按理具庵 @anriguan
ゲーム概要
- 多重数や字牌種の選択でポーカー役に最適な構成を探る
- 万・索・筒の基本3スートと字牌1~3種の追加スートを捏ね回し
- トランプ仕様の汎用カードに適用できる最適な54枚の構成を見つけた
| プレイ人数 | 3〜6人 | プレイ時間 | 5〜30分 |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 0円 |
| 発売時期 | 2025秋 | 予約 | 不可 |
| ゲームデザイン | フェスカ・つじむら | イラスト・DTP | フェスカ・つじむら |
ゲーム詳細
「麻雀牌でポーカー」は2025秋のトランプ様カードデッキMoTS5(ModuloN54)のカード構成のひとつである三元付半麻雀に関するゲームです。ただし内容的にはタイトル通り、麻雀牌を使ってポーカーするときに使用する牌構成と対応するポーカー役を定義しています。市販の麻雀牌や携帯用の麻雀カードなどでも、その構成と役を用いれば「麻雀牌でポーカー」ができます。
トランプデッキの54枚以内で最適な構成を探して、やや変則的ではありますが、字牌を三元牌だけに限定し、数牌は2重で1,5,9のみ1重として、そこに三元牌(中発白)の3つを3重で埋める構成に辿り着きました。MoTS5の右上に配置された麻雀牌は、この構成となっています。ちなみにS3R7E43D2は対称性が良く美しい構成なのですが、残念ながら56枚の構成で2枚足らないので不採用となりました。

MoTS5には三元牌を割り付けないS3R9D2の構成も使えるように、三元牌カードには数牌の1,5,9をその下に配置してあります。ただしS3R9D2でのポーカーはD2,P2が極めて近く役順決めに疑義があり推奨できません。でもD2はP2より弱い役と定義してしまえばよいだけで絶対使ええないと云うことではありません。
実のところ、S3R7D2を残した理由は「3スート9ランク2重」の構成を他のカードゲームに活用するためです。例えばトリックテイキングがあります。2重構成のトリテでは同一牌(札)が出たとき、{(1)先出しが勝ち,(2)後出しが勝ち,(3)共倒れで両者負け}の3通りのどれにするか取り決めが必要です。他に1は9が出たとき最強になって勝てる下剋上ルールを追加するなど考えられます。
なおトランプの2重構成(ダブルデッキ)のトリテは別途考えていて、これも追って公開する予定(は未定、いつになることやらwww)です。他にもババ抜きや神経衰弱などペア合わせ系ゲームへ適用すると、ランク一致ではなく完全一致が求められて難易度が爆上りします。トランプゲームでダブルデッキを使用するのってピノクルやカナスタとか在るには在るけど圧倒的に少ないので、新たなゲーム創作の種にもなりそうです。
話をポーカーに戻すと、麻雀牌フルセットの(9x3+4+3)x4=136枚あるいは花牌まで含めた144枚でのポーカーも考えらえますが、多重数を4に上げるとD4役が追加されるだけでポーカー役の広がりがあまり無くて面白くもなさそうです。ただし8人以上の多人数用ならありかもしれません。あるいは少人数用としても1回のシャッフルで複数回のゲームをすることとし、既に使われ捨てられた牌を見て記憶して、その後のゲームに出る牌の期待値を計算して勝負手を決めるなど、およそ人間離れした特殊能力のある人が楽しめるゲームが考えられますが、そんなゲームには興味ありません。ところで多人数対応のポーカーゲームと言えば、カジノではテキサス・ホールデムが現在主流のようです。これは共用札5枚に配り手札2枚で、カード交換など追加の配りがない効率重視(ディーラーの作業が少なく多人数を捌ける)のルールです。ゲームとしての競技性よりも賭博性を重視したルールとも云えます。カジノだから賭博に寄せるのは当然なのでしょうが、流行っているからという理由でゲームとして優れていると誤解する人がいるのは全くもって残念です。
麻雀牌でポーカーに話を戻すと、多重構成にすることにより{D2,DP,D3,DH,D4}などの役が生まれて手役の広がり(どの役を狙うかの選択幅が広がり考え悩む)がゲームを楽しくします。しかし多重構成では総枚数が急激に大きくなるため、ランク数を減らしスート数も減らして基本となる単構成を小さくまとめる必要があり、9ランク3スートの麻雀はトランプで多重構成化するより適していると言えるのです。そして何より麻雀には字牌と云う追加(拡張)スートがあり『タロット・デ・ポーカー』で示したようにスート系役に関しても広がりがあります。
さらに麻雀と言えば順子や刻子や対子が組み合わせの基本ですから、当然ながらこれらもポーカー役に組み入れるべきです。刻子はD3なので3多重なら対応できます。対子はD2ですから2多重から有効です。順子はラミー役名のRun(ラン)ですが、ポーカー役としてはRun3,Run4,Run5を採用とします。ただしRun5は標準ポーカー役のストレートフラッシュと同じなので略語表記のみ変更(SF→R5となります。シリナンポーカーではRun2までも採用としましたがP1などの最低位役の代わりとするためであって、標準のランク・スート正則の構成ではP1との複合役が複雑になり過ぎるためRun2は不採用としました。

役の数が増えることで役の強弱バランスの調整も難しくなりますが、麻雀の字牌の種類は風・元・花と3種あり採用の組み合わせが多く、さらに数牌と字牌の多重数を変えるなど、極めて多彩な構成が可能となっています。全体の枚数制限から数牌は2多重までと限定し、花牌は一般的ではないので補助的な使用に限るとして、最適な構成を探すことにしました。2~3の少人数であれば数牌1重(シングル)の構成で、4人以上の中人数なら数牌2重(ダブル)の構成がお勧めです。市販の麻雀牌を使ってポーカーするには、ある一部の構成を除けば、ほぼ問題なくポーカーが楽しめます。

ここではトランプ仕様の54枚に適した3つの構成を示します。
実際に調べた構成は50個を超えます。あまりにも数が多くてWeb上の図として表示するのが大変なためPDFで公開することにしました。
また人数別の推奨する構成を図に示します。

補足
「稀度」の解説と判定基準となるXマークについての説明を「シリナンポーカー」の説明書から引用して、ここに表示します。

関連
モジュロン(ModuloN)でシリナンポーカー他 https://gamemarket.jp/game/186661
トランプでコートポーカー3種 https://gamemarket.jp/game/187075
マヤン(MayaN)でババ抜き的な《マヤン抜き(仮)》 https://gamemarket.jp/game/187345
タロット・デ・ポーカー(ネオタロットポーカー) https://gamemarket.jp/game/184828
麻雀牌でバトルポーカー https://gamemarket.jp/game/179578
FESCAミクセルポーカー https://gamemarket.jp/game/177930
麻雀牌でポーカーの構成と役順 (Rev1.10)
https://img.gamemarket.jp/20251222_113432_MahjongPokerHands_Decks_Rev110.pdf
変更来歴
