ほぼトランプと同じカード構成なので、トランプのポーカー役でそのままでいけそうです。トランプは13ランク・4スートですから、ランクを13→12に縮めて、スートを4→5に広げることになります。しかしフェスカは5スートなので、トランプとは異なるファイブカード(5 of a Kind)という役が新たに追加されます。トランプでもジョーカーを含むポーカーで、フォーカードにジョーカー1枚の組み合わせてファイブカードという役で呼んでいますが、フェスカでは同ランクの5枚組の純粋ファイブカードが作れます。なおフェスカではトランプと異なり、絵札が無いのでロイヤル・ストレート・フラッシュという役はありません。そもそもトランプの役でもストレートフラッシュの最高位として扱うべきものなのですが、わざわざ分離した役になっているのは謎です。
ポーカー役は、(a)同ランク揃え系、(b)ランク順並べ系(ストレート)、(c)スート揃え系(フラッシュ)の3種およびその組み合わせで成り立っているのですが、フェスカは5スートなので、スート揃え系に「5つのスートを各1枚ずつ集める」という役を追加することが考えられます。一つのスートに揃えるのがフラッシュですが、その逆でバラバラに5つ揃えるということです。感覚的にはフラッシュよりずっと簡単にできる役と思われますが、でもワンペアよりは難しそうで、ツーペアやスリーカードと比べると確率的にどうかなというところです。この役名を最初は「ファイブ・エレメンツ(5つの元素)」としたのですが、どうもフェスカに縛られた名前であり、他の多スート系トランプでも使える汎用的な名前の方が良かろうと考えて「ミックスウェル(Mix Well、よく混ぜる・よく混ざっている)」としました。このミックスウェルは他の役との複合も可能なのですが、それぞれ区別すると役の数が増えすぎて覚えられないし、また複雑になり過ぎるため、複合役は補助的に考えることにします。例えば手役がスリーカードどうしで競合して、一方にミックスウェルの複合があった場合に、スリーカード・ミックスウェル(3 of a kind with mix well)として複合している方が役順が高いとします。
今回は、FESCA60ポーカーの紹介でしたが、実はFESCA65(五行札と空無札)の検討もしています。空無はZAT(0と13:Zero and Thirteen)使い限定の場合だけです。13ランク・5スートになりトランプとのカード構成の差が小さい分だけFESCA60より特徴が表れにくく、少し物足りない感じがしています。空無をZATとランクワイルドの兼用としたら、大きく変化して面白くなりそうな気がしているのですが、最初に述べたようにワイルドカードを含む計算が複雑で詳細分析できていません。数学に強い人、誰かチャレンジしてもらえませんか。