758ボードゲーム会

名古屋市守山区にある守山生涯学習センターにて、不定期土曜日(月2-3回)にいろいろなボードゲーム&アナログゲームを遊ぶ会を開催しています。
2015春よりゲームマーケット出展。オリジナルゲームを発表。

トリックテイキングゲームばかりを制作中。トリテ以外が出来ないわけではないんです。テスト段階で選別されているだけで……。

TwoWei(トゥーヴァイ)をもっと楽しむ方法
2015/12/19 13:29
ブログ

こんにちは、758ボードゲーム会、広報担当いぬあきです。
ゲムマ秋が終了してもうすぐ1カ月です。
当方の新作「TwoWei(トゥーヴァイ)」についてもいろいろと感想を頂いております。

 

面白かったという方、楽しめなかったという方、いろいろあると思いますが、
まずは手に取って、遊んで頂いてありがとうございます。

今回は「TwoWei(トゥーヴァイ)をもっと楽しむ方法」と題して、プレイする際のちょっとしたポイントをお伝えしたいと思います。
面白かった方はもちろん、残念ながら楽しめなかった方に是非読んで欲しいと思います。
次の機会にはきっと楽しめる!……と、いいな!!


※今回の記事はいぬあきの個人的考えや攻略法が多く含まれます。
 必ずしもこれが正解ではないのでご注意ください。
 ちなみにTwoWeiはデザイナーのあおやよりいぬあきの方が勝率良いです、たぶん。



※自分で考えて答えを見つけたい人は読まない方が良いと思います。
 いろいろ考えて記述しましたが、余計なお世話かもしれません……。


 

何故楽しめなかったの?



 

[楽しめなかった]という感想で良く言われるのが「操作性」の問題です。
コントロールできない、ゲームに関われない、自動的になる、だから楽しくないというもの。
これはテストプレイの段階でも指摘を受けており、製作側も理解しています。

では、どうしてそのままの状態でリリースしたのか。
これは妥協ではなく、どちらかというとあえてこうしています。
TwoWeiは少ないタイミングでどう立ち回るかを楽しむゲームであると思っています。
(もちろんそれだけじゃありません!)

 

どうすれば楽しめるの?



 

ご指摘の通り、このゲームでは選択できるタイミングが少ないです。
ゲーム中はフォロー義務があるため、手札によっては常にルール上決められたカードを出すことになります。これが操作できない、楽しくないと言われる最大の理由です。

ゲームを楽しむためには「自分が操作できるタイミングでどう行動するか」が非常に重要になります。

そう言われても何をどう注意すればいいの?
ということで、ゲームを楽しむためのヒントをご紹介します!

 

ポイント1:最初の3枚パス



 

全員が必ず選択できる、ラウンドの最初に行うパスはとても重要です。

 

 ・手札を操作して自分が動きやすいように調整する
 ・上流のプレイヤから渡されたカードをみて相手の手札を予測する
 ・下流のプレイヤに渡したカードから相手が予測するであろう自分のカードの裏をかく

 

これらを意識してプレイしてみるとかなり感覚が変わると思います。

手札はある程度偏らせる必要がありますが、極端すぎてもいけません。
自分が最初のSPでない場合は、全てのカードを最低1枚持っていても良いと思います。
カードの強弱を考えて、1つ飛ばしで多めに手札に残すのもアリです。
いろいろと試してみて自分なりの最善を探してみてください。


 

ポイント2-1:どのカードを出す?(SPのとき)



 

手札から出すカードを選べるタイミングは、

 自分がSPの時
 フォローできない時

の2パターンです。

 

特にラウンドの序盤に自分がSPの場合。
その時点で一番多く見えているカードを出すのが良いかもしれません。

見えているカードとは、

 ・下家へパスした3枚
 ・自分の手札
 ・既に出ているカード

です。

全員がフォローできるカードを出してしまうと、人数分のカードを獲得することになり、かなりの率で得点できない状態になってしまいます。
多く見えているカード=他の人が持っている可能性が低いカードです。
ということで、最初はたぶんみんなが持っていないカードをだすといいかもしれません。

 

ポイント2-2:どのカードを出す?(フォローできないとき)



 

フォローできない時に何を出すかもとても重要です!
ここまで書いて気づきましたが、全部重要でした……。

 

 ・自分が勝てるカードを出す
 ・自分が負けるカードを出す

 

大雑把に分けると単純に2択です。
どういう場合にそれぞれの選択肢を選べばいいでしょう?

 

【勝つ】
ラウンドの序盤は1種類の枚数が3枚以内の場合に。(枚数はプレイ人数によって変わります)
ラウンドの中盤以降は、見えているカードと相談。
また手札によっても変わるのでいろいろと試してみてください。

【負ける】
今回のトリックで勝ちそうな人に押し付けたいカードを出す。
自分の手札から無くしたいカードを出す。

 

1位の人は点数が入りません。
1位タイがいる場合は誰も点数が入りません。 
自分が得点できそうにない場合は、他の人の点数が延びないように立ち回ると良いです。

 

プレイ人数は何人がおすすめ?



 

プレイ人数は3~5人となっていますが、3人だとギチギチ、5人だとパーティーよりになります。
デザイナーの推奨は4人プレイです。
バランスよく一番遊びやすいかと思います。
(ちなみにいぬあき個人的には3人プレイが一番好きです)

 

TwoWeiはむずかしい??



 

正直「なんとなく」プレイしていると良く分からないまま終わってしまうと思います。
そうなってしまうと、おもしろくないという評価になるのも無理ないです。
なんとなく遊んでも楽しいゲームを求めている人には合わないかもしれません。


 

TwoWeiは「むずかしいゲーム」ではありません。
だけどちょっと考えながらプレイしないと楽しめないと思います。
楽しむためにはちょっとだけ工夫が必要です。
そういうゲームをむずかしいと感じるならば、貴方にとっては「むずかしいゲーム」かもしれません。

考えながらプレイしていると見えてくるものがあります。
ちょっと考えないと勝てないけれど、理詰めだけではどうしようもない、TwoWeiはそんなゲームです。

一度遊んで楽しめなかったという方も、もし機会があったら、もうちょっとだけ遊んでみてもらえると嬉しいです。
じわじわ楽しくなるかもしれません。
ならないかもしれません。

 


たのしくなるといいな……。