ビーラインドプロジェクト

重さの表現と会話で楽しむボードゲーム「グラマ」

¥6,500

その袋、「緊張の重さ」ならどのくらい?

ゲーム概要

  • ボードゲーム「グラマ」は、重さの感覚とコミュニケーションで遊ぶ4人用協力型ボードゲームです。
  • 初めは違う重さの袋を持った4人のプレイヤーが、「スーパーマーケットにあるものの重さ」「学校にあるものの重さ」「緊張の重さ」「爽快感の重さ」などのテーマに従って重さを表現しながら、全員の袋の重さを一致させ、一斉に天秤乗せた時に釣り合うことを目指します。
  • ボードゲーム「グラマ」は、視覚障害のある人もない人も一緒に楽しむことができる、「#見ても見なくても見えなくても楽しめる」ボードゲームです。
プレイ人数 4人 プレイ時間15〜60分
対象年齢6歳〜 価格6,500円
発売時期2025春 予約 不可
ゲームデザイン一般社団法人ビーラインドプロジェクト イラスト・DTP

ゲーム詳細

その袋、「緊張の重さ」ならどのくらい?

ボードゲーム「グラマ」は、重さの感覚コミュニケーションで遊ぶ4人用協力型ボードゲームです!

(グラマの遊び方について詳しくはこちらのYoutube動画をご覧ください!:https://www.youtube.com/watch?v=EQwLVZiCnDg)

ボードゲーム「グラマ」の画像。中央にグラマのアイテムの4つのお皿がある木製天秤が置いてあり、その左側に鈴がついた手のひらサイズの布製巾着袋が2つ置いてある。

ボードゲーム「グラマ」とは?

「グラマ」は、視覚障害の有無に関わらず誰もが一緒に楽しめるボードゲームです。視覚に頼らず「重さの感覚」と「コミュニケーション」を使って遊ぶため、見える人も見えない人も対等に楽しむことができます。

プレイヤーは力を合わせて、それぞれの持つきんちゃく袋の重さをそろえていく協力型のゲーム。「勝ち」や「負け」ではなく、全員で「成功」を目指します。様々な表現方法で重さを伝え合うことで、想像力を働かせながらコミュニケーションを深められるのが魅力です。

 

4人のプレイヤーがグラマを遊んでいる様子。4人の手が、天秤にかかっているところ

 

 

開発の背景

「グラマ」は、ビーラインドプロジェクトが取り組む「視覚障害者と晴眼者の間の『楽しさ』の分断」という課題、特に子どもたちの間の分断を解消するために生まれました。

球技やテレビゲームなど、視覚情報に依存した遊びで溢れる社会の中で、「共に遊べる何か」を生み出すことは、お互いへの理解を深め、多様性が認められる社会を目指すために不可欠だと考えています。

「見ても見なくても見えなくても楽しめる」をコンセプトに、「重さ」や「コミュニケーション」など視覚以外の情報を最大限に活用したボードゲーム「グラマ」は、その「楽しさの垣根」を乗り越えるツールなのです。

 

4人のプレイヤーがグラマを遊んでいる様子。それぞれが天秤の重さを感じながら、どのように表現をしようか考えているところ。

 

グラマの世界観

ここは西の島国、 グラマ王国。
長らく他の国との交流を閉ざしてきたこの王国には、 昔から「同じ重さのもの」 を交換、 つまりトレードする文化があった。
いつしかその文化は、 国民が 「重さの感覚と表現力を競い合う」 競技となった。
商人たちが感覚で重さを揃えて商品を交換していくように、選手たちも重さを言葉で伝え合い、 同じ重さに揃えていく。
まもなく、 このグラマ王国で一番トレードの上手なチームを決める大会、 「トレードグランプリ」 が開かれる......!

「これはメロンパンくらいの重さだね。」
「私の袋は少し重いから、 あんぱん 2 つ分くらいの重さかな。」
「せーの!よし!天秤が傾いていない。 トレード成功だ!」

仲間たちとたくさんのトレードを成功させて、 トレードグランプリでの勝利を掴み取れ!

 

グラマのストーリーのイメージイラスト。近代ヨーロッパ的な背景の中で、4人の男女がグラマを遊んでいる様子の可愛らしいイラスト。

 

 

遊び方 〜基本ルール〜
 

グラマには、基本ルール発展ルールの2種類の遊び方があります。
ここでは、まず初めにグラマの基本ルールについて説明します。

(グラマの遊び方について詳しくはこちらのYoutube動画をご覧ください!:https://www.youtube.com/watch?v=EQwLVZiCnDg)

 

STEP1. きんちゃく袋を自分の手元に置きます。

まず、天秤は邪魔にならないように脇によけておいたまま、きんちゃく袋と重りの入った箱を準備してください。

ゲームがスタートしたら、まず、自分が使うきんちゃく袋を選びます。
ばらばらの重さになるように準備した4袋のきんちゃく袋の中から、きんちゃく袋をひとり一つずつ選んで手元に置いてください。この時、自分が使うきんちゃく袋以外の重さが分かってしまわないように、きんちゃく袋をいくつも触らず、最初に触ったきんちゃく袋を手に取ってください。
 

