按理具庵 @anriguan
ゲーム概要
- エラトステネスの篩(ふるい)がカード構成のネーミングの元
- 用具先行のトリックテイキングゲーム開発
- リードスートが順に共通スートに絞り込まれるので漏斗(Funnel)のファンネルトリテと命名
プレイ人数 | 3〜6人 | プレイ時間 | 10〜20分 |
---|---|---|---|
対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 1,000円 |
発売時期 | 2023秋 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | フェスカ・つじむら | イラスト・DTP | フェスカ・つじむら |
ゲーム詳細
用具が先のゲーム開発で変態トリテ(トリックテイキングゲーム)が生まれました。
1枚のカードに0~3個のスートを複合して持つ連番札で、用具(厳密にはカード構成)の名前がエラトス(Eratos)です。
元はスート無しの1~54までの連番札に、素数の倍数スートを付与しました。
2,3,5,7の各倍数スートと、その他素数の倍数スートの5スートと、非倍数(素数)のスート無しで、実質的には6スートの変則的な多層スートのカードセットです。
エラトステネスの篩(ふるい)から採った「エラトス(Eratos)」がこのカード(ゲーム用具)の名前です。
トリテのゲーム名は「漏斗(ろうと)トリテ」です。 マストフォローのトリテの基本ルールに従います。
1枚のカードに複数のスートを含むためリードスートも複数となります。次の人はリード札に含まれる何れかのスートをフォローします。その次の人はリード札と前の人の札の共通スートをフォローします。 だんだんと狭まっていくので漏斗と名付けました。 英語ではファンネルなので Funnel-TTG(TrickTakingGame) です。
スート無しの素数が切り札になります。原則、数の大きい方が強いとしますが、特殊な下剋上ルールがあります。絞り込まれ確定したリードスートの倍数の元となる基素数が、数の大きな一般素数より強いと定義します。すなわち54枚構成のエラトスデッキでは最大素数の53が一番強い切り札ですが、リードスートが2の倍数スートであったら2のカードがより強いと判定します。なお最後まで一つのスートに絞り込まれない場合は、その複数スートの基素数の中でより大きい数の素数がより強い扱いとします。
1は素数ではないので特殊な扱いとなります。マストフォローのルールに縛られずいつでも出せるカードとします。タロットの「愚者(Fool)」と同じ扱いであり、逃げ札と呼ばれているらしいです。
エラトス(Eratos)は汎用カードデッキTEM4のカード構成の一つであり、カードの右上(左下)インデックスによって示されます。
TEG7が2023春の作品で、TEM4が今回(2023秋)の作品です。詰め込み過ぎで使い難くなっていたのを反省してカード構成機能を絞り込み実用性を増しました。
TetrEly54(NeoTarot)のトリテ2種、TetrElio54とTriElio54のトリテ1種、TetrEio54(HexaS)のゲーム2種、追って公開します。
ルールシートの印刷が間に合いません。
「エラトスでファンネルトリテ」のルールシートを公開します。暫定版ですので、まだ記述が足りないところがあると思いますが、ルールの基本と実例は示してあるので、理解して遊べるレベルにはなっていると思います。配り枚数や勝利条件など細かい部分は「切り化けトリテ」などを参照してください。
この2つは印刷が間に合ってますので、ゲムマ2023秋にて無料頒布します。
(FunnelTTG_Eratos_Rev09.pdf)
変更来歴
2023.12.01 ゲーム概要文2、概要文なのにこの難解な文はありえない。
誤)1枚に複数のスートを持つ多層スートのカードするトリテを考える用具先行のゲーム開発
正)1枚に複数のスートを持つ多層スートのカードでするトリテを考える用具先行のゲーム開発
「多層スートのカードデッキを先に考えて、その後でそれ用のトリックテイキングゲーム(トリテ)を作りました」と言いたいのだが、そもそも「多層スート」って事が真新しくて伝わらないだろうと思い「1枚に複数のスートを持つ」という説明文を修飾に加えて、さらに体言止めで統一したかったようである。結果、文字の欠落もあって全くわけのわからない変な長文になってしまっていた。
2023.12.06 ルールシートの暫定版を公開します。印刷に間に合いませんでしたのでPDFも付けます。
「切り化けトリテ」等の方に思わぬ時間を取られてしまいました。というのは言い訳で、実は締め切りが迫らないと仕事できない体質が身についてしまったためです。
2024.06.04 画像ファイルとPDFファイルの再アップロードで復旧作業、完了!