鯖書店 @k_ichien
サークル名「鯖書店」です。代表の一圓光太郎と申します。
2019秋は新作紙ペンゲーム『鄭和、西海岸へ行く』を頒布いたします。よろしくお願いいたします。
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- 『鄭和、西海岸へ行く』表紙について
- 今回は『鄭和、西海岸へ行く』の表紙について説明します。 ボードゲーム愛好家の間ではよく日本語版のパッケージデザインの良し悪しが話題になりますね。最悪なのはやはり、原作海外版ではかっこいいパッケージだったのに、日本語版には「きみだけの町をつくろう!」とか「お子様の創造力をはぐくむ!」とかいう無様なキャッチコピーが箱に直接印刷されているようなケースかと思います。 本作『鄭和、西海岸へ行く』のパッケージ(表紙)デザインを検討するにあたっては、「このゲームを遊ぶには鉛筆と六面ダイス4個(別売)が必要です」という表記を入れることが必須と考えていました。しかし、タイトル以外の文字列は入れれば入れた分だけ箱絵が醜悪になっていく、ということは愛好家の間では常識となっているわけですから、何らかの回避策を考える必要がありました。 そこで思い出したのが本の装丁です。1980~90年代の人文科学系の本には、カバーにやたらと文章が書いてあるようなデザインのものが多く見られました。代表的なデザイナーとしては戸田ツトムが挙げられるかと思いますが、とにかくパッケージに文章がたくさん書いてある方がかっこいいという時代があったのです。こうした流行はやがて廃れましたが、その名残とも言うべきものが岩波文庫のカバーではないかと思います。他の文庫本では裏表紙(表4)にこっそり書かれているような解説やあらすじが、表の一番目立つ部分に堂々と書かれているのです。 こうしたことを思い出した私は、岩波文庫のパロディですとの主張を前面に打ち出すことで、「パッケージに文章書いたらダサくなるに決まってんだろ。そんなの常識だろ。何年この業界やってんだ」という批判を回避できるだろうと考えたのです。ただ、実際印刷してみたところ、今回の表紙はA4で、文庫本とはサイズがかなり違うことから、パロディとしてはいまいちだったなと感じました。
- 2019/11/9 16:32
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- 『鄭和、西海岸へ行く』ゲーム紹介
- 11月23日(土)S45 鯖書店 です。新作『鄭和、西海岸へ行く』を紹介します。 古代メソポタミアに興ったあなたの帝国は、やがて旧世界の隅々まで支配を拡げ、ついにはアメリカ大陸侵略を開始する――。一時間で人類全史を再現できる歴史ゲームに、待望の日本語版が登場! このゲームを遊ぶには、鉛筆と六面ダイス4個(別売)が必要です。 今年(2019年)6月に、Amazon Kindle Storeにてプリント&プレイゲーム"Zheng He Goes to the West Coast"(英語版)および『鄭和、西海岸へ行く』(日本語版)を発売しました。電子書籍でゲームの説明書部分を販売し、コンポーネントはプレイヤーご自身で用意いただくという仕組みでした。これらは現在も以下から購入いただけます。 Zheng He Goes to the West Coast(amazon.co.jp) 鄭和、西海岸へ行く(amazon.co.jp) 今回のゲムマ秋2019で頒布するのはその印刷版になります。コンポーネントは ゲームシート 30枚 説明書 1部(表3に記載) 価格 1000円 という構成になります。ゲーム内容はKindle版と同一で、依然ダイスや鉛筆は付属しませんので、既にお持ちの方には印刷の手間が省けるというメリットしかありません。ご注意ください。 いつもならゲームのルールをこの場で公表しているのですが、説明書部分だけを売るというマネタイズ方式を採用した関係上、今回はルールの公表はいたしません。その一方、ゲームシートは無料で公表しておりますので、ご覧になってどんなゲームなのかをなんとなく察していただければと思います(見てのとおり、歴史系Civ系テーマの、双六っぽいゲームです)。 マップシート(日本語)pdfファイル マップシート(英語)pdfファイル 今回の印刷版をご購入の後、30枚を使い切ってしまったという方は、上記のシートをダウンロードの上、印刷してご使用ください。 プリント&プレイゲームをデザインする際の大前提として、色に関する要素を完全に廃止しています。色ダイスや色ペン、カラー印刷を必要とするゲームデザインでは、プレイ準備の負担が大きくなってしまうという懸念からです。ただそれによってプレイシートが白黒で味気なくなっているのも事実ですので、プレイシートは、着彩する、イラストを描きこむ、など自由にアレンジして使っていただければと思います。
- 2019/11/2 17:22
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- 鄭和って誰?
- 先日「鄭和? 知らんわ誰それ」的なことを言われたので、カタログにはこんなことを書きました。 これをお読みのみなさんはもちろん鄭和が誰なのかご存じだからこそこのページを開いたんだと思いますが、鄭和ってそんなマイナーなんですかね? 古くはロマサガ2に登場しましたし、最近は彼を主人公にしたマンガもあるぐらいなんで、みんな知ってる前提でタイトルをつけましたよ。実際はゲームの中ではちょっとしか登場しないんですけど。 ですがまあ一応、鄭和の説明をしておきます。 『鄭和のここがすごい』 ・アフリカからキリンを連れて帰った! ・身長180cm! ・宦官! ・習近平「一帯一路」構想のイメージキャラにされる! ・でも本人はイスラム教徒! ・鄭成功とは別人! これで十分おわかりいただけたでしょう。次からはゲームの説明をします。
- 2019/10/5 16:08
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- 【H-14 鯖書店】『偽ブランド商会』説明書など
- ゲームマーケット2015秋に出品するカードゲーム『偽ブランド商会』の説明書をアップしました。下記リンクからご覧ください。 『偽ブランド商会』説明書(pdf版) それと、デザイナーズノート的な文書も同封されています。 『偽ブランド商会』同封文書(pdf版) 今思い返してみると、自分はむしろこの文を書きたかったのであって、ゲームの方はおまけだったんじゃないかというような気もします。でもまあ1回ぐらいは遊んでみてください。 あと「え、こんなんで800円もすんの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。正直私もそう思います。大変恐縮です。上記の文書をご覧の上、十分慎重にご検討ください。
- 2015/10/27 22:11
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