グラマの巾着袋

STEP2. テーマを決め、きんちゃく袋の重さを分かりやすく伝えます。
 

プレイヤーはじゃんけんをして、 1人の勝者を決めます。
じゃんけんで勝者となったプレイヤーは、 「OO にあるもの!」 と宣言し、 まずテーマとなる 「場所」 を決めてください。
例えば 「コンビニにあるもの」 「学校の教室にあるもの」「学校の音楽室にあるもの」 などのように、 身近な場所を思い浮かべてみてください。

テーマとなる場所が決まったら、今場所を宣言したプレイヤーから時計回りに、自分のきんちゃく袋の重さを「〇〇にある□□の重さ!」のように表現していきましょう。
例えば、テーマがコンビニであれば「コンビニにある、肉まん1つ分くらいの重さ」テーマが「この部屋の中にあるもの」であれば「この部屋の中にある、エアコンのリモコンくらいの重さ!」のように、それぞれのプレイヤーの手持ちの袋の重さを、分かりやすく相手に伝えていきましょう。

この時、「肉まん2つ分の重さ」、のように個数で重さを表現してみても面白いかもしれません。
また、重さを表現する以外の人は、「そのあんぱんは、大きなあんぱん?それとも5個入りの小さなあんぱん?」のようにいろいろと質問をしてみると、より相手の袋の重さが想像しやすくなり、ゲームの成功に近づきます。

じゃんけんをしている様子のイラスト

STEP3. 話し合いながら、それぞれのきんちゃく袋の重さを揃えます。
 

全員が自分のきんちゃく袋の重さを伝えたら、全員の袋の重さが同じになるように、袋の中の重りの数や種類を調整していきます。

まずは、4人のプレイヤーの重さの表現の中で、最も想像しやすいものをお題に選びます。例えば、「あんぱん2つ分の重さ」が想像しやすければ、全員の袋の重さが「あんぱん2つ分の重さ」になるように、それぞれのきんちゃく袋に重りを足したり減らしたりしていきます。

この時、重さの基準になったプレイヤーも、自分が表現した重さに本当に近づくように、重りを調節してしまってかまいません。

2人のプレイヤーが、互いの巾着袋の重さを伝えあっている様子のイラスト

STEP4. 袋の重さが揃ったら、きんちゃく袋を天秤のお皿の上に載せます。
 

袋の中の重りを足したり引いたりしてみんなのきんちゃく袋の重さがそろったら、きんちゃく袋の口を紐でしっかりと閉じます。きんちゃく袋の口を閉じたら、きんちゃく袋をみんなで一斉に、組み立てた天秤のそれぞれの天秤のお皿に載せていきます。

このとき、天秤が崩れてしまわないように天秤のお皿を下から支えるようにしましょう。
 

4人のプレイヤーの手がグラマの天秤を支えている様子のイラスト

STEP5. みんなで一斉に天秤から手を離します。
 

きんちゃく袋を天秤に載せ、準備が整ったら、みんなで「せーのっ」の掛け声で、天秤から一斉に手を離してください。
天秤が倒れてしまったら失敗、きんちゃく袋の重さがうまく調整されていて、天秤が釣り合ったら成功です!
 

天秤が釣り合い、成功した様子のイラスト

天秤が崩れ、失敗した様子のイラスト

STEP6. 振り返りをする
 

きんちゃく袋の紐の部分にはそれぞれ違った個数の鈴がついています。自分の袋の鈴の数を確認してから、みんなで袋を好感し、それぞれの重さの感覚の違いを確認してみましょう!

4人のプレイヤーの手がグラマの天秤を支えている様子のイラスト


 

 

 

ゲームマーケット2025春でのブースについて

ゲームマーケット2025春の会場で、ボードゲーム「グラマ」の無料体験会を実施します!

体験してくださった方には、グラマ王国からのささやかなプレゼントもご用意しています。視覚障害のある方もない方も、お子さまから大人の方まで、どなたでもお気軽にお立ち寄りください。

普段なかなか体験できない「重さの感覚」と「言葉で伝える楽しさ」を、この機会にぜひ体感してみてください!

 

 

ビーラインドプロジェクトのブースの様子。ビーラインドプロジェクトのブースの様子。

 

おわりに

「グラマ」は単なるボードゲームではありません。重さという感覚と言葉によるコミュニケーションを通して、プレイヤー同士の理解を深める架け橋となります。

視覚の有無によって分断されがちな「楽しさ」を共有することで、互いの違いを認め合い、尊重し合える社会へと一歩近づけるきっかけになればと願っています。

ゲームマーケット2025春では、スタッフ一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。ボードゲーム「グラマ」で、あなたの感覚とコミュニケーション能力を試してみませんか?

 

(グラマの遊び方について詳しくはこちらのYoutube動画をご覧ください!:https://www.youtube.com/watch?v=EQwLVZiCnDg)

 

4人のプレイヤーがグラマを遊んでいる様子。4人の手が、天秤にかかっているところ

 

ボードゲーム「グラマ」の詳細はこちら

#見ても見なくても見えなくても楽しめる

 

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YouTube

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