十華祭

クリエイター・デザイナーが制作に専念できて、誰かが広報してくれたらいいなぁ…という願いから生まれました! 【ボードゲーム関連の書籍とグッズの文化祭】に、遊びにきてください♪

【作品紹介】バビルサの牙
2023/4/28 12:19
ブログ

こんにちは。十華祭実行委員会のしぎんです。

ゲムマ2022秋頒布『バビルサの牙』ではじめてゲームポエムに触れた方がたくさんいらっしゃると思います。
このたびのゲムマ2023春では作者の依酉みどり様の新作に加えて
新しいゲームポエムが頒布され、楽しい企画もあります。

これを機にもっともっとゲームポエムの輪が広がることを願って、
前作『バビルサの牙』のご紹介をしたいと思います。


お星さまがほしい。

子どもの頃、そんな駄々をこねた経験がみなさんあると思います。
どうしてもほしくて頑張ったのに、一晩寝たら忘れてしまった大事なもの。

大人になった私は、代わりに夢や理想の自分を追い求めるけれど、届きそうで届かない。
ぐっすり寝ても忘れてしまうことはもうできないから、落ち込んだり見ない振りをしながら毎日を過ごしています。

もしあの頃のお星さまが手に入るゲームがあったら、あなたはどうしますか?

「ゲームポエムとは、ゲームとして遊べる詩です。また、頭の中でしか遊べない詩が主体のものもあります。」
『バビルサの牙』を書いた依酉さんの言葉です。

これ以上は説明しようがない。
自分なりの言葉でゲームポエムを語ってみようと思いましたが、うまくいきませんでした。

友だちと遊びたくなるゲームの間に、そっと差し込まれている「頭の中でしか遊べない詩」。
表題作の「バビルサの牙」もひとりで遊ぶゲームとして書かれていて、でも「信頼できる複数人で遊ぶ」方法も最後に添えられています。

頭の中でしか遊べなくても、それは決して「ひとり遊び」ではない。
全編通して貫かれている、私に寄り添う優しさとか温かさに似たものはなんだろう。

いまの私にとっての「お星さま」が自分の延長線上にある手の届かないものの象徴だとしたら、『バビルサの牙』のお星さまは「あなた」なんです。

私のなりたかった私、は、あなたかもしれない。
ほんの少しルールを足すだけで、私とあなたは入れ替わることができて、違う自分として世界を感じることができる。
私は私のまま、あなたと笑いあうこともできる。
そしてゲームが終わったとき、憧れていたお星さまの欠片を私は手にしているのです。

手に取ってまずは読む。
それからひとりでも友だちとでも実際に遊んで、それぞれ形や手触りの違う「私のお星さま」を見つける。
それをしっかりと抱き締めたり、お互いに持ち寄って見せ合ったり交換する未来って、とても素敵でワクワクします。

そんなゲームがたくさん織り込まれている詩集が、ゲームポエム『バビルサの牙』です。


 

【Grün Games】ゲームポエム集1・2セット

今回の十華祭には、『バビルサの牙』の単体販売はありませんが、
「【Grün Games】ゲームポエム集1・2セット」として
依酉みどり様の新作『元気ですありがとうどうぞ』と
『バビルサの牙』のセットを少数ご用意しております。

予約は以下のフォームから承っております。

十華祭【ゲムマ2023春】予約フォーム

 

ゲームポエム作者によるコラボ企画

ゲムマ2023春では、こぐま工房様、ナナワリ様、依酉みどり様の
三人のゲームポエム作者によるコラボ企画が開催されます。

二人の作者からゲームポエムを購入すると、
特典を受け取ることができるという企画で、
企画対象作品の依酉みどり様の『元気ですありがとうどうぞ』と
ナナワリ様の『るるるらら』は十華祭でご購入いただけます。

特典受け取り場所は、【土曜セ64】ミナっち様と【土曜ア11】ナナワリ様となりますので、
①十華祭②ミナっち様③こぐま工房様④ナナワリ様の順で巡れば、一本道で全作品+全特典GETできます。

本記事を読んでゲームポエムに興味をもたれた方は、こちらも参加してはいかがでしょうか。