Takoashi Games GiantRoach
Takoshi Gamesですよ。
ブログ一覧
-
-
- 【O18】「ブロコポリス」のゲーム概要
- Takoashi Games 2024年、春の新作「ブロコポリス — Blokopolis」は1–4プレイヤー向けの協力プレイ/ソロプレイゲームです。 プレイヤーは手札からカードを配置しながら団地を建造します。見事すべての団地の建物の終端を閉じることができた場合、すべてのプレイヤーの勝利です。加えて、追加勝利条件を満たすことですべてのプレイヤーの完全勝利となります! 団地の建造 団地の建造は極めてシンプルです。手札から、すでに配置された建物に最低一か所接続するよう手札からカードを配置します。カードの長辺に限り、カードを半分ずらして配置することもできます。カードは縦横混在して配置することはできません。ただし、影の向きは統一する必要がありません(カードを180°回転させるのはOK)。 道路 時折カードの端に道路が書かれていることがあります。道路は道路同士でしか接続できません。団地の端といった感じですね。 団地の完成 全ての団地の終端が閉じたとき、「団地の完成」とし、即座にゲームが終了します。すべてのカードを使っても団地を完成させられなかった場合、プレイヤー全員の敗北となります。 手札の補充とパス 各プレイヤーはプレイヤー人数に応じた枚数の手札を、ゲームの開始時に受け取ります。原則としてプレイヤーは自分の手番に必ず1枚のカードを手札から場に配置しなければなりません。 そして手番の終了時にカードを1枚山札から引きます。山札にカードが残っていなければそれ以上カードは引けません。 パス 手札からカードをプレイできない(もしくはしたくない場合)はパスを宣言することができます!なんと寛大な! しかし、パスを宣言した場合手札からカード一枚を選んで自分の前に伏せて置かなければなりません。 さらに、ターン終了時にカードも引けません。 つまりパスをする度に手札の最大数が減っていくのです。 そう、ただでパスをさせるほどは寛大ではなかったのです! 追加勝利条件 ここまで読んで、「何だこれ、簡単すぎないか?」と思われた方もいるかもしれません。実際のところ、団地を完成させるだけであれば、実に簡単です。これをチャレンジングにする仕組みこそが「追加勝利条件カード」です。 ゲーム開始時に「追加勝利条件カード」を一枚引き公開します。団地を完成させる前に、この追加勝利条件を満たす必要があります。 この条件がそうそう達成できないよう、ギリギリに調整されているので、ぜひ自爆覚悟で達成を目指してみてください! いや、ルール的には満たさなくても良いように書かれてるのですが、ここを読んでるようなゲーマーならば「追加勝利条件」を満たさない限り敗北と扱いましょう! カードに書かれた◇記号が気になった方!これが答えです。不自然に大きな木も、この追加勝利条件で参照されることがあります。
- 2024/4/3 13:35
- Takoashi Games
-
-
- 【ノ31】「クルーバージュ」のゲーム概要
- Takoashi Games 2023年の新作「クルーバージュ — Clueverge」は、2–4プレイヤー向けの対戦ゲームです。このゲームには協力プレイモードやソロプレイモードもあります。 プレイヤーは探偵となり、ランダムに生成された殺人事件現場から、誰よりも早く、真犯人の特定を目指します。 4x4に並べられたカードのうち規定枚数(プレイヤー数によって異なる)を表向きにしてゲーム開始です。 プレイヤーは裏向きのカードにポーンを置き、秘密裏にその内容を確認したり、裏向きのカードを表向きに公開して情報を集めていきます。真犯人の目星がついたら「犯人確保」を宣言してください。果たしてその容疑者は真犯人なのでしょうか? ゲームシステム ランダム生成される事件現場 このゲームの肝となるのが「ランダム生成される事件現場」です。実はこれ、なにも複雑なセットアップなどなく、16枚のカードをシャッフルし4x4に並べるだけです。これらすべてのカードが表向きになれば真犯人一人を特定できる一方で、そうでなければ確証を得ることが難しいという、まさに謎解きに理想の状況が作り出せます。 真犯人の特定 このゲームは数字当てゲームではありません。容疑者の中から真犯人を特定するには文字通り「証拠」を集める必要があります。以下の全ての証拠が指し示す(条件を満たす)容疑者こそが真犯人なのです。 動機がある。 アリバイがない。 犯行に使われた凶器が指し示す。 では「容疑者」に「動機」があるのかはどのようにして判断するのでしょう。 なんとなく想像がつくでしょうか?そう、この矢印記号で指し示されたすべての容疑者には「動機がある」のです!矢印記号の有効範囲は距離を問いません。 しかし動機がある、だけでは十分ではありません。そもそも容疑者には「アリバイ」があるかもしれません。「動機」と同じく、矢印記号に指された全ての容疑者には「アリバイがあり」犯人となり得ないのです。 でもアリバイは嘘だった、とか、誰かが動機を偽って、ってのも推理小説でよくあるパターンですね。はい。ありますよ。「偽証」は隣接する「動機」と「アリバイ」を無効化します。範囲は狭いですが推理を大きく狂わせる厄介なカードです。 他にも何枚かカードは有るんですが(凶器とか)、要はこのように、各カードがその位置によって事件への関連性を表しています。そしてこれらを全て合わせると自ずと、すべての条件が満たされる容疑者は一人二人に絞られていくわけです。 ちょっと面白いのは、カードが隣り合っていたからと言って物理的に近くにいたというワケではないという点。位置関係はあくまで事件への関連性のみを指し示しているわけです。 協力プレイモードとソロプレイモード このゲームには「協力プレイモード」があります。大枠となるランダムな事件現場の作成や、真犯人の決定プロセスに変更はないものの、最終的に真犯人を、全員の投票にて一人に絞り込まなくてはならない、という点で大きく異なります。投票が同数の場合、最後に投票をしたプレイヤーが投票したカードが採用されます。 2プレイヤー用のセットアップ(一番多くのカードが公開される)をした後、余りのポーンを脇に置きます。これらの余りのポーンは任意のプレイヤーがカードの内容を確認するために使用できます。 余りのポーンと自分のポーンを使用し、カードの内容を確認した後、各プレイヤーは自分が犯人だと思うカードの上に自分のポーンを立てて置きます。これが投票。しかし、たかだか1-2枚の追加カード情報ですから結構当てずっぽうな投票になるわけで、後続のプレイヤーは誰がどこに投票をしたかを見て、誰が何を知っているのか読み取る2重の推理が求められます。 ソロプレイの場合も大体同じなのですが、こちらは投票はありません。隠された情報も無いので慣れてきたら未使用のポーンを一つ取り除き、難易度を上げてください。
- 2023/11/8 20:39
- Takoashi Games