BBBox https://twitter.com/obaba5689
2015年から『ランチボックス』にてオリジナルゲーム制作開始。
翌2016年には個人制作を始め、処女作『うんちばさみ』を発表。
2019年春には、個人としては初めてゲムマ出展。
2022年秋、1年半ぶりの新作『Troppoトロッポ~異世界の冒険と3つの扉』を発表予定!
- BOTSがTCG初心者向けな所以
- 2019/4/25 16:54
TCG(トレーディング・カード・ゲーム)といえば、一般的には「玄人向け」なゲームという印象を持つ人も少なくないでしょう。
それはとても厳密で複雑なルールに縛られ、またその特徴から“膨大なカードの情報”を頭に入れておかなければなりません。
しかしながら『スペース・レース・ボッツ』は、そのあたりの「TCGのとっつきにくさ」が大幅に解消されているゲームだと言えると思います。
理由は以下のとおりです。
- TCGじゃない(おい)
- ルールが少ない
- ダメージが低い
ハイ、すみません。
ちゃんと説明します。
BGM:静かな午後の喧騒
まず一つ目の理由「TCGじゃない」ですが、決してふざけて書いたわけではありません。
いえ、少しふざけましたゴメンナサイ。
きちんと説明しますと、BOTSは「TCGのように次々と新しいカードが加わったり、入れ替わったりしない」ということです。
これらは取りも直さず「新たなカードやルールに翻弄されることが無い」ということです。
BOTSに出てくるカードは18種類36枚。
それだけです。
1回遊べば大抵の人はどんなカードがあるか覚えられます。
よしんば初見プレイでも、カード一覧が載った『プレイングカード』があるから安心です!
二つ目の理由「ルールが少ない」も、このカード種類の少なさから来ています。
一般的なボードゲームからすると“やや厳密で面倒くさい”ところがあるBOTSですが、それでも某有名TCGなどと比べれば遥かに覚えることは少なくて済むはずです。
三つ目の理由「ダメージが少ない」ですが、こちらはゲームに負けたときにこうむる“心のダメージ”の話ではありません。
それは耐えがたいほどこうむってください。
あなたを一歩、強い大人へと導いてくれることでしょう。
脱線しました、ダメージの話ですが、それは「直接攻撃によるプレイヤーへのデメリット」です。
BOTSは、一般的に敬遠されがちな、いわゆる“直接攻撃系”のゲームです。
直接相手に戦闘を挑み、勝利点である「お金」を相手から奪い取ります。
よくあるゲームではこれらは“とても大きな損失”になります。
例えば、勝利点を競うゲームであれば相手から1点奪うことは自分が1点取り相手が1点減る。
つまりトータル2点の差が付くということです。
当然奪うものが大きくなればなるほど、奪われた方は力を削がれていきます。
それによって勝つ見込みが減り“勝負への意欲”が減衰してしまうのです。
しかしながらBOTSでは、それらがとても緩和された“初心者向け”な仕様になっています。
一つは奪われる対象である賞金が“すぐに手に入る”ということです。
本作では周回数の概念(『BOTSルール説明』その1参照)によってどんどん奪う賞金が増えていきます。
それによって一瞬で手持ちの賞金を全て奪われたりします。
でも賞金は、一周すれば「周回ボーナス」としてまた入ってきます。
しかも、賞金が無いときはターンの初めに1万円ドルが銀行から入ってきてカードも1枚もらえます。
これによって装備カードを使用するときの「1万円ドル払う(『BOTSルール説明』その2参照)」という縛りも解消でき、賞金を持たないことで“奪われるリスクの無い戦闘”を行うことができます。(BOTSでは賞金を持たない者から奪うことができません)
当然、持たない者は狙われるリスクも大幅に軽減するため、その間に装備や資金を回復させることもできるのです。
次の戦闘で勝つことが出来れば「周回数の効果も相まって一気に逆転!」なんてことも実にめずらしくありません!
さらにもっと大事なことは、“賞金争奪レースでは出る杭は打たれる”ということです。
賞金争奪レースであるBOTSで、賞金を多く持っている者が逃げ切るなんてことはできません。
その人はもっとも勝利に近く、また「最も奪うべき賞金」を持ってる相手に他ならないのです。
つまりBOTSは「シーソーゲームになりやすいゲーム」だといえます。
途中ちょこっと滅多打ちにされたからといって(泣)、決して勝負を諦めることなんてないのです。
以上の事柄が、BOTSは「TCG初心者向け」といえる所以です。
ですので、「TCG興味あるけど怖いな」と思っている人や「TCG面白いけど上手い人とはやりたくない」なんて思っている方は、是非とも『スペース・レース・ボッツ』で遊んでみてください♪