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空想レトロミステリーシリーズ壱ノ話 椿屋化粧堂奇譚
¥1,800
目も眩むほど、真っ赤な嘘-
ゲーム概要
- 「ファーレンハイトの審判」「紅葉」のディレクターが送る、新たなミステリー譚
プレイ人数 | 1〜人 | プレイ時間 | 60〜90分 |
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対象年齢 | 12歳〜 | 価格 | 1,800円 |
発売時期 | 2023春 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | イラスト・DTP |
ゲーム詳細
■目も眩むほど、真っ赤な嘘-
難易度:★★★★☆☆☆
震災復興から早数十年、文明開化に勤しむ大栄時代の日本、東京。
銀地町の一等地には、煌びやかな召物や奢侈品を取り扱う店が軒を連ねていた。
華やかなメイン通りの外れに小さく店を構えるのは、「椿屋化粧堂」という江戸時代から続く老舗の化粧品店である。
今の店主は椿屋小町といって、先代の一人娘である。
先代が病気を患い、25歳にして看板娘から若店主になったのだが、これがまた曲者だった。
「ごめんください!」
その日、夕暮れ時に店の戸を叩いた客は、若い女。
見たところ20歳前半。流行りの洋装に身を包んだ華奢な体からは、ほのかに香水の香りがする。
「…お嬢さん。何をお探しで?」
「ああ失礼。こちらで、口紅は取り扱ってます?」
「はあ、そりゃあ、化粧品屋ですから…」
「じゃああなた、口紅に詳しいわよね。これを見てもらえる?」
女が見せてきたのは、丁寧な字で書かれた手紙だった。
目立つ場所に、唇の跡がついている。
「これがなんですか?」
「あなたに、この唇の持ち主を探すお手伝いをしてほしいの」
「……なんですって?」
こうして二人の奇妙な探偵譚は、静かに始まった。
【注意事項】
●ウェブ接続が可能な端末・ハサミを使用します。