コロラボ

「シンプルで奥が深いゲーム」をコンセプトに、カードゲーム・ボードゲームの制作をしています。
作品:ネコじゃらし/四季ならべ/Facili-tale/Blue Border/うのうさのう

コロラボ新作「Blue Border」メイキングストーリー② 「自分、色などと、なめてました…」編
2019/5/19 12:00
ブログ

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コロラボです。

昨日に引き続き、2019春新作のBlue Borderの制作の裏側をご紹介します!

前回は、筆者がランニング中にひらめいた「絶対色感」のアイデアを企画書に落として調子に乗ってしまったところまでお話しをしました。

そんな感じて調子に乗りまくっていた私は、ノリノリでテストプレイ用のカードまでエクセルでテキトーに青色のグラデーションを作成して、印刷しました!
これで、みんなへのプレゼン準備もバッチリやん!

のはずが、ここで第一の関門

薄い方と濃い方で、全然識別難易度が違うぞこれ…(;´д`)



なぜ、なぜだ……!!色の三原色(赤青緑=RGB)の値を等間隔で分けてるのにぃいいーー。゚(゚´Д`゚)゚

実は、色の勉強を少しでもされている方ならおわかりの通り、まずRGBで色を設定している時点からして大間違いだったのです。

どうやらRGBというのは、「加色混合」という方法で色を作るやり方で、平たく言えばパソコンとか、電子デバイス上でしかできない方法だったんです!(いまだによく分かってない(^_^;))

だからRGBで色を作っても、それを紙の上に印刷しようとすると、その色が完全再現できないので、パソコンの方で勝手に色を変えて印刷してしまうんですね\(-o-)/

なので、まず印刷物にも適用できる色の作り方をする必要があります。これは「減色混合」という方法になりまして、CMYKと言う4つのパラメーターで作るものになります。YMCAじゃないですよ!似てるけど!!

更にもう一つ問題があって、仮にCMYKのパラメータを等間隔に設定しても、その色が必ずしも人間にとっては等間隔には見えないんですね!それもそのはずで、人もそれぞれ色に対する感度は違うわけで、科学的に定義されたものと感応的なものはまるで別物なんですね。人間て、めんどくせー!

でもでも、実は世の中には、そんな人それぞれちがう色の感度を頑張って一般化してくれている色のプロたちがいます!たとえば、「マンセル色相環」とかですね。

ま、まんせるしきそーかん??なんやそれ(?_?)でも、なんか頭はよさそう!!(・∀・)

と、その時の私は本当に↑みたいな状態でしたが、そんなありがたいマンセル将軍殿たちのおかげで、なんとか多少マシになった、こだわりの精鋭32色をついに決定することができましたっ!じゃん!!



正直、写真じゃあ全然わかりませんね(^_^;)

ので、ぜひ、ブースに来ていただき、こだわりの青32色を見ていただけたら嬉しいです 笑

そんなこんなで色も決まり、いよいよプレゼンとテストプレイの準備もできてきました!

これにて一件落着!

なわけももなく、これはまだ第二の無限地獄の始まりに過ぎなかったのです。。。(デジャブ)

というわけで、本日はここまで。

次は、初回テストプレイのお話をしようかと思います!

 

次回、「ゲーム開発って…おもしろっ!!」編

 

 

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