サイ・コンジャリング

普段はクリーチャーのイラストを描いています。
蓄積する趣味のイラストの公開先として【サイ・コンジャリング】を製作しました。【サイ・コンジャリング】以外にも、比較的ライトなアナログゲームを製作、発表します! 出展作品 【サイ・コンジャリング】 記憶力で戦うTCG風ゲーム 第1弾を改善した第2弾を製作中! 【Reciprocity】 ライトな対戦パズルゲーム 互恵的利他主義を活用し、協力しながら出し抜け! 【キネシスト】 異能力バトル要素を凝縮したゲーム 異能力者を自在にカスタム!地形を破壊!相手の能力を推理!

【サイ・コンジャリング】クリーチャー個別紹介【パラスペース・グナチア】
2021/9/30 20:31
ブログ

こんにちは、サークル【サイ・コンジャリング】の1人しか居ない構成員、案山子です。
この度、当サークルのTCG風カードゲーム【サイ・コンジャリング】のカードプールを確認できるWebページが必要であると感じ、個人的な能力の感想、説明付きのカード一覧ページを作成致しました。しかしページが長大になり過ぎたので、個別紹介ページを作成致します。

個性豊かで名状し難い魔獣のカードは現在41種類存在します。全ての魔獣が個性的な効果を持つので、TCG好きなプレイヤーは悪巧みする事間違いなし!
以下、画像込みで長いページが続きますが、ぜひ最後までお付き合いください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【ゲーム進行手順の簡単な説明】
・カードを交互に4x4で裏向きに配置。
・裏向きのカードを表にして召喚。
相手が置いたカードも召喚可能。
相手のカードを召喚すると赤能力が働く。
クイックサモンで手札から能力だけを使う。
・クイックサモンした魔獣は戦力を持たない。
・クイックサモン、召喚、戦闘は全て1ターン中に1回だけ。
・最終的に、場の魔獣の戦力が高いプレイヤーが勝利。
手札が無くなったプレイヤーは行動権を失う。

【魔獣の持つ種族の傾向】
ドラゴン……戦力も能力も多様かつ強力だが、派手な効果は主人を振り回す。
キマイラ……裏向きのカードを確認し、入れ替え、手札に戻すなど情報戦が得意。
甲虫……戦力は低いが、相手の魔獣を奪う、相手の魔獣を破壊するなど、強力な効果が持ち味。
化身……場に出ていない魔獣への干渉など、コンボパーツ的な効果が豊富。
魔獣……どんなパーティでも活躍するオールラウンダー。

亜人……知性を持つ魔獣。種族が亜人のみの魔獣は1体だけであり、第二弾時点では未知数。
月徒……召喚術によって喚び出される魔獣とは異なる何か。第二弾時点の性質は魔獣に近くオールラウンダーだが…?
(亜人と月徒は、第三弾にて種族を参照する効果を追加する際に活躍する予定です。)

【このページの用語解説】
戦闘適正……場に出て戦う時の強さ
補助適正……場に出て能力を使う時の強さ
クイックサモン適正……クイックサモンに使った時の強さ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【パラスペース・グナチア】


■青能力
 召喚時:主人は、自分の手札が0枚になるよう墓地に置く。
 存在時:これは攻撃されない。
 退場時:主人は、相手の墓地からカードを2枚手札に加える。
■赤能力
 召喚時:召喚者は、これの主人になる。
 存在時:主の敵は、相手のターン終了時、自分の手札が0枚なら、相手の手札を1枚見ずに選び手札に加える。


戦闘適正……★☆☆☆☆
補助適正……★★☆☆☆
クイックサモン適正……★☆☆☆☆

■解説
青能力も赤能力も非常に扱い辛く「主人にとって」致命的な、あらゆる意味で異次元に存在する寄生者です。

まず、青能力が起動した時点で、主人は手札を0枚になるよう墓地に置く必要があります。このゲームは手札が0枚になったターンが最終ターンとなるため、青能力が起動した時点で(この魔獣の退場時の能力が起動しない限り)次のターンは無いと考えて良いでしょう。クイックサモン状態の魔獣が退場するタイミングが「次の自分のターン開始時」であるためクイックサモンによる自壊が狙えない事も、この魔獣の青能力における唯一強力な効果である「退場時」の能力の発動を難しくしています。
次に、「攻撃されない」能力を持っています。この能力は一般的に強力なメリット効果なのですが、この魔獣の青能力における唯一強力な効果である「退場時」の能力の発動を難しくしています。このゲームは自軍の魔獣同士で戦闘を行う事ができるため、この能力さえ無ければ簡単に退場させる事ができるでしょう。
退場時の効果はそれらのデメリットを覆す効果であり、相手の墓地からカードを2枚選んで自分の手札に加える効果を発揮します。
赤能力で場に出た場合、青能力のように即座に破滅する危険性は少ないものの、召喚したプレイヤーがこれの主人になり、対戦相手はこれの主人の手札を毎ターン奪ってしまいます。つまり召喚したプレイヤーに寄生し、リソースを対戦相手に流出させる効果を発揮します。

長々と書きましたが、総じて致命的なデメリットを解消する事で手札0枚によるゲームエンドを回避しつつ、手札補充から圧倒的な逆転勝利も目指せる魔獣です。
この魔獣を使いこなし、クイックサモンを6回以上行う事が出来れば勝利は確定的でしょう。