やすものゲームズ

「もりだくさん & もうたくさん」のやすものゲームズ。 2024年秋は、新作1つ(マリーの晩餐)と、続編2つ(HR/HFの31-40階と41-50階)。 安っぽいかもしれないけど意外と本物志向かもしれないよ。 一言添えるなら「買え、そして遊べ」だな。 あれだぞ、すげえ面白いはずだぞ。 今回は土日出店だからみんな来るのだ買うのだ。

HIGH RISE / HIGH FIRE について その3
2023/11/14 6:33
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さて、このゲームだがプレーヤーはヒーロー6人を作ってそれでパーティーを組んでダンジョンインとなる。

君1人で6人を操るわけだから大変だ。ので戦闘ルールはちょこっと工夫がしてある。今回はそれを説明する。

あ、ヒーローは番号制だ。もちろん好きな名前を付けて構わない。ただ番号は必ずくっつく。6人いるから番号は1,2,3,4,5,6と割り振ること。数字による有利不利はない。前衛後衛とかの差もない。番号はランダムにヒーローを選ぶ際に用いる。ダイスを振って3が出たら3番のヒーローの出番になるだけだ。

 

・戦闘になったら君はダイスを1つ振る。これが一定値(隊列値+先制値)以下だった場合、君は「優勢」となる。ダメだったら「劣勢」になる。

君が優勢だった場合、まず、君はこの戦闘から逃げるか選択できる。

逃げると「疲労点」がたまるけど戦闘で余計な損害を負うのは避けられる。ま、状況で判断してくれ。

優勢の場合、逃げるは選択するだけで100%成功する。しかし劣勢の場合、その選択ができない。

 

・「劣勢側」の代表者とそれが実行するアクションを選択する。

・続いて、「優勢側」の代表者とそれが実行するアクションを選択する。

アクションってのは戦闘時にできる行動のことだ。ヒーローは3つか4つのアクションを持っているのでその中から1つ選ぶ感じだ。

アイテムを使う、呪文を唱えるを選択した場合は、そこからさらに選ぶ必要がある。

モンスターのアクションはランダムだ。当然、モンスター毎に異なる。

前後するけど代表者はこのラウンドにアクションを実行するキャラクターのことだ。戦闘ではラウンド毎に、敵と味方を1人ずつ選んで、そいつらが殴り合う感じだ。だから味方が1人でも100人でも大して手間は変わらなくなっているわけだ。

モンスターの代表者はランダムだ。そして君のヒーローも、やはりランダムで決定される。

モンスターはわかるがヒーローもそれじゃあ意味なくね? と思うかもだけど、それについて補足しよう。

まずヒーローが優勢側の場合、劣勢側のモンスターのどのモンスターがどのアクションをするか決めてから、代表者となるヒーローをランダムで決めて、そしてアクションを選ぶ。代表者はランダムでもアクションは君が選べる。だからモンスターのアクションを確認して、殴りかかるか盾を構えるかを選択できる。

ヒーローが劣勢側の場合、君は代表者をランダムで決めて、さらにアクションを決めてから、モンスターのそれらをランダムで決める。これはちょっとドキドキするよな。

んで、さっきちょろっと出てきた「隊列値」。これが大事だ。「隊列値」ってのは君のヒーローがどれだけ周囲を警戒しながら組織的に行動しているかを意味する。隊列値は罠に引っ掛かったかにも使うし、最初の優勢劣勢を決めるのにも使う。と同時にだ、隊列値はヒーローをランダムに選ぶ際にも影響する。隊列値が1の場合、ダイスを1つ振ってその出目のヒーローを選ぶしかない。しかし2あればダイスを2つ振ってどっちかの出目のヒーローを選ぶことができる。な、これで多少は戦略性ってのが出てきたんじゃあないのかね。

隊列値は6人のヒーローの「警戒値」を合計したものから算出される。{6人の警戒値の合計-(TG-1)×20}/25(切り上げ)だけど、10階まではTG1だから合計を25で割ったものと考えていい。最初は1だろうがレベルアップすれば途中で2になれるだろう。1と2の差は脱糞するほど違うぞ。2と3も違うがまあ2あればいいはず。ゲーム的には2になると楽になったねが実感できていい気分、しかし塔を10階登る毎にペナルティーが増大してまた1に戻される。だけどパーティー構成や能力値配分をうまく考えれば、1の時間は短いもしくはほぼなしで3も狙えるかもしれない。そんな感じのバランスとなっている。全く、素晴らしいゲームじゃあないかね。

 

さてそのあとはアクションの解決なんだけど、それはまた次回。