四等星 @reibodoge
ゲーム概要
- 1時間級の文明発展シミュレーションゲーム、メモ帳で登場。
- 巨匠シド・サクソンが残したペーパーボクシングを骨格に持つ、選択とインタラクションとジレンマのゲーム。
- 駒もダイスも使わない、ポケットに入る旅の友。ソロプレイもできます。
プレイ人数 | 1〜5人 | プレイ時間 | 15〜75分 |
---|---|---|---|
対象年齢 | 12歳〜 | 価格 | 600円 |
発売時期 | 2024秋 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | mor! | イラスト・DTP | mor! |
ゲーム詳細
メモの表紙と背表紙を説明書スペースにして(↓こんなん)メモ帳だけのゲームを実現しているので、図説や例示が少なく、前提としてあなたがボードゲームの典型的ルールのパターンに詳しいプレイヤーであることが求められます。シート(メモ帳部分)を見ながら読んでください。ご容赦!
ミニミニシヴィライゼーションは、インタラクションを左右のプレイヤーのみに絞ったゲームです。
先手番のプレイヤーの文明の選択はあなたの文明の未来に多大な影響を与え、一方であなたの選択はまた後手番のプレイヤーの文明に影響を与え、そうしてバタフライエフェクトのように遠い世界中の文明がお互いに影響しあいます。
一筆書きで25マスの国土を発展させながら、アクションの内容を決める数字の選択によって、プレイヤーの文明は6つのステータスを成長させていきます。
プレイの途中の状態を再現したゲームシートの一部分を見てみましょう。隣国からの影響によってアクションの内容を変える数字を、まるでワーカープレイスメントのように悩みながら選び、マルで囲い、文明のステータスを成長させていきます。
隣国の選択次第であなたは特定のステータスに莫大な成長の機会を得ることもあるでしょう。しかし、何かのステータスだけを過剰に成長させても得られる利益はわずかです。効率の良い一手だけが勝利につながるわけではありません。
数多の時代を生き残る強い文明になるには、長所があることよりも弱点がないこと、生存戦略のバリエーションが必要なのです。
あるときは野を拓き木々を切って開拓し、食料を手に入れなくてはなりません。しかしあるときには、自然の摂理や数学と向き合い、世界を解明するために世代を超えて学問の火を継いでいく、研究の時間も必要です。そしてそのどちらも、あいまいな国境を押し引きしあってきた隣国との交流と交渉……外交なしには立ちゆきません。
同様に、他国や自然環境に抗うばかりではなく民の暮らしに目を向けて、産業や芸術を生み出す力を教育していくことも欠かせません。芸術は人々に未知の視点をもたらし、時代を変えうる発明の呼び水となるでしょう。
2500年の月日が流れたとき、あなたの文明が紡いできた文化はどのような姿をしているでしょうか。25手番の文明の軌跡をさかのぼって眺めてみるのも良いでしょう。
もし「そんなゲームがメモ帳で出来るはずはない」とお考えなら、ぜひ手に取ってみてください。説明書も公開しております!説明書(表紙)はシート部分(メモ帳)と見比べながら読む前提なので、シートを持っていないとどの部分の説明か想像しずらいかもしれませんが、どういうゲームなのかはきっと伝わるでしょう。↓
https://drive.google.com/file/d/18cgv2FV99lkrin6DKWBy61sQJegSd1F3/view?usp=sharing
全て見えているのに短期的な予測だけが可能な、相対的な数字の大小がもたらす選択のジレンマ、狭まっていく未来、奥の手に控える世紀の発明、隣国を眺めれば浮かんでくるのは成功の結末への道。ちいさなちいさな文明のゲームです。
もし手番が一周してくるのを待つ時間さえあるならば、理論上は70億人でも同時に遊ぶことができます。あなたに関係があるのは左右の2国だけだからね……。
PS: A nice designer from Taiwan has tried to translate the rules. Thanks!
English rules from @BGDesignTaiwan
ゲーム体験
https://x.com/mori_boardgame