Joyple Games @JoypleGames
ゲーム概要
- サイコロ任せの名将などいるものか
- 前進 後退 全て自在な新スゴロク
- スゴロク+レガシー系アブストラクト
プレイ人数 | 2〜4人 | プレイ時間 | 10〜20分 |
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対象年齢 | 6歳〜 | 価格 | 500円 |
発売時期 | 2019秋 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | deztec | イラスト・DTP | いらすとや |
ゲーム詳細
「じつはスゴロクって、サイコロ任せじゃない方が面白いんじゃないか?」その長年の思いを、形にしました。
見た目はユルいですが、どストレートに運要素ゼロの完全情報ゲームです。しかし1プレイ毎にボードを使い捨てるレガシー系のため、定石や必勝戦術が成り立ちにくくなっています。
強い人でも、確実に勝つのは困難。よく考えれば勝率を上げられますが、適当にやっても意外と勝てるゲームです。
お楽しみいただければ幸いです。
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『カエサルは賽を投げない』は難産でした。
実際のところ、単にスゴロクからサイコロをなくすだけではゲームが面白くならず、「ゲーム作りって、やっぱりそんなに簡単じゃないな……」と。それで、しばらく作業が止まりました。
ただ待っていても先には進めないと思い、まず迷路の本をコンポーネントにすると決めました。スゴロク本ではないので、ボード自体に用意されている「仕掛け」は、「ゴールにたどり着かない分岐」のみ。これを活かすにはどうしたらいいか。考えるポイントは絞られましたが、良案は浮かばず。
続いて、トランプをコンポーネントに採用しました。無制限行動ではゲームとしてまとまる算段が立たず、行動力を縛るためにトランプを使うことにしたのです。しかしテストプレイをしてみると、最大13歩の前進が面倒に思えました。「2で割って端数切り上げ」も考えましたが、あまりに面倒。数字の大きさを、何かに転用できないか。
自コマを10歩動かせるより嬉しいことって何だろう? そう考えたとき、ようやく「一歩分なら、壁を越えられる」というアイデアに至りました。
強制移動作成は、他人の邪魔にも、自分の前進にも使える上、決定的にボードを変化させる要素でもあります。ひとつのアイデアが多重に効き、地味だったプレイ感がド派手に変化しました。
こうして『カエサルは賽を投げない』が完成しました。