盤上のヒストリー

個性豊かな魔女たちがドタバタ大騒ぎするゲームを作っていきます!

ブース設営大爆発!〜1.煙を出そう!〜
2024/10/24 21:42
ブログ

※目立つ設営をしようと描画・造形センス0の私がいろいろがんばった記録です。

 

爆発するブース。

そう考えた私の脳裏をよぎったのは、今や懐かしいPSソフト『クラッシュ・バンディクー(無印)』。第三の島、たしか「きかいかけいかく」というステージに出てくる、足元からフシュン!と高温の蒸気が吹き出してくるギミックです。

釜のレプリカとかから煙が勢いよく放射されれば爆風っぽい!色付きのライトを付け足せば、作中の赤青緑の爆発も表現できるでしょう。

……と、そこまで思いついて、私は前回のゲムマの出展規約を確認しました(この時点では秋の規約はまだ出ていなかったのです)。

禁止事項にあって引っかかりそうなのは…火気、高温、大音量。煙を出すなとは書いてない!

目立つためには悪魔に魂を売り渡してもいい覚悟で、「いやでも煙はダメだろ普通に考えて…」という心の中の天使を追い払います。

そしてどうやったら煙が吹き出すギミックを実現できるかを考え、試したり店を巡ったりしてみました。

以下がその検討と結果です。

 

①ドライアイス

最も思いつきやすい煙発生装置といえばこれでしょう!CO◯Pの宅配についてきたドライアイスを深皿に入れて水を注ぎます。もわもわ。

懐かしい…子供の頃は飽きもせずずっと見ていましたねー…おっといけない、今は思い出を振り返る時間ではないのです。うちわで下からあおいでみます。

一瞬で煙は散りました。たぶん視認は難しいでしょう。

うーん、筒状の狭い空間を作ってその中で二酸化炭素を発生させて下から吹いて、とやればできなくはなさそうですが、やはり見づらそうです。

深皿を見てみると、ドライアイスは水に浸かっているのにもう煙をだしません。水を入れ替えるとまた煙は出てきます。こまめな水の入れ替えが必要なようです。

そもそも30分と保てないドライアイスを、ゲムマの一日中管理するのは大変です。本末転倒という言葉が浮かんできます。あと買おうとすると意外と高い。

そういうわけで、ドライアイス案は却下されたのでした。

 

②ミストマシン

テラリウムで白いミストを漂わせ、神秘的な雰囲気を出す手法があったような気がします。

テラリウム用品も扱っている近場のペットショップに行ってみました。

ありました!苔で覆われた断崖(のジオラマ)に漂う白い霧…癒されます。私がこまめな手入れを苦にしない人間だったら購入を検討するのですが、あいにくベランダ菜園すら収穫を迎えられたことがないので現実に帰ってきます。

ドライアイスと同じくらい弱そうな煙です。そしてこの装置、コンセントからの電源が必要です。

ゲムマ規約より、会場のコンセントは使用不可、ポータブル電源の持ち込み不可。

…諦めた方がよさそうです。

 

③フォグマシン

たっけぇ!次。

 

④ハンディ加湿器

加湿器も煙を吐いているように見えないこともありません。このへんからかなりやけっぱちです。電源持ち込み不可ならば、電池や充電で動くハンディ加湿器にすれば良いのです。

当然ですが霧が落ちる箇所は濡れてくるし、釜のレプリカに仕込んだならその内部もたぶんびしゃびしゃになるし、押し入れに転がっていたハンディ加湿器は30分くらいで水が尽きます。却下です。

 

⑤おもちゃ

海外製の、釜でホムンクルスを生成するおもちゃを見つけました。釜の中に付属の薬品を何種類か入れてかきまぜると、中からかわいい(かわいいのかこれ…?)ぬいぐるみが現れるというもの。

薬品の中に煙を発生させるものもあるようで、まぜまぜしている最中に釜から溢れる煙は雰囲気ばっちりです。

しかしいかんせん少量すぎました。ゲムマの1日保たせるためにはゲーム製作数と同じくらい、このおもちゃを買う必要があります。

却下です。

 

こうして5つの案は煙のように立ち消えとなり、私は悪魔に売り渡しかけた魂を取り戻すことに成功したのでした。ブースで煙なんか出したら全方位に迷惑だろ普通に考えて……。

 

しかし目立つブースはあきらめるわけにはいきません。

別の方向からのアプローチが必要です。

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