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「バスケットリテ2on2」で表現したかったこと
2023/12/1 22:04
ブログ

ゲームマーケット2023秋新作「バスケットリテ2on2」は
バスケットボールをモチーフにしたトリックテイキングゲームです。
今回は、どういう考え方でこのゲームを作ったのかをご紹介します。

トリテ→バスケではなく、バスケ→トリテ
今作は、「トリックテイキングゲームを作ろう」という考えより以前に、
「バスケットボールのゲームを作りたい」という思いがありました。
バスケットボールらしさを考えていった結果、トリックテイキングに行きついた形です。

バスケットボールでは、各プレイヤーが常に動き回るスポーツですが、
中心となるのはボールを持ったプレイヤーです。
ボールを持ったプレイヤーがドリブル、パス、シュートを仕掛け、
他のオフェンスプレイヤーやディフェンスプレイヤーが対応した動きをする、と解釈し、
「プレイの内容や質を合わせていく」と考えたとき、

これトリックテイキングじゃん

という発想に至ったのでした。

チーム戦専用のゲーム
ゲームタイトルの「2on2」の通り、このゲームは2対2のチーム戦専用になっています。
プレイヤー1人がバスケットボール選手1人になりきってプレイします。
チームスポーツをモチーフにしたゲームでは、プレイヤー1人がチームを操作するゲームが主流だと思いますが、
ここは思い切ってチーム戦のみとしました。
味方と連携する楽しさを味わってもらいたい、プレイ成功の喜びを分かち合ってもらいたいという思いがあります。
そのため「パス」をゲームバランス上、とても重要視しています。

パスを通したい
このゲームの基本的構造は「リード権=ボール」となっています。
原則としてトリックを取ったプレイヤーが次のリードで、リード=ボール保持者です。
そのため、守備側チームがトリックを取る=スティール、味方プレイヤーがトリックを取る=パスとなります。
多くのトリックテイキングゲームでは、リードは自分がトリックを取ることを目的にカードを出していきますが、
このゲームでは味方にトリックをとらせることにも大きな意味を持たせました。
個人的に、バスケットボールで特に好きなプレイが華麗なアシストパスのため、
パスをたくさんできるゲームにしたかったのです。
最初は、「パスが成功するとゲームが非常に有利になる」という形でプレイヤーがパスを狙うようにしましたが、
完成したゲームでは「そもそもパスが通りやすい」というバランスにしました。
とはいえ、味方の手札が分からない状況で、味方にトリックを取らせるのは簡単ではありません。
ぜひ、パスが通った時の喜びを味わってもらいたいと思っています。

バスケットボールの楽しさを、カードゲームとして精一杯追い求めました。
ゲームマーケット当日は試遊も行っています。ぜひ、遊んでみていただけたらと思います。