フダコマ広場
ゲーム概要
- プレイヤーが仲間となり、次々に起こる予測不能な災害に立ち向かう「協力型ゲーム」である
- 「➀防災フェイズ ②災害フェイズ ③食料フェイズ」からなる1ラウンドを繰り返し行う
- ゲームを通して災害を疑似体験し、遊びながら事前事後の対策を学ぶことができる
プレイ人数 | 3〜6人 | プレイ時間 | 30〜60分 |
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対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 3,500円 |
発売時期 | 2022秋 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | 豊泉元 | イラスト・DTP | 山田成江 |
ゲーム詳細
なぜ「防災×ボードゲーム」か。
「防災は日ごろの備えが大事」皆がわかっていることです。
非常用持ち出し袋の設置や転倒防止のツッパリ棒など対策されているお宅も多いと思います。
地域や学校の地震訓練などにも参加していることでしょう。
でも、災害に対して皆さんはどれだけ防災意識を持てていますか?
防災意識を常に持ち続ける、または意識せずともこう動くと、訓練しておくのはなかなか難しいことです。
ここで出てくるのが「ボードゲーム」です。
一人がTVに向かって遊ぶのとは違い、その場にいる皆さんと一緒にゲームします。
そこには「対話」があり、「一体感」が生まれます。
ところで「協力型ゲーム」って何?
通常「ゲーム」というと「誰かを倒す!」ことが目標になりがちです。
しかしこのゲームは「協力型ゲーム」。
参加者全員が〘 One Team 〙となり、誰一人脱落することなく「災害」に打ち勝つことが目標です。
そこには、自然と会話が生まれ、意見の出し合いや相手への尊重、リーダーシップやフォロワーシップ等ができます。
それこそが、「防災」×「ボードゲーム」の融合の意味なのです。
ボードゲームの中で自助・共助・公助の必要性学ぶとともに、事前に備える事の大切さを遊びながら学べる事が、普段の行動に意識的に取り組む姿勢を育むことにつながります。
意識的にコミュニケーションを行う事で、有事の際の思考を疑似体験できると考えています。
協力型防災ゲーム「LIFE」とは?
このゲームの根底にあるのは2つ。
①災害対応力として重要な「自助」「共助」「公助」を体感すること。
「自助」・・・まず家族や自分自身の身を守ること
「共助」・・・地域やコミュニティなど周囲の人たちが協力して助け合うこと
「公助」・・・市町村や消防、都道府県や警察など公的機関による救助・援助を受けること
これらを、ゲームの中でどう効果的に実施するかがゲームのカギになってきます。
コミュニケーション力も、思考力もフル稼働させて遊ぶゲームになり、最後には、仲間みんなで大きな達成感を味わうことで刷り込まていきます。
②自然災害は「予測不可能」そして、「連鎖」がありうること。
災害を乗り越える準備をしていても外れることもあれば、二次災害の方が甚大な被害をもたらすこともあります。
これらの災害を体感しながら、仲間と一緒に乗り切るゲームになっています。
プロジェクトのきっかけ
近年では毎年のように全国で自然災害が頻発し、甚大な被害が発生しています。
歴史的な「豪雨」、記録的な「強風や洪水」、地震により誘発される「液状化や土砂災害」、広範囲での「停電」…。
戦後最大の被害をもたらした「東日本大震災」も記憶に新しいでしょう。
しかしある防災意識を計るアンケート調査では、各家庭の災害対策は十分とは言えず、行政への強い依存傾向、つまり公助への過剰期待が見られました。
行政側の人的、物的資源は限られており、事前対策や緊急体制も十分ではない今日、私たち一人ひとりの防災への意識の向上が求められると強く感じます。
また災害は1度では終わりません。
余震など、災害が長く継続することや、地震、土砂崩れ、津波などの災害の連鎖、二次災害も視野に入れておかねばならないでしょう。
このゲームが、今後、過去最大級と目される「南海トラフ巨大地震」や「首都直下地震」等に向けた防災意識への向上の一助となればと願ってなりません。
まずは、「自分の生命を守ること」が「より多くの人の生命を守ること」に繋がることを、あなたもぜひ、ゲームを通じて体験してください。