J.C.クリエイツ @vivit_jc
ゲーム概要
- 宇宙的経営シミュレーションゲーム。
- 月・火星・木星行きの荷物を運送し、得られた利益で会社規模を拡大することを目指す。
- 「胃が痛くなるほどリアル」(テストプレイヤー・零細企業経営者・30代)
プレイ人数 | 3〜4人 | プレイ時間 | 90〜120分 |
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対象年齢 | 12歳〜 | 価格 | 3,500円 |
発売時期 | 2017春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | 寺田海月 | イラスト・DTP | えーしー |
ゲーム詳細
webサイト
http://jccreates.xrea.jp/
https://www.youtube.com/watch?v=av67VmrW4ag
■簡単なゲームの流れ
『惑星間自転車操業』は、地球から他の星へ荷物を届ける運送会社の経営者として、ライバル企業のどこよりも利益を上げ、会社の規模を拡大していくことを目指すゲームです。
ゲーム終了時点で最も会社規模が大きいプレイヤーが勝者となります。会社規模を上げるためには資金が必要なので、せっせと配達業務をこなし、利益を上げましょう。
配達用のロケットが無ければ荷物を運ぶことはできません。社長であるあなたは、ロケットのチャーターも行う必要があります。
以下では、第一ラウンドの実際のプレイの様子を写真を交えつつ紹介していきます。
荷物の配達
荷物カードはゲーム開始時と各ラウンドの終了時、手札として5枚配られます。これをロケットに載せることで売上が発生します。
月行きの重量2の荷物を自社のロケットに載せました。これにより、1期後に3クレジット得られることになりました。
このクレジットは今すぐ手に入るわけではないことに注意してください!
1期後、すなわちこのラウンドの終了時にようやく、この売上はあなたの会社に振り込まれます。
このように、このゲームでは多くの場合、現金がすぐには手に入りません。
遅いものでは、3期後(3ラウンド後)になってようやく売上金が得られるという場合もあります。
ロケットのチャーター
ゲーム開始時には、全ての会社に小型のロケットが配備されています。
しかし当然このロケットは配達のためにラウンド終了時に飛び立ってしまうので、次のラウンドに荷物を運ぶためのロケットを用意しなければなりません。
それにもかかわらず、あなたの会社には現金がありません!(会社の設立と最初のロケット打ち上げのために使い果たしてしまいました)
先述の通り、最初の売上が懐に入ってくるのはラウンド終了時です。
それでは一体、どうやってロケットを確保すればいいのでしょうか?
融資
幸い、曲がりなりにも企業の体裁を取っているということは、社会的に見て信頼があります。
銀行は喜んであなたの会社に融資してくれるでしょう。
ゲーム開始時点で、各社は融資限度額として12クレジットが用意されています。
これは利息を含めた融資の最大額を示しています。
遠慮することはありません、限度額いっぱいまで借りてしまいましょう。
これから存分に儲けて返済すればいいのです。
ここでは10クレジットの借り入れを行いました。
利息は5クレジットにつき1クレジット(切り上げ)なので、合計12クレジットを3期に分けて返済することになります。
手元に現金を用意することができたので、無事ロケットをチャーターすることができました。
次のラウンドでは、あなたの会社は合計重量10までの荷物を配達することができます!
会社規模の拡大
ラウンド終了時、その期の売上金と返済を同時に行います。
最初に配達した荷物の売上である3クレジットと、ロケットをチャーターした際手元に残った現金、合わせて7クレジットがあなたの会社にあります。
次のラウンドでまたロケットをチャーターするためにこの資金を温存しておいてもいいのですが、単にお金を稼ぐだけではこのゲームでは勝利できません。
このゲームに勝利するためには、他のどの会社よりも会社規模を上げる必要があります。
というわけで、ここでは会社規模を上げましょう。
会社規模はまとめて上げるとその分コストがかさみますが、いずれかの企業の会社規模が10に達した時点で最終ラウンドを迎えるので、うかうかしていられません。
ここでは3クレジットを払って会社規模を2上げました。
会社の規模が大きいということは、それだけ社会的信頼も大きくなるということです。
具体的には、ここで融資限度額が3上がりました。
次のラウンドで、あなたは追加の融資を受けることができます。たとえば融資により2クレジットを手に入れれば(返済額3クレジット)、手元の4クレジットと合わせて6クレジットまでのロケットをチャーターすることができます。
他社のロケットに荷物を載せる
もしロケットがチャーターできなかった場合……あなたの選択肢は2つです。業務を一旦停止するか、他社のロケットに荷物を載せてもらうかです。
もちろん、ロケットの利用料を要求されることでしょう(チャーターするためにコストがかかっているのですから)。
しかし、ここで相手の言いなりになることはありません。
貨物室がスカスカの状態でロケットを飛ばしては、チャーターしただけ損になってしまいます。
内心ではあなたの会社の荷物を載せたくて載せたくて仕方ないかもしれないのです。
荷物を載せる交渉は自由に行うことができます。あなたの手腕に見せ所です。
様々な荷物、ロケットたち
このゲームには様々な荷物やロケットが登場します。うまく利用して賢く儲けましょう。
イオンブースター船は目的地への到着が早いので、その分売上の回収を早く行えるでしょう。
しかしチャーター料は割高です。
コンテナ船は、荷物の重量が1であろうと4であろうと関係なく1コンテナとして扱います。
搭載量だけを見ると割安ですが、軽めの荷物ばかり注文が来ている場合は、少々扱いにくいでしょう。
会社のためなら、いつも清廉潔白というわけにはいかないかもしれません。
違法な荷物は配達に成功すると莫大なリターンがありますが、宇宙警察は常にその手の荷物に目を光らせています。
もし見つかってしまえば、売上が没収されてしまうばかりか、会社の信頼(つまり、会社規模)を落とすことにもなりかねません。
しかし、もしも……もしも他社の船に潜り込ませることができれば、あなたが責任を問われることは無いのです。