BGDesign Taiwan

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最初はAIと宇宙技術がテーマだったんですか?『一線を画す』開発秘話(Designer Diary)
2026/5/14 17:36
ブログ

『一線を画す』デザイナーズノート

『一線を画す』は、もともと絵画やアートマーケットをテーマにしたゲームではありませんでした。最初のコンセプトは、未来産業への投資や先物取引をテーマにしたゲームで、私はそのとき、とても気に入っていたタイトル――『Future Futures』まで考えていました。

 

しかし、出版社と契約について話し合っていた際に、このゲームの仕組みはアートマーケットと非常に相性がよいのではないか、という提案をいただきました。そして、絵画にあふれ、アートと現実が交差するような雰囲気の作品にしたい、という話になったのです。

その提案には、すぐに納得しました。というのも、先物取引というテーマでテストプレイをしていたとき、女性プレイヤーからは「少し冷たい印象がある」と感じられることがあり、ファミリー層のプレイヤーからも「経済ゲームの雰囲気が強すぎる」という反応をいただいていたからです。そこにアートや美しさを取り入れるという方向性は、確かにとても良いアイデアだと感じました。

 

「勝つことも負けることも重要になる」

私が最初に目指していたのは、「勝つことも負けることも重要になる」トリックテイキングゲームを作ることでした。手札の強さだけでゲーム体験が決まってしまうのではなく、強い手札にも弱い手札にも、それぞれの戦い方があるようにしたかったのです。

もともとの構想では、トリックに勝ったプレイヤーは、ある産業に投資する投資家のような存在でした。一方で、トリックに負けたプレイヤーは、市場を操作しようとする存在です。強いカードを持っているプレイヤーは、トリックに勝ちやすい反面、市場の中で適切な投資対象や投資パートナーを見つけ、うまく利益につなげる必要があります。

反対に、手札が弱いプレイヤーも、ただ不利になるだけではありません。市場を操作したり、同じ数字のカードをぶつけることで、闇市場から絵画を手に入れたり、相手に損失を出しそうなアート作品を買わせたりすることができます。

これこそが、『一線を画す』における重要なポイントの一つです。このゲームは、「絵画をたくさん買った人が勝つ」ゲームではありません。なぜなら、投資には常にリスクがあるからです。多く買えば多く儲かるとは限らず、間違った作品を買ってしまえば、それが敗因になることもあります。

ゲームが2ラウンド制になっているのにも、明確な意図があります。第1ラウンドでは、ゲームの理解に少し時間がかかるプレイヤーが流れをつかみ、他のプレイヤーの動きを観察することができます。そして第2ラウンドでは、市場の値動きが2倍になるため、前半で遅れていても、一気に逆転できるチャンスが生まれます。

また、このゲームにおいてイベントカードは非常に重要な役割を持っています。イベントカードをうまく使えるかどうかは、そのラウンドの投資状況に大きく影響します。トリックテイキングにおける「フォロー」のルールを破ることもできれば、最後にマイナス点のカードを残さないように助けてくれることもあります。さらには、底値まで落ち込んだ投資対象を一気に大きな利益へと変える、劇的な一手になることもあります。

 

点睛の一筆

最後に、「同じ数字のカードをぶつける」仕組みは、10回以上のテストプレイを経て生まれた要素です。この仕組みによって、プレイヤーにはより多くの操作の余地が生まれ、単に一番大きい数字や一番小さい数字だけが意味を持つゲームではなくなりました。

同じ数字をぶつけることで状況を作り出し、市場を揺さぶり、不利な手札からでも逆転のきっかけをつかむことができます。この仕組みは、私自身が『一線を画す』の中で最も気に入っている、まさに点睛の一筆とも言える要素です。

 

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