数寄ゲームズ @horiken0
2014年秋からゲームマーケットに出展参加しています。
- 「トランプ、トリックス、ゲーム!」専用の弾丸コマを販売します
- 2019/3/4 18:07
大阪ゲムマでは「トランプ、トリックス、ゲーム!」とともに
別売りで3Dプリンター製の弾丸コマを販売します。
こちらは12個セットでイベント価格500円です。
この弾丸コマ、何に使うかというと、要するに獲得したトリックの数を示すために使うマーカーです。
写真のように獲得したカードの上に置いて使用します。
弾丸コマは4色3個ずつのセットとなっていますけども、
3人プレイの時は余った1色を全員で分けて使って貰えればいいかと思います。
※写真のカードはドイツ語旧版なので、日本語版のカードの仕様とは若干異なります。
サイズ感としてはこんな感じで、カードを含めてアミーゴ箱にすっぽり収まるサイズで設計しています。
※写真のカードはドイツ語旧版なので、日本語版のカードの仕様とは若干異なります(2度目)。
ちなみに「トランプ、トリックス、ゲーム!」のカードは
「知略悪略」の57*89mmよりも一回り小さい56*87mmとなっています。
これはスリーブをつけた時にもう少し余裕を持たせたかったためです。
さて、この弾丸コマ。箱に収まるサイズなら同梱でもよかったんじゃないの、
という話もあるんですけども、別売りにしたのは2つ理由があります。
1つ目は生産速度の問題です。3Dプリンターの製造は意外と時間がかかるもので、
これを全製品に同梱する場合、弾丸コマがボトルネックになって供給が遅くなります。
本体を欲しい人の手元に早くお届けしたいこともあって、
同梱を標準にするのは難しいだろうという判断になりました。
2つ目は必要性の問題です。
この弾丸コマ、プレイする上で絶対に必要なものかといえばそうでもなく、
そもそもが原版には存在しなかったものです。
造形自体も単純なので単体で鑑賞に耐えるかといえばそういう美術的価値にも乏しく。
で、これを一律同梱して価格を上げるよりは
欲しい人だけに買って貰った方がいいんじゃないか、と判断しました。
この弾丸コマ、原版からこのゲームに慣れ親しんでいる人にはおそらく必要のないものです。
この弾丸コマは、このゲームを初めて遊ぶ人が混ざる場合を想定して制作したものです。
やはりこのゲームの特徴は「獲得できるトリック数に制限がある」ことに尽きるんですけども、
それが「残弾」という形で視覚的に表現されると
「このトリックを取りに行くべきや、行かざるべきや」を実感しやすくなるんですね。
また、ルールが実体を伴っているとインストも浸透しやすくなります。
このゲームはトリック獲得制限にまつわる様々なルールが盛り込まれたゲームでして、
その中には直感的ではないルールもしばし見受けられます。
例えば「トリックを3回取ったプレイヤーはそのディール中はトリックに勝利できない」
なんてのはその最たるものですけども、これも弾丸コマを交えてインストすれば
「なるほど弾切れだからもう勝てないのか」と呑み込みやすくなるワケです。
「3回までトリック取ってもいいよ」と「3回しかトリック取れないよ」は
意味は同じでもより当事者性が強い投げかけになるワケですね。
あとまあ、単純ながらトリックを取った時になんだか嬉しくなる効果もあります。
不思議なことに弾丸コマをカードに乗せる手続きを加えるだけで、
なんか「よし、狩ってやったぞ!」って気分になるんですよね。
「これはオレのものだぞ!」という実感が湧くんでしょうか。
ただ、逆にいらないトリックを取ってしまった時の
「無駄弾を使ってしまったあああ!」感も凄いんですけども。悲しい。
なので、もしあなたが「トランプ、トリックス、ゲーム!」という
オモシロゲームをより多くの人に知ってもらいたい、
そしてその時間をより充実したものにしたいと思っているなら、
この弾丸コマはその目的達成の大きな助けになることと思います。
もちろん全員がこのゲームを遊んだことがないという状況でもこの弾丸コマは有用です。
ゲームの概要を理解してもらう上で、この3発の弾丸の醸す雄弁さは結構なものです。
やっぱり、遊んで貰うからには楽しく遊んでもらいたいんですよね。
ルールを把握した上でストレスなく遊んで欲しい。
このゲームはやはり少し呑み込みづらいゲームであることは確かなので、
どうしたら少しでも遊びやすくなるだろうかとは色々考えています。
そんなワケでこの弾丸コマ、いかがでしょうか? 快適な狩猟ライフをお求めの方はぜひどうぞ。