ピリオド・ゲームズ @PeriodGames
【ピリオド・ゲームズ サークル紹介】
歴史や架空歴史(IF)のボードゲームを制作するサークルです。重量級のマルチゲームをメインに扱っています。
今回は新作3つを投入! ぜひご興味のあるテーマのゲームを見に来てください!
ゲムマ2023秋【お品書き】
【ピリオド・ゲームズ】
・【新作】トリテライク採掘ゲーム「ステラディガ!」
・【新作】拡張「メイドマフィアKH ~ ハコダテ乗っ取り作戦 ~」
・【新作】「国防軍の夜3 赤き星の革命-1918-」
ブログ一覧
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- 【国防軍の夜2】学生の方に割引して配布いたします(先着10名さま)。
- ゲームマーケット2017秋(1日目土曜)に配布予定の「国防軍の夜2 東洋の覇者-1937-」について、 先着10名の高校生・大学生の方を対象に配布価格を1割引(420円引き)させていただきます。 学割配布価格(税込) ¥4200 → ¥3780 歴史モノのテーマでとっつきにくいと思っていた方や、 値段が少し気になっていた学生の方はぜひこの機会にご興味を持っていただけたらと思います。 当日学生証をご提示いただければ割引させていただきますので、ぜひ当ブースへ足をお運びいただければと思います。 よろしくお願いいたします。 ゲーム詳細 http://gamemarket.jp/game/%E3%80%9C%E5%9B%BD%E9%98%B2%E8%BB%8D%E3%81%AE%E5%A4%9C%EF%BC%92%E3%80%9C-%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E3%81%AE%E8%A6%87%E8%80%85-1937/
- 2017/11/29 21:00
- ピリオド・ゲームズ
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- 【国防軍の夜2】ゲーム紹介【最終部】 〜 B-29?……知らない子ですね? 〜
- とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 ~最終部~ 作戦ターン編 ※画像は製品版と形状、色彩が異なる場合があります。 ※登場する人物・団体はノンフィクションです。 ※その他、発言等はすべてフィクションです。 ※プロレスラーのTojo Yamamoto氏とも一切関係はありません。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ やま「今回は作戦ターンについて説明します」 とう「さっきは戦略ターン、今回は作戦ターンか。……どうしてターンが2種類もあるんだ?」 やま「戦略ターンの中に作戦ターンが2回含まれています」 とう「ややこしいな……」 === 作戦ターン === ⑥作戦ターン(*2回行う) ⑥-1 大本営会議フェイズ ・(B-29終戦チェック) ・欧州戦況チェック ・対米英、対ソ連宣戦布告チェック ・米英外交チェック ⑥-2 敵軍確認フェイズ ・反攻軍追加ステップ ・反攻軍前進ステップ ・敵部隊追加ステップ ⑥-3 作戦決定フェイズ ・作戦決定ステップ(先手軍/後手軍) ⑥-4 戦域移動フェイズ ・移動ステップ(先手軍/後手軍) ・独断専行ステップ ・敵部隊追加ステップ ⑥-5 作戦解決フェイズ ・参加部隊決定ステップ ・戦闘解決ステップ ============ ⑥-1 大本営会議フェイズ ・(B-29終戦チェック) ・欧州戦況チェック ・対米英、対ソ連宣戦布告チェック ・米英外交チェック やま「ここでは日本の外交状態を確認します」 ・(B-29終戦チェック) とう「いきなり不穏なの出てきたな。B-29か……」 やま「B-29? ……知らない子ですね?」 とう「確かに! 貴方にとってはそうかもしれないけど!!」 やま「「場にB-29が存在し、『中国中部(武漢)』または『マリアナ/パラオ』が日本占領下にない場合、本チェックを行います」? いま必要でないなら、条件が揃ってから読めばいいんじゃないですか?」 とう「まあ、それでいいけど。……嫌な予感しかしない」 ・欧州戦況チェック やま「ここではヨーロッパなど他の地域の状態を確認します」 とう「ほう、盟友ドイツの動きが確認できるというわけだな?」 やま「まあまだ同盟を結んでないので盟友かどうかはわかりませんが。それにそもそもドイツが我々日本を仲間と見てくれていたことなんで一度でさえあったものかどうか疑わしいものですな」 とう「そんな……ジェットエンジンくれたり虎戦車売ってくれたり色々してくれたじゃん…。さすがは同盟締結反対派。よくわからんが、すごくひねくれてる」 やま「虎戦車? ああ、「逆福(倒福)」のついたティーガーのことですか?」 とう「なぜそっちを知ってる!?」 やま「……すみません、知識だけですので、実感がなくて……」 とう「いや、あれはファンタジーだしドイツのハナシなので……俺も見たことないよ……」 やま「(本題に戻りまして)まずはサイコロを振って「4~6」が出たら補助シートの欧州戦況表を1マス進めてください」 とう「ころころ……よっし、5だ!」 やま「それでは1マス進めて……「オーストリア・チェコスロバキアの併合」が発生します」 とう「「ただちに影響はない」…… なんだ、つまらん」 やま「まあ、そう言っていられるのもいまのうちです。ちなみにマスの最後の方は見ない方が自分たちのためです」 とう「ぬ、最後の方……?」 やま「さあ、次にいきますよ?」 ・対米英、対ソ連宣戦布告チェック やま「ここではアメリカ・イギリスやソ連と開戦することができます」 とう「ほお、ソ連ともできるのか」 やま「ちなみにアメリカは生産力ハンパないので、開戦はオススメしません。ソ連もルール上、欧州戦況でドイツ軍がソ連を潰してくれる以外、日本に屈服させう手段は無いのでオススメしません」 とう「? となると日本にとって一番の良い手というのは?」 やま「ドイツと同盟を結ばず満州国境でアメリカのご機嫌を窺いながらひたすら中国軍を押し返し、ドイツが滅んだ後に攻めてくるソ連軍にも耐えて、冷戦を見据えたアメリカとの平和エンドによる終戦ですね」 とう「気が遠くなるうえ消極的な…………てかそもそもそれを目指すならこのゲームやる意味なくない!?」 やま「……まあ可能性のひとつというわけでして」 とう「……」 やま「ちなみにこちらから開戦するとその作戦ターンは相手の対象国の反攻軍と増援部隊が出現しません」 やま「さらにアメリカ相手なら真珠湾も奇襲できますよ」 とう「なるほど、短期決戦でいけということだな」 やま「ええ、ただゲーム開始時は1年どころか半年すら存分に暴れられるか不明ですので、米英と戦争する場合は、しっかり海軍を整備することをオススメします」 とう「わかった」 やま「ソ連とやり合う場合も、十分な機甲軍が必要です」 とう「どのみち軍の近代化は必須だな……」 ・米英外交チェック やま「とうじょう閣下、サイコロ1つ振ってください」 とう「? ころころ……2だ」 やま「そうですか、2ですか。まあ、いまは出目はなんでも関係ないんですけどね」 とう「なぜ振らせた!?」 やま「もしサイコロを振って、日本の国旗が描かれていない占領している作戦カード(ただし関東軍は除く)の枚数以下の値が出た場合、「米英外交値」が1つ低下します」 やま「1937年キャンペーンの場合は外交値2からスタートです。下がると日本には悪いことが起こります。0になると「ハル・ノート受諾」か「アメリカから開戦してくる」のどちらかを選ぶことになります」 やま「アメリカからの開戦となると、もはやこちらからの奇襲はできません」 とう「ちなみにハル・ノートを受諾するとどうなるのだ?」 やま「ありていにいえば、ペナルティ付きゲーム終了です。各プレイヤーはそれぞれサイコロ1つ振った分だけ勲章点(勝利点)をマイナスし、それを最終得点とするのです」 とう「大陸で多くの将兵の血が流されたと言うのに、いまさら退けるか……!」 やま「そういう感傷的なプレイもアリです」 とう「感傷的なプレイって!!!」 ⑥-2 敵軍確認フェイズ ・反攻軍追加ステップ ・反攻軍前進ステップ ・敵部隊追加ステップ やま「ここも1ターン目は飛ばします」 とう「なんか説明も飛ばしてばっかだな」 やま「詳しくはルールを。このテキストはゲームの雰囲気を伝えるのがメインですので」 とう「長いのは嫌だけど……開き直ってる?」 やま「第3回まで続いてることがキセキ、だそうです」 とう「誰のセリフ? これ書いてる人間??」 ⑥-3 作戦決定フェイズ ・作戦決定ステップ(先手軍/後手軍) やま「ここからは作戦について説明していきます」 とう「よしっ! 俺の手で早期に日中の戦いを終わらせるぞ!」 ・作戦決定ステップ(先手軍/後手軍) やま「まずこのステップで、作戦対象となる作戦カードを決めます」 うめづ参謀総長「私の出番ですな」 うめ「まあ、我々の機甲軍があれば、中国軍なぞ烏合の衆でしょう」 とう「むむっ」 うめ「作戦立案の条件としては『日本本土』からつながっていることが条件ですな」 うめ「まずは『中国沿岸部(南京)』の攻略作戦を発動いたしましょう。海戦も発生しますし、海軍さんにも悪い手ではないかと……」 とう「そうはさせんぞ!! とよだ軍令部総長!」 とよだ軍令部総長「ほいきた!」 とう「『参謀総長の(海上含む)作戦カード決定を却下できる』、よって『中国沿岸部(南京)』の攻略は却下だ! 」 うめ「一体何がしたいのだか……」 とう「ふふっ、こちらは海軍部隊を持っていないからな。他の派閥に勲章点(勝利点)を取られるくらいな、いっそのこと却下させてもらう!」 うめ「しかたありませんね、それなら代わりに『中国北部(北京)』作戦を立案させていただきます」 うめ「陸軍所有の輸送力1を消費(裏返し)します」 やま「次に海軍の作戦ですが……」 やま「海軍は艦艇マークのついた作戦カードを作戦として立案することができます。初期の状態だと『中国沿岸部(南京)』と『艦隊演習』ですね」 とう「艦隊演習?」 やま「海軍部隊を参加させて3ヒット以上与えることで、特別に勲章点1を手に入れられる作戦カード(米英未開戦時のみ)です」 とう「あ、そ。まあうちは海軍いないから関係ないな」 やま「……」 とう「でもやまもと閣下。この解説コーナーを説明している我々の仲だ。