ケンビル @tg_kb
福岡県久留米市のゲーム会社です。オリジナルのゲームの作成の他、海外からのタイトルも取り扱います。
- 【両-C004】ケンビル新作「バイバイレミング」のご紹介&予約受付中!
- 2017/11/21 18:01
こんにちは!福岡からやってきましたケンビルです!
ゲムマ2017冬には、両日共に参加予定です!
いよいよゲムマまであと10日!とちょい!
ということで、今日はゲムマ2017冬より販売を開始する新作ゲーム・
『バイバイレミング』(3~6人用、5~15分、8歳以上)
について、その魅力を文字と写真でお伝えできればと思っています。
プレイ時間5~15分という軽いゲームではありますが、これだけで一晩越せると豪語できる程の自信作です。
熱が入って、紹介文も少々長くなってしまうかも知れませんが、よろしくお付き合いください。
よーしまずはパッケージどーん!!
あら可愛い!!
「3~4年周期で個体数がハチャメチャに増加した後、大規模な集団移住を始める」という不思議な整体を持つ生物・レミングがテーマです。
過去作の『ゾン噛ま PARTY!!』や『マモノノ』同様、グラフィックデザインをTANSAN様、イラストをU井様にお願いしました。
実は元ネタを知っていると結構攻めたパッケージデザインであることが分かります…。
んで中身どーん!
カードが64枚に、長方形のタイルが2枚、ルールブックが1部というコンパクトな仕上がりだ。
それでは早速カードから見ていただきましょう。
3~98までの数字を持つレミングカード、計64枚です。
…ん?何かがおかしいですね。
「3~98までの数字を持つレミングカード、計64枚です。」
そう、3~98までの数字を持つカードが1枚ずつあると過程すれば、その総枚数は96枚になるはずなんですよ。
しかし、この『バイバイレミング』に含まれるレミングカードは64枚だけ。
一体どういうことなのでしょうか。
実はこの『バイバイレミング』のカードには、3~10のいずれかの数字の倍数しか採用されていません。
なので、例えば20代のカードは「20」、「21」、「24」、「25」、「27」、「28」の6枚のみ。
素数である「23」、「29」はもとより、約数が1、2、11しかない「22」や、1、2、13しかない「26」のカードも、このゲームには存在しません。
あ、やめて!算数・数学嫌いな皆さんまだブラウザバックしないで!
素数や約数の話がピンとこずとも、とりあえず数字がないカードもあるのね、ぐらいに思っていただければ大丈夫です。
カード1枚にさらにズームアップ。
カードの左上を見ていただくと、3~10のうちどの数字の倍数なのか、が一目見て分かるようになっています。
「24」は、3と4と6と8の倍数ですよね。
このような場合の3と4と6と8のような数字のことを、世間的には約数と呼んだり呼ばなかったりするわけですが、ここでは便宜上ベースナンバーと呼ぶことにしましょう。
ちなみに、3~10の数字には、それぞれ専用のデザインのレミング達がいます。
「25」のベースナンバーは5だけなので、5のレミングが1匹だけポツンと描かれているわけですが、
「30」は3、5、6、10という4つのベースナンバーを持つので、4匹のレミングが描かれることになるわけです。
しかも、カードの数字が大きくなれば大きくなるほど、レミング達もカメラに寄ってくるというグッドデザイン。ちょっと怖くね?
カードの他に、長方形のタイルが2枚付いているぞ。
こんな感じで、場の中央に置いておきます。
3~10までの数字が書かれていますね。
さてさて、ようやっとゲーム内容の説明です。
まずは各プレイヤーに、レミングカードを10枚ずつ配ります。配られたカードは手札として持ち、他のプレイヤーには見せないようにしましょう。
基本的には、トランプの大富豪(地域によっては大貧民って呼んだりもしますよね)チックなゲームでして、
この10枚の手札すべてを、最も早く場に出しきったプレイヤーが勝者となります。
レミング達の旅立ちをお手伝いしてあげるイメージですね。
以降、早くあがった順に2位、3位と順位を振っていき、最終的にドベが決まるまでプレイを続けます。
最近ネズミを見たプレイヤーからゲームスタート!
