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- 「約束の場所へ」ストーリーと登場人物
- 2019/5/9 17:10
シナリオ
春も終わりかけたころ、スポーツ特待生の「裕也」は、あるイベントを企画した。リーダー「真司」の家族が所有する別荘に泊まり、近くにある有名な恋愛成就のほこらを観光しようというものだ。参加者は裕也の彼女「夏希」、そのおてんばな妹「夏海」、そして夏希が誘った内向的な文学少女「汐璃」と助教の「慶一郎」である。夏希はこの旅行で汐璃に友達ができればと思っていた。
旅行は2泊3日の計画だったが、予定通りとはいかなかった。まずは真司が買うコーラを間違えたことが原因で裕也と口論になった。また、日程のことで全員の間に不和が生じたりもした。間に合わせの夕飯を取り、ロビーでテレビゲームをして各自が部屋に戻るころには、窓の外で大粒の雨が降っていた。まるでトラブル続きのあなたたちをあざ笑うかのように……。
翌日、太陽とともにやってきたのは爽やかな朝ではなく、険しい顔の警察官であった。警察官はにわかには信じがたい情報を口にする。「裕也の死体が恋愛成就のほこらで発見された」というのだ。昨日の大雨のせいで、外部の警察が応援に来るには時間がかかる。最後に被害者と一緒にいたあなたたちは、当然、捜査への協力を要請される。場を支配する沈黙の中で、皆は同じ考えを口に出せないでいた──
犯人はこの中にいるのだろうか?
登場人物
夏希(なつき):
大学生、外国語学部3年。成績優秀。夏海の姉。純粋で善良な性格。
夏海(なつみ):
大学生、外国語学部2年。成績は普通。夏希の妹。捉えどころのない性格。
真司(しんじ):
大学生、外国語学部3年。人当たりが良く、責任感が強い。成績優秀。
汐璃(しおり):
大学生、外国語学部3年。内向的で慎重な性格。騒がしい環境が嫌い。
慶一郎(けいいちろう):
外国語学部助教授。学生の試験の答案を採点している。また、外国語読書会を開いている。
津雲(つくも):
近くの交番の警察官。やる気に満ちているが、この田舎のどかな村に派遣されてしまった。
自分の力を発揮できる日が来ることを願っている。