符亀 @Hu_games
ゲーム概要
- 目当ての化石を探す、神経衰弱系のゲームです。
- カードの裏面は2~5層の地層になっており、深い層のカードほど高得点の化石が多いです。
- 残っている化石はどれか、どこか。サマリーと記憶と心理戦をたよりに、誰よりも化石を掘り当てましょう!
プレイ人数 | 3〜6人 | プレイ時間 | 20〜30分 |
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対象年齢 | 7歳〜 | 価格 | 2,000円 |
発売時期 | 2024秋 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | 符亀 | イラスト・DTP | crocotile |
ゲーム詳細
【ストーリー】
世はまさに大化石掘り時代。
あなた達は、ある区画を一部ずつ担当している調査員です。複数の場所にまたがって埋まっている巨大な化石を掘り当てるため、調査に乗り出しました。
事前調査から割り出された化石の分布表を見ながら、価値の高い化石を探しましょう。
ただし、目的の地層が深ければ深いほど発掘は難しく、掘れば掘るほどに掘るためのリソースも減っていきます。
さらに、そもそも調査日程があまりにも短く、具体的には3ターンしかありません。
掘れる数は限られていますが、それでも、あなた達なら大量の化石を掘り当てられると信じています!あとは任せたよ!
【ゲーム概要】
シンプルながら頭を使う「ミニマリアン」シリーズの第5作目です。今回はシリーズで一番簡単です。たぶん。
神経衰弱系のゲームで、裏向きになったカード2枚をめくり、表が同じなら得点がもらえます。
ゲームの物語的には、地層から化石を掘り出して、同じ生物の化石なら1体分が復元できるので得点、というイメージです。同種なら同個体じゃなくてもいいのかとかは知らん。
なお、化石ごとに得点が異なり、ティラノサウルスは最高の6点です。
カードの表面の例。恐竜だったりサーベルタイガーだったりする。
本作「フォッシリアン」が普通の神経衰弱と違う点は、2つです。
1つ目は、カードの並び方です。普通は場に大量のカードが並びますが、本作ではそれぞれのプレイヤーの手元にカードが配られます。
自分の手元に来たカードは最初に表面を見ることができ、つまり最初から数枚の化石の位置が分かった状態からゲームが始まります。
神経衰弱の序盤にありがちな、何も手掛かりがないからとりあえずめくってみる運ゲータイムがほぼありません。
2つ目は、カードの裏面が4種類に分かれていることです。
本作のカードの裏面は化石が埋まっている地層を表現しており、2層から5層までの4種類が存在します。
カードの裏面の例。2層だったり5層だったりする。4層のカードは製品版で確かめよう上の表面から推測できるので略。
この裏面は掘る地層の深さを表しており、より多く積み重なった深い層、つまり古い時代の地層ほど高得点の化石が多く分布しています。
高得点の化石ほど実際に古い年代の生物の化石となっており、本作のこだわりポイントです。ティラノが意外と最近の恐竜だったり低得点っぽいアンモナイトやら三葉虫やらが意外と古かったりで苦労したのは秘密です。
この裏面と得点との分布のおかげで、まだめくられていないカードでも表面が推測できるのが2つ目の特徴です。
特に終盤は、「この裏面のカードはあれとあれだけだから、俺の探してるやつはもうないな」みたいな計算ができます。
地層と化石の分布表はサマリーとしてついてきますので、安心してサマリーとにらめっこしてください。
本作は3~6人のゲームで、36枚のカード (+サマリー) を使用します。
これらは配りきり (5人のときだけ1枚余る) なので、3人の時は12枚のカードを覚えてもらいます。これでシリーズ最低難易度ってマジっすか?
あ、一応3枚は捨てて配り直し&そのカードは表を見れないので、覚えるのは9枚だけですね。そんな変わらんやろ。
本作は、まず他人のカードをめくり、次に自分のカードをめくって、それらの化石が同じなら得点がもらえます。得点化できた自分のカードは、横向きにしてわかりやすくしておきます。
そして、毎ラウンドにめくれるカードの枚数は、「自分の場にある、横になっていないカードの数」で決まります。
つまり、3人プレイの初手なら12枚のカードが自分の前にあるため、12めくれます。
いや、さすがに12枚はめくれません。
12「層」をめくれます。
つまり、「5層のカード2枚と2層のカード1枚」や「2層のカード6枚」がめくれます。
(自分のカードはこのカウントに含みませんので、全部化石を当てれば3ペアか6ペア分得点化できます)
めくって横向きになると次の手番にめくれる数が減るので、このラウンドで何を何枚得点化しにいくかのリソース管理が重要です。
なお、めくられた側も得点がもらえる&めくられた側のカードは横向きにならない (自分の番でめくれる数は減らない) ので、めくってもらう側もオトクです。
ちなみに、本作は3ラウンドで終了します。
そして、ペアを見つけることも見つけられることもなかった化石は、その分減点になります。
貴重な化石をみすみす見逃してしまわないよう、がんばって化石を掘り当ててください。
最初から表がわかっているカードがあり、そうでないものも裏面から推理ができ、しかし最初にペアを見つけすぎると終盤に動けなくなるリソース管理要素もある。
記憶力と運だけでは勝負が決まらない、戦略的な神経衰弱です。
【頒布情報、試遊、予約など】
ゲームマーケット2024秋、1日目土曜日の「符亀」ブースにて頒布予定です。(ブース番号は分かり次第追記します。)
今回、コロナ禍以来初めて試遊アリで出展いたします。
ただしワンオペなので、おそらく試遊卓の運営は皆様にお願いするかと思います。簡単なルールだからできるよね!
取り置き予約は、こちらから受け付けております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。