ここは影響マーカー1を俺に渡すことで、艦隊演習を実施してあげようではないか。なんでも艦隊演習でクリティカル(2ヒット)を出せば、空母も強化されるらしいしな」 影響マーカーはプレイヤー間で自由にやり取りすることができます。 やま「……いいえ、せっかくですが結構です」 とう「? いいのか? せっかく勲章点を手に入れるチャンスなのに……」 やま「ふふっ、私には秘策がありますので……」 とよだ軍令部総長「それでは海軍は作戦を行わずにこのターンはエンドですな!」 ⑥-4 戦域移動フェイズ ・移動ステップ(先手軍/後手軍) ・独断専行ステップ ・敵部隊追加ステップ やま「各戦域に部隊を移動させてください」 とう「この補助マップで4つの色に区切られているのが、戦域なのだな?」 やま「ええ、「青=北太平洋戦域(本土)」「赤=大陸戦域」「緑=東南アジア戦域」「黄=南太平洋戦域」です」 やま「青のときは、手元に置いておき、赤・緑・黄に派遣するときに派遣補助マーカーと一緒に部隊を補助マップの上か角に配置するといい感じ、だそうです」 とう「あれ、なんだか、変な名前のステップがあるな……」 やま「ふふふ……」 ・移動ステップ(先手軍/後手軍) やま「先手軍から順番に移動します。移動は各プレイヤーの任意ですが、1部隊でも移動した場合は、各軍は1輸送力のみ消費してください(何部隊移動しても1輸送力)」 とう「よし、私自ら直卒で大陸に部隊を移動させるぞ!!」 やま「今回は『中国北部(北京)』が作戦対象なので、本土の陸軍は全軍行くようですね」 やま「プレイヤー付きの陸軍はもとより、無所属部隊も参謀総長の手で大陸に送られました」 うめづ参謀総長「全部隊移動させても輸送力1とはお得だな」 やま「まあ、そう言ってられるのも今のうちですが……アメリカ軍の潜水艦が出てきた日には、そりゃもう……」 うめ「アメリカ軍の……潜水艦!?」 ・独断専行ステップ やま「そしてやってきました、このステップ!」 とう「どくだんせんこう?」 やま「なんと、このステップでは参謀職の意思に関係なく、新たに作戦カードを立案することができるのです」 とう「なんだと!?」 やま「ただし、このステップで立案するためには影響マーカーが作戦値分、必要になります」 とう「なるほど、さっき俺の提案を拒んだのは、自力で行うためだったのか」 やま「しかも! 私『山本五十六』には能力「独断専行」があります」 やま「これを使うと、独断専行ステップで必要になる影響マーカーが作戦カード毎に-1! つよい!!」 とう「なるほど、これは確かに高くても取る価値はありそうだな」 やま「ただし対象とできるのはその将官がその戦域にいる必要がありますが、北太平洋(=本土)なら関係ないですね!」 とう「むむ、軍令部総長の価値が……」 とよだ軍令部総長「いずれFS作戦やるときに活躍するから、いまはまだいいってことよ!」 とう「おお、よくわからんが頼もしい……!」 ・敵部隊追加ステップ やま「このタイミングで、作戦カードの増援部隊を載せますが」 やま「第1作戦ターンは敵部隊のストックがないので、無しですね」 ⑥-5 作戦解決フェイズ ・参加部隊決定ステップ ・戦闘解決ステップ やま「いよいよ実際に部隊を配置して、戦闘開始です」 とう「ようし、中国軍に目にもの見せてやる!」 ・参加部隊決定ステップ やま「おっと、わすれてました。大陸戦線に将官が移動したので、戦域総司令官『中国・関東軍総司令官』を誰が獲得するかを決めます」 やま「ここは能力『元帥』を持つ将官がいないので、純粋にサイの目勝負ですね」 ころころころ………… とう「よっし! おれが総司令官だ!」 やま「とりあえず、おめでとうございます」 やま「それでは大陸の部隊配置を行っていきます」 とう「全軍北京突入でいいのではないか?」 やま「おっと、さらに二点わすれてました」 とう「なんだなんだ」 やま「ひとつめは『関東軍』カード。これにも部隊を配置する必要があります」 とう「2部隊以上配置する? そうしないと1/3の確率でソ連と開戦……!?」 とう「ソ連と開戦!!?」 やま「……そんな大声で言わなくても聞こえています」 やま「『関東軍』は満州国国境線の守りの要……おろそかにするわけにはいきません」 とう「む、無駄なリアリティ!!」 やま「しかしこれは裏を返せばライバルを関東軍に押し込むこともできます。だって総司令官はとうじょう閣下ではないですか」 とう「なるほど、それは妙案だ!」 とう「それなら北京は1戦力で足りるから、あぶれた戦力は総司令官が自由に再配置できる。ならうめづ派閥の機甲軍は関東軍に配置換えだ!」 うめづ「あーれー」 とう「それともう一点は無所属部隊の数です。戦闘ルールで詳しくは説明しますけど、自派閥のヒットすすよりも無所属部隊の総ヒット数が大きいと、勲章点獲得の機会を逃しますよ」 とう「むむっ、なるほど。まあ北京の敵は少数だ。ここは我が配下の部隊だけで十分だ」 やま「そうですね、そんな感じで」 やま「それでは艦隊演習の方も海軍部隊を配置して……」 「わらわら」 やま「わーお。他に海軍作戦もないですし、帝国海軍大集結ですね」 ・戦闘解決ステップ やま「ほんとに、すごくかんたんに説明します」 とう「うむ」 やま「基本的に「4・5」を出せば相手に1ヒット、「6」を出せば2ヒットです」 ※◆(機甲マーク)+海軍部隊の数だけ上下に変化。ダイス値によって左右に変化。xは損害。数字はヒット数。 とう「あれ?」 やま「どうかしました?」 とう「うむ、俺の勘違いでないならば……たしか「国防軍の夜1」では「3~」で1ヒットではなかったか?」 やま「……日本軍と独軍の強さを同じ土俵で語ってはいけません……」 とう「無駄なリアリティ……!!」 やま「しかし陸軍の場合、戦場の日本軍機甲軍1部隊につき、戦闘レートが改善されます」 とう「おお! 帝国陸軍の電撃戦!」 やま「いえ、せいぜいいい感じに歩戦共同やってるくらいのイメージです」 とう「……もっと夢を語ってもいいではないか」 やま「まあ今回はそんな強力な機甲軍も、どなたかのせいで満州国境に配備されてるんですけどね」 とう「はやく言えよ!!」 やま「言ったところで所詮北京の戦力は1戦力です。それに機甲軍は閣下の歩兵より優先してアクションをしてしまう(機甲>歩兵)ので、今回の判断は間違っていません」 とう「それならいいのだが……」 やま「さあ、大陸戦域の戦闘解決です。北京には閣下の部隊しかおりません、ちゃっちゃとサイコロ2個を振っちゃってください」 VS とう「おう……せいっ」 とう「5と3だな……」 やま「1ヒット1損害ですね。北京の陸上基本戦力値は1なので、戦闘勝利です。まず北京の占領点(耐久値)は2点なので、とりあえず影響マーカーを置いて1点分占領していることを表しましょう。そして獲得する勲章点ですが、戦力が2以下の作戦カードの場合、1番ヒットを与えたプレイヤーに1勲章点を差し上げます」 ヒット数上位プレイヤーと獲得可能勲章点 とう「まあ地道に、というやつだな」 やま「1損害受けましたので、1部隊裏向きにしてください」 とう「くっ、意外と手強かったか」 やま「「国防軍の夜2」では裏向きの部隊も戦闘に参加させることができます」 とう「詳しくはルールで」 やま「とまあ、艦隊演習についても説明したかったのですが、尺の都合でこれで終了です」 とう「ええっ!?」 やま「まあ、とりあえず私が連合艦隊司令長官だったので、好きな戦闘方法(航空戦か砲雷戦)を選びたい放題で、サイコロも6の連発だったので無事勲章点を1を獲得して一航戦に『ベテラン航空隊』をつけることに成功しましたよ」 とう「あんた、勝負事はめっぽう強いな」 やま「ふふふ、まあ半分は連合艦隊司令長官の能力のおかげですが……」 やま「それと作戦ターン2ターン目についてもオミットです」 とう「なんというイイカゲンな……」 とう「だが、これじゃあ、戦闘ルールはよくわからんじまいだな」 やま「そうですね。なので別途戦闘ルールについては説明させていただこうかと思います(仮)」 やま「別途おざわくんか、くりたくんか、やました将軍あたりを呼んできますね!(仮)」 とう「おい……そのメンツってことは……戦場はもしかして」 やま「ゲームマーケット投稿数の上限もありますが、機会があればまたお会いしましょう」 とう「(どきどき)」 やま「それでは、またーねー!」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 おわり ……そして 外伝 戦闘ルール詳細編(レイテ決戦)に、つづく!? ■「国防軍の夜2」お取り置きフォーム https://goo.gl/ngatsQ しょうかいせき「第2作戦ターン! 敵軍確認フェイズ、反攻軍追加ステップ、出現! 俺!!」 しょうかいせき「共産党の根拠地である北部を取り戻すのはシャクだが、これも日本の鬼子どもから中国を守るため……!!」 しょうかいせき「って、コーナー終わっとるじゃないかーーー!」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 おわり
- 2017/11/24 18:30
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- 【国防軍の夜2】ゲーム紹介② 〜 これは超重ゲームの予感…… 〜
- とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 ~第2部~ 戦略ターン編 ※画像は製品版と形状、色彩が異なる場合があります。 ※登場する人物・団体はノンフィクションです。 ※その他、発言等はすべてフィクションです。 ※プロレスラーのTojo Yamamoto氏とも一切関係はありません。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ やまもと「無事、第2回の公開です」 やまもと「それでは、戦略ターンの流れを説明していきます」 とうじょう「ふむ」 === ゲームの流れ === 戦略ターン ①イニシアティブ確認フェイズ ②生産フェイズ ・生産力確認ステップ ・補充ステップ(先手軍/後手軍) ・生産ステップ(先手軍/後手軍) ③猟官フェイズ ④キューブ補充フェイズ ⑤敵軍生産フェイズ ・中国軍生産ステップ(2ターン目から) ・米英軍生産ステップ(戦時のみ) ・ソ連軍生産ステップ(戦時のみ) ⑥作戦ターン(*2回行う) ⑥-1 大本営会議フェイズ ・(B-29終戦チェック) ・欧州戦況チェック ・対米英、対ソ連宣戦布告チェック ・米英外交チェック ⑥-2 敵軍確認フェイズ ・反攻軍追加ステップ ・反攻軍前進ステップ ・敵部隊追加ステップ ⑥-3 作戦決定フェイズ ・作戦決定ステップ(先手軍/後手軍) ⑥-4 戦域移動フェイズ ・移動ステップ(先手軍/後手軍) ・独断専行ステップ ・敵部隊追加ステップ ⑥-5 作戦解決フェイズ ・参加部隊決定ステップ ・戦闘解決ステップ ※いつでもできること ・要職解任要求(影響マーカー1を消費) ・キューブを影響マーカー3と交換 ・陸海軍大臣辞任による倒閣 ============ とうじょう「ながっ!……なっっがっ!!」 やまもと「ボードゲームにしては、長いですね」 とう「これもうボードゲームっていうよか、いっぱしのウォーゲーム……むぐっ」 やま「まあ、慣れれば大したことないとのことなので」 とう「超重ゲームの予感……」 ①イニシアティブ確認フェイズ やま「まずはイニシアティブ確認フェイズですね」 とう「このスタートマーカーの裏表か。星と桜が描かれているな」 やま「陸軍と海軍を表しており、その向きにした軍がところどころ少し有利になりますよ」 とう「そうなのか? ならば、俺はもちろん陸軍だな!」 やま「それと消費している輸送力がある場合、このタイミングで回復(表向きに)させます」 とう「初期は陸海それぞれ2輸送力持っているのだな(1937年キャンペーンの場合) ②生産フェイズ やま「ここでは部隊の補充・生産を行います」 ・生産力確認ステップ やま「まず日本の総生産力を確認します」 やま「1937年キャンペーンの場合、日本の総生産力は『日本本土(3点)』、『朝鮮・満州(1点)』そして、米英との交易で3点の合計7点ですね」 とう「何をまどろっこしい。なぜ毎ターンごとに総生産力を計算する必要があるというのだ」 やま「ふ、それは悲しいかな、情勢次第で生産力は刻一刻と変化するからですよ」 とう「なんだと!?」 やま「いまはまだ戦争も序盤で変化はありませんが、徐々に対中戦争が長引くことでアメリカを怒らせることになります。その結果、アメリカとの交易分の3点があっさり消えます」 とう「一気に半分も!?」 やま「まあ、初回は陸海大臣が総辞職することで回避することもできますが、中国戦線が手間取ればそれだけ早く……」 とう「ううむ、それはなかなか厳しいな」 や「それさえも実は序の口なのですが……いまは知らぬが仏でしょう。次に行きましょう」 とう「……なんか、そう言われるとちょっと気になるな……」 ・先手軍補充ステップ やま「ここでは部隊の補充を行います」 とう「先手軍ってなんだ?」 やま「これは一番はじめのイニシアティブ確認フェイズで出した軍から行動する、という意味です」 やま「今後とも先手軍/後手軍と書かれたフェイズはその順番に行動します」 とう「なるほどな」 やま「 補充や生産は各軍それぞれ日本の総生産力の半分を使用できます」 とう「7の半分……ということは3.5ずつ?」 やま「いいえ、整数で分けますので、4と3です」 とう「どっちかが損するじゃないか!」 やま「ここでもイニシアティブの有無がものを言います。イニシアティブを持つ軍が大きい方の生産力を行使します」 とう「なるほど」 とう「ということは、今回は陸軍4と海軍3で補充と生産をしなければならんのか」 とう「序盤はこれでもいいが、戦争が長引いて部隊の損耗が増えると厳しいかもな……」 やま「さらにただでさえ少ない生産力が外交悪化などで、さらに減少しますからね」 とう「やなリアリティ……」 とう「1ターン目はまだ損害状態(裏返し)の部隊はいないようだな」 やま「各軍大臣がコストの半分の生産力を消費することで、担当軍の部隊を回復できます」 とう 「陸軍大臣は陸軍部隊を、海軍大臣は海軍部隊を回復、ということだな」 やま「その通りです。また大臣でなくてもその必要コスト分(通常コストの半分)の影響マーカーを支払うことで、任意の部隊を回復させることができます」 とう「その場合も生産力は消費するのか」 やま「もちろんです。何事にも生産力は必要なのです」 ・後手軍補充ステップ やま「後手軍の補充を行います」 ・先手軍生産ステップ やま「各軍大臣が部隊生産を行います」 やま「各軍大臣プレイヤーは担当軍の部隊を生産することができます。星/桜の数がその部隊コストです」 とう「なるほど」 やま「部隊を生産し終えたら、各大臣は生産した部隊のひとつにキューブを置いてもいいです」 とう「このキューブは一体」 やま「これは次の「猟官フェイズ」にて、獲得するものに置くキューブですが、各大臣は先に1個置くことができます」 とう「これは、メリットがあるのか……?」 やま「そこまで大きなメリットではありませんが、先に置くことで他プレイヤーを牽制することができるかもしれません」 とう「なるほどな。確かにキューブは1プレイヤー2個だから、なるべく他と争うようなことはしたくないな」 いたがき陸軍大臣「シャーッ!」 やま「陸軍は機甲軍1つ(コスト2)、歩兵軍1つ(コスト1)、輸送力1つ(コスト1)を生産しました」 いたがき「シャーッ!」 やま「そして自分で生産した機甲軍に不足分の影響マーカーを支払って(機甲軍は2コストのためキューブ1と影響マーカー1が必要) キューブを載せました」 とう「なるほど。……それにしても、いたがき将軍は喋らんのだな」 やま「ええ、この世界線ではそういった設定のようです」 とう「せかいせん……」 ・後手軍生産ステップ ながの海軍大臣「ではこちらは大型戦艦1つ(コスト2、勝利点2)と砲雷戦隊1つ(コスト1)を生産して、大型戦艦に影響マーカー1を支払ってキューブを載せよう」 やま「なっ、あのハゲ、もはや戦艦ではなく航空機の時代だといつも言っているのに!」 ながの「流石に「空母獲得」能力(航空戦隊が競りの対象になった際にダイス目+1)を持つ将官が場に二人(山本、南雲)いるのでは、先においたところで取られてしまうのが目に見えているのでな。お前たちは仲良く初期配置の一航戦でも奪い合ってるがよい」 やま「ぬぬっ」 ながの「ほれ、大型戦艦(大和/武蔵)の進水じゃ!」 とう「1937年で大和型進水とかっ、ペースはっや!」 ③猟官フェイズ やま「そして猟官フェイズです」 とう「スタートプレイヤーから順番に時計回りに一つずつキューブを置いていくのだな」 とう「むう、機甲軍はうめづ派閥にツバを付けられてるし、教育総監もあちらの陣営(機甲獲得の競りの際にダイス目+1)にあるから、さすがに厳しいか」 とう「ここは無難に歩兵軍かな」 やま「いっけー! 一航戦は私のものだ!」 なぐも「なにおう! 閣下は大人しく初期配置の砲雷戦隊(戦艦)(コスト2、勝利点1)でも取って、柱島でノンビリしていれば良いのです!」 とう「なんかあのへん激しいな……」 とう「それでは全員キューブを置いたから、対象物を回収しよう」 とよだ「私達の派閥は歩兵軍2つにしたんですね」 とう「ああ、海軍の出番はしばらくなさそうだったからな」 とよだ「なるほど」 とう「しかし軍令部総長。ルールを読む限り、閣下に関してはもしかしたら早々に働いてもらうことになるかもしれないぞ?」 とよだ「?」 やま「というわけで、航空戦隊がかぶってしまったな……」 なぐも「そのようですな」 やま「では、サイの目勝負ということか」 なぐも「いきますぞ!」 やま「てやっ」 なぐも「といっ」 ころころ…… なぐも「5(+1)っ!!」 やま「6(+1)ッ!!」 なぐも「くっ!!」 やま「ふっ、なぐも君。私に博打で勝とうなんて10年早いよ」 なぐも「ううっ、すまないやまぐち少将! 君に航空戦隊を率いてもらいたかったのに!!」 やま「ああ、やまぐちは今回そちら側か。一度仲間にした将官は奪うことはできないし」 なぐも「とか言いながらちゃっかりかくた君を仲間に入れているではないですか!」 「できれば青色背景(北太平洋優先戦域)が良かったなあ……」 やま「ちなみに猟官フェイズでは、将官以外なら相手の場から奪うこともできます(要影響マーカー+1)」 とう「なるほど、陸軍大臣を取り返すチャンスがあるということだな……!」 やま「実は今回それ以外にも要職を手に入れる方法があるのですが」 とう「?」 やま「ここで話すのもややこしいので、後ほど説明するかルールをご確認ください」 とう「この「要職解任要求」ってやつか?」 やま「そうです」 ④キューブ補充フェイズ やま「キューブを補充します」 とう「……そんだけ?」 やま「しっかりマックスの2個(2人プレイの場合は4個)補充しましたか!?」 とう「し、しました!!」 ⑤敵軍生産フェイズ やま「敵軍の補充をします」 とう「戦争状態の国だけ部隊生産を行うのだな」 やま「しかし第1戦略ターンはどのキャンペーンでも飛ばします」 とう「なるほど」 やま「ちなみに敵軍には「反攻軍」と「部隊」の二種類がありますが、詳しくはルールとQ&Aにて」 とう「まあ、必要になったら説明してくれるだろう」 やま「そして⑥作戦ターンに入るわけですが……」 とう「うむ」 やま「長くなりましたのでここからは、また次回ですね」 とう「そうだな」 やま「……あるといいですね、次回」 とう「ここまでやっといて!? てかなんでいっつも予防線張ろうとするの? この書いてる人!?」 やま「やはり……書く時間とエネルギーをそれなりに使うみたいで。本人も「1」のときに完結しなかったのを気にやんでいたので、警戒しているようです」 とう「それなら最初から自重しろーっ!!」 やま「そういえば、先ほどルントシュテット元帥閣下が転がっているのを発見しましたよ?」 とう「……。ここまで来たのだ、もう最後までやり通せ……!!」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 第3部 作戦ターン編に、つづく!!! ■「国防軍の夜2」お取り置きフォーム https://goo.gl/ngatsQ
- 2017/11/17 18:30
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- 【国防軍の夜2】ゲーム紹介① 〜 一緒にハワイを目指さない? 〜
- とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 ~第1部~ ゲームの準備編 ※画像は製品版と形状、色彩が異なる場合があります。 ※登場する人物・団体はノンフィクションです。 ※その他、発言等はすべてフィクションです。 ※プロレスラーのTojo Yamamoto氏とも一切関係はありません。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 1945年 9月 某日 東京某所 トントン…… とうじょう「む、誰だ。家の扉をノックする者は……?」 とう「はい……少々お待ちください……」 マ元帥「コンニチハー! GHQデース! トージョー閣下ノ、ゴ自宅デショウカ!?」 とう 「ッ!! トージョーなんて人、ここにはいませんよっ!」 マ元帥「ノー、GHQノ目ハ誤魔化サレマセーン。トージョー閣下、観念スルデース!」 とう 「くっ、ここまでか……、生き恥を晒すくらいならせめて」 カチャリ…………(拳銃を取り出してお腹に当てる) 「ッ!!」 ーーーーーーーーーーーーーーッ!! とう「……ッ、俺は死んだのか……」 とう「ここは……?」 とう「ん? 新聞……? 1937年だと!?」 ???「お目覚めになったようですな、とうじょう閣下」 とう「…!? ん! 貴様は、やまもと元帥!! たしか閣下はブーケンビル上空で戦死したはず……」 やまもと「ええ、そのようだったのですが、何故かここにいるのです。これはどうしたものか」 とう「なんだと、この日付といい……まだ日本は負けていないのか……?」 やま「どうやら盧溝橋の頃にまで時が遡ったようですな」 とう「……!!」 やま「何が原因かはわかりませんが、これはなんとも興味深い……」 とう「ああ、これで……もしや日本は未来をやり直せるのか……!」 やま「ええ、これがどう現実とつながっているかはさておき、検証してみる価値はあるかと……」 ピリオド・ゲームズ第二弾「国防軍の夜2 東洋の覇者-1937-」 は日中戦争~太平洋戦争の大日本帝国陸海軍の派閥争いをテーマにしたマルチゲームです。 プレイヤーはそれぞれ派閥のリーダーとなり、戦争の勝利に貢献しながら勲章を多く集めて1位を目指しましょう! 今回はゲーム開始の準備について簡単にご説明します。 やま「まずは1937年の状態から説明します」 やま「日本が占領状態の初期作戦カードは下記5枚」 やま「使用できる特殊カードは下記二枚です」 やま「戦力は陸軍が5歩兵軍。海軍が1航空戦隊、2砲雷戦隊(戦艦)、2砲雷戦隊。それと輸送力が各軍2個ずつです」 x5 x1x2 x2 x各2 やま「外国の初期配置『反攻軍』は下記のとおりです」 やま「反攻軍は交戦状態にならない限り、襲ってくることはありません」 やま「あわせて手元の持ち物を確認します」 やま「プレイヤーはそれぞれキューブ2つと影響マーカー3つ、それに戦域派遣補助マーカー3つを持ちます」 影響マーカー 戦域派遣補助マーカー とう「ふむ、キューブと戦域派遣補助マーカーはそれぞれのプレイヤーの色として持てばいいのか? 影響マーカーには色がないようだが」 やま「キューブは部隊や他の将軍を獲得するときに使います。影響マーカーはそのときのコストの不足分を払うために使うことができます。要はお金のようなものですね」 とう「なるほど、金か……。まずは3金持つのだな」 やま「そして、それぞれ派閥カードをランダムに一枚引きます。これは相手に見せずに自分で見たらゲーム終了時まで伏せておきます」 やま「私はもちろん……」 とう「な、なんだと……統制派の頭目と言われたこの俺がまさか……」 やま「このカードの条件を満たす事で、僅かながら最終得点に点数が追加されます」 やま「閣下、そんなこと言うと何の派閥カードを引いたかバレてしまいますよ?」 とう「ええと、なんのことだか……」 やま「次は派閥の初期メンバーを決めましょう」 とう「陸軍将官3枚、海軍将官3枚をそれぞれ引いて、その中から5点分を初期メンバーとするのだな」 やま「ええ、そのとおりです」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 とうじょう派閥(スタートプレイヤー・赤) 東條(陸)★3・豊田(海)★1・原(海)★1 やまもと派閥(青) 山本(海)★4・栗林(陸)★1 うめづ派閥(緑) 梅津(陸)★1・板垣(陸)★1・山田(陸)★1・永野(海)★2 なぐも派閥(黄) 南雲(海)★2・山口(海)★3 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 はら「よろしくッス」 とよだ「ゲッ、とうじょう閣下と一緒ですか……」 とう「……うちのメンバーはパッとしないなあ」 くりばやし「やまもと閣下、よろしくお願いいたします」 やま「うん、気楽に行こう」 くり「それにしても、我々の派閥は私以外に配下の者はいないのですね」 やま「まあ、私のコストが割高なのでね」 くり「閣下……コスト4って、高ッ……」 くり「まあ、そういうことさ」 くり「それにしてもどうして私などが、閣下と同じ派閥に?」 やま「ふっ、なに。君の背中がとても鮮やかな青色(北太平洋優先戦域)をしていたものだからね」 くり「……私の顕著な戦果といえば硫黄島ぐらいですからね」 やま「青色の陸軍将官は貴重だ」 やま「くりばやし君。どうかな? 私と一緒に『ハワイ』を目指さないか?」 くり「……は、はい?」 やま「続きまして初期の要職を誰が獲得するかを決めます」 とう「要職には『陸軍大臣』『参謀総長』『教育総監』『海軍大臣』『軍令部総長』の5種類があるみたいだ」 やま「ええ、そしてこの初期役職は、その役職の能力を持っている将官が優先して獲得することができるのです」 とう「……! ということは、俺には『陸軍大臣』の能力がついているから……!」 やま「その通りです。私もできれば海軍大臣くらい付けて欲しかったですが、それはおいおい……」 とう「よし。史実通り『陸軍大臣』を獲得して、次こそ負けない陸軍を作ろうではないか……!」 ???「ちょっと待った!」 とう「何!?」 ???「フッフッフ、我々をお忘れになってはいけないよ、とうじょう閣下」 とう「お、お前たちは……!」 うめづ「何事も君の思い通りに行くとは限らないのさ」 とう「なんだと!?」 うめづ「……どうして我々がこのメンバーになっているか、わかるかね?」 とう「!?」 うめ「そう、それは陸軍の要職を独占するためさ!」 とう「なんだと!?」 うめ「ゆけ! いたがき将軍!!」 いたがき「シャーッ!!」 とう「くっ」 同じ要職能力を持つ将官がいる場合は、その獲得はダイスの目勝負になります。 とう「ころころっ」 いた「ころころっ」 とう「2」 いた「5」 いた「シャーッ!!」 とう「くうっ」 うめ「それでは『陸軍大臣』の座はもらっていくよ」 そして『参謀総長』『教育総監』も他に能力持ちの将官がいなかったので、うめづ派閥が持っていくのでした。 やまだ「……」 いた「シャーッ」 うめ「くっくっく、これで陸軍の意思決定(三長官会議)は、はかどりますなあ!」 とう「ちょっと待て! 俺の能力で『陸軍大臣』を取れなかったら、俺の存在価値って……」 とう「 ん? 『影響+3』? この能力はどうやって使えば……(次回以降?に説明されます)」 とよ「とうじょうさん、五月蝿いですよ。次が始まってます」 とう「ッ、次は『海軍大臣』か」 とう「……ん? どうやら『海軍大臣』の能力を持っている者はいないようだな」 とう「ということはいない者同士ダイス目で決めるのか! ここは出番ですぞ、とよださん!」 とよ「しかたない、ちょいと行ってきますか」 能力持ちがいない場合、陸軍はダイスの目で勝負となりますが、海軍の場合は『ハンモックナンバー』により順番が決まります。 とう「ん? ダイス目勝負にならないのか……はんもっく、なんばー?」 とよ「ハンモックナンバーとは、右上についている「◯期」という数字ですね。数値が小さいほうが強いです」 とう「……ああ、海軍のタテ社会なアレね」 とよ「海軍兵学校卒業の縦の序列は絶対ですから……」 とう「そういえば、とよだ閣下。史実だと、こが提督に連合艦隊司令長官の任官順、抜かれてたよね。先輩なのに、どして?」 とよ「………………」 とう「まさか、とよだ閣下。GF司令長官になれたのは棚ボタ? このゲームで要職能力何も無いのって、そのあたりが原因なのか……?」 とよ「 ……。……それでもハンモックナンバーは高いんで。ふざけたこと言ってると、何もとってきませんよ?」 とう「あ、怒らせてしまった……」 ながの「よっしゃっ、儂が一番古参だから海軍大臣じゃ!」 やま「あっ、テメッ、ながのさん! 軍令部総長持ちのくせに大臣とるとかっ!」 なが「ふっ、序盤は生産がカナメ。作戦もほとんどない海軍の軍令部総長なぞ、必要なときに後から取ればそれでよい!」 やま「ぐぐ……。まあ、私も軍令部総長はまだいらんかな」 とう「ぬう……」 とよ「とりあえず軍令部総長を貰ってきましたよー」 とう「……まあ、ないよりはマシなんだろうな」 とう「次は連合艦隊司令長官を決めるみたいだ」 やま「はーい!」 とう「……ソッコー決まったな」 とよ「はあ」 とう「それにしても連合艦隊司令長官は要職ではないのだな」 とよ「ええ、連合艦隊司令長官は実働部隊の長なので、戦場に出られますし部隊もセットできます」 とう「そんなに重要な役職には見えないが……やまもと閣下が取ったところを見ると、何かありそうだが」 とう「そういえば、戦域総司令官というのがあるようだな」 とよ「ええ、「国防軍の夜2」では新たに「戦域」という概念があり、各戦域の作戦カードに参加するためには、まずその戦域に移動する必要があります」 とう「ほう」 とよ「そしてその戦域を束ねるのが戦域総司令官です。戦域総司令官は配置順を決定したり、余剰戦力を別作戦に投入し直す権限を持っています」 とう「なるほど」 とよ「戦域総司令官はその戦域にいる必要があるので、初めてその戦域に移動したタイミングで、初期総司令官が決定されます」 とう「そうか戦域総司令官を手に入れるためには、その戦域に行く必要があるのだな」 戦域総司令官/連合艦隊司令長官は部隊の配置や勲章点(勝利点)獲得に重要な役割を果たしますので、積極的に取っていきましょう。 やま「こうして準備が整いましたので、ゲームを始めていきましょう」 やま「次回、戦略ターン編に進みます(予定)」 とう「続くのか」 やま「ええ、書き手の時間次第ではありますけれど……」 とう「……そういえば、さっきツァイツラー独陸軍参謀本部総長が転がっているのが見えたけど……」 やま「けっこう、これって用意するのタイヘンらしいんです……」 とう「ええと、その、まあ……そこはぶっちゃけずにやるなら、がんばりたまえよ……」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 第2部 戦略ターン編に、つづく? ■「国防軍の夜2」お取り置きフォーム https://goo.gl/ngatsQ ツァイツラー「…………」
