Joyple Games

カエサルは賽を投げない

¥500

ゲーム概要

  • サイコロ任せの名将などいるものか
  • 前進 後退 全て自在な新スゴロク
  • スゴロク+レガシー系アブストラクト
プレイ人数 2〜4人 プレイ時間10〜20分
対象年齢6歳〜 価格500円
発売時期2019秋 予約
ゲームデザインdeztec イラスト・DTPいらすとや

ゲーム詳細



「じつはスゴロクって、サイコロ任せじゃない方が面白いんじゃないか?」その長年の思いを、形にしました。

カエサルは賽を投げない_説明書

英語版説明書

見た目はユルいですが、どストレートに運要素ゼロの完全情報ゲームです。しかし1プレイ毎にボードを使い捨てるレガシー系のため、定石や必勝戦術が成り立ちにくくなっています。

強い人でも、確実に勝つのは困難。よく考えれば勝率を上げられますが、適当にやっても意外と勝てるゲームです。

お楽しみいただければ幸いです。

***

『カエサルは賽を投げない』は難産でした。

実際のところ、単にスゴロクからサイコロをなくすだけではゲームが面白くならず、「ゲーム作りって、やっぱりそんなに簡単じゃないな……」と。それで、しばらく作業が止まりました。

ただ待っていても先には進めないと思い、まず迷路の本をコンポーネントにすると決めました。スゴロク本ではないので、ボード自体に用意されている「仕掛け」は、「ゴールにたどり着かない分岐」のみ。これを活かすにはどうしたらいいか。考えるポイントは絞られましたが、良案は浮かばず。

続いて、トランプをコンポーネントに採用しました。無制限行動ではゲームとしてまとまる算段が立たず、行動力を縛るためにトランプを使うことにしたのです。しかしテストプレイをしてみると、最大13歩の前進が面倒に思えました。「2で割って端数切り上げ」も考えましたが、あまりに面倒。数字の大きさを、何かに転用できないか。

自コマを10歩動かせるより嬉しいことって何だろう? そう考えたとき、ようやく「一歩分なら、壁を越えられる」というアイデアに至りました。

強制移動作成は、他人の邪魔にも、自分の前進にも使える上、決定的にボードを変化させる要素でもあります。ひとつのアイデアが多重に効き、地味だったプレイ感がド派手に変化しました。

こうして『カエサルは賽を投げない』が完成しました。

ゲーム体験

キッズ,