按理具庵 @anriguan
「あんりぐあん」 と読みます。駆け出しの発明家が勢いで一人起業してしまった会社です。
陰陽五行プレイングカードFESCA(フェスカ)をトランプの再発明として創作しました。
しなり折りカード立てが第一発明品で、これを応用した紙製ミープルやチェス・将棋駒に展開中です。
- 紙を折るだけボードゲーム用カードスタンド
- 2021/3/27 10:45
長方形の紙を折るだけのカードスタンドを発明しました。
特徴
1.単純な構造で簡単に作成できる。
普通の長方形の紙だけを使用します。切り抜きや挿し込みも無しで、糊やテープによる留めも不要です。
3回の平行折りと2カ所のかしめ留め折りのみで簡単に作成できます。
チラシやコピー用紙でも(薄い紙なら2~3枚重ねて)使用できます。
構造と原理を知れば、詳細な折り方を覚えなくても自分で考え付くことができるほど簡単な折り方です。
2.畳んで収納でき超軽量なので携帯に便利です。
一度組み立てて折り目を付けておけば、使う時には直ぐ(数秒以内)組み立てできます。
畳んで収納しても、広げて複数枚を重ねて収納しても、とにかくかさ張らないのが良いです。
軽くてかさ張らないのでボドゲ会などに参加者の人数分だけ持って行くことも可能です。
3.安価でデザインの自由度が高い。
元が紙なので印刷するだけで多彩なデザインを楽しめます。
ゲームで使用するカードの大きさや保持枚数に合わせて高さや横幅を自由に設計カスタマイズできます。
ルールの要約(サマリー)など記載してゲームに付属させる専用カードスタンドとすることも可能です。
紙以外ではPPシートの使用も可能です。
折り方
欠点
軽過ぎるため風がある場所での使用には適しません。
基本は折り方の発明なので、アイデア商品としては売り難いし、売るとしても安価過ぎて儲からないです。orz
使い方
傾斜面に沿ってカードを細溝に挿し入れるようにして使ってください。
外かしめ折りとの違い
「内かしめ折り」は、元となった「外かしめ折り」の改良です。
折り方は少し難しくなりましたが、幅の狭いカードでも手前に滑り倒れることがないようになりました。
区別するために、簡単な元の折り方を「外かしめ折り」、改良した方を「内かしめ折り」と呼んでいます。
名前の由来
カシメとは、一般的に板形状の部品を塑性変形を利用して接合する加工方法の総称のようです。大別すると、リベットやハトメなどの接合用の金属具を使う方法と、金属板自体を重ねて折り曲げるハゼカシメの方法があります。
本発明の「かしめ折り」はハゼカシメに近いのですが、紙の塑性変形は復元力が強くて曲げ折り挟むだけでは外れてしまうため、底面の両端の角を三角形に折り曲げることで形状を維持しています。この三角形の折り曲げ加工を「かしめ折り留め」や「かしめ留め折り」など呼びます。そして、この三角形の折り曲げ部が形状の大きな特徴になっているので、長方形の紙を折ってカード立てや席札として使用する折り方を「かしめ折り」と呼ぶことにしています。
注意事項
発明品として意匠登録済ですが、個人が非営利で自作して使用する分には何も問題ありませんので自由に使ってください。
営利を目的として使用する場合は、権利者の許諾(ライセンス契約等)が必要となります。例えば、そのまま商品として販売したりボードゲームの付属品とする場合などが営利使用に該当します。またノベルティとして頒布する場合は無料であっても広告宣伝のための営利活動とみなします。
折り方の説明図や動画をネットに公開して広告費を稼ぐ営利目的の行為は、著作権や倫理上の問題(いわゆるパクリ行為)となる可能性があります。もちろん営利を目的としない簡単な紹介や引用およびリツイートやリンクなどは全く問題ありません。
分かり易く要約すると「個人が自作して使うのは自由だけど、勝手に金儲けに使わないでね。」ってことです。
折り方を他人に伝授して構いません。いや、むしろ積極的に広めてください。ただし発明者への敬意(リスペクト)を示して、とある発明家が考え出した「かしめ折り」って名前の折り方であることを一緒に伝えてください。
よろしくお願いします。
変更来歴
2021.03.29 折り方の詳細説明図の(2)と(3)の説明文の配置が逆になっていた間違いを修正しました。
レイアウトや誤字脱字なども一部修正しました。
2021.04.06 外かしめ折りと内かしめ折りの比較図を追加しました。
2021.04.07 名前の由来を追加しました。
2024.06.10 画像ファイルの再アップロードで復旧