ソクシコンボ

3~4人で軽めに遊べるボードゲームを製作している個人サークル:ソクシコンボです。 イラストからゲームデザインまで1人でやっております。 当日は試遊卓におりますので、是非お気軽に遊びにきてください(^q^)

ボードゲーム制作初挑戦日記_サークル:ソクシコンボ
2019/5/24 5:35
ブログ

初めてブログを書きます、サークル:ソクシコンボの代表t3です。

 

ボードゲームが好きで沢山のボードゲームを遊ぶうちに、

ゲームマーケットなるイベントが開催されてると知り、何度か通っているうちに

「自分でも作ってみたい…」と言う気持ちがムクムクと沸いてきてしまい、

今回初挑戦してみました。

 

初めての制作と言う事で、あまり大きな事をやろうとしても上手くいかないだろうと思い、

詳しい友人からの薦めで「まずは簡単なカードゲームを作ろう」という事になりました。

 

ゲームの作り方も何もわからない状態でしたので、とりあえず「こういうゲーム」と説明できるコンセプトを決めてみようと思い、

その当時、仕事が忙しくて「寝てる間に妖精さんが仕事してくれないかな…」と思った事がキッカケで

「寝ている間に仕事をしてくれる妖精さんを捕まえるために寝ないで頑張るゲーム」を作ろうと思いました。

 

まず大ざっぱにルールを決めて、コピー用紙に印刷して市販のスリーブにいれテストプレイ用カードを作りました。

近しいボードゲーム仲間を呼んで遊んでみてもらいました

テストとはいえ初めて作ったボードゲームを人に遊んでもらうワクワク感は素晴らしいものでしたが、

初回のテストは笑えるを通り越して【無】と呼ぶほかない程のクソゲーっぷりでした。

 

あまりのクソゲーっぷりにどこをどう調整していいのかわからなかったため、

まずはそのクソゲーを元に別のボドゲ仲間に集まってもらい、会議を行いました。

そこでカードの内容ではなく、ゲームそのもののルールを調整してみようと言う事となり、

いくつか試してみたところ、試したひとつのルールがちゃんとゲームになってくれました。

カードの記載内容はそのままだったのに、根本のルールを調整するだけで全く別の、遊べるゲームになったのです。

 

次に、そのルールに合うようにカードの効果や内容を微調整して、再度テストプレイを行いました。

初回の時を「何もない無のゲームのようなもの」だったところから

二回目は「そこそこ遊べるそれほど面白くないゲーム」になってくれました。

また、この時にボドゲ熟練者の友人が「こうすればすぐ勝てちゃう」という遊び方をしてくれたため、

ルールの穴を埋める作業ができました

この際、ルールの穴を埋める事だけにとらわれてゲーム自体の面白さが損なわれないように苦心しました。

 

こうしてテストプレイを繰り返すうちに、ちょうどよく遊べるバランス感が見えてきた事で

ボードゲームとはこうして作られていくのか、という事を体験できたのが嬉しかったです。

また、世の中にある、単純かつ奥が深い、いわゆる名作と呼ばれるゲームの凄さを改めて認識する事となり、

よりボードゲームというものが好きになったなと感じました。

 

印刷について、かなりスケジュールに余裕を持って動いていたと思い込んでいたのですが、

実際の所まったくそんな事はなく、印刷所様にギリギリ受けていただけるくらいの綱渡り状態となってしまっておりました。

趣味で同人誌を作ったりしていたため、イベントの日から逆算して「このくらいかな」と思っていた締切日から

実に一ヶ月近くも差異があり、慌てふためいたのを覚えております。

 

もちろん、「簡単なカードゲーム」の印刷でそれですから、

オリジナルなチップやコンポーネントを作ろうとしたらそれ以上に時間がかかるものであると知り、

最初から複雑な物を作ろうとしたらこの時点で間に合わず失敗、という結果になっていたわけですね。

 

印刷物についても、せっかくなので次回以降の布石の意味も込めて、

箱は「化粧箱」、カードもエンボスのかかったモノで作成し、印刷の具合を見てみようと思いました。

予算と納期の許される限りの試行錯誤をしてみたつもりです。

 

スケジュールがギリギリになってしまった事もあり、

歯噛みしながら妥協した点も多々ありはしましたが、

今の自分に出来る限りのモノを作る事が出来たのではないかなと思います。

 

ゲームマーケットに初めての参加と言う事で、正直不安だらけではありますが、

楽しく参加できたら良いなと思います。

 

サークル:ソクシコンボ

t3