- 2017/11/10 18:30
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- 【国防軍の夜2】お取り置き予約を開始します。
- こんにちは、ピリオド・ゲームズです。 大変お待たせいたしました。 配布価格が確定いたしましたので、お取り置きの予約を開始させていただきます。 ====================== 内容 『国防軍の夜 2 東洋の覇者-1937-』 価格:4200円(税込) ====================== ■お取り置きフォーム https://goo.gl/ngatsQ ■ゲーム内容は下記をご確認ください。 http://gamemarket.jp/game/%E3%80%9C%E5%9B%BD%E9%98%B2%E8%BB%8D%E3%81%AE%E5%A4%9C%EF%BC%92%E3%80%9C-%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E3%81%AE%E8%A6%87%E8%80%85-1937/ ※また前回させていただいた郵送対応についてですが、イベント終了後に改めて告知させていただきます。ご期待いただいている方々にはご不便おかけいたしますが、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
- 2017/11/7 20:50
- ピリオド・ゲームズ
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- 国防軍の夜2 東洋の覇者-1937- 登場将官一覧
- 国防軍の夜2 東洋の覇者-1937- 登場将官一覧 ・陸軍将官 20名 ・海軍将官 18名 能力一覧 ◆共通 要職(陸軍大臣、海軍大臣、参謀総長、軍令部総長、教育総監) 対象の要職での獲得優先権、猟官時のダイス目+1。 影響力3 この将官は派閥影響力3点を有している。(通常の将官は1点) 独断専行 この将官と同じ戦域の独断専行時の影響マーカーコストを作戦カード毎に-1する。 ◆陸軍系 元帥 戦域総司令官の獲得優先権、猟官時のダイス目+1。 統率 戦闘時に各部隊は一度だけダイスを振り直すことができる。 打撃 ダイスの値が「5」でも2ヒット与える。劣勢時「5」でも1ヒット。 持久 ダイスの結果が「損害」の場合、もう一度ダイスを振り直すことができる。(ただしヒットは生み出さない) 機甲獲得 機甲軍獲得時のダイス目+1。 ◆海軍系 GF長官 連合艦隊司令長官の獲得優先権、猟官時にダイス目+1 空母統率 各航空戦セクションで各航空戦隊は一度だけダイスを振り直すことができる。 艦隊運動 各セクションで砲雷撃戦隊及び大型戦艦は一度だけダイスを振り直すことができる 空撃 航空戦隊はダイスの値が「5」でも2ヒット与える。劣勢時「5」でも1ヒット。 砲雷撃 砲雷撃戦隊及び大型戦艦はダイスの値が「5」でも2ヒット与える。劣勢時「5」でも1ヒット。 空母獲得 航空戦隊獲得時のダイス目+1。 陸軍将官 将官名 コスト 優先戦域 能力 寺内 寿一 2 東南アジア 教育総監 / 元帥 杉山 元 2 北太平洋 参謀総長 / 元帥 畑 俊六 2 大陸 陸軍大臣 / 元帥 梅津 美治郎 1 大陸 参謀総長 山田 乙三 1 大陸 教育総監 岡村 寧次 3 大陸 打撃 / 統率 板垣 征四郎 1 大陸 陸軍大臣 東條 英機 3 大陸 陸軍大臣 / 影響3 山下 奉文 3 東南アジア 打撃 / 統率 岡部 直三郎 1 大陸 打撃 阿南 惟幾 2 大陸 陸軍大臣 / 独断専行 今村 均 3 東南アジア / 南太平洋 持久 / 統率 栗林 忠道 1 北太平洋 打撃 河辺 正三 1 大陸 / 東南アジア ― 安達 二十三 1 南太平洋 持久 牛島 満 1 北太平洋 打撃 宮崎 繁三郎 2 東南アジア 統率 牟田口 廉也 1 東南アジア 独断専行 根本 博 2 大陸 統率 百武 晴吉 1 南太平洋 持久 海軍将官 将官名 コスト ハンモックナンバー 優先戦域 能力 永野 修身 2 28 ― 軍令部総長 米内 光政 2 29 ― 海軍大臣 山本 五十六 4 32 北太平洋 GF長官 / 空母獲得 / 独断専行 嶋田 繁太郎 2 32 ― 海軍大臣 豊田 副武 1 33 ― ― 古賀 峯一 2 34 南太平洋 GF司令長官 近藤 信竹 1 35 東南アジア / 南太平洋 砲雷撃 南雲 忠一 2 36 北太平洋 / 東南アジア 砲雷撃 / 空母獲得 井上 成美 2 37 南太平洋 影響3 小沢 治三郎 3 37 東南アジア / 南太平洋 GF長官 / 空母統率 栗田 健男 2 38 東南アジア / 南太平洋 艦隊運動 三川 軍一 1 38 南太平洋 砲雷撃 高木 武雄 2 39-1 東南アジア / 南太平洋 砲雷撃 / 空撃 角田 覚治 2 39-2 南太平洋 空母統率 原 忠一 1 39 南太平洋 空撃 山口 多聞 3 40 北太平洋 / 東南アジア 空撃 / 空母統率 田中 頼三 1 41 東南アジア / 南太平洋 砲雷撃 木村 昌福 2 41 北太平洋 / 東南アジア 艦隊運動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 最新の情報はTwitterをチェック!!→ピリオドゲームズツイッター
- 2017/11/4 6:30
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- 【国防軍の夜-1935-】エラッタ、Q&A(追記3/23 クーデター時の予備役将官の扱いについて)
- 【エラッタ】 ルール 戦線配置について 付属ルール(簡易版)の表記にて、 「各プレイヤー最大2部隊を配置することができます」 とありますが、正しくは 「各プレイヤーは『最大2つに部隊を分割して』配置することができます」 (ルール詳細 では訂正されております) 敗北条件について 付属ルール(簡易版)の表記にて、 「もし戦線カードの戦力値以下の場合その戦線は敗北となり、」 とありますが、正しくは 「もし戦線カードの戦力値『半分未満』の場合その戦線は敗北となり、」 です。(3/22追加) 戦線カード イタリア → 「英仏開戦チェック」に関するテキストは誤記です。ゲームでは使用しません。 補足 ・「D-DAY」には増援マーカーを載せません。 ・「イギリス航空戦」は登場したイベントフェイズのみ有効です。イベントフェイズが終了したら場から取り除きます。 ・本国戦で勝利しても、占領効果は適応されません。 ・猟官フェイズで他プレイヤーの「要職」を目標にする場合、ダイス修正+1の効果はその要職アイコンを多く持っているプレイヤーが受けることが出来ます(※注:政府支持者アイコンの数ではありません。政府支持者アイコンが影響するのは相手の場の「部隊」「将官(予備役にする)」を対象にした場合のみです)(3/12追加) ・クーデターにおいて、予備役将官は制圧点を発生しません(3/23追加) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【Q&A(よくある質問)】 随時お答えいたします。 ご質問はメールorTwitterまで。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【ルール詳細】 下記よりご確認ください。 http://gamemarket.jp/blog/kokubo_gun_1935_rule/
- 2017/3/24 0:00
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- 【国防軍の夜-1935-ゲーム紹介】ツァイツラー参謀本部(総)長、かく戦えり ~第2幕~
- ツァイツラー参謀本部(総)長、かく戦えり ~第2幕~ ※登場する人物・団体・発言等はフィクションです。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ライヒェナウ「というわけで英仏開戦を全力で阻止するために、3要職は総辞職した」 ツァイツラー「『陸軍は政府の開戦方針には反対である』ということですか」 ツァ「……辞職した将官は裏返して予備役となります」 ツァ「そして次期要職を取得できる将官がいる場合は、その将官が要職を引き継ぎます」 ツァ「グデーリアン殿は参謀本部総長のアイコンを保持しているため、自動的に参謀本部総長の要職を獲得します」 グデーリアン「はっはっは、正しい職が正しい者のところへ来ただけのことよ!」 ツァ「その際に、余った職(部隊)は共通の場に返されます」 ツァ「グデーリアン殿の派閥は他に将官がいないので、装甲軍は返却されます」 グデ「ああ! 俺がせっかく手に入れた装甲軍が! グデーリアン装甲軍があぁ!!」 ツァ「他には要職アイコンを持っている将官がいないので、陸軍総司令官と国内予備軍司令官は全プレイヤーがダイスを振り、大きい目を出したプレイヤーが獲得します」 ツァ「ブラスコヴィッツの陣営が陸軍総司令官を、我々の陣営は国内予備軍司令官を獲得したようです」 ライ「ということは、我が陣営も私しかおらぬから、装甲軍は返却か……」 ツァ「現状まとめると、こんな感じですね」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 現状の部隊割り当て 第一陣営 フリッチュ(予備役) フロム(予備役) ブラスコヴィッツ(陸軍総司令官) 第二陣営 グデーリアン(参謀本部総長) 第三陣営 ライヒェナウ(国内予備軍司令官) ツァイツラー(予備役) 第四陣営 ヘプナー(役職なし) エッターリン(歩兵軍) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ライ「ううむ、だいぶ部隊が共通の場に戻ってしまったな」 ツァ「そして先ほど出てきたスペイン内戦を解決しますね」 ツァ「今回は飛行機マークに数字が付いていますね」 ライ「これは敵空軍値というものだ。