ヤマトゲームズ

ゲームデザイナー:イイダテツヤが2015年7月に設立した、オリジナルカード/ボードゲームのブランドです。

【毎日更新】「バード・オブ・ハピネス」カード紹介 第五回
2016/4/13 23:59
ブログ

本日は「バード・オブ・ハピネス」のカードを紹介いたします。

第五回目は『黒幸せ鳥』カードです。

(※「デッキ構築」型ゲームを遊んだことが無い、という方向けの内容となっています。)

 

カード名: 黒幸せ鳥

コスト: 2

効果: ゲーム終了時に1羽分と数える。このカードがデッキから現れたら自分以外のプレイヤーは自身のプレイ札も含めてデッキを切りなおさなければならない


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「バード・オブ・ハピネス」のゲームの目的は、「誰よりも多くの幸せ鳥を集め、幸せになること」です。そのためには、ゲーム中で「幸せ鳥」カードをたくさんあつめなければなりません。この「黒幸せ鳥」はそのうちの1枚です。

コストが2なので、ほぼ欲しいタイミングで手に入れることができると思います。コストが1で1羽分の「1幸せ鳥」と比べると、コストが2倍なのに羽数は一緒、という状態ですがこの鳥のみに備わる特別な特殊能力を持っています。

このカードがデッキから現れたら自分以外のプレイヤーは自身のプレイ札も含めてデッキを切りなおさなければならない

という能力です。これが意味することはいったい何なのでしょうか?ゲームが進むと、各プレイヤーのデッキの中には何枚もの「幸せ鳥」たちが増えているはずです。ということは、デッキから1枚をめくってもなかなか「四葉のクローバー」が現れずクローバーパワーが溜まらない、という状態になります。そんな中、苦労してようやく2クローバーパワーを溜め、次の自分の番には3コストのカードを手に入れることができるかもしれない、と考えているプレイヤーがいたとします。もしその時、あなたのデッキから「黒幸せ鳥」が現れたら?そう、そのプレイヤーのそれまでの苦労は水の泡と消え、また0からクローバーパワーを溜め直さなければならないのです!

「黒幸せ鳥」の「他プレイヤーのデッキを切りなおさせる」という効果は、それらのプレイヤーのプレイ札にあるカードの枚数=そのカードを置くために費やしたターンを無駄にさせる、という意味があるのです。しかも、それが自分以外のプレイヤーに同時にはたらくのですから、弱いはずがありませんよね。

ただし、「黒幸せ鳥」も万能ではありません。例えば、プレイ札にカードが溜まっていないプレイヤーに対しては何の意味もありません。また、コスト0の「四葉のクローバー」を手に入れることを妨げることはできませんし、コスト1の「1幸せ鳥」に対しても効果的にはたらくとは言い切れないでしょう。しかし、全ゲームカード:30枚の内、コスト2のカードが10枚、コスト3のカードが10枚、ということを考えると、「黒幸せ鳥」の効果をうまく発揮できる場面は多そうです。

逆に、他のプレイヤーが「黒幸せ鳥」を手に入れていた場合には、常にそのプレイヤーのデッキの残り枚数と「黒幸せ鳥」が現れる確率を意識しながら、『今、このカードを取るべきか?それともクローバーパワーを溜めるべきか?』という選択には慎重になる必要があります。

皆さんも、自分なりの戦略でこのゲームを楽しんで下さい。よろしくお願いいたします。

 

商品名: バード・オブ・ハピネス(Bird of Happiness)

価格: ゲームマーケット会場特別価格2,000円(税込) ※定価2,376円(税込)

発売日: 2016年5月5日

内容物: ゲームカード50枚、ルール説明書

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