星空祭

足し算さえできれば誰でも出来るゲーム「PORTAS」を作りました。
簡単なルールですが実は頭を使います。

子供でも簡単……だけど大人がやった方が面白い。そんなゲームです。

2人対戦頭脳派ゲーム「PORTAS」
2017/11/26 22:08
ブログ

閲覧ありがとうございます。

前回の記事で紹介しました2人対戦用のカードゲーム「PORTAS」の、勝率を上げるためのあれこれについて書いていきます。
……数回もプレイすれば気付く事が殆どだとは思いますが、最初から分かっていると少しリード出来ますよ!

次の相手の番で取れないように

このゲームの基本的な戦い方は、「相手の手札では宝を取ることができない数字をキープする事」になります。
常に相手の手札は3枚見えており、自分の手番に分からない相手の手札は次の番に相手が新しく引く1枚だけです。その1枚で必要なものを引かれてしまっては運が悪かったと諦める他ありませんが、見えている3枚で取られてしまうような状態は避けましょう。

例えばこんな時


(画像は前回の記事で使用したものです。)

下側のプレイヤーが6を置いたことで左のトレジャーは14から残り8になります。上側のプレイヤーは、もし同じトレジャーに5を出してしまうと、次の手番で下のプレイヤーは既に見えている3を使うことでトレジャーを獲得することができてしまいます。



こんな風に。

それを避けるために、それ以外の数を使うか、右側の12のトレジャーを選びましょう、ということになります。
手に入るトレジャー数を考える

そんな基本戦術はありますが、場合によっては相手に取らせてしまう選択を取ることもできます。
「どうやっても取られてしまう」ことが分かっているとき、敢えて大きい数字でそのトレジャーの中身を減らし、相手が獲得するトレジャーを減らそうということですね。
ポートカードの枚数を考える


二人のプレイヤーはポートカードを14枚ずつ、全く同じ組み合わせで持っています。
ということは、1や2は3枚、3から6は2枚が使用されたらもう出てこないことが分かります。
また、自分の山札から次に引く可能性が高い数字も段々絞れてきますし、相手の山札も同様です。

3枚目のトレジャーカードがどちらかのプレイヤーの手に渡る頃には、段々次の手が読みやすくなってきています。
相手の山札手札に「1が無い」ということが分かっていれば、「あと1で丁度になる」状態のトレジャーは放っておいても相手は取得できないことになりますので、もう一つのトレジャーに注力することができます。
選択肢を増やそう

手札の数字は、そのまま自分が取れる行動の選択肢になります。
なにせ、ポートカードを使って宝を手に入れるという行動以外にすることはありませんから。
つまり、可能な限り手札にある数字の種類は多い方が良いということになります。
先述の通り、例えば1がないと残り1のトレジャーは手に入れられないのです。

手札は勿論、残りの山札まで含めて、「自分がこの後使用できるポートカードの種類」を、可能な限り6種類キープしておくことを頭に入れながら戦いましょう。
さいごに

PORTASの基本としては小さなお子様にも遊んで頂けるものとして制作しておりますので、山札以外は全て公開情報として扱っております。
しかし、ゲームへの慣れやプレイヤーの年齢によって、使用したポートカードをいつでも見られるようにしても良いですし、覚えてないといけなくしても良いですね。
自分の使用したポートカードだけは確認できるルールでも面白いでしょう。
ちなみに、トレジャーとして獲得されたポートカードだけはお互いに確認可能というルールにしておくと、トレジャーを獲得する方が公開情報が増えて少しだけ不利になるバランスが生まれますよ。

お遊び頂く皆様が一番面白いと思える形でお遊び頂ければ幸いです。
それではまた明日も更新致します。よろしくお願い致します。

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