按理具庵 @anriguan
ゲーム概要
- 六角格子の渦巻き形の弾き出し双六(すごろく)
- 盤面サイズと駒数を変えて多人数に対応
- 実は蛇神ではなく重粒子加速器がモチーフ
プレイ人数 | 2〜6人 | プレイ時間 | 15〜30分 |
---|---|---|---|
対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 0円 |
発売時期 | 2024春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | フェスカ・つじむら | イラスト・DTP | フェスカ・つじむら |
ゲーム詳細
比較表
PDF:
↑第1版のルールシート
↑小盤、36マス、2~3人用、練習用、色駒付き
↑標準盤(中盤)、60マス、2~4人用、縮小版(A4サイズに収めるため90%に縮小)
↑標準盤(中盤)、60マス、2~4人用、
↑大盤、90マス、4~6人用、
裏話
実のところゲームの原案は2017年の夏ごろにありました。初出展(2017秋)には陰陽五行札FESCAを出すことが決まっていたので、次の2018春に向けた新ゲーム構想の頃だったのだと思います。バックギャモンの名前をもじった「ぐるぐるギャモン」というファイル名で痕跡が残っていました。
六角格子の渦巻き形という盤面の特徴とスタート地点が最外周の角に6地点あり、出られないときは前送りするというコンセプトは初期から全く変わっていません。サイクロトロンやシンクロトロンなど粒子加速器が外周方向に向けて加速し打ち出されるのに対し、内周に向け加速凝縮する追突型の加速器という空想科学からこの六角格子の渦巻き形が生まれました。アイデアは良かったかもしれませんがルールの練り込みが甘く、未完成のまま放置してました。その後の頃は「しなり折り駒」というアイデアに取り付かれて、そちらに夢中になっていていつしか忘れ去ってしまったのでしょう。
それから数年経ち、トランプやトリックテイキングなどゲームの歴史を調べていると、古代ボードゲームにも関心が移って「セネト」や「ウル王朝のゲーム」などに興味を持ちました。そしてクラウドファンディングで「メヘン」という蛇のとぐろ巻き形のボードゲームが復刻ルールと共に取り上げられていることを知りました。バックギャモンの多人数対応として考えられたという類似性から、自分の方が時期的に早かったのになぜ出せなかったかとの後悔し、でも似ているけど別物との考えに至り、何としてでも完成させなければと制作意欲に火が付いたという経緯です。
ゲーム盤が小さくなり、さらに大中小と選べるようになっています。駒の数も調整しました。アクティブに敵駒を弾き出すことを主ルールとして、オリジナルのバックギャモンに寄せたダイス2個振り選択で分かり易くしました。独走禁止ルールも説明が難しかったので12マスの射程圏と簡略化しました。列の先頭駒を優先駒に加えるアイデアで渋滞による膠着と中だるみが解消されました。
千年以上続いたゲームが元になっているなら、その魔改造ゲームはもっと長く続く凄いゲームになるだろうと儚い夢を見ています。
末永く愛されるゲームになるよう改良を続けていくつもりです。
変更来歴:
2024.04.26 比較表を追加、「メヘン」の2重表記を訂正
2024.06.03 画像ファイルとPDFファイルの再アップロードする復旧作業、完了!
2024.08.30 比較表の図を画面表示に合わせて縮小(横幅1200px→720px)した。