Joyple Games @JoypleGames
ゲーム概要
- 道を通れるのは一度きり 指定の距離を無事に移動しよう
- 行き詰ったら忍法で解決しよう
- 非対称でインタラクションのある紙ペンゲームです
| プレイ人数 | 2〜7人 | プレイ時間 | 10〜30分 |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 100円 |
| 発売時期 | 2022秋 | 予約 | 可 |
| ゲームデザイン | deztec | イラスト・DTP | イラストAC |
ゲーム詳細
対戦ゲームです。全プレイヤーに異なる紙が配られ、お題カードは手番プレイヤーが選択する、非対称でインタラクションがある珍しい紙ペンゲームとなっています。
私（＝作者のdeztec）は「レガシーシステムを使ったアブストラクト風味の作品」をずっと検討し続けていて、本作はその最新作となります。
またナンプレを使ったゲームも延々考え続けており、従来は『ナンプレを「解かない」』というタイトルで、第2版、第3版と、ひっそりとバージョンアップし続けていました。第1版がテストプレイで全くウケなかったので、あれこれあがいてみたのですが、個人の理想を追求するという点では第1版がいちばん素直で明快だったな……と痛感するに至り、『ナンプレを「解かない」』は世間には認められない完全に私的な作品としてクローズし、ゼロベースで考え直すことにしました。本作は、その成果でもあります。
紙ペンゲームは人数無制限を実現できる手段だけど、紙ペンだから人数無制限にしなければならないということはないよ、ということをテストプレイ会で示唆を受けたことが、本作のひとつの出発点でした。
紙ペンゲームは、基本、ランダムに発生する状況に、各自が対処する仕組みとなっています。人数無制限＋リプレイ性確保を考慮すると、状況設定はランダムにせざるをえません。
が、人数制限を用意するならば、各プレイヤーが順番に状況を指定することも可能です。
『南都探勝』では、『鷲巣トランプ』を使用します。手番プレイヤーが、トランプを1枚選び取り、移動距離を指定します。
どこから出発し、どう進むか、それは各プレイヤーの自由です。
- 同じ道は2度通れない
- 停止時に隣接していた数字マス（これが南都＝平城京の名勝である、とイメージしていただきたい）は「観光した」ということになり、得点となる
- 移動ルートによって四方を囲んだ数字マスも「観光した」とみなし、得点となる
停止時に得点できれば、四方を囲むことなく、最大で一気に4つの数字マスを得点化できるため、移動距離が非常に重要です。そこで手番プレイヤーが、移動距離を選択できるようにしました。
上図は、いちども行き詰ることなく全ての数字マスを得点化に成功した例となります。
このシートに書かれた数字の位置が、各プレイヤー毎に異なっています。1ゲームに50枚ほどプレイシートを封入していますが、同じシートはありません。そのため、仮に全プレイヤーが最善手を打ったとしても、結果には差異が生じます。
ゲームに勝てば「実力で勝った」と胸を張り、負ければ「シート運がなかった」ということにしていただければと思います。
私はフレーバー軽視派ですが、本作ではフレーバーのためだけのイメージカードを用意しています。