきましたが再販はできないという結論に至りました。2017年春の発売以降「TOKYO HIGHWAY 2nd EDITION」はご好評により数回にわたって製造を重ねているのですが、木製品であるため製造回ごとに全く同じものを作り続けることの難しさがあります。ゆえに、仮に「Hello! Expantion Package」を再販したとして、それを過去の製品と組み合わせた場合、色味や手触りなどの違いによりデザイン的にもプレイ感的にも不統一が起こってしまいます。そうなることはittenの本意ではないということが理由になります。どうぞご理解をいただけますと幸いです。 ただ、すでに二人用をご購入いただいて、拡張版の再販を楽しみにしていただいていた方にも、ぜひ本製品で3〜4人プレイを遊んでいただきたい!という思いから割引特典を実施することにしました。 お持ちの「TOKYO HIGHWAY 2nd EDITION」の日本語版ルールをご持参いただいた方には、ゲームマーケット特価5400円からさらに400円引きの5000円にて販売させていただいます。 ※本割引特典をご利用いただいた方は、ルールのはしにスタンプを押させていただきますのでご了承ください。 ※本割引特典は、ゲームマーケットにおいてのみ実施いたします。遠方の理由等でお越しいただけない方もいらっしゃると思いますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。 ご予約はittenのHPから受け付けています。 http://www.itten-games.com/gm2018autumn/
- 2018/11/10 21:04
- itten
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- 『TRIBE』セカンドエディション
- ゲームマーケット2018春では『TRIBE』のセカンドエディションも販売します。 本エディションは、オーナメントの選択条件を簡易にするなどの修正が加えられ、より遊びやすくなっています。 なお初版のコンポーネントでも同様にプレイしていただけます。ルールはittenのHPで公開していますが、初版をお持ちの方は 5/5、5/6にittenブース(E17-18)にお越しいただければ、新しいルール説明書をお渡ししますのでお申し出ください。 4ステップのサマリーも作ってみました。 『TRIBE』のイメージ動画や詳細はittenのHPをご覧ください。 販売のご予約も受付けています。
- 2018/5/3 11:32
- itten
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- 【GM2018大阪-A06】販売リストご紹介
- 大阪ゲームマーケット初参加となりますittenです。 A-06ブースにて販売する商品リストをお知らせします。 当日は関連商品やセット割もご用意する予定です。 どうぞよろしくお願いいたします! 【TOKYO HIGHWAY (2nd EDITION) 3,780円】 TOKYO HIGHWAYの詳細はHPをご覧ください。 Cygnusさんが制作されたTOKYO HIGHWAY Organizerもittenブースで販売いたします。 たくさんのオーナメントが、きっちりしっかり箱におさまります! 数に限りがございますのでお早めにお求めください。(2,800円) 【TRIBE (2nd EDITION) 3,500円】 ルールがシェイプアップされて遊びやすくなりました! TRIBEの詳細はHPをご覧ください。 【ハツデン 1,800円】特製缶バッジつき。 ハツデンの詳細はHPをご覧ください。 【ぽんこつファクトリー 2,500円】 ぽんこつファクトリーの詳細はHPをご覧ください。
- 2018/3/30 23:04
- itten
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- 『TRIBE』スペシャルインタビュー!
