コロラボ @corolabo
「シンプルで奥が深いゲーム」をコンセプトに、カードゲーム・ボードゲームの制作をしています。
作品:ネコじゃらし/四季ならべ/Facili-tale/Blue Border/うのうさのう
- コロラボ「ネコじゃらし」・・シンプルで奥が深い、斬新なゲームシステムとは?
- 2018/5/6 1:39
ゲームマーケット2018春 5月6日に出展するコロラボ(H-34)です。
人気ゲーム「ネコじゃらし」今回もゲームマーケットに登場します。
このゲームの特徴の一つは、シンプルでいて奥が深い絶妙のゲームシステム。
今回はこのゲームシステムについて紹介します。
1.ネコを3枚そろえたら勝利。超単純なゲームです。
カードを3枚手持ちします。
山札から1枚カードを引いて、4枚から1枚を場へオープンします。
オープンしたカードで、同じネコを3枚そろえると、勝利です。
超単純ですね。
2.「ネコじゃらし」で相手のカードを引き寄せよう
それぞれのネコは、好物があります。
その好物が、ネコの左上に表示されています。
カードの裏面にも、同じような絵柄があります。
これを「ネコじゃらしアイテム」といいます。
自分の番で、カードをオープンするときに、そのカードの裏面のアイテムを使うことができます。
アイテムを上にして、ネコじゃらし動作をすると・・
他のプレーヤーのオープンしているネコを引き寄せることができるのです。
同じ色、同じマークのネコのみ、引き寄せることができます。
これによって、自分のオープンカードが一気に2枚増えます。
逆に、ネコじゃらしをされた相手は、オープンカードが1枚減ってしまいます。
恐るべしネコじゃらしの威力ですね。
3.どのネコをオープンしていくか?2つのポイント
ネコを3枚そろえるために、1枚ずつオープンしていきます。
どのネコをオープンしていくかというと、2つのポイントがあります。
①1つめのポイントは「相手にとられにくいネコ」です。
相手の手持ちカードの裏面・・つまりネコじゃらしアイテムは、見えています。
なので、自分の手持ちの、どのネコが相手にネコじゃらしされるかが分かります。
相手にとられないネコをまずは出していく事になります。
そのため、プレイ中は、各プレーヤの手持ちカードの裏面と、場にオープンされたカード、そして自分が持っているカードのオモテとウラを、全て頭に入れて、オープンするカードを選んでいく事になります。
シンプルなゲームなのですが、やってみるとすごく頭を使うのです。
②2つめのポイントは、「ネコじゃらしをするためのカード」です。
「ネコじゃらしアイテム」は、そのカードをオープンするときにしか使えません。
「ネコじゃらし」をするために、オープンするということになります。
4.ネコじゃらしの攻防
同じネコが2枚オープンできると、リーチです。
もう一枚で勝利ですが、当然、相手は、ネコじゃらしで奪おうとしてきます。
しかし。リーチのときにできることがあります。
それは、2枚のネコを重ねることです。
下にしたネコは、相手のネコじゃらしを防ぐことができます。
相手にとられそうなネコを下にすることで、勝利に近づくことができるのです。
・・ベンガルでリーチ。下にした魚のカードは相手に取られません
中盤になっていくと、各プレーヤーが1種類または2種類のネコをリーチしたような状態になったりします。
そうすると、いつ決着がつくかわからないような状態です。
しかし、意外とすぐには勝負がつきません。
というのは、あと一枚のネコを、他のプレーヤーが手持ちで握っている可能性が高いからです。
そんなカードをわざわざ場にオープンは誰もしません。
そこで、そんな状態を乗り越えて3枚をそろえるためには、もう一つ工夫が必要です。
①1枚オープン+1枚手持ちで、他者オープン待ち
2枚目をすぐにオープンしてリーチすると、相手に警戒されます。
そうではなく、2枚目をあえて手にもっておきます。
すると、相手がオープンする可能性があります。
狙い通りオープンされたら、そのネコを何とかしてネコじゃらしで引き寄せることができれば、