この値が自空軍の数より多いかによってダイスの目に修正が加えられる」 ツァ「我が国の空軍は……いまだ生産されていませんね」 ライ「ということは制空権は我が方が劣勢ということだ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 制空権チェック 自空軍の数>戦線カードの空軍値 → 「2」でも「戦果」(1ヒット)になる。(優勢) 自空軍の数=戦線カードの空軍値 → とくになし。(拮抗) 自空軍の数が戦線カードの空軍値より1少ない → 「3」でも「失敗」(0ヒット、再編成中状態(部隊を裏返す))(劣勢) 自空軍の数が戦線カードの空軍値より2以上少ない → 「3」「4」でも「失敗」(0ヒット、再編成中状態(部隊を裏返す))(劣勢) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ライ「くっ、スペイン共和派め、ソ連から大量に中古爆撃機を集めてきおったか」 ツァ「応戦できる部隊は、エッターリン将軍の歩兵部隊のみのようですね」 ライ「スペイン内戦は陸軍戦闘値1だ。1発でも当たれば、即勝利だが……」 ツァ「制空点が-1なので、4以上でないと成功じゃないですね……」 エッターリン「いったるでー!! コロコロ……」 ツァ「げ」 ライ「ぐ、3か!!」 ツァ「エッターリン歩兵軍が再編成状態になります」 エッターリン「ぎゃーっ!」 ライ「そして、他に部隊がないので、この戦線は『敗北』となる」 ツァ「敗北となったら、どうなるのです?」 ライ「即座にそのカードをドイツ本国にセットする」 ライ「そして次のイベント処理フェイズで、もう一度「スペイン内戦」を処理する(今回の場合は次のターンの第1イベント処理フェイズ)」 ツァ「それにも負けると……?」 ライ「口の端に乗せるのもおぞましい! その時はドイツの敗北だ!! 全プレイヤーの負けとなる!!」 ツァ「なんですって!?」 ライ「そうならないためにも、次のターンの生産フェイズで何が何でも空軍を引くのだ! 絶対だ!!」 ツァ「そ、そんな~! 生産はランダムですのにー!!」 ライ「おっと、その前に、戦線で敗北したので要職の将官は敗北の責任を取って予備役となる」 ツァ「さらにですか!? もうほとんど表のままの将官いないじゃないですか!!」 ライ「まずい……これは非常にまずいぞ……!!」 ツァ「と、とりあえず、要職の割り当てを……って、一人分足りません!!」 ライ「その場合は特殊ルールとして共通の場に戻る」 ライ「3人以上になったタイミングで、割り当てが行われる」 ライ「優先度は陸軍総司令官→参謀本部総長→国内予備軍司令官だ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 現状の部隊割り当て 第一陣営 フリッチュ(予備役) フロム(予備役) ブラスコヴィッツ(予備役) 第二陣営 グデーリアン(予備役) 第三陣営 ライヒェナウ(予備役) ツァイツラー(予備役) 第四陣営 ヘプナー(陸軍総司令官) エッターリン(参謀本部総長) 共通の場:国内予備軍司令官 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 〜第2ターン生産フェイズ〜 ライ「生産フェイズでは、再編成中の部隊を0.5コストで復活させるか、新規部隊を1コストでランダムに獲得するかを国内予備軍司令官が選択できる」 ツァ「現状、前のターンにやられた装甲軍と歩兵軍が再編成状態になっています」 ライ「そんなの無視だ! 少しでもダイスの成功確率を上げるんだ! 空軍だ! 空軍を引くんだ!!」 【国内予備軍司令官がいない場合は、陸軍総司令官が兼任します】 ツァ「やった空軍が2部隊!」 ライ「ようし、これで勝てる!! ただし敵にも増援がやってくるがな……!」 【生産フェイズでは、場に出ている戦線カードごとに1陸軍戦力値を追加します】 ツァ「スペイン内戦の陸軍値は2ですか……!」 ライ「大丈夫だ、共通の場に2部隊残っている! これをこちらで獲得してぶつければ問題ないはずだ!」 ツァ「まあ余程のことがない限り大丈夫だとは思われますが……」 ~第2ターンイベント猟官フェイズ~ ツァ「予備役状態の将官を元に戻すためにはキューブ1つを消費します」 ライ「ふん、とりあえず私から復活するぞ。もうひとつのキューブは部隊獲得のために使わねばならん」 ~第2ターンイベント処理フェイズ~ ツァ「イベントカードは……!」 ツァ「危ない!! 絶妙なタイミングだ!!」 ライ「なにはともあれ、新しい戦線カードは引かれなかった。いまのうちに本国に湧いて出たスペイン内戦のお調子者どもを駆逐してやる!!」 ツァ「空軍による支援で、2以上ならヒットです」 ライ「ほぼ勝確だな!」 ツァ「でも今回のダイス運は果てしなく悪いですから要注意です」 ツァ「……結果、5、6!! 合計3ヒットで勝利です!」 ライ「間一髪だったな……」 ツァ「ライヒェナウ殿が6を出してくださったおかげで2ヒットで、私たちの派閥がまたしても勲章点を獲得しました!!」 ライ「ふっ、他派閥なぞ恐るるに足らぬわ!!」 ツァ「空軍が参加した場合『空軍消耗チェック』をする必要があるようです」 ライ「敵空軍値は1だったので、空軍1部隊に損耗チェックを行う」 ツァ「3以下が出た場合、空軍を未生産の場所に戻します」 ライ「空軍はその場で再編成などができないから厄介だな」 ツァ「5が出ました」 ライ「とりあえず空軍の損耗は避けれたな。よしスペイン内戦の占領効果で空軍をさらにひとつ獲得だ」 ツァ「(こうしてその後も私たちの派閥は順調に勲章点を獲得していったのでした……)」 グデ「ワナワナワナ……」 ~第3ターン猟官フェイズ~ ツァ「ああっ、ライヒェナウ殿の上に他プレイヤーのキューブが置かれました!」 ライ「ふっ、ついに恐れていたときがやってきたか」 ライ「猟官フェイズにおいて、他プレイヤーの部隊や要職、将官の上にキューブをおいて影響マーカー1を支払うことで、その部隊や要職を奪ったり、対象将官を予備役に追いやることができるのだ」 ツァ「と、いうことはつまり……?」 ライ「つまり今回は私が予備役対象になったというワケだな」 ライ「相手の場にキューブをおいた場合、すべてのプレイヤーがキューブを使い切った後にお互いダイスを1つずつ振る。それでキューブをおいた側が大きい数字を出した場合、そのキューブを置いた対象物を取得できる(将官の場合はそのまま予備役にする)」 グデーリアン「ふっふっふ、ライヒェナウよ、悪目立ちが少し過ぎたようだな……!」 ライ「そして、保持できない部隊がある場合は、それも共通の場へと戻ってしまう。先ほどと同じようにな……」 ツァ「それも狙ってなのですか……」 ライ「おそらく、な」 グデ「てぇえい!!」 ライ「くっ!!」 グデ「6」 ライ「4」 ライ「がはっ!!」 ツァ「ライヒェナウ殿ーーーーー!!」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ツァイツラー参謀本部(総)長、かく戦えり 第3幕へ つづく
- 2017/2/21 1:29
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- 【国防軍の夜-1935-】登場将官一覧
- 国防軍の夜-1935- 登場将官一覧 ・全46名。 ・「総司」→「陸軍総司令官」。該当する要職を獲得する際にボーナスを得られる。 ・「参謀」→「参謀本部総長」。該当する要職を獲得する際にボーナスを得られる。 ・「予司」→「国内予備軍司令官」。該当する要職を獲得する際にボーナスを得られる。 ・「政府」→「政府支持者」。相手派閥内のリソースを獲得するチェックをする際にボーナスを得られる。SS軍を獲得できる可能性。クーデター時に鎮圧側で参加すると鎮圧点+1。 ・「黒楽」→「黒い楽団」。共通の場のリソースを獲得するチェックをする際にボーナスを得られる。クーデター発動が行える。クーデター時に反乱側で参加すると鎮圧点+1。 ・「軍天」→「軍事の天才」。戦闘時にダイスを1回振りなおせる。 ・「装甲」→「装甲指揮官」。戦闘時に装甲軍を率いている場合、5・6でクリティカルヒット判定となる。 ・「歩兵」→「歩兵指揮官」。戦闘時に装甲軍を率いている場合、5・6でクリティカルヒット判定となる。 登場将官一覧 名前 コスト 優先戦線 能力1 能力2 マンシュタイン 4 東部 参謀 軍天2 ロンメル 4 西部/伊ア 装甲 軍天 グデーリアン 3 西部/東部 参謀 装甲 ルントシュテット 3 西部 総司 軍天 シュルナー 3 東部 政府 軍天 ベック 3 - 黒楽2 参謀 ケッセルリンク 2 伊ア 軍天 - カイテル 2 - 政府2 - ブラウヒッチュ 2 - 政府 総司 モーデル 2 東部 軍天 - ライヒェナウ 2 東部 政府 歩兵 ボック 2 西部 総司 歩兵 ヴィッツレーベン 2 西部 黒楽 歩兵 レープ 2 東部 総司 歩兵 ヨードル 2 - 政府 参謀 ハルダー 2 - 黒楽 参謀 パウルス 2 東部 参謀 歩兵 ヘプナー 2 東部 黒楽 装甲 バイエルライン 2 東部 歩兵 装甲 トレスコウ 2 - 黒楽 参謀 ハインリツィ 2 東部 軍天 - ディートル 2 西部 政府 歩兵 オルブリヒト 2 - 黒楽 予司 フリッチュ 1 - 総司 - リスト 1 西部 歩兵 - ヴァイクス 1 東部 歩兵 - クルーゲ 1 西部 歩兵 - クライスト 1 西部 装甲 - ホト 1 東部 装甲 - フィーティングホフ 1 伊ア 歩兵 - ブラスコヴィッツ 1 西部 歩兵 - ブッシュ 1 東部 歩兵 - キュヒラー 1 東部 歩兵 - リンデマン 1 東部 歩兵 - ヒルペルト 1 東部 歩兵 - マッケンゼン 1 東部 歩兵 - フロム 1 - 予司 - ファルケンホルスト 1 西部 歩兵 - アルニム 1 伊ア 装甲 - マントイフェル 1 西部 装甲 - ツァイツラー 1 - 参謀 - ネーリング 1 東部 装甲 - シュヴェッペンブルク 1 西部 装甲 - シュテュルプナーゲル 1 東部 黒楽 - エッターリン 1 伊ア 歩兵 - ヴェンク 1 東部 歩兵 -
- 2017/2/12 3:04
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- 【国防軍の夜-1935-】イベントカード一覧
