符亀 @Hu_games
ゲームマーケット2017秋より参加させていただいております、符亀と申します。
拙作「マジカルカナグル」「愛羅武粋逸」「ロングロングマホウ」「超超長城」「ツミカブリ」「リーサルチェックメイト」「インヴァージョン」「アマロン」「バックハンダー」「皇継の書状」「サイクリアン」「シリアリアン」については、ゲーム一覧ページをご覧ください。
- 【エンジェリアン】オリジナル木駒を製作中です
- 2025/4/6 12:55
エイプリルフールに告知した通り、ゲムマ春の新作「エンジェリアン」に、オリジナルのプリント木駒を封入します!
「エンジェリアン」はトリックテイキングなのですが、カードを全て裏で出し、嘘をつきながら出せるゲームです。
何を出したかの申告が嘘だと思えば、ダウトを宣言して、嘘を暴くことができます。
本当に嘘をついていた場合は、その嘘つきから点数を奪えるため、相手が何を申告していたかが重要なゲームです。
しかし、本作は思考を張り巡らせる必要のあるゲームなので、考えているうちに、相手がなんと言っていたかは忘れてしまいがちです。
また、ダウトが宣言されなかった場合は裏のまま申告の通りに処理するので、トリック終了時までその申告を覚えている必要もあります。
よって、なんと言っていたかをしっかりメモする必要があります。
そこで、本作では、申告した色と数字をトークンでメモします。
色のメモは、それ用のカードを作成したので、その上にトークンを置いて行います。
数字は、カードの裏に数字が書かれているので、出したカードの上にトークンを置いて行います。これで、どれがこのトリックで出したカードなのかもわかります。

情報を初公開したときや、先行頒布版の説明書では、メモはキューブで行うように書いていました。(上の画像)
しかし、製品版では、それをオリジナルのプリント木駒で行います!
プリント木駒をわざわざ制作した理由。
それは、本作にかけた意気込みを伝えるためです。
本作は「ミニマリアン」シリーズの1作であり、シリーズの過去作には、同じくトリックテイキングである「シリアリアン」があります。
ありがたいことに、「シリアリアン」は独特なプレイ感からご好評をいただき、すごろくやさんからも出版していただきました。
こうした成功を収めた作品と同じジャンルを同シリーズから出すと、二匹目のドジョウを狙っているのではと思われてしまうかもしれません。
特に、近年は「トリックテイキングは売れる」と言われて数多くのゲームが制作されていますから、よりそうした疑心を抱かれてしまうかもしれません。
しかし、本作はそうした甘い考えで作ったものではなく、私なりの面白いを追求して生まれたものです。
なんなら、制作当初はトリックテイキングでもありませんでした。その辺りの話は、またおいおい語れたらと思います。
とにかく、本作は「またトリテ作りゃ売れんだろ」のような甘えからではなく、全力で制作している作品です。
それを一番わかりやすく伝えられるのが、しっかりと手間暇をかけたことが伝わりやすいコンポーネント、売るためだけの作品では使わないであろう高級なコンポーネントを封入することだと考えました。
ぶっちゃけ、少なくとも自作において、コンポーネントの豪華さはゲームの面白さにおける重要なウェイトを占めているとは思いません。
ですが、この覚悟を伝える証としてはこれ以上ないと思い、今回は木駒を製作することとしました。
さて、長々と思いを書き連ねましたが、今回はまだ木駒のイメージはお見せしません!
実はもう製作が終わっていて、近日中にサンプルを受け取れる予定だからです。
なので、実際どんな駒になっているのかは、次回の投稿をお楽しみに、でお願いいたします。
サンプルがなんか違くね?ってなったらこの記事消すかも。頼むぞ。
それでは、続報にてお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。