コザイク @cosaic1
ブース概要
『キャット&チョコレート』シリーズ、『シャドウレイダーズ』、『エムブリオマシン』、『ゲスクラブ』、『ぼくらなかよし』、パッケージ型マーダーミステリー『九頭竜館の殺人』、『人狼村の祝祭』、『あの夏の囚人』などを出版している株式会社コザイクです。
出展コメント
今回はMystery Party in the Box シリーズの最新作『ホワイト・レイヴン、レッド・ダイ』、『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』を先行発売いたします。定番『ゲスクラブ』の箱潰れ品(とはいえ美品です。定価4,180円>2,500円)や話題作『エムブリオマシン Gifted』、『ぼくらなかよし』もご用意いたします。
その他
公式サイト:www.cosaic.co.jp
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- 『名前はマダない』レビュー
- RAM CLEARさんの新作『名前はマダない』も遊ばせていただきました。 基本的なルールは「世の中のあるあるだけど名前がついていない事象に名前をつける」というもの。いわゆる大喜利系ゲームなのですが、この作品は「ゲーム」というよりは「見て楽しむエンタメ」「ゲームという形式をまとったアート」だと感じました。 普通、大喜利系ゲームはプレイヤーがお題に対するおもしろ回答を考えるだけですが、この作品の場合は最初から秀逸な「回答例」が各お題につき5つずつ用意されています。これらのクオリティがとにかく高い。しかも38枚のお題カードすべてに1〜4コマの、お題の「あるある」を説明するためのマンガがついています。ひとりで「回答例」と「お題マンガ」を眺めているだけでもニヤニヤできて、あっという間に時間が過ぎてしまいます。 デザインも秀逸で、僕は、ボードゲームの優れている点のひとつとして「モノとしての質感=所有する喜びを与えてくれるところ」が挙げられると思っているのですが、『名前はマダない』は間違いなくこの要素を満たしてくれる作品です。マニュアルには「お題カードはポストカードとしても使えます。回答を書いて友だちに送りましょう」といったことも書かれていますが、そんなことをする人はいない! だれもが、これは手元にキープしておきたいと思うはず。 さらに! マニュアルには書かれていませんが、個人的には「正式ルールとは逆の遊び方」もオススメです。やり方は単純で、用意された5つの回答例をだけを見てカード裏側の「お題」を当てるというもの。たとえば皆さん、「肉門」「現在過去未来」といった言葉を聞いて、どんな「あるあるだけど名前はマダない」事象を想像しますか??? 開封後に一度しかできない遊びですので、お題を見る前にぜひ試してください。いまはやりの(?)レガシーシステムですよこれは! 見た目もプレイ感覚も、ヴィレッジヴァンガードや東急ハンズなどに置いてありそうな印象。いわゆる「ゲーマーではない一般人」と遊べるもの、オシャレな作品を探している方におすすめ! ※ゲムマでの販売価格は1,000円とのこと。 気になった方はぜひ予約サイトをチェックしてみてください。
- 2019/5/19 20:24
- 亮 川上
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- 『ダイスニコフ』レビュー
