スタジオ・カヤノナカ @huyu_kaya
ゲーム概要
- 大正時代、とある寄宿舎。ここは今、悩める少女たちを善き方へ導く「白百合の君」と、悪徳の道へ誘う「黒百合の君」による、静かなせめぎ合いの舞台。白陣営か黒陣営、或いは中立陣営の役職を得て、特殊なアクションが挟まるトリックテイキングで自陣営の勝利を目指しましょう。
プレイ人数 | 4〜5人 | プレイ時間 | 10〜20分 |
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対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 2,000円 |
発売時期 | 2024春 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | 冬藤彁也 | イラスト・DTP | ちゃくま |
ゲーム詳細
【基本情報】
プレイ人数:4~5人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:10分~
値段:2000円(会場)
【内容物】
〇説明書(B5四つ折り)……1枚
〇物語(B5四つ折り)……1枚
〇カード(63mm×88mm)……55枚
【ストーリー】
とある寄宿舎。うら若き少女たちの間で、まことしやかに囁かれるふたつの噂がありました。
ひとつは「白百合の君」――悩める少女たちを、正しい道へ導くお姉さま。
ひとつは「黒百合の君」――悩める少女たちを、悪徳の道へ誘うお姉さま。
水面の花びらのごとく心揺れる季節、あえかなる少女たちの行く末は白か黒か、それとも……
【ゲーム概要】
プレイヤーにはそれぞれ役職が与えられます。
4人プレイの時は「白陣営」と「黒陣営」が2人ずつとなり争います。
5人プレイの時には、ここに中立陣営が1人加わります。
各々の勝利条件を達成できるように、特別なアクションが挟まるトリックテイキングを行います。
トリックテイキングは、40枚のカードで行います。(4人プレイなら10トリック、5人なら8トリックとなります)
カードの内訳は以下のようになっています。
〈白〉……1~9が2セット、合計18枚
〈黒〉……2~8が3セット、合計21枚
〈灰〉……10が1枚
またこれとは別に、全員が〈白〉の0と〈黒〉の0を1枚ずつ獲得した状態でゲームを開始します。
ゲームの流れは以下の通りです。
1,
「親プレイヤー」は手札を1枚、表向きで場に出します。
2,
「子プレイヤー」は時計回りに、1枚ずつ手札を場に出します。手札の出し方には3通りあります。
イ・〈白〉〈黒〉のうち、手前のプレイヤーが出したのと逆のカードを、表向きで出す。(トリテ用語で言うと「マストノットフォロー」です)
ロ・〈灰〉を表向きで出す。この場合、次のプレイヤーは〈白〉〈黒〉どちらかを表向きで出す。
ハ・〈白〉〈黒〉のどちらかを、裏向きで出す。この場合、「手前のプレイヤーが出したのと逆のカードの0を出した」とみなし、次のプレイヤーが出すべきカードに変更はない。
3,
表向きに出された中で最も大きい数字のカードを出した人が、次の「親プレイヤー」となり、場に出されたカードを全て獲得します。獲得した札=「持ち札」は自分の手前に並べて置いておきます。
〇裏向きで出されたカードも同様に獲得し、表にして「持ち札」とします。
〇バッティング時の処理は、その組み合わせによってそれぞれ存在します。
4,
「親プレイヤー」は、以下のどちらか1回を必ず行います。
・自分の持ち札のうち〈白〉2枚を、任意の「子プレイヤー」1人の持ち札の〈黒〉1枚と交換する。
・自分の持ち札のうち〈黒〉2枚を、任意の「子プレイヤー」1人の持ち札の〈白〉1枚と交換する。
これを、全員の手札がなくなり最後の「4」が終わるまで繰り返します。
その後、全員は「役職札」を表にし、それぞれの「勝利条件」と照らし合わせて勝敗を決定します。
勝利条件は、以下の通りです。
〇「白陣営」=〈白百合の君〉〈信奉者〉
「白百合の君」「黒百合の君」以外のプレイヤーの持ち札を合計した時、白が黒より3枚以上多いこと。
〇「黒陣営」=〈黒百合の君〉〈崇拝者〉
「白百合の君」「黒百合の君」以外のプレイヤーの持ち札を合計した時、黒が白より3枚以上多いこと。
〇「中立陣営」=〈転入生〉
「白百合の君」「黒百合の君」以外のプレイヤーの持ち札を合計した時、白と黒の枚数差が2枚以下であること。
たとえばプレイヤーAが、自分の持ち札の〈白〉2枚をプレイヤーBの〈黒〉1枚と交換したとします。
この行動が、「プレイヤーBの持ち札から〈黒〉を減らし、〈白〉を増やしたい」という意図なら、プレイヤーAは〈白百合の君〉でしょう。
しかし、「自身の持ち札から〈白〉を減らし、〈黒〉を増やしたい」という意図なら、プレイヤーAは〈崇拝者〉でしょう。
このように、白陣営と黒陣営があり、更にその中で「自分の持ち札を操作したい」役職と「他人の持ち札を操作したい」役職に分かれているため、他プレイヤーの役職の推理は簡単にはできません。
〈白百合の君〉〈黒百合の君〉は自陣営の色を配るイメージ、〈信奉者〉〈崇拝者〉は相手陣営の色を引き取ってもらい自陣営の色を受け取るイメージです。