J&J【ゲムマ秋2024 土-C17】 @J_and_J_trpg
《2回目の出展》 アナログゲーム制作サークル J&Jです。 同人オリジナルTRPG 育成RPG『ムゲン』を販売します! 今回は基本ルールブックに加え、追加コンテンツである『拡張ルールブック』も販売予定です。
- ちっちゃのムゲン講座 第9回
- 2024/4/27 16:14
ちっちゃのムゲン解説講座
第九回 ゲームマスター
やあ諸君。また会ったな。
私はちっちゃ。“百獣の王”になるムゲンだ。
ゲームマーケット当日だな。ブースに来てくれた方は私の勇姿をご覧いただけただろうか。
今回は、物語の進行役『ゲームマスター』のマスタリングについて説明するぞ。
~ ①シナリオの準備 ~
ゲームマスター(以下GM)は、まずシナリオの準備をしなければならない。
とはいえ、他のTRPGほど凝ったシナリオを特別用意する必要はない。
以前、『セッションの進行』について解説した時のことを思い出してほしいのだが、
セッションの半分は、プレイヤー(以下PL)のムゲンの育成によって構成されているからだ。
GMは、PLが行う育成と育成の合間にイベントを配置していくだけだ。
物語における、キャラクター同士の対話や、戦闘を行う場面などを演出すればいい。
イベントは毎回必ず行う必要はなく、GMのシナリオに合わせて設定するといいだろう。
また、『育成RPG ムゲン』は、ムゲンの育成と、彼らとの絆を描く物語を演出することに重点を置いている。
GMはPLたちが楽しめる舞台を用意すればいいのであって、物語における全てを手中に収める必要はない。
イベントをあまり設けずに、サクサクと育成を楽しむもアリだろう。
場合によっては、1回のセッションがあっという間に終わることもある。
そんな時は、もっと育成を先に進めたいというPLの想いに応え、続けてセッションを行うのもアリだぞ。
内容の濃い1話をじっくり楽しむもよし、気軽に連続したセッションを楽しむもよし。
共に卓を囲む仲間が皆楽しめる遊び方を選べばいい。
また、サンプルシナリオを3本掲載しており、すぐに遊ぶこともできるぞ。
製作者のシナリオを遊んだり、参考にしていただけたりすれば幸いだ。
シナリオを自作したいというGMは、『セッションの進行』の回で解説した、
各イベントにおける方針についても、合わせて確認していただければと思う。
~ ②エネミーの準備 ~
GMが物語を演出するために用意した、PLたちの前に立ちはだかるNPCのことを『エネミー』というぞ。
エネミーには戦闘を行うためのデータがあり、GMはこれを準備する必要があるぞ。
エネミーには“ランク”という、そのエネミーの強さを表すステータスがある。
PLの育成期間に見合ったランクのエネミーを準備すべきだな。
また、その物語におけるエネミーの特殊性を演出するための、エネミー専用のスキルも存在する。
GMはこうしたスキルを任意でエネミーに習得させることができるが、バランスを考える必要があるな。
シナリオ同様、サンプルのエネミーも掲載されているぞ。
PL側で育成がしたかったと後悔したムゲンが何匹いたことか…
エネミースキルを習得させるなどアレンジし、是非登場させてくれ。
さて、GMはセッション中、PLが楽しそうに育成を行っている時、管理する立場として育成を確認するだけ…。
大抵の場合、GMはこの苦痛に耐えられなくなる。
そこで、お伝えしたいことがある。
“GMはエネミーを育成することができる”(強調)
そう。PLにぶつけるエネミーは準備するだけではない。なんとセッション中に育成することもできるのだ!!
詳細は省かせてもらうが、PLの真横でニタニタしながらエネミーを育成し、圧をかけるのも一興だ。
GMも育成を楽しんでくれたまえ。
~ ③『これからよろしく』 ~
ゲームの進行役として、GMにはある程度世界観やルールを把握してほしいのだが、
いきなりそれら全てを理解することは難しいだろう。
そこで、1つ目のサンプルシナリオ『これからよろしく』を読んでいただきたい。
育成や戦闘の方法を、遊びながら覚えることができるチュートリアル用シナリオとなっているぞ!
また、GMが本シナリオを円滑に進行できるように、NPCの台詞も多く用意させてもらった。
ぜひ一度、とりあえず一回、気軽に遊んでみてはいかがだろうか?
さて、今回もこのくらいにしておこう。
ゲームマーケット当日を過ぎても、このコーナーは更新があるかもしれない。
気になること、解説してほしいことなどあれば、是非ご意見いただきたい。
では諸君、ムゲンの世界を存分に楽しんでくれたまえ。さらばだ!!
~ 終 ~