- 国防軍の夜-1935- イベントカード一覧 ・カードには作戦カードと情勢カードの2種類があります。 ・【】で囲まれた効果は、その対象カードを山札に入れることを意味します。 ・(+)は初期の山札カードを表します。 ・(+緑)は開戦チェックで「開戦」が起こった際に即座に取り除かれます。 ・(+橙)は「開戦」となっても取り除きません。 ・「開戦」が起こった際に「フランス」を山札に入れます。 イベントカード一覧 カード名 類別 勲章点 1位/2位 敵戦力 敵制空 発動効果 占領効果 (+緑) ラインラント進駐 作戦 1 / - 1 - 英仏反感+1、開戦チェック なし (+緑) スペイン内戦 作戦 2 / - 1 1 英仏反感+1、開戦チェック 空軍+1 (+緑) オーストリア併合 作戦 1 / - 1 - 英仏反感+1、開戦チェック 歩兵軍+1 (+緑) ミュンヘン会談 情勢 - - - この戦闘フェイズは開戦チェックを行わない - (+橙) チェコスロバキア 作戦 2 / - 2 0 英仏反感+1、開戦チェック 装甲軍+1、工業力+1 (+橙) 国防軍最高司令部 ルール追加 - - - 政府支持者、黒い楽団の効果をONにする - (+橙) ノルウェー 作戦 1 / 1 1 2 英仏反感+1、開戦チェック、「歩兵軍」のみこの戦線に配置できる 工業力+1 (+橙) ポーランド 作戦 2 / 1 3 0 英仏反感+1、開戦チェック なし フランス 作戦 5 / 2 8 2 『参謀』を持つ部隊の数だけ戦力−1 【イギリス航空戦】【イタリア参戦】【バルバロッサ作戦】【アメリカ参戦】 イギリス航空戦 特殊 - - 5 空軍消耗判定のみ行う。残存した空軍の数が「4」以上の場合、占領とみなす 【イギリス】 イギリス 作戦 3 / 1 4 3 - ゲーム終了(勝利) イタリア参戦 情勢 - - - 【北アフリカ】【ギリシャ】 - 北アフリカ 作戦 2 / - 2 1 3回勝利しないと占領にならない 終戦判定1/6、敗北時「イタリア」を場に出す ギリシャ 作戦 2 / - 2 0 「歩兵軍」のみこの戦線に配置できる なし イタリア 作戦 4 / 1 5 2 - なし バルバロッサ作戦 情勢 - - - 「ロシア北部」「ロシア中央」「ロシア南部」を即座に場に出す。【1941冬季攻勢】、工業力+1、歩兵軍+1 - ロシア北部 作戦 2 / 1 2 1 3回勝利しないと占領にならない 終戦判定1/6 ロシア中央 作戦 2 / 1 3 0 3回勝利しないと占領にならない 終戦判定1/6、他のロシアが占領済の場合ゲーム終了(勝利) ロシア南部 作戦 3 / 1 4 0 3回勝利しないと占領にならない 終戦判定1/6、工業力+1、今後他のロシアに増援が来ない 1941年冬季反攻 情勢 - - - 「ロシア北部」「ロシア中央」「ロシア南部」の戦力を+1する - アメリカ参戦 情勢 - - - 「D-DAY」を即座に場に出す。【トーチ作戦】、各戦線の必要空軍+1 なし D-DAY 作戦 5 / 2 7 3 毎配置フェイズ後にダイスロールし「1」が出た場合、戦闘を行う 終戦判定2/6 トーチ作戦 情勢 - - - 場にある「北アフリカ」の戦力を+2する。もし場に出ていない場合代わりに「イタリア」を即座に場に出す なし
- 2017/2/8 0:43
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- 【国防軍の夜-1935-世界観】教えてルントシュテット閣下! ミニ歴史講座①
- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 教えてルントシュテット閣下! ミニ歴史講座① ルントシュテット「このコーナーでは、余が『国防軍の夜-1935-』をプレイする上で知っておくと良いであろう歴史知識を皆にお教えしよう」 マンシュタイン「よろしくお願いいたします。閣下」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ーそもそも国防軍とはなにかー マン「まずタイトルにある国防軍です」 ルン「正式名称”Wehrmacht”、日本語では国防軍と訳されることが多い。1935年に国家社会主義ドイツ労働者党による政権が再軍備を宣言した際に命名した呼称だ」 マン「当時の国防軍は陸軍人員10万名程度、海軍の艦艇は旧式主力艦と小型艦のみ、飛行機、戦車、潜水艦などは持っていなかったようですが」 ルン「うむ」 マン「当時6000万の人口を誇るドイツ国の国軍としてはいささか規模が小さすぎませんでしょうか? これではフランス軍はおろか、ポーランドの戦力にすら蹂躙されそうです」 ルン「そう、我々はすべてを失ってしまったのだ……、第一次世界大戦の敗北によってな……」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ー国防軍の前身、ドイツ帝国軍ー ルン「第一次世界大戦の前まで、ドイツ国は帝政国家としてドイツ皇帝に統治されていた」 マン「ヴィルヘルム2世ですね」 ルン「サラエボ事件から始まったオーストリアとセルビアの戦争は瞬く間に欧州各国を巻き込み、ドイツ帝国軍は事前に策定していたフランス侵攻作戦『シュリーフェン・プラン』に則り北フランスに侵攻した」 ルン「ドイツ帝国軍は普仏戦争のこともあり、今時の戦争も半年程度で終わるだろうと考えていた」 マン「普仏戦争では鉄道網と電信網を駆使したモルトケ将軍により、ドイツ軍は大規模な人員を即座に前線に送り込むことが可能でした」 ルン「しかし第一次世界大戦は国家のすべてを挙げて行われる総力戦となった。しかも機関銃の登場で戦争は攻撃よりも防御が優勢な時代となっていた」 マン「その兆候は日露戦争の頃からあり、機関銃と塹壕陣地によって日本軍は旅順攻略などで膨大な死傷者を出しました、しかし欧州各国は東洋の植民地紛争の特例として本気で戦訓に取り入れていなかったようですね」 ルン「そのため戦争は大きな変化も無いまま膨大な死傷者を生み出すだけで無駄に何年も時間だけをかけてしまった。そして戦時経済に疲弊した民衆たちにより、ドイツ帝国は革命により敗戦を迎えてしまう」 マン「……」 ルン「列強各国、特にフランスは前回の普仏戦争の恨みからドイツに対して多大な賠償と制限を求めてきた」 マン「ヴェルサイユ条約ですね……」 ルン「条約全体については政治史に譲るとして、軍備に関しても大幅な制限を受けた」 マン「それが今時の小規模軍隊と戦車や航空機などの兵器の保有禁止に繋がっていると」 ルン「そうだ」 マン「それにしては再軍備後の国防軍は急速に規模・質ともに拡大していきますよね。4年後の第二次世界大戦開戦時には陸軍は人員を100万名を越え、戦車隊や空軍までも保有する最新の軍隊になっています。あの制限された弱小軍隊はどこへいってしまったのでしょう?」 ルン「それは敗戦後のドイツ軍部が秘密裏に軍備の種を残していたからだ。次回はどうやって戦車や航空機の技術や人員を維持し続けたか、戦後共和国時代の国軍の内情などについて話していこう……」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ つづく
- 2017/1/30 3:35
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- 【国防軍の夜-1935-ゲーム紹介】ツァイツラー参謀本部(総)長、かく戦えり ~第1幕~
- ツァイツラー参謀本部(総)長、かく戦えり ~第1幕~ ※画像は製品版とは色彩が異なります。 ※登場する人物・団体・発言等はフィクションです。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ツァイツラー「総統閣下、お考え直し下さい、それは無謀というものです!」 総統「ならん、第6軍はスターリングラードを死守! パウルスにもそのことを厳命せよ!!」 ツァ「……そ、そんな……!!」 ツァ 「はっ!!?」 ライ「おお、ツァイツラーか。探しておったのだ、ちょうどよかった」 ツァ「ライヒェナウ殿!? あなたは確かウクライナで病死されたはず……」 ライ「何を馬鹿なことを! 総統閣下が再軍備を宣言したのだ。これで祖国は再びイギリスやフランスと渡り合えるぞ!」 ツァ「再軍備!? いまは、えっ、1935年!?」 ライ「なにを呆けたことを言っている。貴様には我が陣営から参謀本部総長に立候補してもらわねばならんのだ!」 ツァ「え、えぇえっ!?」 【「国防軍の夜-1935-」は第二次世界大戦前夜から戦中にかけてのドイツ陸軍を扱ったゲームです】 ライ「今回は4人プレーで再現される」 ツァ「は、はあ」 ライ「まずこれを見よ。これが我が祖国の初期配置だ」 ツァ「ええと。ドイツ本国に工業力が2点、歩兵軍が4つですね」 ライ「工業力は部隊生産に使われる。歩兵軍は戦力でそれ以外に装甲軍と空軍、SS軍が存在する」 ツァ「初期は歩兵ばかりですね。装甲軍や空軍すらもない」 ライ「すべては列強どものヴェルサイユ軍備制限条約のせいだ!!」 【まずプレイヤーは将官の山札から4枚引き、その中から3コスト分の将官を初期将官として自分の場に置きます】 ライ「コストというのは我々の左上に描かれているこのひし形のマークの数ですか?」 ツァ「そうだ、どうでもいいがこのひし形は肩章のひし形が元ネタらしい」 ライ「なるほど、そうして選ばれたのが我々なのですね」 ツァ「そのとおりだ。初期は3コスト分の将官を獲得できる」 【次に要職処理を行います】 ツァ「これは?」 ライ「いまから「陸軍総司令官」「参謀本部総長」「国内予備軍司令官」を決めていく。そこで重要になってくるのが貴様の持っているそのアイコンだ」 ツァ「?この青色の帽章のようなマークですか?」 ライ「そうだ、それがそれぞれ赤→「陸軍総司令官」青→「参謀本部総長」グレー→「国内予備軍司令官」に対応している」 ツァ「なるほど」 ライ「要職処理では対応するアイコンを持っているプレイヤーに獲得優先権が得られる。ほれみろ、陸軍総司令官は赤がフリッチュしかなかったから持っていったぞ」 フリッチュ「ホッホッホ」 ツァ「な、なるほど」 ライ「いいか、くれぐれもしくじるなよ」 ツァ「了解!」 グデーリアン「よろしくな」 ツァ「グデーリアン殿のしたり顔はいつ見ても不気味だ」 【複数いる場合はサイコロの目が大きい方がその役職を獲得します】 ツァ「や、やりましたよ! ライヒェナウ殿!! 私が参謀本部総長です!!」 ライ「でかした!!」 ツァ「それで国内予備軍司令官はフロム殿が持っていったと」 ライ「まあ順当だな」 【第1ターン 生産フェイズ】 ツァ「プレイ順はじゃんけんで決めました」 ライ「スタートプレイヤーは毎ターン時計回りに移動していく」 ライ「生産フェイズでは国内予備軍司令官がランダムに部隊を共通の場に置いていく。