手札の任意のカード1枚を、そのカードのベースナンバーに対応したエリアにプレイします。
例えば「21」のカードは3と7がベースナンバーなので、3のエリアか7のエリア、好きな方にプレイができるぞ。 写真の例では3のエリアにプレイしたようです。
で、以降時計回りに1枚ずつカードを出していくわけですが、ここで2つ条件があるぞ。
まず、この場が流れるまでは、1人目が置いたエリアにしかカードをプレイできません。
写真の場合は、3のエリアにしかカードをプレイできない、つまり、3の倍数のカードしかプレイできないということになります。
さらに、そのエリアの一番上に置かれているカードよりも、大きい数字を持つカードしかプレイできません。
写真の場合だと、3の倍数で、「21」よりも大きい数字ということで、「33」が重ねてプレイされています。
カードをプレイすることができない、或いはプレイしたくない場合はパスをしましょう。
ただし、このゲームに置ける「パス」はいわゆるハードパスってやつでして、一度パスをすると、場が流れるまで手番が回ってきません。
他のプレイヤー全員がパスをしたら、場のレミングカードを流し(捨て札にし)、
最後にレミングカードを置いたプレイヤーが、また好きなエリアに好きなカードをプレイできます。
少し変則的ですが、動き的にはやっぱり大富豪と似ていますね。
ここまでだと、ただ強いカードが配られた人が有利なゲームになってしまう!
ので、ゲームを盛り上げるために、さらにルールを2つくっつけてみました。
例えば、8のエリアに「16」のカードが出てるとしましょう。
ここでお勉強ターイム!
8の倍数を小さい順に並べた時に、「16」の次に来る数字はなんでしょう!
8×1=8
8×2=16
8×3=24…ですので、
「24」ですよね。
ここでくっつけたルールその1!
このように、今出ているカードの次の倍数(現在のカードにベースナンバーを足した数)のカードをプレイした場合…
即座に場を流すことができます!ラッキー!
これを開発チームでは「連番即流し」と呼んでいます。
弱いカードが急にキラリと輝いたり、一発逆転の可能性が生まれたりと、
ゲームにドラマチックな展開をもたらしてくれるルールになっています。
もいっちょ別の場面。
6のエリアに、「96」のカードがプレイされていますね。
このゲームには、3~98までのカードしか存在しません。
よって、「96」は最も大きい6の倍数のはず!いや~~これは流石に全員パスd…
はいどーん!!!
くっつけたルールその2!
「3」~「10」のカード、すなわちベースナンバーそのものの数字を持つカードは、
同じ数字のエリアに対して、どんなに強いカードが出ているときでも出すことができます。
で、まあ次の手番のプレイヤーは普通に「6」に対してカードを出すことができるわけです。
「24」でも「30」でもOK。「12」を出せば連番即流しですね。
ここでのポイントは「パスがハードパスである」という点で、
せっかく「6」っていう小さい数字に対して「12」とか「18」とかの弱いカードを出して処分できるチャンスなのに、
さっき「96」を見た時にパスしちゃってるから、いまさら「6」に戻っても場が流れるまでカード出せへんやんけ!
って話になるわけです。
「ぐぬぬ…」となっている他のプレイヤーを横目で見つつ、
パスしていなかった少人数のプレイヤーだけでカードを出し続ける気持ちよさよ!
一度味わえば病みつきだぞ!
そんなこんなで、最も早く手札をなくしたプレイヤーの勝利だ!
そんな「バイバイレミング」、自信作ですよーということで、調子に乗って専用プレイマットまで作っちゃいました!かわいい~~
長方形のタイルの代わりに使う感じになります。
厚みも3mmとしっかりあって、いい感じの素材。
大きめのマウスパッドにもいけちゃいます。
こりゃあ自宅に職場に大活躍ですね。
カードをどのエリアにプレイするのか!
ベースナンバーのカードをどのタイミングで使うのか!
パスするのかパスしないのか!
何もかもが悩ましい、すべて夢中な5~15分!
その名も『バイバイレミング』!自信をもってオススメできるゲームができました!
ゲームマーケット2017冬では、特別価格にてご提供予定です!
『バイバイレミング』 1,500円(税込)
『バイバイレミング専用プレイマット』 1,500円(税込)
にてよろしくお願いいたします!
『バイバイレミング』及び専用プレイマットや、その他の過去作品について、絶賛予約受付中です~~
予約特典もご用意いたしますので、「買うたるで!」という方は、是非ご予約のほどよろしくお願いします!
予約フォーム
また、この『バイバイレミング』の製作にあたっては、
クラウドファンディングサイト・CAMPFIREを通して、皆様よりご支援をいただきました。
こうして作品の紹介をすることができるのも、ご支援いただいた皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!
ケンビルブースでは、『バイバイレミング』、『ゾン噛ま PARTY!!』、『マモノノ』の他、並行輸入品についても販売予定!
お品書き…もうすぐ、もうすぐ出しますから……もうちょっと待って下さい……
12月2日・3日両日共に【C004】ブースにて、皆様のお越しをお待ちしております!
【各種リンク】
株式会社ケンビル
Twitter:@tg_kb (株式会社ケンビル)
お問い合わせ: shop@kenbill.com