- 『TRIBE』発売を記念して、ゲームに登場する5体のヒューマン(以下H)に集まってもらいました。 その熱い想いをお聞きください。 ー こんにちは。 5体のみなさん、ゲーム開発当初は9体だったそうで…? H「おい!そんな頼んでもいない裏話するなら帰っちゃうよ。(笑)」 ー ではそのへんはオフレコでお聞きするとして…。このゲームのタイトルにもなっている“TRIBE(部族)”をどんなふうに感じているか聞かせてもらえますか? H「そうだねえ、たとえば街を歩いているとき、どことなくシンパシーを感じるやつとすれ違うことってあるじゃない?ファッション的な共通項や背格好からくることもあれば、なんとな~くということもある。いっぽうで、あまりに自分と似たやつと出会ったときの居心地の悪さってのもあったりね(笑)。多かれ少なかれ、オレたちは自分と相対的に他人を感じて仲間意識を持ったりするわけで、それをオレらの間では“トライブフェノメノン”って呼んでるんだけども。」 H「部族現象ね。」 H「ググるとアフリカとかのカッコいい部族の画像がでてくるけど、ああいうのもシンパシー感じたら即、トライブフェノメノンきた〜、みたいなね。場所性とか関係ねーから。」 H「そんで、そのシンパシーってどんどん伝播していくわけよ。いいっしょ?いいっすね〜!これもどうっすか〜?ってな感じで。結局その繰り返しでしょ?『TRIBE』って。」 ー ところでこのゲームには、2つの“時代”が用意されているとか? H「前半の「ルーツエイジ」は、伝承オーナメントが場からなくなったら終了することになってるんだけど、あれは“語り継がれた伝承がやがて霧散して消えていくこと”になぞらえてあるわけ。みんなを繋いでいたストーリーも次第に忘れられていく、みたいな。そんで、後半の「ニューエイジ」になったら、オレらはもう仲間になる必要はなくて、オレら自身がどう存在してるんだ?ってことがメインイシューになっていくわけ。」 ー では、後半の「ニューエイジ」は“部族”っていうテーマではなくなっていくのですね? H「いや、そうじゃなくて。前半と後半では“部族”の枠組み自体が変わってんだってことに気づいてほしいんだよな。前半、似た者同士の仲間ができていく一方で、オレたちどんどん個性的な姿になっていくでしょ?まあダイスが重要な役割を果たしているんだけど、ここではその話はいいわ。実際、人間って仲間や隣人と共通項を見出すことに喜びを感じながらも、逆に違いを見つけたり作ったりすることにも執心するという背反したところがあるわけじゃない?「ニューエイジ」はそういう“違い”をあらかじめ価値だって認める時代なわけで、それを共有する場ができてるわけよ。つまり、あれだ。ニューエイジでは仲間が不要なんじゃなくてオレらヒューマン5体は、すでにハイパー部族化してるんだってこと。」 ー。。。? H「けど、いかにオレがオレらしく立ってるのかってことも、それはそれで簡単じゃない。ギリギリのバランス感覚が必要だし、一歩間違えるとそれまで積み上げてきたプライドなんか文字通り吹っ飛ぶよ。そんなオレたちの姿って滑稽だし面倒くせえかも知れないけどさ、でもどこか美しくもあるんじゃねーの?」 ー ありがとうございました。実際プレイしてみないとなんのことやらさっぱりだと思いますので、ぜひ多くの人たちに試していただきたいですね! H「オレたちもそう願ってる。ゲームマーケットでみんなに会えることを楽しみにしてるよ。ちなみにittenのやつらがケチったおかげで試遊台がすごく狭いらしい。できたらまどろっこしいこと言わずに即買いして自宅で遊んでもらえるといいんじゃないかな。」 『TRIBE』の詳細、ルールはHPをご覧ください。ご予約も受付中です! (撮影協力:つばめ舎建築設計)
- 2017/11/25 11:46
- itten
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- 「TOKYO HIGHWAY 2nd EDITION」のご予約開始
- 「TOKYO HIGHWAY 2nd EDITION」販売とご予約開始のお知らせです。 初版の完売以降、多くのお問合せをいただいておりましたが、 今回、ようやく再販できることになりました。 お待ちいただいていた皆様、ほんとうにありがとうございます。 セカンドエディションは、コンポーネントのサイズを少し大きくして遊びやすくしました。 ルール説明書も、よりわかりやすい内容になっていると思います。BOXも大きめに新装。 ……結果、価格は初版よりあがってしまいましたが、どうぞご理解いただければと思います。 そして!さらに! セカンドエディション発売に合わせて、「Hello! Expansion Package」をご用意しました。 3人〜4人のマルチプレイを可能にするための追加拡張パッケージ(もう1セット + 専用ビルこま) となります。マルチプレイ用に、グリーンとオレンジの車コマの入った2nd EDITIONと、障害物となる ビルの木製ブロック、マルチプレイ用説明書が入っています。 ぜひ、文字通り拡張していくハイウェイ空間を楽しんでいただければと思います。 今回のゲームマーケット用には限定70部をご用意。 いずれも事前予約を受付けております。 「2nd Edition」「Hello! Expansion Package」ともに予定数に達したためご予約受付終了しました。たくさんのお申込ありがとうございました! イベント当日の販売については「2nd Edition」は若干数ございますが、「Hello! Expansion Package」はございません。ご了承ください。 詳細は、ittenのHPをご覧ください。
- 2017/5/4 12:58
- itten
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- 「TOKYO HIGHWAY」のプレイ症状!?
