TsukubaGames

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東方録ってどうゆうゲームなの? 第3回 変わったカードのデベロップ
2016/12/6 21:38
ブログ

A TRPG系の正体隠匿ゲームです。

アーカムホラーとかデッドオブウィンターとかパラノイアカードゲームが近いと思われます。

 

東方録について初めての方はこちらへどうぞ

http://gamemarket.jp/game/%e6%9d%b1%e6%96%b9%e9%8c%b2/

 

(*^^*)こんにちはそらたみです。

今回の記事ではかなりトップダウンでデベロップしたカードについて述べていきたいと思います。

調査編カード・異変編カード

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天啓 白昼夢

もとのゲームにはシルエットが同じプレイヤーと優先的に戦わなければならないルールがあった。この要素は面白かったが非常にルール的に複雑であったし、色々な兼ね合いで失敗していたと感じていたので取り除いた。その分もう少しランダム性が高くわかりやすいものを用意したかった。

その為に作ったのがこの2枚である。一度しかチェックのチャンスがない代わりに、判定に成功すると非常に面白い結果となる。

 

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説得

敵を説得して寝返らせるのは元のゲームでは主人公の特権だった。今回の主人公である魔理沙と霊夢は他人を説得しようとするタイプの人間ではなく、他にやや複雑な能力を与えられているので説得は削除された。

しかしながら敵を寝返らせるのは非常にこのゲームらしく、完全に削除するのは勿体なかったので能力カードの一つになった。今作では敵陣営にも主人公格のキャラクターがいるのでその点でもアイテムにしてみんな使えるようにするのは平等である。

ボスでもEXでも主人公でも従者でも説得を仕掛けることは出来る。失敗すると何も起きなかったり、味方が寝返る可能性がある。しかしそれでこそこのゲームというものだ。ゲームバランスの問題で説得は2回起きてほしくない問題も解決されている。

 

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FULLPOWER 銘酒

もともと銘酒は回復すると1点ではなく全回復するアイテムであり、フルパワーの方が即座にパワーを最大まで回復する効果だった。しかしながら両方ともあまりにも地味で面白くないので効果を合体させた。点数にして70点くらいの出来になった。

そうするとFull Powerと銘酒が違う名前で同じ効果なのは気持ちが悪かったので片方を変更する事にした。

今作では情報カードは情報を表すだけではない。ボムであり春であり信仰であったりする。要するにゲーム中に集まるPとかBとか春とかなんかのエネルギーである。テスト中情報カードを重視している割には情報カードを使うカードの絶対数が少ない事を指摘されたのでFull Powerは本当にフルパワーになる能力カードに変更となった。

このカードの出来には非常に満足している。しいて言えば増える手札の枚数は+10枚でも良かったかもしれないのが心残りではある。それくらいこのカードの使用条件は厳しい。

 

キャラクターカード

鈴仙・優曇華院・イナバ 妖怪/玉兎

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主人公サイド 協力者

霊力:5 耐久力:5 パワー:30 精神力:4

能力:狂気の瞳(攻撃代用・防御代用) 本来の所属

狂気の瞳(攻撃代用・防御代用)

2d6の目により以下の効果を得る。

2~6:Lv4目くらましを行う。

7~10:何もなし。通常行動可

11~12:自分にかかる。このターン行動できない。


  • 永遠亭の玉兎


八意永琳か蓬莱山輝夜の存在が判明した時、このキャラクターは従者(ボス陣営)になる。

デベロップ

鈴仙は自機になったので主人公陣営の協力者となった。初期から能力によって目くらましを行うのも決まっていたので大分早期に完成していた。

ただテストプレイ中鈴仙が永琳に逆らう姿が想像できないと思った。こんなに精神力が高いキャラクターではないとも。(当時は6だった)

目くらましを行う能力はバランス調整が難しく、そちらを弱めに作られており、精神力と霊力を高めにしてあった。めくらましははっきりいってほとんど使わない能力になっており、ほとんど素の能力値が強いだけのウサギになっていたのは気になっていた。

バランスよく完成してはいたが日が経つにつれ不満が大きくなった。

最終的に裏切る能力を追加する+精神力を減らす処置を行う事によって非常に原作再現度が高いキャラクターとなった。

私はこの結果に満足している。

 

