カフェ&ゲームバーことぶき

島札(トレカサイズ版)

¥2,000

沖縄・具志川でのみ遊ばれていた伝統遊戯がゲームマーケットに参戦します。

ゲーム概要

  • 手札を出して、場札と合わせる。山札をめくって、場札と合わせる。合わせたカードが自分の得点に。全員の手札と山札がなくなったら精算開始。
  • 札の点数を数えて基準点を超えるとプラスの勝利点が、基準点を下回るとマイナスの勝利点を獲得。その後「役札」の勝利点の精算をする。
  • 全員が2~3回親をやったら、勝利点の合計を確認し、勝者を決める。
プレイ人数 3〜4人 プレイ時間5〜15分
対象年齢8歳〜 価格2,000円
発売時期2022秋 予約 不可
ゲームデザイン沖縄具志川伝統遊戯 イラスト・DTPものづくりや

ゲーム詳細

沖縄の一部の地方でしか遊ばれていない、絶滅寸前の伝統ゲーム「島札」を頒布します。

「島札」は「字札(じ一ふだ)」「ーニ三(いちにさん)」とも呼ばれ、1910年 (明治43年)には沖縄県字具志川(現・うるま市)で遊ばれていた証言が残る、江戸時代の「めくりカルタ」を源流とするカルタ遊びです。

昭和期には地元の雑貨屋•三角商店が厚紙に印版を押すことで札を製造し、1960年から1980年にかけて盛んに遊ばれました。1999年には商店の廃業に伴い、札の販売はされなくなりましたが、現在でもなお遊び継がれています。

地元でしか遊ばれいなかったゲームであったため、空えぐみさんの漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」で、紹介された際、謎のカードゲームが遊ばれていると一時、一部界隈で話題になりました。

空えぐみさん(@egumisky)「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」21話「カジフチ[後編]」
21話「カジフチ[後編]」より引用。

島札は花札の花あわせのように、手札を出し場札と合わせ、その後、山札を1枚めくり場札と合わせます。

花札と同様に【役】はありますが、花札ほど複雑ではなく、【七八九[しちはっちゃー]七札(八札または九札)を4枚そろえる】のみが存在します。

遊び方はほぼ花札と同じですが、沢山の【役】を覚えなくてよいので、札より簡単に、しかし、花札と同等の面白さを島札で体験することができます。

札の発売がされなくなったことにより、このゲームは絶滅寸前の伝統ゲームになってしまいましたが、より多くの方にこの遊戯の面白さを知っていただくこと、また伝統遊戯として後世に残していくことを目的として『島札』の復刻を行いました。

カード版箱  サイズ比較 

左側がトレカサイズ版、右側が花札サイズ版です。

花札サイズ版の印刷は創業220年のカルタの老舗、京都大石天狗堂さんにお願いしました。

札が反っていますが、これは職人さんが1枚1枚裏張りを手張りしているためで、手作りのあかしです。

花札版反り
花札サイズ版は職人さんに手によるものなので、どうしても高額になってしまいました。

より、手に取りやすくということで、今回トレカサイズ版を頒布することにしました。

トレカサイズ版も花札サイズ版と同じように、左上にインデックス、七八九と鬼札に色がついていて、手札・場札・精算確認用のサマリーも入っています。

絶滅の危機に瀕しているこの島札をぜひ、この機会に手に取ってあそんでいただければと思っています。

花札サイズ版は3500円

トレカサイズ版は2000円で頒布いたします。

 

 

前回、花札サイズ版を頒布した際に、説明書に札の点数の記載が抜けておりました。

申し訳ありません。

以下説明書を修正したバージョンになります。

ダウンロードしてお使いください。

島札点数記載版表 島札点数記載版裏

 

ゲーム体験

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