- 「TOKYO HIGHWAY」を何人かの方にテストプレイしていただいたのですが、いくつか特徴的なプレイ症状(!?)が見受けられましたのでまとめてみました。 <症状1> ゲームが終了したとき写真を撮る。 ほとんどの方がスマホを取り出して出来上がったハイウェイを撮影していました。 苦心して組み上げたハイウェイのフォルムに惚れ惚れしながら「この道路はワシが作ったんじゃ〜」と相好をくずし、引いたり寄ったり、撮影アングルにもこだわってしばしの記念撮影会。 <症状2> 創造欲求に憑かれ始める。 数回プレイを重ねていくと、高さ、距離、美的バランス、など空間に関わる創造欲求に憑かれる人が散見されました。「その道筋はちょっと…」と相手にも自分勝手なクレーム。ただ、その欲求優先で生み出したルートが、意外なチャンスに化けることもあるのでわからないものです。 <症状3> クラフトマンシップが発露する。 特別大きいわけではないこのゲームのコンポーネント。最初は道路をつなげる難しさに戸惑うプレイヤーから舌打ちのひとつも聞こえてくるのですが、やがてピンセット(付属します)の何たるかを理解し、手つきもさまになり、難工事をクリアする落ち着きと自信を身につけていきます。最後にはミリ単位の仕事も嬉々としてこなすなど、立派に独り立ちしていったハイウェイ職人多数。 <症状4> 机をぐるぐるまわり始める。 最初は座ってプレイを開始しますが、やがて双方立ち上がり机の周りをぐるぐると、いろいろな方向と角度でハイウェイを観察しながらプレイするようになります。おかげで、ルールブックから「テーブルに向かい合って座ります」の一文を削除するはめに。このゲームには盤もマス目もありません。頼れるのは己の眼力と空間認知能力なのです。 以上、 「TOKYO HIGHWAY」のアナログテイストあふれるプレイ感と諸症状が伝わりましたでしょうか? マーケット当日は、試遊もできますので、ぜひお立ち寄りいただき諸症状を楽しんでいただければ幸いです。 (ブース番号:I-37(東7ホール)) 事前のご予約もittenのHPから受付中です。
- 2016/12/8 1:47
- itten
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- 「TOKYO HIGHWAY」のこと
- みなさんは東京の首都高速道路を走ったことはありますか? 首都高を使ったことがある人で、その初めての印象を覚えているという人は多いのではないでしょうか? 僕の印象も鮮烈でした。曲がりくねり繰り返すアップダウン、左右を問わず次々と現れるジャンクション、我が物顔に車線変更をしてくる他の車。当時運転初心者であった自分にとって修羅場のような空間で、瞬時の判断を求められる緊張に心が折れそうになりながらも、これが高度文明社会というものか!と感嘆したのを覚えています。 首都高の歴史を紐解くと、1962年に京橋-芝浦間のわずか4.5kmの距離で開通、2年後の東京オリンピックを目標に突貫工事は進められ、33kmまで距離を伸ばすのですが、そのミッション完遂のため安価で入手しやすい立地を優先して選択していった結果、街を縫うように曲がりくねる線形の原型ができあがったようです。それ以降も環状線や他線との接続など立体交差も多用され、現在全長310kmを超える巨大都市型高速道路と発展してきました。 このようなプロセスを経て出来上がったフォルムはずいぶんとアナログ的で、都市とともに成長していった奇怪な生き物のようにも見えてきます。これが交通ルールのもとにインフラの機能を果たしていることに驚きますが、まさにそれが他に類のない現役の都市型高速道路として、世界の人々を魅了している理由だと思います。 このゲームはいわば、そんな〝首都高のような何か〟を作る遊びと言えます。ちょっと大げさに言えば、演繹法的に、つまりその時々の状況判断で行き当たりばったりに、もちろん一定のルールに従った上で出来上がっていくフォルムとは一体どういうものか、を試す実験でもあるのです。 ゲーム中、震える手で道路や車を積み上げる緊張感は、初めての首都高体験を思い出させてくれるかも知れません。そして完成したハイウェイが、みなさんにも魅力的なものに映れば嬉しく思います。 ★ゲーム詳細・ルールブックはこちら http://www.itten-games.com/tokyo-highway/ ★ゲームマーケット当日は試遊もできます。 ぜひお立ち寄りください。(ブース番号:I-37/東7ホール) ★事前予約も可能です(割引あり)。 ittenのHPからどうぞ。
- 2016/12/4 19:55
- itten