また再編成中の部隊の復活も可能だ」 ツァ「共通の場ってなんですか?」 ライ「生産された部隊は一度共通の場に置かれ、次の猟官フェイズで各派閥が取り合うことになる」 ライ「……それとな、このゲームでは『とりあえず戦車』らしいぞ」 ツァ「は?」 ライ「いろいろあって迷うかもしれんがとりあえず戦車=装甲軍とっとけば良い、ということらしい」 ツァ「なるほど……あ、生産が完了したようです。装甲軍が2つも出てきました」 ライ「よし! それを狙っていく!!」 【第1ターン 猟官フェイズ】 ツァ「部隊以外にも取るものがあるんですね」 ライ「そうだな、猟官フェイズで獲得対象となるものは以下の通りだ」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆共通の場 装甲軍、歩兵軍、将官(山札から表になっている10枚。生産フェイズ時に補充) ◆相手の場 装甲軍、歩兵軍、要職、将官 (サイコロの目で大きい値を出したら成功。部隊・要職は獲得。相手の将官は裏向き=予備役にできる) ◆影響力マーカーを2個獲得(高コストのものを獲得するとき、クーデター、再編成部隊の復活で必要) ◆予備役の将官を復活させる 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ライ「それぞれがキューブを2個持っている。この2回分行動可能だ」 ツァ「なんだか部隊にもひし形が付いてますね」 ライ「そうだ。歩兵軍は1コスト、装甲軍は2コストだ」 ツァ「コストはどうやって支払えば……」 ライ「そこで使うのが影響力マーカーだ」 ライ「キューブを出すときに一緒に出すことで、競りに参加できる。ちなみにキューブ自体も1コストを持っている」 ツァ「なるほど、装甲軍を獲得するためには2コスト必要ですから影響力マーカーが1枚必要ですね……」 ライ「まずは第1行動で影響力マーカーを獲得しよう(1行動=2枚)」 ツァ「とりあえずこちらは装甲軍を獲得できましたが、あちらは揉めているようです」 ライ「どうやら競りがバッティングしたようだな」 ライ「バッティングした場合は、サイコロ勝負になる」 ツァ「それで大きい目を出した方が勝ち……と」 ライ「そうだ、イベントカードの出現によってヘプナーのアイコン=黒い楽団が有効になったりもするのだが。いまのところは発動していないからそのまま振って大きい数字の方の勝ちだな」 ツァ「ライヒェナウ殿もなにか黄土色の変なマークついてますね」 ライ「変なマークとかいうな!!」 ツァ「それは、大変失礼を……。ちなみにこれ、何のマークなんですか?」 ライ「貴様……! コホン、いろいろ事情があるのだよ……いろいろと、な」 ツァ「はあ」 ライ「とりあえずそのあたりのアイコンの効果はイベントカードが出現してから説明しよう」 【そののち、獲得した部隊を将官と組み合わせます】 ツァ「私が参謀本部総長を持っているので、装甲軍はライヒェナウ殿が指揮するということですね」 ライ「そうだな。戦車部隊なんて指揮したことないが、それでも『とりあえず戦車』らしいからな!」 「……」 ライ「そら、ついにイベントカードが引かれるぞ!」 【第1ターン イベント処理フェイズ1】 ツァ「『フェイズ1』ってなんですか?」 ライ「イベント処理フェイズは2回ある」 ツァ「へえ」 ライ「まあ見ておれ。陸軍総司令官であるフリッチュがイベントカードを引くぞ」 ツァ「何か出ましたね!」 ライ「総統閣下がついにラインラントへの進駐を英断されたのだ! 英仏に中立化されていた祖国の工業地帯を再び我が手に!」 ツァ「とりあえず部隊の出動準備を整えましょう」 【イベントカードは2種類あります】 【戦線カードが場に出た場合、陸軍総司令官が部隊配置のスタートプレイヤーを決定します。その後、時計回りに各プレイヤー部隊を配置するかどうかを決定していきます】 フリッチュ「もちろん、儂の陣営が一番先手じゃ」 【そして参謀本部総長は好きなタイミングで指定した戦線への配置をストップすることができます】 ツァ「えーと、えと。いまは戦線がラインラントしかないから」 ライ「我々の番が終わったら即ストップだ! ヘプナーの派閥なんぞに手番をやる必要はない!!」 ツァ「という感じで、すみません。まだ製品版写真が無いのでまた文章で説明させていただきます」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「ラインラント進駐」出動部隊 第一陣営(フリッチュ、フロム、ブラスコヴィッツ) 歩兵軍-ブラスコヴィッツ 第二陣営(グデーリアン) 装甲軍-グデーリアン 第三陣営(ライヒェナウ&ツァイツラー) 装甲軍-ライヒェナウ ーーーーー (参謀本部総長権限で参加できず) 第四陣営(ヘプナー、エッターリン) 歩兵軍-エッターリン 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ライ「あ!忘れるところであった。イベントカードの効果を解決せねば!!」 ツァ「イベントカードの効果? ああ、これですね。なになに」 ツァ「英仏反感+1、開戦チェック?」 ライ「まあ、かってに軍事行動を起こされてイギリス・フランスはいい気はしないだろうな。サイコロを振れ」 ツァ「? コロコロ……4ですね」 ライ「ふう、危なかった」 ツァ「これ、どうなるんですか?」 ライ「ああ、この目が今まで出ている反感値の合計より低い場合、英仏が宣戦布告してくる」 ツァ「え!?」 ライ「すると山札にこのカードが入ってくるのだ」 ライ「基本的にこのゲームではイベントカードはこのような形で追加されていくのだ」 ツァ「な、なるほど。それにしても戦力8ってやばいですね」 ライ「ああ、だからいまはあまり刺激しないほうがいい」 ツァ「で、でも出るときは出るでしょ?」 ライ「……1回だけは要職を持つ将官すべてを予備役にすることでキャンセルができる……だが、せっかく手に入れた要職を手放したくはないだろう?」 ツァ「そ、それはそうです」 ライ「なら、サイコロは大きい目を出すのだ」 ツァ「は、はあ」 【戦闘解決】 ライ「戦闘は4つのフェイズにわかれる」 ツァ「4つ、ですか」 ライ「そうだ、その4つの段階でヒット数が計算され、それが戦線の戦闘値以上になった時点で解決となる」 ツァ「なるほど」 ライ「そこで重要になってくるのが、部隊の種類と将軍の優先戦線効果だ」 ライ「我々は装甲軍を保持しているから歩兵軍よりも先に戦闘結果を解決できるのだ」 ツァ「なるほど! つまりライヒェナウ殿の装甲軍はフリッチュ陣営のブラスコヴィッツ歩兵軍より先に行動できるわけですな」 ライ「左様」 ???「フフフ」 グデーリアン「この戦線、私がもらった!!」 ライ「くっ、グデーリアンめ。優先戦線効果か!」 ツァ「優先戦線効果?」 ライ「ああ、私の背景についている赤色やグデーリアンの青赤が例えばそうだな」 ツァ「ああ、これってオシャレじゃなかったんですね。あれ……私には何もついてません」 ライ「貴様は軍規模の部隊を指揮したことが無いから、何もつかなかったのだろう」 ツァ「うーん、少し寂しい」 ライ「これが戦線カードの色と一致していると優先戦線効果が発動する」 ツァ「ラインラントは青色ですね」 ライ「……つまり私は発動せずに、グデーリアンだけが発動するということだな」 ライ「つまり行動順としては【グデーリアン装甲軍→計算→ライヒェナウ装甲軍→計算→ブラスコヴィッツ歩兵軍→計算】というのを戦線カードの戦力値を超えるまで続ける」 ツァ「もし同じ条件の部隊が複数いる場合は?」 ライ「その場合も戦力値を超えなければ続ける。超えた場合はそこまでの合計ヒット数がより大きい陣営が第一勲功者だ」 ライ「各戦線カードの左上には鉄十字がついていて、その戦線に勝利するたびにその数字分の勲章マーカーを手に入れられる」 ツァ「なるほど、勲章マーカーが勝利点になるのですな」 ライ「その通りだ」 【戦闘解決中】 グデーリアン「ぐぉおおおっ。まさか、1を出すだなんて……!!」 ツァ「なんかグデーリアン殿が悲鳴をあげています」 ライ「戦闘自体はいたってシンプルだ。サイコロを降る→戦闘結果を確認する」 ツァ「戦闘結果?」 ライ「基本的に【1・2が失敗、3・4・5が戦果、6が大戦果】だ。大戦果だとヒット数が2点になる」 ツァ「失敗すると?」 ライ「失敗するとその軍は大損害を受け部隊を裏向きにせねばならない」 ライ「もちろんヒット数ももらえない。たった1点出せば勝てた戦線を……グデーリアン、迂闊だったな!!」 ツァ「やった! こっちは6が出ましたよ!!」 ライ「2ヒットだな。これで『ラインラント進駐』の1ヒットを超えたから、この戦線は攻略完了だ」 ツァ「1勲章点を手に入れました!」 ライ「良い出だしだ!」 ブラスコヴィッツ「ぐぅう」 ツァ「ブラスコヴィッツ殿が吠えております」 ライ「ふふっ、吠えさせておけ。やはり歩兵軍など鈍足。時代はもはや戦車のようだな」 ツァ「そういえば、イベントカードの下に旗マークがついてますね」 ライ「これは『占領効果』だな。その戦線に勝利したときに発動する条件だ」 ツァ「ラインラントはなし、ですか……。民衆は喜んでいるように見えるのですが」 ライ「ふふ、まあいいさ。これは序曲にすぎん」 【第1ターン イベント処理フェイズ2】 ツァ「それでは2枚めを引きます……とりゃ!」 ツァ「まずは、英仏反感チェックですね」 コロコロ…… ライ「2……ということは」 ツァ「……うむ」 ライ「いま、我軍の総戦力を合わせても、6戦力しかありません……大戦果に賭けるにしても」 ツァ「……」 ライ「それに、フランスの占領効果に恐ろしい文字がイロイロ書かれているのですが……」 ライ「やむを得ん、ツァイツラーよ。総辞職だ」 ツァ「は?」 ライ「先ほども言ったが英仏参戦は要職将官すべてを予備役にすることで1度だけキャンセルができる。いまがその時のようだ……」 ツァ「そ、そんな……」 ライ「戦争に負ければ全プレイヤーの敗北だからな……残念だがここは受け入れてもらうしかないようだ」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ツァイツラー参謀本部(総)長、かく戦えり 第2幕へ つづく
- 2017/1/22 4:23
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