Origins研究会 kondohi
ゲーム概要
- 崩壊墜落中の宇宙船に乗り合わせたキャラたちが脱出を試みます
- 多彩なキャラクターの「勝利条件」は異なり、特殊能力も異なります(このへんが超人ロック)
- しかしながら必ずしもそのキャラクターを操っているプレイヤーが、そのキャラクターのプレイヤーであるとも限りません(このへんがクレムリン)
プレイ人数 | 1〜9人 | プレイ時間 | 90〜120分 |
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対象年齢 | 12歳〜 | 価格 | 13,000円 |
発売時期 | 2023春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | Matt Eklund | イラスト・DTP |
ゲーム詳細
SF設定の軽いノリのゲームです(馬鹿ゲーという説もあります)。
基本設定は、多数の雑多な異星人キャラクターなどが乗り合わせている宇宙ステーションが墜落するというものです。
タイムリミットが来る前に脱出せねばおそらくはほぼ確実な死が待っています。
ただし単純に「脱出できたキャラクターを操作していたプレイヤーが勝利する」というものではありません。
それぞれのキャラクターには異なる「勝利点」につながる行動が設定されており、自分のキャラクターで最大の勝利点を獲得した行動を取れたプレイヤーが勝利するのですが、この行動はキャラクターごとに異なり、しばしば相反する行動がそれぞれの勝利のために設定されています。
またキャラクターごとにゲームに大きな影響を与える特殊能力が設定されています。このへんが「超人ロック」っぽい。
さらに重要なのは「そのキャラクターをいま操っているプレイヤーがそのキャラクターの実体であるとは限らない」ということです。どのプレイヤーがどのキャラクターであるかは最初から影響ポイントにより設定されており最終的には判明するものの、それは通常は隠蔽されたままゲームが進み、正体を明かすまでは他人がそのキャラクターを操作することが可能であるためです(正体を明かすと同時にその勝利条件も他のプレイヤーにバレるので、通常はできるだけ隠したままゲームを進める筈です)。このへんが「クレムリン」っぽい。
以上の要素から、最後のどんでん返しも楽しめる展開になり、このノリを楽しめるのであれば何度も遊べるゲームになっています。
27の多彩なキャラクターが用意されております。
デザイナーはPhil Eklundの息子Matt Eklund(Pax Transhumanityなどが好評)。
BGGの評価です。
https://boardgamegeek.com/boardgame/316624/stationfall
マニュアルなどの日本語訳は前記のBGGからも最新版PDFファイルがダウンロード可能です。
最新版への改訂への対応なども即座に行えることから、タブレットなどで閲覧することをお勧めします。
ただし「紙の日本語訳が欲しい」とご希望される方には、別途実費で提供させていただきます。具体的には+700円をお願いします。
※PDFをプリントアウトして綴じただけのものです。また、必ずしも最新版に対応できていない可能性があります。
会場でお手に取れば納得のずっしり詰まった内容です。
追記:
昨年夏から翻訳を続けていたN村氏が、今も遊んでいるレビュー・プレイレポートを随時更新しておりますのでご紹介します。
http://yaminabe.air-nifty.com/blog/2022/12/post-ae4e76.html
https://togetter.com/li/2057137