J&J【ゲムマ秋2024 土-C17】

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ちっちゃのムゲン講座 第6回
2024/4/17 13:46
ブログ

ちっちゃのムゲン解説講座

第六回 スキルの習得と進化

やあ諸君。また会ったな。
私はちっちゃ。“百獣の王”になるムゲンだ。

今回はムゲンの具象力によって引き起こされる技『スキル』についてと、進化について解説しよう。

~ ①スキルの習得 ~

ムゲンは育成や戦闘によって、『スキルポイント(SP)』というものを入手する。
このSPを消費することで、『スキルツリー』というスキルの系統図のマスを埋めていく。
こうして埋まったマスに書かれたスキルが使用できるようになるぞ。

まあ、このような説明をしたところで、あまり実感は湧いてこないだろう…。
そこで今回、製作者からスキルツリーの一部を特別に拝借してきたぞ!!


これを使って、この場でスキルを習得してみせよう。

まずは、スキルツリーの見方を説明しておこう。
スキルツリーの上には、0から10までの数が書かれている一行がある。
これは、そのスキルツリーがどれだけ成長しているかを示す『ツリーレベル(TL)』という数値だ。
これによって、それぞれのスキルが、どのTLに位置しているのかを見ることになる。
より強力なスキルほど、TLが高い位置にある。
そうしたスキルを習得するには、エングレイバーとの絆を深める必要があるぞ。

さて、キャラクター作成時の、スキルツリーについても説明しよう。
まずは、最初の方にあるスキルを見てほしい。
これらは『絆スキル』と『一般スキル』といって、どんなムゲンであっても習得可能なものだ。
『絆スキル』は親愛度の上昇に応じて自動的に習得するスキルだ。
キャラクター作成時の親愛度では、『これからよろしく』と『君と一緒なら』を習得している状態だ。
次に『一般スキル』だ。
こちらは絆スキルとは異なり、スキルツリーを成長させるために、SPが必要になるぞ。
TLが0の位置にある4つのスキル『通常攻撃』『防御』『具象循環』『アイテム』は、
誰もが最初から習得しているな。
最後に、キャラクター作成時に決定した『属性』と『種族』によってスキルツリーが決定する。
TLが0の位置に書かれた自身の属性と種族のマスを埋めておく。
私であれば、<水>と<ビースト>だな。
キャラクターを作成した段階で、ここまで話してきたマスを全て埋めておく。
するとこのような状態になっているはずだ。


やっと準備ができたな…。お待たせした。いよいよSPを使ってスキルを習得していこう。
キャラクター作成時では、安定体のムゲンは7点、それ以外のムゲンは2点のSPをもっている。
1点のSPを消費するごとに、スキルツリーのマスを1つずつ埋めることができるぞ。
ただし、埋めることができるのは、現在埋まっているマスの右隣のマスだけだ。

つまり、高いTLのスキルや、キャラクター作成時に選択した属性や種族とは異なるスキルを、
間を抜かしていきなり習得することはできないぞ。

では、キャラクター作成時の段階でもっているSPを2点使い、マスを埋めていくぞ。
TLが奇数のマスは、スキルが書かれていないため小さくなっているが、
同じように1点につき1マスずつ埋めていくぞ。
見たまえ。こうして私は『バブルポップ』という技を習得したぞ!!


ちなみにだが、キャラクター作成時の段階では、
親愛度が足りないため、TLが3以上のスキルは習得できない。
安定体のムゲンだけがいきなり強力なスキルを使用する、というわけではないので安心してほしい。


~ ②進化 ~

では続いて『進化』についてだ。
以前、進化形態について解説したのだが、念のためおさらいしよう。
進化しないムゲンを“安定体”
1回進化するムゲンを“変化体”
2回進化するムゲンを“成長体”と呼び分けるぞ。

安定体は初めからステータスが強力だ。成長体はその真逆だな。
しかし、進化を行うことで、能力値の成長やSPの獲得ができるだけではなく、
種族や型、サイズ、さらには属性の変更まで行えるぞ!!
最初から頼もしい存在でいるか、未来へと可能性を残しておくか…。悩ましいところだな。

進化を行うためには、一定の育成期間や能力値、エングレイバーとの絆が必要だな。
物語を長く遊ぶほど、奥深いムゲンの育成を楽しめ、その際の大きな転機となるのが、進化というわけだな。
何より、進化したその姿が、君たちエングレイバーの喜びとなるはずだ。


~ ③スキルの習得や進化のタイミング ~

条件を満たしていればいつでも進化やスキルの習得を行える。
これも確か、以前話したな。
この『いつでも』というのが、本当になかなか『いつでも』でな…。

・敵の攻撃に割り込んで、ダメージを減らすスキルをその場で習得して使用
・進化によって属性が変わることで、属性相性の有利不利が逆転

なんてこともできてしまうのだ!!
戦闘に重点を置くTRPGを遊んだ経験の多い者ほど、このことに驚いていただけるのではないだろうか。
戦闘のバランス調整という点においては、これ以上GMを苦しめる要素はないと思われるが、
進化やスキルの習得による逆転勝利は、PLを大いに喜ばせることができるだろう。
それに何より、物語を盛り上げる要素として、これほどまでに劇的で、手に汗を握る瞬間を、
処理やバランスのために制限し、演出できなくなるのはあまりにももったいないとは思わないか?
なぁに、未来のGMたちよ。今からマスタリングを憂う必要なんてない。
『GMが用意したエネミーが進化してはいけない』なんて、どこにも書いていないのだからな…!


さて、今回もこのくらいにしておこう。
次回は、『戦闘の進行』について解説しよう。
では諸君、また会おう。さらばだ!!

~ 終 ~

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