- RAM CLEARさんの2人用ボードゲーム『ダイスニコフ』を遊ばせていただきました。 基本的なルールは、 ・各プレイヤーの前に1〜9までのカードが1枚ずつ並んでいる。 ・自分の手番ではダイスを2個振り、出目の合計に、あるいは合計をふたつに分けた数字に対応する相手のカードを破壊する(たとえば出目が4と5なら合計は9、相手の「9」のカードを破壊しても良いし、「1と8」や「2と7」などを破壊してもOK」)。 ・破壊できない出目が出たらバースト。 ・手札で出目操作可能。 ・両プレイヤーがバーストまたはパスしたら上陸戦フェイズ。 ・破壊されなかったカードに書かれた兵力を使い、プロッティング(バッティング)形式で陣地の取り合い。 といった感じ。 要素はそれなりに多いのですが、いずれもわかりやすく忘れにくく(これ重要)、すんなりゲームを始めることができました。このサクサク感、長いルール説明を聞くのがしんどくなってきた身としてはとてもありがたいです。 そう、このゲーム、かなり好みでした。RAM CLEAR/海猫沢めろんさんと「お互いのゲームをレビューしましょう!」という話になり、「これでもしめろんさんのゲームがおもろなかったらどうしよう」と少し不安になっていたのですが、杞憂でした。 美麗なアートワークやカードのネーミングセンスも抜群なのですが、個人的にいちばん気に入ったのは「出目操作が楽しめ、かつインタラクティブ要素の強いダイスゲームである」という点です。 『ダイスニコフ』にある「カードに書かれた能力を駆使してダイスの出目を操作する」という要素ですが、これを売りにした作品といえば、(手前味噌ですが)『王への請願』が真っ先に思い浮かびます。 『王への請願』(新版)が4年以上にわたって売れ続けていることからも明らかなように、この「出目操作」というプロセスはとても楽しい。やっていて気持ちがいい。ただ『王への請願』の場合、出目操作によってより良い結果を出す、という行為に他プレイヤーが絡む要素はほとんどありません。 一方『ダイスニコフ』の場合、「相手プレイヤーの場の状況」そして「島(得点に直結するエリア)の支配状況」が出目の選択に強く影響してきます。まさしく「生身の相手が目の前に存在するからこそ楽しめるゲーム」と言えるでしょう。 最近は「多人数ソロゲー」が増えており、その理由は「直接相手を殴るようなプレイが敬遠されるから」といった説を耳にしました。「将棋やオセロ、TCGがガチの殴り合いでも許されるのは2人用だから」「2人用だと『なんでおればっかり攻撃するんだよ!?』という不公平感が生まれない」という説も。 そう考えると、しっかりとしたインタラクティブ性を備えた『ダイスニコフ』の「2人専用」という選択はとても理にかなっています。 繰り返しになりますが、しっかりとしたインタラクティブ要素を備え、かつ手軽に「出目操作の快感」が楽しめる『ダイスニコフ』。おすすめです。 ※すみません、あまり写真を撮っていませんでした。 実際のコンポーネント画像についてはこちらの予約サイトをご参照ください。
- 2019/5/19 20:20
- 亮 川上
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- コザイクブースのラインナップ
- ゲムマ2019春、コザイクブース(エリア02)の販売内容が決まりました。 ・なつめも(2,500円) ※先行発売! リヨさんの表紙が目印です。 ・ゲスクラブ(3,500円) ※まだまだ新作。おかげさまでメーカー在庫がなくなりました。 ・エムブリオマシン(3,500円) ※ゲムマ2018秋、新作評価アンケート(680作品中)第2位! ・ゾンビタワー3D(4,000円) ※会場限定! 一般流通していません。 いずれもゲムマ特価です。 『なつめも』以外はすべて大箱、という時代に逆行するラインナップ。 さらに! 『なつめも』と別の作品いずれかひとつを同時購入していただいた方に、もれなく『なつめも』の予備カレンダーシート(ブック)&ひみつシート(ブック)を1セットプレゼントいたします。 もともと「普通はこんなにプレイしないだろ!?』と言いたくなるほど大量のシートが同梱されている『なつめも』ですが、それをそのまま同じだけ上乗せ。 実は8人ぐらいまで普通に遊べるゲームですので、この予備ブックさえあれば何人とでも、いくらでも、一切のためらいなしにプレイを楽しむことが可能です。数量限定ですので、この機会にぜひ!