その次のターンで手出しで3枚そろえることができます。
これが自力で勝利するための定石となります。
②中盤での特殊カード
このゲームには3種類の特殊カードがあります。
これらを上手く使うことで、勝利への流れを引き寄せることができます。
5.特殊カードで勝利を引き寄せる
勝利に近づける、3種類の特殊カードについて説明します。
・のらネコ ・・相手のネコじゃらしを防ぎます
リーチして次のターンで手出しできるときも、相手からネコじゃらしをされてしまうと揃えられなくなります。
のらネコを手持ちカードに持っていると、ネコじゃらしされたときに身代わりに出すことができます。
・どろぼうネコ ・・相手の手札から1枚奪うことができます
これで、欲しいネコじゃらしアイテムをゲットできます。
欲しいネコだったらなおよし、ということになります。
ここで、どろぼうネコを効果的に使う方法を紹介します。
相手の手札は、ウラ面のネコじゃらしアイテムが見えます。
オモテのネコとウラのアイテムとの関係には一定の法則があります。
それは、図柄の色が同じで、図柄の種類が違う ということです。
このことから、相手の手札のウラ面を見て、オモテのネコを推測することができます。
中盤になると、オープンされたカードが増えていきますので、手に残っているカードが読める可能性が上がっていきます。
リーチして、相手の手札に眠っている最後の一枚のネコを、どろぼうネコで狙いうち・・これが決まると最高です。
・キャットフード ・・指定したネコを手持ちカードから強制的にオープンします
リーチネコが増えていく中盤、相手が3枚目を手持ちで止めている可能性が高くなります。
そんな時に、キャットフードを使うと、欲しい3枚目をオープンさせられます。
どろぼうネコと同様に、3枚目を引き寄せるための強力なアイテムです。
6.さらに極めると・・
オモテとウラの図柄の関係性から、いくつかの原則があります。
これを知っておくと、より勝利に近づいていきます。
①ノーリーチからネコじゃらしで一気に勝利することはできない
単純に考えると、ネコじゃらしで一気に2枚カードを増やすことができるので、
1枚オープンした状態から、ネコじゃらしで一気に3枚そろえることができれば、
いきなり勝つことができるのでは・・と考えたくなりますが。
・・実は、ネコじゃらしアクションで、そのネコと同じネコは引き寄せられないようになっています。
そのため、一気に勝利することはできません。
必ず、リーチをしたら、次のターンが来るまで相手のターンを耐える必要があります。
②ネコには「強さ」がある
ネコには、3段階の強さがあります。
オモテ面(ネコ)の下の方に、★の数で、強さが示されています。
★が多いほど、強いネコとなります。
・・スフィンクスは最強の★3ネコです。
ネコじゃらしアイテムは、魚と、マリと、エノコログサ、の3種類ですが、
ネコじゃらしアイテムの数は、 魚 < マリ < エノコログサ となっています。
つまり、魚はネコじゃらしアイテムの数が少ないため、魚が好物のネコは相手にとられにくいという事になります。
一番強い★3つのネコは、3枚中2枚が、魚が好物なので、相手にとられにくい、強いネコということになります。
ただし、逆に、相手に取られてしまうと、取り返しにくいとも言えます。
③オモテとウラのどちらかは「エノコログサ」
これはなかなか気づかないのですが、実は、
1枚のカードのオモテの「ネコの好物」と、ウラの「ネコじゃらしアイテム」は、
どちらかが「エノコログサ」で、もう一方は「エノコログサ」以外となっています。
黒シャムのオモテ
黒シャムのウラ
赤ベンガルのオモテ
赤ベンガルのウラ
例えば、相手プレーヤーの手持ちカードが「赤い魚」だとしたら、そのオモテのネコの好物は「赤いエノコログサ」ということが確定します。
まとめ
以上、ネコじゃらしのゲームシステムを紹介しました。
シンプルな中にも奥が深いゲームシステムは、絶妙にバランスされていますので、
プレイすればするほど、楽しさが増えていくと思います。
5月6日 ブースH-34 コロラボ
「ネコじゃらし」乞うご期待です。