チルノ 妖精

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EX 霊力:3耐久力:2パワー:9精神力:9

勝利条件:霊力6以上のキャラクターにとどめを刺し、「あたしったら最強ね!」と宣言する。

能力:⑨

バカである。

  • 妖精の体


撃墜されたターンの終了時、1d6を振る。

その目のターン後外周に生き返る。

このキャラクターに撃墜されているプレイヤーは敗北する。

デベロップ

チルノは全く手がかからなかった。パワーが9である事、精神力が9であることはチルノをキャラクターに入れた時にすでに決まっていた。無意味能力⑨をキャラクターカードに書いてしまうかどうかくらいしか考えるところはなかった。

妖精には妖精の体という独自の能力が設定されている。これは

「東方の妖精はケガしても寝れば治るので撃墜されていてもすぐ復活する。 + はっきり言って妖精は弱いので妖精に撃墜されたキャラクターはショックで敗北してしまう。」

というもので勝利条件とも非常に噛み合っている。

元のゲームの方でターゲットを倒せば勝ちの皆さんがそのターゲットと過剰に結託する姿があまり美しくないと思っていたので撃墜されると敗北してしまう能力は気に入っている。

lv6の撃墜は結構難しいがlv6は大体2人は出てくるのでなんとかなるだろう。

 

八坂神奈子 神

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ボスサイド  ボス

霊力:6 耐久力:6 パワー:80 精神力:5

能力:表裏一柱(順番カード配布前) 信仰収集

  • 表裏一柱(順番カード配布前)


霊力を-1、パワーを-40することで、洩矢諏訪子(霊力5、

手下相当)を得る。

この効果は同タイミング時に解除可能。

  • 信仰収集


自分の手番ならいつでも、同じマスにいる同意したプレイヤーから情報を受け取る事が出来る。

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異変:博麗神社立ち退き騒動

  • 主人公のパワーは10下がる。これは主人公が情報を二つ持っているか、異変の原因が両方破壊されている場合無効となる。

  • 種族「神」は八坂神奈子の持つ情報2枚につき、「精神力+1」

  • 東風谷早苗は説得を受けず、受けている場合はボスサイドに戻る。


デベロップ

八坂神奈子はボスの一人であり、異変編では博麗神社立ち退き騒動が起こる。主人公が若干弱体化し、八坂神奈子が強くなる。

神奈子/諏訪子は自体の調整は容易であった。一方でもともとの博麗神社立ち退き騒動には「神」の精神力が増える効果はなかった。

主人公が若干弱体化するだけでは地味で面白くなかったので加奈子の精神力が1下げられ、代わりに加奈子は情報(ここでは信仰を表す。)を集めると精神力が上がるようになった。

さらに八坂神奈子の巫女である東風谷早苗も種族「神」であり、神奈子の持っている情報で精神力が上昇する。

異変によって主人公が下がり、ボスとその仲間が上がる。非常に良い出来になったと思っている。

 

射命丸文 妖怪

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EX

霊力:5 耐久力:4 パワー:25 精神力:6

勝利条件:情報を7枚以上持っている

(UFO異変では12枚)

能力:lv6テレポート 犬走椛 取材 情報奪取

  • 幻想風靡(攻撃・防御代用)


1Dを振り4以下ならば成功。Lv6テレポートを行う。

犬走椛 lv2手下1人

  • 情報奪取


このキャラクターが他のキャラクターを撃墜した場合、相手の持つ情報全てを奪い、自分のものとする。

  • 取材


・あなたが重要拠点を発見する。

・説得の判定が成功するのに居合わせる。

・ボスか主人公が撃墜されるのに居合わせる。

度に情報を得る。(自分で行っても良い)

デベロップ

射命丸文は典型的な自分の世界に生きるEX(主人公陣営でもボス陣営でもなく勝利条件が独自に設定されているキャラクター)である。

彼女は明日の新聞を賑わせるために情報を必要としている。今日の彼女は友人を連れてきているあたりかなり本気である。ゲームに関わる重大事に積極的に起こそうとする。

主人公じゃなくとも情報奪取を持っているキャラクターがいても良いのではないかという事でこのようなキャラクターになった。

情報を集めるために重要拠点を探すとボス側に粘着され、情報が集まってくると今度は主人公に粘着される。勝利条件は若干むずかしめ。ゲーム展開に合わせてひたすら両陣営の間で踊る事になるだろう。

 

今日は以上です。

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