クリエイティブAHC

オリジナルカードゲームの販売と試遊。正体隠匿系ゲームが多め。『斯くして我は独裁者に成れり』『ひぐらしのなく頃に-我-』『邪神がこの中にいル』など。

【C11-12】お父さんがこの中にいる!(5)
2017/5/12 17:00
ブログ

【C11-12】AHC の新作『お父さんがこの中にいる!』は、配布される手札や公開される子供カードによってゲームが大きく左右されますが、勝つために考えるべき要素がたくさんあります。


人生の大切なもの決定フェーズで選ぶスートの種類

着目点①:スートの優先順位

トリックテイキングは、リードプレイヤー有利です。そのため、1番目のトリックのスタートプレイヤーになれるようなスートを選ぶことも考慮した方がよいでしょう。本作は各スートに優先順位が設定されています。

それも踏まえて、自分の手札を見直して多くトリックが取れそうなスートを選ぶと良いでしょう。ただし、『人生で大切なもの』で1枚使ってしまうので注意が必要です。

着目点②:Peace-平穏-

また、手堅い勝利を狙って、Peace-平穏-を選ぶのも手です。枚数で有利なスートを維持出来ますし、カードの公開をしないことで、どのスートのカードを有利に持っているか?といった推察がしにくくなります。

着目点③:対抗スート


『対抗スート』の事も考慮に入れましょう。自分が出した『人生で大切なもの』に対する『対抗スート』を手札に持っているなら、勝率が上がります。

着目点④:『人生に大切なもの』の数字の強さ

また、どれくらいの強さのカードをスート選出に使うか、というのも合わせて考えなければなりません。ゲームに使用できなくなるため、当然に高い価値のカードを置くことはないとは思いますが、再弱のカードをおけばいいというものでもありません。
ゲームの性質上、一番弱いプレイヤーが敗北になります。敗北者は勝利者によって選ばれたものではありますが、一枚得点となるカードを得られますし、敗北者が次のスタートプレイヤーとなってリードスートを選ぶことが出来るため、序盤の子供カードにマッチングされない状況であれば、むしろ有利にゲームを進められます。


ここに挙げていない考察要素もあるのですが、人生の大切なものフェーズは、カードを1枚選ぶだけという簡単な選択にも関わらず、最終的なゲームの勝ち負けに大きく関わってくる判断となります。



人生トリックテイキングフェーズでトリックでのカード選出のコツ

トリックテイキングゲームでプレイヤーがやれることは、手番が来た時にどのカードを切るかを選ぶことだけです。
マストフォローのトリックテイキングでは、フォロー側は、選べる選択肢がグッと減ってきます。

手札が2枚以上あるときに考慮するポイント


確実に勝ちにいけるカードが選択肢に含まれているか?勝った場合、子供カードを引き取らずに済むか?

敗北しても良い状況か?子供を引き取る可能性なく、次のリードプレイヤーになるためにむしろ積極的に敗北に行きたい状況か?

フォローも対抗スートも出せない他プレイヤーが存在するため、フォローさえ出来れば敗北しない状況か?

フォロー出来ない場合、敗北者の一人に確定するが、以降の勝敗を有利に進めるために捨てるべきカードはどれか?

勝利しそうなプレイヤーが、引き取ることになった際に困りそうなお父さん特徴はあるか?

敗北しそうなプレイヤーが引き取ることになった際に困りそうなお父さん特徴はあるか?


自分がリードプレイヤーとなったときに考慮するポイント

確実に勝ちにいけるカードはあるか?

子供カードに合致する条件が残り1つの状態のプレイヤー等、現時点で敗北して欲しいプレイヤーが敗北しそうなスートやカードはあるか?

今回のトリックは勝ちにいけないので、以降のトリックで有利になりそうな枯渇させたいスートがあるか?(自分の人生の大切なものの対抗スート等)

負けにいった方がいい状況で、確実に負けにいけるか?他プレイヤーに枯渇したスートがなく、自分の出したカードが一番弱いカードか?

勝ち負けを推察するためには「カウンティング」と呼ばれる、既に場に出たカードを覚えておく手法が有効です。
トリックテイキングゲームで勝つために、必要となる基本的な方法です。本ゲームは、数値が最大幅で1〜10とそれほど多く無く、場に獲得カードの多くがさらされるため、比較的カウンティングはし易いと思います。
初心者プレイヤーも、是非カウンティングに挑戦してみて下さい。



トリックで勝利者となった際の獲得カード選出のコツ

トリックの勝利者となった場合、自らが獲得するカードを2枚。敗北者に渡すカードを1枚選ぶ必要がありますが、もちろん何も考えずに選んではいけません。


複数のスートから選べる場合、自分で選んだ大切なもののスートや、子供を引き取りマイナス枚数となっているスート等、得点上有利になりそうなスートを選ぶ。

マッチング子供カード、ネクスト子供カードを見て、なるべく遠そうな条件のカードを獲得し、敗北者には、条件に合致し易いカードで人生の大切なものではないスートを渡す。
獲得するカードの父親特徴には偏りを持たせた方が良い。複数の種類を持てば持つほど、マッチングの可能性が高まる。

敗北者が複数いる場合、次のトリックでは、後手番が有利になる(勝ち負けを予想してプレイし易い)ため、左から数えて近い敗北者を選んだ方が良い。

ちょっと書き過ぎかな?と思うくらいコツを書かせてもらいました。
トリックテイキングゲームのメカニクスは、勝ち筋が見えにくいため、一見、運の要素が強いゲーム感覚を持たれますが、勝つために考慮すべき余地が色々とあるという事をお伝えしたかったというのが理由です。

と、小難しいことを書きましたが、まずは難しいことを考えず、1ゲーム15分程度と軽く遊べますので、是非試遊スペースに遊びに来て頂ければと思います!お待ちしています!

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