しょっぱいゲームズ

ブリッゲンダイス ゲーム概要④
2024/10/27 11:54
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ゲームマーケット2024秋新作「ブリッゲンダイス」について、

これまでゲームの背景、システム、プレイヤーの目標までを説明しました。今回はこのゲームでの、プレイヤー間のやりとり(インタラクション)まわりの要素についてお話します。

 

このゲームの個人ボードにはこの様な場所があります。

この場所は「貿易事務所」という場所です。あまり貿易感とか事務所が有りませんが、わかりやすさを優先しました。ご容赦下さい。

 

このゲームはダイス4つの「分け方」が重要です。

個人ボードには「7」の横列がありませんので、例えば「3・4・6・2」というダイスの出目だった場合手番プレイヤーが「6・2」「3」「4」と組み合わせを作った場合自分は「8」の横列の「3」「4」の2つに建物の建設が出来ますが、その後反転した場合「3・4」「6」「2」という組み合わせになります。

繰り返しになりますが個人ボードに「7」の横列は無く、建設できる場所がないため、手番以外のプレイヤーは建設が出来ません。

 

つまり、反転させると「7」を作れるようにダイスを組み分ければ相手プレイヤーの建設を遅れさせる事が出来ます。

しかし、その結果作られた組み合わせは手番プレイヤーにとって必要な出目なのか?という葛藤も生みます。

 

そして他プレイヤーには建設できない代わりに、この貿易事務所があるわけです。ざんねん賞みたいなものですね。

 

この貿易事務所は、手番で使用すると「ダイスの振りなおし」「ダイス出目の±1」を行うことが出来ます。これらは、このゲームでダイスの出目を変えることができる唯一の方法になります。

実際に遊んでみると、ゲーム後半になればなるほど割と誰もが「この出目が欲しい!」という局面に出くわします。

貿易事務所は、序盤に出遅れたとしても後半、あなたが戦略を発揮し効率よく巻き返す為の強力な武器となるでしょう。

また、使わなかった場合にはゲーム終了時にわずかですが点数にもなります。戦略に自信のないプレイヤーは無理して使わなくても、一応無駄にはなりません。