『無法勇者』は、スマ〇ラであり、ト〇ネコの大冒険である。【無法勇者開発秘話】

2023/12/5 0:51

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こんにちは、みすたーあんどみせすげーむずです！
今回はじっくりと、新作の『無法勇者』の開発裏話を書き綴ってみます。
どんな思いで今回のゲームを作り始めたのか、ゲームデザイナーSURIMIのこだわりを少しでもお見せできればと思います。

『無法勇者』は、ス〇ブラであり、トル〇コの大冒険である。
タイトルから大それたことを書いていますが、この超名作たちの大好きな要素を取り入れたいというコンセプトで開発してきたゲームです。
「どういうこと？」と思ったあなた、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

ゲーム紹介ページはこちらから！ https://gamemarket.jp/game/181849

共闘と敵対が入り乱れるゲーム性
スマブラ遊んだことがある方、大乱闘ルールのストック制乱闘をしている際に、
「一人だけストック数が多いと残りの全員が結託してその人を狙いだす」
みたいなシチュエーション、見覚えありませんか？
暗黙の了解のように突然始まる1vs3、なんだかわからないけど楽しい。
大乱闘というシステムのパーティゲームとしての面白さはそこにあると考えました。

そんな「敵同士が一時的に協力してチームになったり、そのあとすぐに裏切ったり」という
敵味方が目まぐるしく入れ替わるような状況を作りたいと思い今回の「単独討伐で勝利」というゲームシステムをつくりました。
このゲームでは「魔王城」に他に誰もいない状況で魔王にとどめを刺すことができれば
単独討伐となり、ゲームに勝利する、というシステムになっています。

つまりプレイヤーたちは、魔王を倒せそうな状況までは協力し、
その後プレイヤー同士で殴り合う、というプレイングになります。
このとき、誰か一人が単独討伐をしそうな状況は、他プレイヤーにとっては共通の「止めなければならない目標」となり、
本来敵同士であるはずのプレイヤーたちが共通の目標のもと一時協力をする状況を生み出します。
共通の敵を倒した後には、また殴り合うことになり、別のプレイヤーが単独討伐をしそうになって、
今度はまた別のプレイヤーと共闘したりと、目まぐるしく変わっていく状況を楽しんでもらえれば、と思っています。
「単独」でない場合でも、魔王討伐報酬が得られるのですが、
人数が少ない方がより良い報酬になるというのも、「どこまで協力するか？」という駆け引きを生み出しています。

傍目に見ると「勇者候補たちが魔王そっちのけで殴り合っている」という状況ですから
その状態も含めてシュールなのもちょっと面白いかな、と思っています。
パーティ内の剣士と僧侶と魔法使いと武闘家が大乱闘してると思うと、わくわくしませんか？


自分好みにキャラクター育成
RPGなどで、レベルが上がって、ステータスポイントをどの項目に割り振るか？
というステータスを自由に決めることができるゲーム、いわゆる「ステ振り」のあるゲーム、楽しいですよね。
どの要素を強化していくか、理想のキャラクターを作り上げていく感覚。
完全に作者の趣味です。そんな要素をボードゲームでやりたいと思い開発しました。

今回のステータス項目は4つ。
攻撃力のATK、体力かつスキルコストのLIFE、キャラクターごとの固有能力であるSKILL開放、戦闘時のダイス補助となるLUCK。
ゲーム内で「持続薬カード」を1枚ゲットすると、4つのうちいずれか好きな項目を強化することができます。

ATKに振ることで特定のプレイヤーを一撃で倒せるように調整してみよう、とか
とにかくLIFEに振って「魔王城」で生き延びて報酬をかっさらう、なんてプレイもできます。
「攻撃当てなきゃどうしようもない！」という場面に備えてLUCKを上げてみたり
SKILLをたくさん使ってマップを駆け回るというプレイも可能でしょう。
他の人の育成方法に応じて自分の育成方針を変えたり、遊ぶたびに違うプレイ感が楽しめるかと思います。


次々と切り替わるマップ
上記の育成要素を楽しむためにはRPG的なダンジョン探索を再現したいという気持ちがありました。
成長の過程として探索やイベントは欠かせないと思っています。
一方で、大乱闘のように気軽にいろいろな人と楽しみたいという思いがあり
友人宅へ、あるいはボドゲ会へ、持っていきやすい大きさにするため、大きなボードは使用したくないと考えました。
その結果生み出されたのが今回の「マップカード」です。
すごろくのマス目をカードにして、止まったマスに新しくカードを重ねていくことで
ランダムにマップが更新されていくという仕組みです。
マップボード無しでありながら、広大なマップを冒険している気分が味わえるゲームになっています。
また、重なったカードの枚数に応じて、得られる報酬もアップしていきますが、
これによって、RPGで後半の街に行くほど報酬も豪華になっていく様子を再現しています。

重なる枚数は5段を上限としており、5段目のマスに止まったらそのマスは「探索済み」として閉じていきます。
すごろくの一周が少しずつ短くなるので、冒険が進んで魔王城に近づいていくような感覚も味わえるでしょう。
このシステムにしたことによって、どのようなマップになるか、どのように重なるかという部分が
全く同じ状態になることはないので、「トルネコの大冒険」などのようにマップがランダム生成される
ローグライクゲーム/ローグライトゲーム風なゲーム体験を楽しめるかと思います。

今後の展開で、拡張など新しいマップカードを追加していくことも考えていますので、
カードを組み合わせて遊ぶ人に応じた好みのマップを作っていってもらえたらな、と考えています。


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すごろく×育成RPG×バトルロワイアル
『無法勇者』は、攻守入り乱れるパーティゲーム要素と、RPG的な育成要素、そしてランダム生成ダンジョン要素を合わせもつボードゲームです。

「なんで俺を狙うんだ！」「あいつの方がLIFE残り少ないぞ！」「しれっと報酬だけもらっていくなー！」
とみんなでギャーギャー文句言いあいながら楽しむもよし。
じっくり自キャラを育成して魔王討伐(もちろん他PLも討伐)を目指してもよし。
毎回違う冒険が楽しめるRPG風ボードゲームをぜひ遊んでみてください！

当日ブースにて試遊もできますので、ぜひお越しくださいませ。
ゲームマーケット2023秋「両日 サ10」にてお待ちしております！

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