- 2019/5/16 23:42
- 亮 川上
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- 『なつめも』について
- はじめまして、コザイク代表の秋口と申します。 ここではゲームマーケット2019春で先行発売される『なつめも』について語らせてください。 突然ですが、ボードゲームの魅力って何でしょう? 人と人をつなぐコミュニケーション・ツールとしての優秀さ? 美しいデザイン? 実際に触れられる「モノ」としての存在感? ——もちろん魅力はひとつではなく、複合的なものだとは思うのですが、個人的には「新しいメカニズム(ゲームシステム)に出会えること」という部分に、特に強く惹かれています。 ちょっと古いデジタルゲーム好きの方々ならば、初めて見下ろし型のRPGが発売されたときの、あるいは初めて対戦格闘ゲームを遊んだときの、あるいは初めてミステリーノベルゲームが現れたときの衝撃を、いまも思い出せるのではないでしょうか。 そうした新しいジャンルとの出会いが持つ喜びを、ボードゲームの場合は、驚くべきことに、ひとつひとつの作品がもたらしてくれる……僕はそう信じています。 そして、『なつめも』は間違いなくこうした「新しいメカニズムとの出会い」を与えてくれるゲームだと言えます。 作者の宮野さんに初めて遊ばせていただいたとき、僕はシステムの軽さ、「カレンダーを埋めていく」ドキドキ感、それほど親しいわけではない、それこそゲーム会で2、3回一緒に遊んだことがあるだけの他プレイヤーたちをまるで小学校時代の本物の同級生であるかのように錯覚させる不思議なプレイ感覚に、強い衝撃を受けました。 イベントに参加するかしないかを選ぶだけ、カレンダーを埋めていくだけ……。なにも新しいこと、特別なことはしていないのに、似たシステムを持つゲームをひとつも思い出せない。 ちょっと褒めすぎかもしれませんが、これが、僕の『なつめも』に対する印象です。宮野さんから「コザイクから出版しませんか?」と訊かれた際は、迷わず「もちろん!」と返答していました。 できるだけ大勢の人に遊んでいただきたい、という想いから、価格はかなり低く抑えています(この内容でゲムマ価格2500円は破格のはず!)。 いわゆる紙ペンゲームではありますが、専用シートは大量に、印刷所から「そんなに入れたら箱が閉まらないかもよ?」と言われるほどの枚数を同梱しましたので、残り枚数を気にすることなく遊んでいただけます。それでも不安だ、という方のために、公式サイトにはA4印刷用のシートデータもアップしておきました。 個人的には、あえて男性プレイヤーが自分のキャラクターの性別を変えて、野太い声で「ちょっと男子〜。ちゃんと宿題やってる〜?」などとロールプレイしながら遊ぶとより楽しいんじゃないかな、と思っています。 エリア02、コザイクブースには小さな試遊卓を3つ用意しました。まずは遊んでいただければ幸いです。 よろしくお願いいたします! 『なつめも』のルール紹介はこちら
- 2019/5/11 11:02
- 亮 川上
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- ゾンビタワー3D International Editionについて
- ゲームマーケット2018秋にて販売した下記『ゾンビタワー3D International Edition』ですが、今回(2019春)も持ち込むことにしました。個数は30個程度。これにてメーカー在庫はゼロとなります。重版の予定はありませんので、興味のある方は、この機会にぜひお買い求めください! ---------------- ゾンビタワー3Dという派手なボードゲームがあります。いわゆるインスタ映えというやつです。数年前に製造したぶんはめでたく完売したのですが、なにぶん高コストな作品のため、なかなか追加印刷する決心がつきません。それゆえ現在、日本では絶版となっております。 https://www.kickstarter.com/projects/cosaic/zombie-tower-3d?ref=discovery このゲーム、しばらく前に、クラウドファンディングを用いてアメリカでも発売してみました。ありがたいことに想定していた以上の注文をいただき、無事にこちらも完売することができました。 今回は上記アメリカ版の予備在庫の一部を持ち込む予定です。日本語ルールもプリントアウトして持っていきますので、これまで興味はあったけど絶版のため入手できなかった、という方はぜひA35、コザイクブースまでお越しください。お待ちしております!
- 2018/11/17 11:19
- 亮 川上
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